ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

日本の大黒柱・安倍元首相が殺害される6

2022-07-20 17:24:41 | 時事
■統一教会の問題が噴出

●安倍氏と統一教会の関係

2022-715
 NEWSポストセブンの本日付け版より。

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 ・・・安倍晋三氏は、祖父や父と違って、旧統一教会とは距離を置いていたという。それというのも、「反共」を掲げていた文総裁(註 文鮮明、ムン・ソンミョン)が1991年に突然北朝鮮を訪問、当時の金日成主席と会談して密接な関係を結んだからだ。
 拉致問題で北朝鮮に厳しい姿勢を取ってきた安倍氏は、そうした旧統一教会と北朝鮮との関係を警戒していたようだ。
 しかしその後、安倍氏が昨年9月12日、旧統一教会系の「天宙平和連合(UPF)」の集会に、こんなビデオメッセージを寄せていることを本誌(註 週刊ポスト)は報じている(2021年9月27日発売号)。
 〈今日に至るまでUPFとともに世界各地の紛争の解決、とりわけ朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁(註 ハン・ハクチャ)をはじめ、皆さまに敬意を表します〉・・・
 安倍氏が旧統一教会と北朝鮮の関係を警戒しつつも、歴史的経緯の中で祖父の岸氏、父の晋太郎氏から続く旧統一教会との関係を完全には断ち切れていなかったことを物語る。そして、その動画を見た容疑者は、犯行に突き進んだという。・・・
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20220716
 日刊ゲンダイの記事より。

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 ・・・旧統一教会による被害者の救済活動を展開する「全国霊感商法対策弁護士連絡会」は今から16年前の2006年6月、当時は内閣官房長官だった安倍氏に公開質問状を出している。安倍氏が、この年の5月13日にマリンメッセ福岡で開かれたUPFの「祖国郷土還元日本大会」に対し、「内閣官房長官」の肩書きで祝電を送ったことに懸念を示したのだ。
 質問状では、①どのような事情で祝電を送ったのか②UPFが統一協会系であることを知っていたのか③今後も統一協会の組織活動について同様の対応をする考えがあるのか──だった。しかし、安倍氏側は何ら回答せず、メディア取材に対して「私人としての立場で地元事務所から『官房長官』の肩書で祝電を送付したとの報告を受けている。誤解を招きかねない対応であるので、担当者にはよく注意した」とのコメントを出しただけだったという。・・・
 連絡会はこうした安倍氏側の対応を批判し、さらなる公開質問状を送付している。内容はこうだ。
 〈貴殿が統一協会の集会に祝電を送るということは、貴殿が統一協会の活動に賛同し、これを激励している趣旨であることは、誤解されようのない事実です。統一協会は、今日もなお、きわめて多数の善良な市民に対し、先祖因縁による脅迫を行い、その資産の全部を奪い取る反社会的活動を継続しています〉
 〈本来、貴殿は、内閣官房長官として、統一協会のこうした反社会的な活動に対し、善良な市民を守るために適切な施策を講じる責任を負っているはずです。そうした役割を期待されている貴殿が、今回の行動により、逆に統一協会の反社会的な活動にお墨付きを与え、これを援助、助長していることについては、法律上も多大な問題を有すると指摘せざるを得ません〉
 〈当連絡会は、貴殿に対し、反社会的な活動を行っている統一協会とのこれまでの関係をきちんと明らかにし、今後は統一協会との関係を絶つよう求めます〉
 この経緯を振り返る限り、安倍氏はUPF=統一教会がどのような団体なのかはハッキリと認識していただろう。政治家として、また官房長官という政府の要職にある身として、この時、弁護団の抗議や申し入れを真摯に受け止め、適切に対応していれば、少なくとも今回の惨劇が起きることはなかったのではないか。
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●日本から多額の献金を収集

20220714
<FBからの取り込み>
 黒木昭弘氏のFBポストより

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統一教会(現・世界平和統一家庭連合)

