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●TV番組・・ 「嘉納治五郎」

 NHKの“歴史ヒストリア”で柔道の神様、世界柔道の生みの親、講道館創設者、教育者“嘉納治五郎”をやっていて面白かった。教育者であることも含めてだいたいのところは知っていたが、改めて立派な人だったんだなあ、と感心する。

 戦前、アジア世界発展の足掛かりとしてまでも考え、日本国への国際オリンピック招致活動に尽力したことは知らなかった。


 晩年はそのため老体の身で何度も海を渡り欧米を飛び回っていた。軍閥の戦争突入で結局2年後の東京オリンピックは叶わなかったけれど、それから26年、戦後昭和39年に開催実現した。

 日本柔道の開祖というだけでなく、明治以降の近代日本の国作りに貢献した偉人だったんだ。日本最初の高等師範の最初の学長だし。

 見ていて“コンデコマ”を思い出した。90年代に長く当時の週間ヤングサンデーに連載された柔術格闘漫画だ。ブラジルでコンデコマと呼ばれた嘉納治五郎の弟子、前田光世の物語。柔道家前田光世が欧米から南米まで世界中を異種格闘の武者修業を重ね、日本柔道を広めていく実話に基づいた熱血格闘巨編の漫画作品。

 当時の僕は武道・武術オタクだったから、この漫画には熱中して全巻読んだ。90年代は特に、コンデコマの教えた柔術が始祖となるグレイシー柔術が日本や世界の格闘技界を席巻した時代だしね。

 

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●TVドラマ&漫画・・ 「怨み屋本舗」 ..(3)

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 18日の放送で、いよいよ「怨み屋本舗」シリーズ第2弾、「怨み屋本舗Reboot」も最終話前編放映が終わり、残すところ後1回の放送となりました。
 正直、僕自身としては、前回の06年放映版オリジナル「怨み屋本舗」や、そのスペシャルの07年08年新年放送分の2時間ものの方が、ドラマとしてはずっと良かったと思いました。主人公の“怨み屋”のビジュアル的魅力でも、06年放送のオリジナル「怨み屋本舗」の方がぐんと良かったよーな。どうしてかよく解らないけど、古い方が綺麗でもっと魅力的だったよーに思う。その、女優、木下あゆ美さん扮するキャラ、“怨み屋”自体がですね。美しかった。「かった」と言うと怒られますが。
 06年版の「怨み屋本舗」では、最初からずっと、30分ワクの中で1話完結してたんですけど、最後の方の回に来て2話くらいが、前後編に分けて2週放送で1話完結にしてました。それはそれで面白かったんですけど、全般的に、古いシリーズの方が番組自体がもっと、引き締まっていたよーな感じを持ちますね。今シリーズ「怨み屋本舗Reboot」よりも、前回のシリーズの方や2時間スペシャルの方が面白かったように僕は思います。今回の「怨み屋本舗Reboot」の方がお話の随所に誇張が多過ぎるような。全般にデフォルメが過ぎたかな、みたいな。漫画原作からのエンタティンメントドラマ、ということで安易にデフォルメが過ぎて、コミカルに走り過ぎ、リアリティーがなくなり過ぎたかな。勿論、それは初めのシリーズ分でも同じような体裁ではあったんですが、全体的にドラマが引き締まっていて、今回よりも感じられるリアリティーがあったように思える。

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 でも、主演の木下あゆ美さん、素敵な女優さんですね。ドラマ「怨み屋本舗」06年版をDVDで見たとき、一発で虜になったよーな感じで、わあ~、ゾクゾクッとするミステリアスな雰囲気で魅力的ィ~、とその美貌に憧れたものですが、それは07年08年放送のスペシャル版(※スペシャル1は08年1/6,スペシャル2は09年1/7の放送でした。)でも変わらないんですけど、どーもなあ、今回の第2弾放送では、こう言っては大変失礼になるんですが、その美貌が劣化したよーな。そんな何か、ちょっとした失意感を持ちました。勿論、木下あゆ美さんはとても素敵な女優さんだと思っています。前回、06年版「怨み屋本舗」では、“怨み屋”の肩に掛かるロングの髪の時と、標的にトラップを仕掛けに現れる時の、ショートヘアでスーツ姿のスタイリッシュフォーマルな時の違いが、驚くほど差異があり、またそれがどちらの恰好でも抜群に魅力的で、両方憧れを持って見てたんですけど、何だか理由がよく解らないんですけど、僕の感じた魅力は、今回の「怨み屋本舗Reboot」の主人公“怨み屋”では半減しちゃったなあ。本当にこういうのはとても失礼なのですが、その、美貌が少々劣化したよーな。ごめんなさい。木下あゆ美さん、素敵です。

