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素浪人 月影兵庫

 2023年に入ってね、2月か3月頃からかな、YouTubeにて「東映時代劇」にて昔の時代劇·剣豪ドラマ「素浪人 月影兵庫」が1話から連続して動画配信され、6月で20話くらいまで来たのかな、毎週回が更新されるごとに前回の動画はなくなるのですが、僕は1回からずっと見続けて、途中、エピソード終わりまで見なかった回も幾つかありますが、だいたい18話くらいまで見て来ました。

 2023年6月30日時点でYouTube配信の週代わりで進んで行く無料配信の「素浪人 月影兵庫」第1シーズンは、全26話の内、第23話だな。19話くらいから全く見てないけど。

 昔のモノクロ時代劇ですが、面白かったです。五十数年前の子供の頃、当時の白黒テレビで一度見てるのですが、当然、細かな内容はすっかり忘れていて、物語の設定だけ覚えていて、初めて見るドラマのように楽しめました。

 昭和のモノクロ時代劇-連続ドラマ「素浪人 月影兵庫」が放送されていたのは1965年(昭和40年)10月からで、人気の高い時代劇·剣豪ドラマで、第1期が66年4月で終了すると、第2期が67年1月から放送開始されました。第1期は全話26回でしたが、第2期は何と68年12月まで全部で108話も放送されました。65年から68年まで全話モノクロ放送でしたね。

 1965年は僕は小学四年生で10月はまだ9歳でしたね。連続時代劇ドラマ「素浪人 月影兵庫」はもともと原作の時代劇剣豪小説があって、南條範夫氏という東京帝国大学卒で直木賞と吉川英治文学賞を受賞した、昭和の時代劇小説のベストセラー作家の人気シリーズ小説作品「月影兵庫シリーズ」が原作です。

 「月影兵庫シリーズ」は作家·南條範夫氏によって、1958年から剣豪もの大衆小説としてシリーズで書き続けられていたようですが、勿論、僕は「月影兵庫」の原作小説を読んだことはありません。

 ただ「月影兵庫」は当時コミカライズされていて、貸本漫画なのですが、貸本漫画出版専門の日の丸文庫(光伸書房)からハイコミックス全1巻で刊行されてますね。僕はこの漫画本を当時毎日通っていた貸本屋から借りて来てます。多分、1965年の秋以降か66年だと思います。この漫画版のタイトルは「月影兵庫-上段霞斬り」ですね。

 

 社領系明氏·作画の貸本漫画版「月影兵庫」を調べて行ったら、このシリーズで2巻刊行されてて、1冊は「月影兵庫-上段霞斬り」で2巻目は「月影兵庫-片腕の男」になってます。初出発刊は「上段霞斬り」が1967年3月、「片腕の男」が同4月になってますね。いずれも従来のA5判貸本サイズではなくて新書版コミックスですね。

 だから僕の記憶の毎日通っていた近所の貸本屋から65年の秋以降か66年春までに借りて来た、という記憶は間違っていたことになる。僕が毎日通っていた近所の貸本屋は66年4月中に閉店してしまいましたから。ということは、大通り挟んだ向こうの隣町になる貸本屋で借りたのかな?それは記憶してない。謎だ。隣町域になる、大通り挟んだ向こうの貸本屋には滅多に行かなかったからなぁ。

 まぁ、とにかく僕が借りた漫画版「月影兵庫」は「上段霞斬り」の方の1冊ですね。時代劇劇画の絵があんまし僕の好みでなくて借りて来たものの僕はパラパラくらいしか読まなかったと思う。

 社領系明氏という方は、神戸生まれで大阪で活躍された漫画家で、主に貸本漫画で時代劇を描いていて、大阪日の丸文庫(光伸書房)の時代劇アンソロジー誌「魔像」などに時代劇短編を載せていて、勿論、貸本単行本の長編漫画もいっぱい発表しています。昭和3年生まれの方らしいですね。

 