 資金のの殆どは日本?(略)
 会員数は日本が圧倒的に1位
 統一教会の発表している信者数は以下の通り
 
 1)日本    56万人
 2)韓国    30万人
 3)フィリピン 12万人
 4)コンゴ   11万人
 5)アメリカ  10万人
 6)タイ    10万人

 なんと日本が起源の韓国の二倍近く、一時本部を移したアメリカの6倍近くになる。(アメリカでは警戒されたのか、教祖がFBIに脱税で逮捕されて、活動を大きく制限されたが)
 更に実態でいうと日本が10万人程度(6万人との説もある)、韓国は1万人以下、アメリカも5000人以下との説もある。そうなると信者の大半は日本人、勿論資金も殆ど日本で得ているのではと疑いたくなる。
 日本では信者の収入のかなりの部分を吸い上げているとして、仮に平均年間一人あたり300万で計算すると、年間1,800億円~3,000億円の巨額になる。この他に財産の吸い上げもあるはずだから日本人から取り上げる額は更に大きくなる可能性もある。
 韓国人の友人によると韓国では統一教会は既に宗教団体ではなく「財閥」とされているとか。そうだとすると日本人から巻き上げた何千億円から数兆円がその「財団」の活動資金になっているのでは?
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●統一教会と政治家のつながり

20220714
<FBからの取り込み)
 黒木昭弘氏のFBポストより

――――――
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)

 なんと選挙支援を受けて、自分は会員になっていると認める現職国会議員がいる!

 現役国会議員が選挙で支援を受けたと堂々と認め、統一教会もそれを認めている。
 本日発売の週刊文春と新潮の記事の中で唯一驚いたのは文春のこのインタビューである。
 その国会議員は今回の参議院選でも当選した、自民党参議院議員の「井上義行」議員(比例)である。
 彼は第一次安倍内閣の時の首相秘書官で、安倍派である。
 文春のインタビューで、統一教会に選挙支援を受けたこと、政治信条が同じなので「賛同会員」になったことを認めている。また統一教会側も「参議院選挙で支援をしたことは事実」と認めている。流石にこれには驚いた!両者とも回答拒否も有耶無耶にすることが出来たのに堂々と認めるとは!文春もサラリと書いているだけだが、どんな思惑なのだ?
更に文春は井上議員夫婦が「祝福結婚」の儀式を行っているのではとも書いている。
 僕は統一教会が既に10万人程度の団体になっているのなら、選挙協力はともかく、票としては影響力は少ないと思ったが、井上議員の「全国比例」ではそうでもないとわかった。
 井上議員の比例の個人票は16万5062票で自民党の当選議員 8人中12位(下から1/3)で全国での得票だから高々10万人程度の宗教団体でも当落を左右される可能性もあり、井上議員がリスクを犯しても統一教会票が欲しかったという仮定もあり得るかもしれない。
 文春がもう一名名前を上げたのが北村経夫参議院議員で彼も、昨年の安倍元首相の山口でのライバルの林芳生議員が衆議院への鞍替えで空いた参議院山口選挙区に鞍替えする前は、2013年と2019年の比例区でそれぞれ19人中13番目、18人中15番目の当選と選挙には弱い。(井上議員とは選挙年が別なので被らない)
 統一教会は公明党と共産党以外の政党には選挙の時、運動員を派遣して、お金を出して運動員を雇えないので各党の候補者も非常に重宝しているのは聞いていたが、まさか小さなカルト集団の票で政治家を動かせるとは思っていなかった。参議院の(全国区?)比例の制度は変えたほうが良いかもしれない。
 しかしその前に外国のカルト団体に支援を要請するような議員を公認する政党をなんとかしないと。(略)
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20220714
<FBからの取り込み>
 中原幹雄氏のFBポストを紹介します。

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安倍元首相側近の井上義行氏が大炎上!旧統一教会の「全面支援」で当選していた