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 女優、木下あゆ美さんの名が知れたのは、子供向けの特撮ドラマ「特捜戦隊デカレンジャー」でのヒロイン役かららしいですね。僕は04年にテレ朝系で放送されたこのドラマを見たことなかったし、TVドラマには細かいところまで詳しくないものですから、「怨み屋本舗」を知ってドラマを見るまでは、木下あゆ美さんのことは全く知りませんでした。01年02年頃から、TVドラマの脇役でけっこう出ている美人女優さんで、映画にも出演作品は多く、ホラー映画では主演もあるようですね。オリジナルビデオ映画にも出演している。YouTubeで見た「特捜戦隊デカレンジャー」のヒロイン役、ジャスミンは、不思議ちゃん系のエキセントリックなキャラクターを演じていますが、「怨み屋本舗」シリーズの“怨み屋”の役は非常に個性的な独特なキャラクターを演じています。ゾクゾクッと来るセクシー感と、正にミステリアスな、恐さを含んだキャラクター。木下あゆ美さんはうまい女優さんですね。実力派女優と呼ばれる素質を大いに持った女優さんだと思います。

 原作漫画は、集英社の青年漫画誌ビジネスジャンプ系に、2000年から長期に渡って連載が続く、漫画家・栗原正尚氏作画の人気漫画作品です。シリーズ化していて、「怨み屋本舗」本編は一応07年で連載終了したものの、読者人気が強く、すぐに同シリーズの外伝的続編、「怨み屋本舗-巣来間風介」の連載が始まり、その後09年から、今回のドラマの原作編となる、「怨み屋本舗Reboot」が連載されています。

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 「怨み屋本舗」シリーズの物語の内容は、昭和の昔から継承する、いわゆる“仕事人”のシリーズのモチーフというか、テーマの同じ線上にあるドラマですね。“仕事人”は、「必殺シリーズ」とも言いますけど、昭和中期に作家・池波正太郎がヒットさせた時代小説を原作にした、時代劇ドラマ「必殺仕掛人」がTV人気を呼び、それを皮切りに、時代劇のいわゆる“正義の殺し屋”を主人公にしたドラマシリーズが、昭和期が終わり平成の初め頃までえんえんと続いてお茶の間の人気を得て来ました。本当に、タイトルを変え配役を変え趣向を変え設定を変え、途切れることなくこのシリーズは続いていました。20年に近いような間を空けて、ついこの間、今年6月まで21世紀の新シリーズで「必殺仕事人2009」が半年間放送されていました。時代劇ではお上の目といいますか、法の網目をすり抜け、かいくぐって、秘密裏に冷血極悪非道をふてぶてしくも行い続けている悪人たちを、法の下ではなく、闇の中で秘かに始末して行く殺し屋稼業。“殺し屋”だから仕事料としての始末代をクライアントからいただく。「怨み屋本舗」の怨み屋を中心とするメンバーたちは、この現代劇版ですね。“怨み屋”はクライアントからの依頼で、実際の殺しか社会的抹殺の方法で、依頼人の恨みを晴らして行く。昭和の時代にも、このテーマでの現代劇ドラマも作られていますけど、このテーマではやはり時代劇の「仕事人シリーズ」が有名ですよね。

◆(2009-07/31)TVドラマ&漫画・・ 「怨み屋本舗」 ..(1)
◆(2009-08/04)TVドラマ&漫画・・ 「怨み屋本舗」 ..(2)
◆(2009-09/20)TVドラマ&漫画・・ 「怨み屋本舗」 ..(3)

