goo

●小説・・「じじごろう伝Ⅰ」..登場人物一覧(長いプロローグ・狼病編)

(登場人物一覧)

吉川和也: 小学三年生で地域の小学生草野球チームに所属していたが、隣町に引っ越し電車通学になった際にチームを脱退した。内気で独り遊びが好きな性格で家の中に籠りがち。吉川家の長男。スーパードッグ·ハチと仲良くなって、半テレパシーで会話付き合いをする内に、子供ながら、しっかりして存在感のある人格に変わって来た。家の近くにある広い森林公園にいる謎の老人、じじごろうとも仲の良い付き合いがある。その内にサイキックとなったが、どのような能力を出せるのかは未知数。

ヒトオオカミ: ふだんは柔和なこぶとりのアジア人。見た目は善良なサラリーマン風の中年手前くらいのおじさん。しかして実体はモンスターの1人。俗にいう狼男で、満月の夜に完全な狼男の姿になる。その能力は猛獣など及びもしない怪力や跳躍力を持つ。昼間の人間時は能力は発揮できず、くたびれたサラリーマンほどの力しかない。妖魔として二百年以上生きている。

ロバート·シルバーウルフ: 長身で体格が良く紳士然とした白人医師。東ヨーロッパの風土病である狼病の研究者で、狼病治療薬を開発し狼病感染者を救っている。実は狼男であり、アジア狼であるヒトオオカミよりも一回り大きな銀色狼化身のモンスター。妖魔としても圧倒的強さを誇る。

吉川和臣: ワカト健康機器産業営業部係長。仕事熱心な会社員で腕利きの営業マンでマイホームパパという模範的な市民だったが、蛇姫に狼病感染させられた挙げ句、妖魔の一種、使い魔のモンスター·蜘蛛男に変身させられ、蛇姫一派のアジト-ビッチハウスに籠っていた。ビッチハウス内でヒトオオカミに倒される。その後、狼病治療薬を施されたが意識が戻らないまま病院に収容されて眠っている。

大佐渡真理: 社会福祉施設の現場職員。サイキック。人体発熱·発火能力を持つが、自分でコントロールできず苦悩している。子供の頃から霊感が強く特殊な体質であるが、それを隠して生きて来た。子供時分から自分の特殊な体質に、独り悩み続けている。在吉丈哉は交際する恋人。丈哉は真理が霊感が強いところまでは知っているが、それ以上の能力に関しては知らない。

岡石浩司: 吉川和也が所属していた、地域の小学生草野球チームのコーチをボランティアでやっている、地域郊外に立つ総合大学の理系工学部の大学院生。マイカーの大型乗用車で野球チームの子供たちの送迎までやっている。

中村達男: ワカト健康機器産業社員。歓楽街遊興が大好きで、いつも会社近くの飲み屋や風俗に通っている。結婚して後、金銭の問題が大きく遊びの時間が取れず不満が多い。キャバクラのホステスにご執心。今は、先輩や同僚の懐を宛にして歓楽街に行くことを生き甲斐のようにしている。自己中な性格もあって仕事はサボりぎみだが憎めないキャラクターで、ときどき幸運に恵まれて営業成果を上げることがあり会社としても無下には扱えない。

在吉丈哉: ワカト健康機器産業社員。営業部所属の若手平社員。中村達男·藤村敏数の後輩。大佐渡真理の恋人として交際していて、悩みの多い真理を何かと気遣っている。高校生時代は甲子園を目指した球児で、仕事は真面目にこなす。割りとカタブツなところがある好青年。

藤村敏数: ワカト健康機器産業社員。中途採用で入社したので中村達男よりも1歳年上だが営業部の後輩になる。元は大佐渡真理と同じ福祉施設に勤務していて、大佐渡真理と有吉丈哉を引き合わせた。ハンサムでけっこう女にモテる。保育士の有馬悦子とは結婚を考える恋人関係だが、福祉施設勤務時代の恋人-城山まるみとは切れずにいてトラブルがある。藤村、中村、在吉の3名は吉川和臣係長の部下になる。

城山まるみ: 藤村敏数と男女の交際をしていたが、敏数が転職したのを機に疎遠になり、敏数を忘れられずにいる。狼病に感染したおタカ婆さんに噛まれて狼病感染し、病院を抜け出た後ゾンビ化する。自分の意識を失ってモンスターと化し、敏数の現恋人-有馬悦子を襲撃した後逃亡し、蛇姫一派の巣窟-ビッチハウスに潜伏していた。後日、深夜に、勤務する職場に現れ、日頃パワハラを受けていて内心恨みを抱いていた副施設長を襲撃する。超能力を発現した大佐渡真理に追い払われた後、ロバート·シルバーウルフの攻撃で失神させられ治療薬を注射されるが、意識が戻らないまま病院に収容される。