 旧統一教会はどこまで政界に食い込んでいるのか。
 7.10参院選で当選した自民党の井上義行議員が、旧統一教会から全面支援を受けていたことが発覚し、ネット上で<これも衝撃!>と驚きの声が上がっている。井上氏は、第1次安倍政権の時、首相秘書官をつとめた安倍元首相の側近だ。
 選挙期間中の7月6日、さいたま市文化センターで開催された旧統一教会の集会「神日本第1地区 責任者出発式」は衝撃だ。
 旧統一教会の幹部が、「井上先生はもうすでに信徒となりました」と紹介し、「必ず勝たなければいけない。勝ちこそ善であり、負けは悪でございます」とゲキを飛ばしているのだ。つづいて井上氏も登壇して挨拶している。
 実際、井上氏は旧統一教会の「賛同会員」になっているようだ。旧統一教会は全国に10万票を持っているという。全国比例で出馬した井上氏は、16万5000票を獲得し当選している。
 現場で取材したジャーナリストの横田一氏がこう言う。
「会場は異様な熱気でした。幹部や井上議員が発言するたびに大きな拍手とワーッという歓声が上がる。熱狂的な信者が自民党議員の集票マシンになっている感じでした」
 はたして、どれだけの自民党議員が旧統一教会から支援を受けているのか。
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20220716
<報道>
 日刊ゲンダイの記事より。

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旧統一教会と「関係アリ」国会議員リスト入手! 安倍政権での重要ポスト経験者が34人も
 
 安倍元首相の暗殺事件でクローズアップされている旧統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)と自民党の関係。山上徹也容疑者(41)の供述によれば、昨年9月に安倍元首相が統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)」のイベントにリモート出席した動画を見て殺害を決意したという。
            ◇  ◇  ◇
 実際、旧統一教会の政界への浸透は凄まじい。日刊ゲンダイは旧統一教会と関係のある国会議員112人のリストを入手。ジャーナリストの鈴木エイト氏が長年の調査によってリストアップしたものだ。
 「統一教会との関わり方はさまざまですが、議員本人のイベント出席や秘書の代理出席、祝電など、教団側が時限的に発表していた画像や残っている公開資料で確認できたものをリスト化しています。公になっていないだけで、関わりのある議員は他にもいると考えられます」(鈴木氏)
 リストを見ると、やはり自民党議員が圧倒的に多い。衆院議員78人、参院議員20人が統一教会系の団体等との何らかの関わりが確認された。野党でも立憲民主党6人、日本維新の会5人、国民民主党2人が関わりを持っていた。そのうち閣僚、党幹部の経験者だけでも34人に上る(別表)。
 イベント参加や祝電のほか、米国で発行されている統一教会系の日刊紙「ワシントン・タイムズ」や機関紙「世界日報」にインタビューなどが掲載されたケースもあり、献金を受け取っていた議員もいる。

統一教会から支援を受ける議員を政務三役などにどんどん登用 自民党議員は98人
 そして、旧統一教会との関わりが認められる議員の多くが、第2次安倍政権以降、大臣や副大臣、政務官などに起用されてきた。2019年の第4次安倍第2次改造内閣では、閣僚20人のうち10人が旧統一教会関連だった。
 「以前はこれほど関係を大っぴらにはしていなかったのですが、第2次安倍政権以降、教団も政治家も親密な関係を隠さなくなった。安倍元首相が統一教会から支援を受ける議員を政務三役などにどんどん登用したため、アピールするかのように国会議員が統一教会系のイベントに関わるようになりました。『頼まれてメッセージを送るくらいよくあること』と擁護する声もありますが、政治家の影響力を考えれば、これだけ問題のある団体に祝電を送ればお墨付きを与えることになる。それが新たな被害を生むかもしれないということは少なくとも考えるべきでしょう。『統一教会の関連団体とは知らなかった』では済まされません」(鈴木氏)
 大メディアは旧統一教会を糾弾するだけでなく、政治とのズブズブ関係もしっかり報じるべきだ。
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20220719
<FBからの取り込み>
 黒木昭弘氏のFBポストより。