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●TVドラマ・・ 「ターミネーター」

 映画の「ターミネーター4」は評判はよろしくなかったみたいだけど、TVシリーズの「ターミネーター~サラコナークロニクルズ」は面白い。少なくとも僕には面白いドラマだ。アメリカ本国では視聴率が芳しくないと打ち切りになったそうだけど。第1シーズンの視聴率は好調だったけど、第2シーズンはだんだんと視聴率は落ちていって悪くなったんだとか。それで打ち切りとは撮った分は放映して新たには製作しないということだろう。


 確かに、映画の2時間ちょっとで一応お話の決着をつけるのとは違って、毎週毎週放送されるTVのドラマは長い。良くいえば緻密に描いてやたら長い。簡潔に終わる映画と違い、いらないよーなエピソードが必ず入る。長くなれば長くなる程それが増える。「ターミネーター」のTVシリーズにも勿論それは見られる。だけど僕自身はけっこう好きなのである。


 あれは、平和で普通の市民生活の日常の社会の舞台に、とんでもない化け物の異形の者から逃げ続け戦い、人類滅亡を防ぐ手掛かりを捜すという、もうパニック状態にあるような親子の切迫した瀕死の状況が、人知れぬ如くひっそりと進行している、という物語である。
僕、このシチュエーションがけっこう好きなんですよね。平和で普通の市民生活の日常の社会に、人知れず静かに進行している恐怖。というの。

 映画版の限られた時間の中で慌ただしくお話が進むのに比べて、物語の時間の流れがゆっ たり感があって、日常性がていねいに描かれていて、TVシリーズのドラマの、ゆったりのびのび感も良いんだよね。それが退屈なんだ、と批判的に見る人も多いんでしょうけど。

 アメリカ製作TVシリーズ第3段となる第14話~22話の分のDVDボックスはこの9月30日発売。日本での地上波初放映は10月からフジテレビ深夜ワクで毎週土曜。一応の予定は来年3月までか。

 僕はまだ見ていない映画「ターミネーター4」はあんまり期待していない。舞台が荒廃した未来の戦場だから、どーも僕のティストには合わない感じなんだよねえ。

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●漫画&映画・・ 「20 世紀少年」

 実写版「20世紀少年」は3部作の大作映画だけど、スケールの大きさを誇示するには、何か内容は陳腐に見えるよーなシロモノに、僕には見える。SFなのかも知れないが“大作映画”と呼ぶにはお粗末な内容だと思える。

 大長編漫画であるコミックス全22巻の途方もない長さの内容を、実写でお話を取り急ぎ説明した、というだけの内容にも見える。極端な言い回しになるかも知れないが、この大長編SFはこんな物語なんですよ、と紹介しただけの映画に見える。

 浦沢直樹の魂心の力作漫画作品「20世紀少年」は、映画では、あんなものではない、というくらいに表現出来ておらず、作品はやはり漫画でしか生きておらず、作品の面白さ、高度な内容は漫画でしか味わえない。やはり漫画作品と映画は別物だ。

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●漫画・・ 「よたろうくん」

 “よたろうくん”は僕が生まれて初めて爆笑した漫画だ。“おそ松くん”よりも先である。僕が漫画を読み始めたのは多分、6歳の終わり頃だろうと思うんだけど、“よたろうくん”を初めて読んだのは多分、7歳になったばかりくらいだと思う。“おそ松くん”を初めて読んだときは、もう7歳を何ヵ月も過ぎていた。と思う。それは、多分、アリババと40人の盗賊のパロディー版の現代劇ギャグだ。ったと思う。


 初めて読んだ“よたろうくん”で大爆笑したのは、五月みどりさんのあの時代の流行歌から、「一週間に十日来い」の1フレーズで、これがまだ小学一年生だった僕のデキの悪い脳にハマッた。当時そのとき笑い転げたのを記憶している。

 ただそれだけ。思い出したもんで。
 あ、そうだ。五月みどりさんの歌を知ったのは、その後だ。

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