有馬悦子: 藤村敏数の結婚まで考える恋人。敏数のアパート訪問時に、ゾンビ化した敏数の元恋人-城山まるみに襲撃され殺害される。

かえで: 中村達男行き付けのキャバクラ-ギャラクシーのキャバ嬢。いつの間にか狼病に感染し、妖魔-蛇姫一派のアジト·ビッチハウスに籠っていた。中村達男をキャバクラのハッスルタイムのベロチュー(ディープキス)で狼病に感染させた。その後、狼病治療薬で回復した。

吉川愛子: 吉川和臣·智美の長女。中学二年生。二人姉弟の和也の姉。勝ち気ではっきりした性格だが心優しい面も持つ。ムチャをせず堅実なしっかり者で、内気で独り遊びが好きな弟·和也が愚鈍に見えて馬鹿にしてたが、途中から存在感の変わった弟に驚異を感じている。スーパードッグ-ジャックに助けられることが多い。スーパードッグ-ハチと仲の良い弟を羨ましく思っている。

吉川智美: 吉川和臣の妻。愛子・和也の母親。37歳。パートタイムで事務仕事をしている。細身でショートヘアにした活発な美人。見た目ボーイッシュで、おっちょこちょいな面もあるが有能でしっかり者。だんだんと人が変わり行き、人格崩壊して行っている夫・和臣を気持ち悪く思い、危険を感じて、二人の子供を連れて家を出て、実家に居住する。父母は実家で健在。

中村亜希子: 中村達男の妻。一年前に結婚し、自己中性格の達男も頭が上がらない賢妻。福祉専門学校の講師として働いている。達男がキャバクラのホステスとのディープキスによって狼病を感染させられていたことを知って、自宅の花瓶で頭を叩き大ケガをさせた。

杉山孝子: 中村達男が通い続けている歓楽街の主(ヌシ)のような、長年、水商売や売春で生きて来た老婆。通称、おタカ婆さん。高齢になってもときどき客を取る、その道の強者。歓楽街で狼病に感染し、病院に収容され、ゾンビ化して、今度は自分が院内で数人を襲い感染させた。城山まるみの感染元。

宇羽階晃英: 社会福祉施設の現場主任。典型的サラリーマン気質で会社のイエスマンだったが、施設オーナーサイドの上司-副施設長の社会人常識として異常な犯罪的命令に納得行かず、上司の副施設長に逆らい、最終的に副施設長から殺されかけるが事務長=吉高春美に救われる。

蟹原友宏: 社会福祉施設現場職員。剣道三段で高校~大学時代の大会上位入賞の常連。体格の良いスポーツマン体形で、自宅では我流で格闘技の練習を積んでいる。類い稀な巨根の持ち主で、24歳になっても成長を続け大きくなっていて興奮時はだいこんほどの大きさになる。からっとした男くさい性格ではっきりしていて女にモテる。一時期、大佐渡真理とも付き合っていたが、大学時代の恋人との二股がバレて破局した。その後、沢多田文香とも交際した。モンスター化した城山まるみが深夜の施設事務所に侵入し副施設長を襲撃した際、まるみと戦ったが負けてしまった。このとき副施設長も蟹原友宏も一度狼病に感染したが、現れたロバート·シルバーウルフの治療薬の注射で回復した。

山崎征吾: 社会福祉施設一年生のまだ新人にあたる若手現場職員。大学在学中に社会福祉系の難関資格を一発合格した秀才。見た目は真面目でおとなしそうな若者で好青年に見えるが、実は無類の好色青年で度を外れた女好き。身体は小さいが常に精液を作り出す肉体は精力絶倫。セフレの女の子、シングルマザーのおばさん、デリヘル嬢や立ちんぼと、毎日のように性交を繰り返す日々を送っていて金欠ぎみ。案外、臆病な性格で気は小さい。

坂戸善文: 社会福祉施設の若手職員の1人。職場の慰労飲み会の席で酔った副施設長に詰められ、もともとパワハラ気質の副施設長から本人の人格否定された上に両親の悪口まで言われて貶められ、その席で号泣してしまった。そのことを深く恨みに思い、後日、ファミレスで平の職場仲間ばかりで集まったとき、みんなに本物の殺し屋に依頼して副施設長を亡き者にしてしまうことを提案する。みんなが真に受けず笑って済ませたことから、独り悶々と副施設長への復讐心を募らせている。