 日の丸文庫以外の貸本出版社でも描いていたみたいですけど、日の丸文庫の漫画が有名ですね。タマに、昭和30年代の月刊少年誌に作品を描くこともあったようですけど。

 小学生時代の僕は、忍者漫画は好きだったけど、剣豪ものも含めて時代劇漫画があまり好きではなくて、僕の毎日貸本屋に通っていた時代、貸本漫画に時代劇ものも多かったんですけど、あんまり借りて来なかったなぁ。時代劇でも怪談·怪奇ものはときどき借りて来てたかも知れないけど。

 週刊少年マガジンでさいとうたかを氏の「無用ノ介」が始まった頃は、1967年で僕も小六で11~12歳だから、時代劇漫画もそのくらいの年齢になると剣豪ものはけっこう愛読したけど、だいたい小一~小五くらいまでは時代劇はほとんど忍者漫画だけだなぁ。怪奇ものもタマに読んでたけど。

 怪奇もの時代劇は僕は怖がりだったから怖いもの見たさで幽霊もの妖怪ものを借りて来て、読後に怖くて怖くて眠れなくなってたと思う。夜中にトイレに行けないとか。

 

 漫画家·社領系明氏の名前は、ハイコミックスの「月影兵庫-上段霞斬り」で初めて知ったくらいで、貸本屋には本棚に作品は並んでたんだろうけど、ほとんど読んだことない状態だったな。

 日の丸文庫発行の時代劇アンソロジー誌-貸本漫画「魔像」は、僕が小学生時代毎日通っていた貸本屋に、ちょくちょくあったけど、ほとんど借りて来てないような気がする。平田弘史氏とか臣新蔵氏とかの短編剣豪劇画が収録されてたけど、小学生の頃は趣味じゃなかったから読まなかったなぁ。

 もっとも平田弘史先生の貸本の長編漫画は読んだ記憶が幾つかある。おぼろげな記憶しかないが、“無双怪力術”を会得した剣豪の物語を読んだ記憶はあるなぁ。あと、平田弘史さんの、残酷描写が話題となった、武士社会の復讐劇の漫画と。これは何となく記憶してる。

 僕は小学生時代、貸本屋さんで必ず貸本単行本2冊借りてたから、読んだ本ばっかりのときは、趣味じゃなくても多分、時代劇漫画も借りて帰ってて、パラパラでも読んでたんだと思う。平田弘史さんの作品は読み初めて見ると意外と面白くて割りとしっかり読んだりもしてたのかな(?)。

 貸本時代劇漫画でも怪奇ものは割りと読んでたように思うなぁ。

 テレビの連続ドラマの「素浪人 月影兵庫」も、小学生時代は毎週毎週面白く見ていたけど、さすがに数十年経って爺さんになってから見ると、だいたいエピソードのパターンが何通りか決まっていて、何回も続けて見てると飽きるなぁ。もう起承転結のパターンが解っちゃってて。

 CMも入れて番組終わり後にニュースか天気予報があるから、54分くらいの中に冒頭決まったオープニングと間々のCMで物語賞味は40分少々くらいか。ほとんど一話完結の連作ものだからなぁ。「水戸黄門」ほどのワンパターンではなくとも、だいたい同じパターンだからな。子供の頃は楽しめても年寄りになると飽きて来る。

 子供の頃、あんなにワクワク楽しみにして見ていたテレビの時代劇ドラマも、大人になって見返して見るとそこまで感激するものでもないな。子供だったからこそワクワク興奮して楽しめた感激感があったと解る。

 子供の頃は、時代劇の「素浪人 月影兵庫」でも学校の休み時間の級友たちとの会話でも話題になったりもしてた。ドラマでの主人公の相棒の渡世人、焼津の半次が、キャラが面白くて笑いの話題になったりした。級友で仲の良かったKT君がちょっと、ハンサムで面白い渡世人、焼津の半次に何となく顔が似ていて、KT君に焼津の半次に似たようなアダ名を着けて笑ったりした。懐かしいな、小学校時代。

