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スキップとローファー

 石川県の地方の過疎化が進む田舎の小さな町で生まれ育ち、学業成績がメチャメチャ優秀で神童と呼ばれた女の子、岩倉美津未は中学生で、将来は東大法学部を主席で卒業して日本社会のために働く官僚になる、という明確なビジョンを抱き、東京都内の指折り高偏差値の超難関校に主席で入学し、地方出身の都内の高校一年生となる。

 美津未は東京では、やり手のデザイナーなのかな、女装の叔父のマンションに居候というか、同居させて貰う。オネエ的な若い叔父は、美津未を“オミツ”と呼ぶ。オネエ叔父さんは稼ぎが良いらしくて高級マンション暮らしみたい。仕事のできる、自分を持ったしっかりしたオネエ叔父さんですね。30歳くらいだろうか?

 都内の超優秀高校入学式の登校一日目、完璧主義の超秀才、美津未は頭の中に描いたシミュレーションをこなすだけと、優等生らしく、失敗やミスは絶対しない、楽勝と学校へ向かうが、大迷路のような地下鉄で迷い、うじゃうじゃいる人の波に気分が悪くなりトイレで戻す。大幅遅刻になると焦る中で、奇跡的に同じ高校の新入学生、志摩聡介と出会う。聡介は登校初日の入学式から学校サボるつもりだったが、岩倉美津未が面白いので一緒に学校へ向かうことにする。

 入学式に遅刻したくないし、もう間に合わないがせめて少しでも遅刻時間を縮めたい美津未は学校まで裸足で全力で走る。聡介はそれを追って走る。

 名門高校に主席で入学した美津未は、新入学生代表として挨拶スピーチの役目があったが、入学式はとっくに始まっており、代表生徒が来ていないと先生たちは慌てている。

 大遅刻で裸足で入学式会場に走り込んで来た美津未は、何とか新入学生代表の挨拶スピーチをやり遂げる。神童と呼ばれただけのことはあり、カバンにスピーチ原稿を忘れたがソラでたんたんと淀みなく話して終える。しかし、初登校までに起こった数々のことごとや緊張から、担任女教師の前まで行くと気持ち悪くなって、女教師のスーツに顔を埋めてゲロを吐いてしまう。

 ここで岩倉美津未は断崖絶壁から落ちたように落ち込んでしまい、登校初日の夜は一睡もできない。・・・

 地方出身で大都会の学校に来たから、方言とかイロイロ馬鹿にされてハブられると思いきや、例の志摩聡介がすごーく良いヤツで、直ぐに美津未の友達になってくれて、美津未を決して馬鹿にせずハブらずの友達も何人かできる。

 まぁ、志摩聡介もそうだけど、みんなみんな心の中に何か抱えてるんだよね。美津未の仲良しグループができたり、リスペクトする先輩に出会えたりと、学園生活は楽しく進むね。

 親友となった、ちょっと変わり者のイケメンで良いヤツで人気者の志摩聡介とは、恋愛に発展するや否や。まぁ、紆余曲折ありながらも多分、恋愛に行くんだろうけど。

 まだ僕はコミックス単行本3巻までしか読んでないからなぁ。

 親友→恋人?の志摩聡介はイケメンだけど、主人公の岩倉美津未は抜群に学業成績が良いけど、決して美人ではない。美少女は美津未のクラスメートで仲良くなる友達にいる。主人公·美津未が美少女に描かれてないのも良いですね。

 

 学園漫画「スキップとローファー」の世界観は、ヤンキー学園漫画の対極にある内容。ヤンキー学園漫画って、今、新規に創作された作品で雑誌連載中のものって存在するのか?今の漫画作品を網羅してる訳ではないので、僕はよく解らないが、今の雑誌連載漫画シーンでは、ヤンキー学園漫画ってないのではないか。と僕は思うけど(どうだろう?知らない)。