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 統一協会を調べれば調べるほど不思議で理解できないことは、これほど反日、嫌日的団体に、何故に保守系(自民党とは限らない)議員が親密感や利用しようと考えるかだ。
 韓国の統一教会では『日本は"エバ国家"で「サタン(悪魔)の国」であるため、贖罪として「金のなる木」の役割を担い、"アダム国家"である韓国と国内外の統一教会に全てを捧げるべき』との反日教義が教えられている。
 同じことだが、韓国版の統一教会の「文鮮明先生御言選集」に実際に『文鮮明の教え(教義)の一つとして、文教祖の恨(ハン)を晴らすのは「エバ国家日本をアダム国家韓国の植民地にすること」「天皇を自分(文鮮明)にひれ伏させること」としている』
 勿論「金のなる木」の日本の統一教会ではその部分は全くカットされているが。
 実際に韓国では文鮮明に統一教会の日本人幹部が扮する「天皇」がひれ伏す儀式が毎年行われていたとの告発がある。
 統一教会の広報誌「世界日報」の編集者が、統一教会から(権力争いで?)解任された後、その手記の中で『統一教会会長久保木修己が昭和天皇の身代わりで文鮮明に拝礼する秘密儀式があるという内容』があり、更にその詳細を暴露するおそれがあるとして、この元編集者が勝共連合関係者と思われる人物から襲撃され瀕死の重傷を負った(副島襲撃事件)事件まで起こっているが、何度も危険な状態に陥り、2度の大手術の後になんとか生き延びた事件にも関わらず、この襲撃事件は殺人未遂事件としてではなく、傷害事件として捜査された、結局犯人が特定されずに時効を迎えたのも不可解である。(被害者は犯人をある程度特定していたにも関わらず)
 添付した動画は1998年に韓国が通貨危機に陥りIMFの管理下に陥った時、統一教会も危機意識を持ち、更に日本からお金を調達するべく、日本の信者一人当たり160万円( )を新たに集めるべく韓国人を日本に送り込んで金を毟るための会議のビデオ(変な日本語発音から、ハッギリ・ハッギリ統一教会ビデオと通称言われている、裁判でも正式に証拠認定されたもの)
 もう一度いう、日本という国を徹底的に馬鹿にして、天皇陛下まで侮辱するこんな団体になんで日本の「自称愛国者」の先生方が便宜を図ったり、支援を嬉々として受けるのか私には全く理解できない。
―――――

20220720
<報道>
 日テレNews より。

―――――
19日午後8時、自民党の青山繁晴参議院議員が取材に応じました。

――自民党と“統一教会”に関係があったのか?
自民党 青山繁晴議員 「そうですね」

 青山議員は18日、自身のブログで以下の内容を明らかにしました。 “統一教会”と自民党議員との関係(青山議員のブログより) 「(参院選前に)良心的な議員がわたしにこう語りました。『所属する派閥の長から(旧)統一教会の選挙の支援を受けるようにと指示されたが、断った。そのため派閥の長は、その分の票を別の議員に割り振ったようだ』」 「わたしがこの派閥の長に、事実関係を問うたところ、『各業界団体の票だけでは足りない議員については、(旧)統一教会が認めてくれれば、その票を割り振ることがある』との率直な答えがありました」

――この「派閥の長」の名前は公表しない?
 自民党 青山繁晴議員 「しません。ご本人が…というなら別ですけど、私の方からすることはないです」

――相談した議員は“統一教会”からの支持を拒否し選挙活動に臨んで、当選した?
 自民党 青山繁晴議員 「当選したか、落選したかは言えないです」

 核心に迫る質問については明言を避ける一方、「教団と政治の関係は、昔から与野党限らずある」と証言しました。

 自民党 青山繁晴議員 「彼(相談された議員)がなぜ僕に話したかというのは、やっぱり正すべきことがあるから話されたんだと思うんで。安倍さんが健在であれば、それも諫言(かんげん)申し上げたと思うので…無念の限りですね」 「派閥の長」の名前こそ明かしませんでしたが、「安倍元首相に諫言したかった」と話しました。
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 次回に続く。

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