 ドラマ「素浪人 月影兵庫」は、相棒の渡世人でレギュラーの焼津の半次こそ、笑いを誘う、コミカルなコメディキャラ風味だったけど、主人公の月影兵庫はなにものにもとらわれない豪快な、一本筋の通った、自分を持ったしっかり·ちゃんとした剣豪キャラで、割りと真面目なキャラ設定だった。

 それが第2シーズンから、焼津の半次は虫のクモが苦手で大嫌い、主人公·兵庫は猫が苦手で大嫌いという設定を作って、主人公·兵庫までも割りとコメディタッチに描くようになり、ドラマ全体としてのコメディ色を強くした。

 

 これに原作者の南條範夫氏が激怒したらしいですね。南條範夫氏の原作小説の「月影兵庫シリーズ」の月影兵庫は、もっとずっと真面目キャラで物語自体も難い雰囲気の剣豪時代劇らしい。娯楽時代劇小説ではあってもユーモア味付けのない、真面目雰囲気のシビアな剣豪対決時代劇らしい。

 それが理由で「素浪人 月影兵庫」は人気の高い時代劇連続ドラマだったけど、第2シーズンで終了して、タイトルを新たに「素浪人 花山大吉」に変えて主人公の剣豪も花山大吉とした。月影兵庫よりもコメディ味を強くするために、主人公·花山大吉はオカラが大好きでオカラを肴に酒を飲むともの凄く酒グセが悪くなり、急に緊張した事態に見舞われるとしゃっくりが止まらなくなり、ひょうたんに入れた酒を飲むとしゃっくりが止まる、というキャラ設定を付けて少々コミカルに描いた。「素浪人 花山大吉」にも焼津の半次は引き続きレギュラー登場した。

 でも「素浪人 月影兵庫」の第2シーズンは104話も放送されてるんだよな。まる二年間くらい放送されてる。

 僕は小学生時代、一番大好きだったものは漫画で、紙の本の漫画が、子供に取ってのこの世の中で本当に第一に好きなものだった。この時代だからオール児童漫画ですね。少女漫画は趣味じゃなくてほとんど読まなかったから、少年漫画。貸本漫画は読者対象が雑誌漫画よりも若干高くなってたけど、少年~青年向けの貸本漫画も好きだったなぁ。

 その次がテレビ番組だろうなぁ。テレビの次が学校のワルガキ仲間とか友達かな。テレビ番組はやっぱり子供向けのヒーローもので、その次に時代劇も好きだったな。お笑い主体のコメディも好きだったけど。漫才やコントのお笑い番組も好きだったな。

 昭和のテレビ番組は時代劇が多かった。正義の剣豪が、明らかに悪いサムライ連中をバッタバッタと斬り棄てる、勧善懲悪ストーリーの剣豪ヒーロー時代劇。やっぱこれが好きだった。複雑な内容の時代劇も中にはあったかも知れないけど、子供だからそういうのは見ていない。

 この時代の娯楽時代劇は、俗に言うチャンバラ時代劇の主人公は、お城に勤めてるリーマン武士じゃなくて、ほとんどが浪人者の剣の達人だったな。「丹下左膳」とかが代表格かな。あとは「素浪人 月影兵庫」のようなロードムービー的な全国行脚を宛もなく旅するストーリー。

 渡世人を主人公に持って来たものは「清水次郎長」ものとか一家を構えたお話とかがあった。70年代に入ると「木枯し紋次郎」みたいな渡世人のシリアスな股旅ものとかがあるけど。

 「素浪人 月影兵庫」も勧善懲悪ストーリーの剣豪ヒーローものだしな。

 忍者時代劇もけっこうあって好きだったけど、忍者もの時代劇も「隠密剣士」や栗塚旭さん·土田早苗さんの「風」とかも忍者ヒーローものだったな。やはり勧善懲悪ストーリーの忍者ヒーロー。