 ヤンキー不良·学園漫画の全盛期って1980年代かな。長く見ても70年代後半~90年代だよな。2018年·秋期の連続ドラマで人気番組だった「今日から俺は」の原作漫画が雑誌連載されてたのって、1988年~97年のことだったし、当時は大人気のヤンキー学園漫画だった。

 今も中学生~高校生、特に高校生の不良は存在するんだろうけど、不良の形態がよく解らないなぁ。昔は、特異な学生服でペッタンコの学生カバンで解りやすかった。学生服もチョウランとかメチャ裾の長い、膝まで裾のある、異常に詰襟の高い学ランにラッパズボンや、やたら短くてへそ下くらいまでしかない学ランに裾の搾ったズボンやら、かなり特徴的な格好してた。

  今は学ランが制服の高校って少ないだろうからなぁ。ほとんど学校の制服はブレザーになってるだろうし。高校生がネクタイしたりしてるからなぁ。ブレザー制服って、改造し難いだろうしなぁ。ブレザー改造して裾を膝まで長くとかしたら可笑しくて着てらんないだろうし。学校の校則が厳しくもなってるのかな?

 80年代はヤンキー学園漫画ブームだったけど、僕はもう20代後半だったし、趣味的にヤンキー不良·学園漫画は好みじゃなかった。だから代表的な作品、きうちかずひろ氏の「ビーバップハイスクール」も読んだことない。「ビーバップハイスクール」は青年誌の週刊ヤングマガジン連載だったんですね。何作も劇場版映画になったりして当時は大人気の漫画作品だったけど。「ビーバップハイスクール」連載期間は1983年~2003年と何と20年間も続いたんですね。凄いな。講談社コミックス全48巻。

 僕は、ヤンキー学園漫画ブームのときから今日まで、ずーっと学園·ヤンキー不良漫画は読んだことないですね。ギャグ漫画だったら、週刊漫画アクションに連載されてた、どおくまん氏の「嗚呼·花の応援団」をアクション誌上で読んだり、コミックス単行本を二、三冊くらい読んだことあるけど。「嗚呼·花の応援団」はギャグ漫画であり、そもそも舞台が大学だからなぁ。学園ヤンキー漫画はほとんどが高校舞台だし。

 僕自身が学生時代にヤンキー·不良ではなかったし、そもそもヤンキー·不良キャラではないし、ヤンキー·不良に絡まれたり脅されたり暴力振るわれたことも皆無だし、どっちかっつうとヤンキー·不良は嫌いですね。勿論、憧れたこともないし。だからヤンキー·不良学園漫画は趣味ではないと。

 こういう言い方は失礼になるし、ごめんなさいだけど、ヤンキー·不良生徒がいる学校って、まぁ、だいたい偏差値の低い高校じゃないですか。中学校なら公立だと成績の良い子も奮わない子も混ざってる訳だけど、高校はだいたい偏差値で別れる。

 お笑いコンビ·サバンナの高橋茂雄さんが昔、番組で言ってたんですけど、公立小学校のとき苛めに合っていて、小6で頑張って受験勉強して私立の高偏差値中学校に進学したら、もう苛めに合うことはなかったという話でした。だいたい苛めをやる連中ってヤンキー·不良というイメージですしね。中には稀に成績良いのに苛めやるヤツもいるでしょうけど。

 ヤンキー·不良っつうたら、喧嘩、暴力、恐喝のカツアゲ、おとなしい子への苛めっていうイメージですしね。

 高橋茂雄さんの例えで行くと、高偏差値学校は比較的、苛めはない。苛めをやるのは学業不振な生徒だ、ということになる。中には頭の良い不良もいるでしょうけどね。でも稀だろうなぁ。

 「スキップとローファー」の主人公、岩倉美津未ちゃんは故郷·田舎の過疎地みたいな小さな町で神童と呼ばれるくらい、学業成績優秀な子供で、上京して都内の高偏差値進学高校に通う。