沢多田文香: 社会福祉施設現場女子職員。学生時代バレーボールをやっていたスポーツ女子で長身でスタイルの良い美人。男にモテるため恋愛関係が派手。蟹原友宏とも一時期付き合っていた。

吉高春美: 社会福祉施設管理部に勤める事務長。事務長は表の顔で、その実体は施設長直属の凄腕の殺し屋。施設長が事業を行っていくにあたり、障害となるような事柄の撤去のための汚れ仕事を引き受けて来た。拳銃、ナイフ、ロープ使い、毒殺などさまざまな殺人術に長ける。裏の顔を知っているのは施設長だけである。

副施設長: 社会福祉施設の副施設長。施設の管理部の長として主に現場職員の管理業務にあたる中年男性。プライドが高く劣等感が強くヒステリックな性格で、職場のパワハラの鬼であり、多くの職員に嫌われている。施設オーナーサイドに逆らう職員を許さない。自分に逆らった大佐渡真理を3名の部下を使って拉致し山に連れて行き拘束する。4名の男性での凌辱を謀るが真理の超能力の反撃に合い失敗する。最後は管理部の事務長-吉高春美に射殺された。

施設長: 大佐渡真理が勤める社会福祉施設のトップの施設長。やり手実業家の面を持つ中年女性。副施設長を自分と施設の用心棒役として使い、職員の管理を任せていたが、施設長の存在を無視して施設地下に賭博場など遊技場や成人娯楽施設など違法施設の建造を行っていたので、子飼いの殺し屋-吉高春美に副施設長を始末させた。コントロールの利かなくなった駒は排除する冷徹な面も持つ。

トカゲ男: 300年近く生きた南洋地域のオオトカゲの化身。妖魔。人間の姿で居るが、容貌は爬虫類のような顔をしており、手指は爪が鋭くトカゲに似た形なので、いつもサングラスやマスク、手袋などで露出を抑えている。牙や爪に毒を持ち、平然と人間を殺す性格で人間の子供などを食べる。蛇姫を「奥方様」と呼んで慕い、その子分。ロバート·シルバーウルフを恐れて逃げ出した蛇姫に落胆し、軽蔑して蛇姫の元を離れた。ヒトオオカミと決着を着けるべく対峙したが、現れたジャックにいとも簡単に倒された。

蛇姫(奥方様): 古代エジプトでクレオパトラを咬み殺した毒蛇の化身という伝説を持つが、実は数百年前に、アラビア半島で200年以上生きて妖魔となった有毒大蛇の化身。普段は中年女性の容姿で居る。邪悪な精神の持ち主で、いつの時代も世界の各地で東ヨーロッパの風土病である「狼病」を蔓延させて、人間社会を混乱させようとしている。人間の数倍、猛獣以上の力を有し、幾つかの超能力を使う、残忍で冷酷な性格の妖魔。銀色狼男=シルバーウルフが治療薬を使って狼病感染者を回復させて行くさまに、日本で狼病パンデミックを起こすことを断念し、シルバーウルフを恐れて大陸へ逃亡した。

ハチ: スーパードッグ。(2013年版 登場人物一覧 参照)

ジャック: スーパードッグ。(2013年版 登場人物一覧 参照)

じじごろう: 謎の超人的な老人。(2013年版 登場人物一覧 参照)

 

(2013年版)「じじごろう伝Ⅰ」長いプロローグ編・狼病編-登場人物一覧 2013-5/28

◆じじごろう伝Ⅰ 狼病編1(2012-8/18)

◆じじごろう伝Ⅰ 狼病編2(2012-9/7)

◆じじごろう伝Ⅰ 狼病編3(2012-9/18)

◆じじごろう伝Ⅰ 狼病編9α(2013-4/9)

◆じじごろう伝Ⅰ 狼病編9β(2013-4/9)

◆じじごろう伝Ⅰ 狼病編12(2016-2/20)

◆じじごろう伝Ⅰ 狼病編15(2018-2/28)

◆じじごろう伝Ⅰ 狼病編18(2019-5/31)

◆じじごろう伝Ⅰ 狼病編22(2021-4/29)

◆じじごろう伝Ⅰ 狼病編23(2022-1/14)

◆じじごろう伝Ⅰ 狼病編24(2023-5/24)

◆じじごろう伝Ⅰ 長いプロローグ編1(2012-1/1)

◆じじごろう伝Ⅰ 長いプロローグ編12(2012-8/4)

※この物語はフィクションであり、実在する団体·組織や個人とは全く関係がありません。また物語の登場人物に実在するモデルはいません。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「鉄腕マキ」... ●小説・・「じ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。