 多分、他にも時代劇の剣豪や忍者が戦い合う時代劇アクションのテレビドラマはいっぱい放送されてたんだろうけど、何しろ僕の小学生時代という55~60年も昔の思い出だから忘れてしまってるものもいっぱいある。

 学校では毎日先生に怒られて毎日頭に強いゲンコツされて、学校の勉強ができなくて聞けなくて嫌いで学校行きたくなかったけど、ワルガキ仲間との休み時間や放課後は楽しくて、やっぱり小学生時代は最高だったな。まぁ、両親の庇護の下、何の心配も要らなかったからだけど。

 「素浪人 月影兵庫」が終了した後の「素浪人 花山大吉」も毎週見てた。

 「素浪人 花山大吉」の放送期間を調べて見たら、1969年1月から70年12月となってる。69年1月は僕は中一かな。70年12月は中三だな。中一くらいまでは面白く見てたけど、僕も中二くらいになると熱心には見てないだろうなぁ。多分、「素浪人 花山大吉」は後半の放送は見てないんじゃないかなぁ。

 僕は小学生の頃、連続時代劇ドラマ「風」が好きで、毎週楽しみにしていた。主人公は江戸の治安を守る隠密なのかな?主人公の相棒の女忍者がいて、この女忍者がエラい魅力的だった。僕は子供ながら、この忍者のお姉さんが大好きだった。この女忍者役が女優の土田早苗さんだった。

 土田早苗さんは60年代後半から70年代80年代のテレビ時代劇でよく見る女優さんだったなぁ。多分、現代劇にも出演してたんだろうけど、僕は現代劇の土田早苗さんを見た記憶がない。

 時代劇「風」のことを調べたら、1967年10月から68年9月までの期間、調度1年間放送されてた。栗塚旭さん演じる主人公は“風の新十郎”という名前で、幕府の隠密ではなかった。土田早苗さん演じる女忍者-かがりは当時の幕府老中-水野忠邦の配下の甲賀忍者。

 “風の新十郎”は元大泥棒の義賊で、江戸の町の難問題解決に乗り出して、結果江戸の治安を守る役目を自ずから行い、水野忠邦の信頼を得ていて、時に水野忠邦から問題解決の依頼をされる。女忍者·かがりは老中との繋ぎ役や手伝い役を担う。

 まぁ、優秀な忍者並みの体術·剣術を使う、風の新十郎が江戸の治安を乱す残忍な悪者どもをやっつける、痛快時代劇ですね。

 土田早苗さんは、栗塚旭さん主演の「われら九人の戦鬼」にも出演してたんですねぇ。土田早苗さんを調べて見ると、「青春とはなんだ」などの現代劇青春ドラマにも出演してる。でもテレビドラマではやはり時代劇の出演が多いですね。ただ、劇場版映画にもいっぱい出演してて、「網走番外地」や「トラック野郎」のシリーズにも出てるように映画では現代劇出演が多い。

 土田早苗さんは小学生の僕には魅力的な素敵なお姉さんだったな。1967年10月は僕は小学校六年生か。調度「ウルトラセブン」の始まった年月だな。68年9月は中一だもんなぁ。

 柴田錬三郎の小説が原作の「われら九人の戦鬼」も面白い時代劇ドラマで当時は毎週楽しみにして見てた。

 僕も、他の同級生たちに比べると性的な成長は比較的遅い方、つまりウブな少年だったがさすがに中一くらいになるとテレビの世界の妙齢の綺麗なお姉さんたちに憧れ意識を持ち、つまり色気付いて来てた。本格的に女性を性的に意識するようになるのは、僕は多分、中二からだったと思う。僕はずっとウブな少年だったし。

 土田早苗さんも、僕はこの年頃に素敵なお姉さんと憧れてたかも知れないが、この中一~中二時代に一番大好きだったテレビの中の人は、歌手グループ-ピンキーとキラーズの今陽子さんだったな。