 高偏差値進学高校だから、生徒はみんな一定レベル以上の成績=頭の良さを持っていて、勿論、ヤンキーや不良はいない。「スキップとローファー」は一応、学園漫画だけど、物語の中にヤンキー·不良·DQNは出て来ない。

 主人公·岩倉美津未は、過疎化の進む石川県の中の小さな町から上京して、東京都内でも有数の進学高、つばめ西高校に主席で入学したとありますから、日本でも指折りなくらいの超高偏差値高校ですね。公立なのか私立なのかよく解らないけど。

 だから学園生活にも、あからさまな暴力的な苛めやカツアゲや、殴り合いの喧嘩や口汚い罵り合いなどは皆無です。勿論、教師に対しても、目上の師に対する態度も身分を弁えて礼儀正しい(イマドキの若者感もあるだろうけど)。友達どおしの付き合いも柄の悪いところは全然ない。夏休みに友達どおしで集まれば、先ずみんなで教科書や参考書を広げて勉強をする。子供たちが品行方正ですね。

 勿論、イマドキのティーンだからファミレスに集まるし街のブティックなど店舗で買い物するし、通りでファーストフードを買って食べながら歩くし、みんなでカラオケ店に入って盛り上がる。女の子どおしでもデートでも遊園地や動物園に行く。

 全国指折りクラスの超高偏差値高校だから、不良が皆無でみんな一応、一生懸命学業の勉強してる(この後必ず一流~二流の大学進学が控えてるから・三流·Fらんに行くことはない)。あからさまな苛めもなければ、そんなに目立って意地悪する子もいない。あとは普通にミドルティーン·ハイティーンの学園生活ですね。やっぱり自然とクラスの中でも仲の良い子が集まってグループ分けされてる。お昼に一緒に弁当とかパンとか食べてる3~5人くらいのグループとかね。これが帰り掛けに一緒にカラオケ行こうか、ってなったらグループが重なって、行かない子も出て、新たに8~11人くらいのグループができたり流動的。やっぱ子供どおし合う合わないもあるしね。

 だいたい、こういう高偏差値進学校は家庭が中流~上流の子供ばかりになるね。公立でも私立でも有名·名門大学に進学するのが当たり前で入って来た高校だし。底辺って言っちゃ悪いけど、比較的貧乏な家の子は来ていない。シングルマザーの家の子でもお母さんがキャリアで高所得だとか。

 だから、「スキップとローファー」の世界は、学業勉強が優秀な頭の良い子で、家庭も高所得で経済的に安定してる家の子ばかりの、学園青春ドラマですね。コメディータッチで描くミドルティーン·ハイティーンの割りとほのぼのした、ハイクラスの子供たちの等身大·日常·青春物語。「スキップとローファー」の紹介文の漫画カテゴリ分けは“ヒューマンドラマ”ってなってるけど。

 まだ、コミックス3巻までしか読んでないけど、登場人物の子供たちに、そんなに大きな激しい変動のドラマはない。それは各々、心に何か悩みを抱えているけど、例えば恋愛の三角関係の嫉妬だとか、家庭環境で親が離婚した家庭に継母が入って来てて家の中の生活がギクシャクしてる子だとか。でも、人生変わってしまうような、そんなに大きな問題がテーマとして出て来る訳ではない。

 僕は、この漫画を読んで、この漫画世界で描かれる“青春”に憧れましたねぇ。“青春”というか学園生活というか学生時代というか。良いなぁ、比較的高い知能で学業の勉強、学校の勉強が優秀で、国内屈指の高偏差値高校に通って、有名·名門の公立·私立大学目指して勉強してるのが中心にある、暴力喧嘩や暴力苛めがなくDQN的不良のいない学園生活の青春。そこにスポーツとか友情を含む友達付き合いに、初恋を含むミドルティーン·ハイティーンの恋愛がある。

 こんな高校生時代に憧れるなぁ。みんな、家庭は比較的裕福で、例え片親家庭であっても、親は知的で一定レベルの教養もあり高収入で経済的に安定しており人格者。僕の高校生時代には欠片もなかった青春模様だもの。