 ピンキラの♪恋の季節 の特大ヒットが1968年、その次の♪涙の季節 の大ヒットが69年。♪七色のしあわせ とか大好きな曲だったなぁ。僕の中一~中二時代に一番憧れてたのは、やはりピンキーだったなぁ。テレビも出演してたら必ず見るというような勢いだったし。まぁ、昔々の話だけど。

 「素浪人 月影兵庫」の主演の近衛十四郎さんは、時代劇の殺陣がメチャメチャ上手かったなぁ。あの時代、僕も子供なりに感心してたと思う。あの時代の並みいる、時代劇に出演する時代劇の剣豪役スターたちの中でもズバ抜けて殺陣が上手かった。

 近衛十四郎さんって実際、剣道の高段者だったんじゃないかと思う。戦前·戦中を生きた人だしな。

 僕の小·中学校時代、当時住んでた家の斜め前が邦画のロードショー館で、1967年12月30日公開の時代劇映画「座頭市-血煙り街道」を僕は冬場に映画館で1人で見た覚えがある。12月30日公開なら翌年明けて1月に見に行ったんだと思う。多分、お年玉があったんだろうな。併映が何の映画だったか全く覚えてないけど。

 この「座頭市-血煙り街道」に公儀隠密の剣の達人役で近衛十四郎が出演していて、映画のラスト近くのクライマックスで座頭市と近衛十四郎の剣豪が、夕闇の雪が舞い降る中で剣を交える。この戦いが凄まじかった。時代劇の殺陣としては素晴らしかった。

 これは小六の子供ながら、僕は、この戦いの殺陣の凄さに感動したのを覚えている。近衛十四郎さんはテレビの時代劇でも映画の中でも、剣豪役として剣の殺陣は本当に抜群の上手さだった。

 いや~、しかし、子供時代に見たテレビ番組-時代劇の「素浪人 月影兵庫」~「素浪人 花山大吉」は面白くて楽しませて貰ったなぁ。老齢になって見返しても、子供のときのような感激はないにしろ面白かった。二十話近くも見てると飽きるけど。子供の頃、楽しんだテレビドラマは現代劇も時代劇もいっぱいあるな。

 貸本漫画で漫画版の「月影兵庫」を描いた社領系明氏の漫画を僕は子供時代もその後もちゃんと読んだ覚えははっきりしないけど、でも多分、社領系明氏作画の漫画作品は貸本屋にあったことは間違いないと思うので、長編単行本は借りて読むことはなくても、貸本の短編集の中では読んだことはあるんだと思う。

 社領系明氏が出版業界で活躍したのは昭和30年代前半から昭和40年代前半の間だと思う。1955年過ぎくらいから67年くらいまでかな。貸本だけでなく当時の少年雑誌の別冊ふろくなどで少年剣士の活躍する時代劇漫画を描いていたけど、それは50年代後半から61年くらいの間だと思う。僕が当時の少年雑誌を目にし始めたのが62年の晩秋から年末くらいでそこから本格的に少年雑誌を愛読し始めるのが63年の1月以降で、僕は当時の市販少年雑誌で社領系明氏の漫画作品を見た記憶がない。

 僕は戦後の貸本漫画がなくなったのは60年代末、遅くとも1970年にはなくなっていた、というふうに長らく書いて来てたけど、貸本漫画は実質、1967年後半にはなくなったみたいですね。遅くとも68年に入ったくらいかな。67年中にはほとんどの貸本専門出版社が撤退したみたいですね。

 僕はここのところの詳しい事情に関してはよく知らないのですが、67年には貸本出版~流通システム自体がなくなったんじゃないかなぁ?67年68年には従来の貸本出版社がなくなりましたねぇ。出版業を存続させる出版社は市販の新書判コミックスを刊行して息長らえた。代表的なのが怪奇ホラー漫画のコミックスに特化して出版を続けた、ひばり書房とか。

 失礼だけど、よくは知らないのだが、社領系明氏も67年68年頃に貸本が消滅してから漫画を描かなくなったんじゃないのかなぁ?僕は70年代以降の社領系明さんを全く存じませんので申し訳ないですけど。

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