 僕の高校生時代は家庭が大貧乏だったからなぁ。僕自身も本当は憂鬱で無気力で夢も希望もなく、人生目標もなく毎日ダラダラ生きてたし。学校の勉強なんて全くしなかったし毎日の学校の授業も聞いてなかったし。最低の学園生活送ってたなぁ。小遣い作るために昼飯抜いて、6時限の授業が終わると真っ直ぐに家に向かう帰宅部で、昼抜いてるから空腹で帰って直ぐに朝の残りの味噌汁に卵1個入れて温めて、それをどんぶり飯にぶっかけて掻き込んでた。夜中は寝ないで文庫本の大衆小説読んで過ごしてた。

 中三で家が破産して巨額借金背負った親父は愛人の元へ行き、残った家族は大貧乏生活で、僕は何とか公立高校通ってたけど夢も希望もなく無気力だったなぁ。毎日毎日憂鬱な日々を送るだけ。学校ではクラスメートたちと明るく陽気に付き合ってたけど、本心は真っ暗なのに演技の仮面を被って学校生活を送ってた。悲惨な青春時代だったよ。

 全然しなかった学校の勉強だが、もっとちゃんとしっかり学校の勉強して、というかもっともっと本気で頑張って勉強して、読書も大衆小説ばっかり読まずに文学書や教養書や学術書を読めば良かったのになぁ。運動関係も学校の部活なんて入らなくてもいいから、空手の道場とかに週ニ、三回とか通って修練すれば良かった。もっと若い時代を一生懸命生きれば良かったなぁ。

 いやぁ~、「スキップとローファー」の世界には憧れますねぇ。僕も十代後半をしっかり夢と希望と将来のビジョンと旺盛な知的好奇心を持って、何事も逃げずに、直ぐ逃げることを考えずに、困難の壁だって向き合って、何事も一生懸命取り組んで、何事も諦めずに根気よく頑張って努力もして充実して、青春期を生き抜けば良かったなぁ、とつくづく思う。もう、ホント後悔ばかりの中身のない青春時代だった。

 僕は小学生時代は学業大不振の大劣等生で、中学校に進級してこれではいかんと母親が家庭教師を雇って週2回、英語と数学を家庭教師に習った。すると中学校の科目で英語と数学は僕としてはぐんと伸びた。家で英語と数学の勉強してると不思議なもので、他の教科の成績も割りと伸びた。無論、もともと脳ミソ自体がたいして良質ではない僕が、英語と数学の家庭教師が着いただけで、成績が学年で20番以内に入るとかなる訳ない。でも30番以内には入ってた。

 社会科は割りと好きだったしね。特に世界史は。日本史はそれほどでもなかったかな。でも成績が学年で30番以内くらいにいたんで満身して、多分、中二の始め頃だと思う、母親に頼んで家庭教師を解任して貰った。そうしたら、もともと学校の勉強が嫌いで何でも努力するのが苦手な性質で、見る見る成績が落ちた。それでも中二の頃は学年で50番以内とか70番以内とかにいたんじゃないかな。中三になったらもっと落ちた。

 僕ん家の親父は電力会社に勤めていて、僕の小学校·中学校時代は親父は電業所という電力会社の事務所を任せられていて所長職身分で、僕はあの時代としてはまあま、坊っちゃん坊っちゃん育っていた。それが中三の三学期の終わり、家が破産する。

 親父は大借金を背負って愛人のもとへ出て行き、残った母親と子供たちは盛大に雨漏りして冬は寒風吹き込む、ひどいあばら家に引っ越して大貧乏生活に入る。

 僕の中三の高校受験勉強時代は、家の中で毎晩のように親父の作った巨額借金の債権者会議が徹夜で開かれていた。家の中はメチャクチャだった。僕は果たして高校進学なんてできるんだろうかと不安で仕方なかった。

 まぁ、何とか公立高校の普通科に受かって進学する。僕は貧乏高校生時代、何か夢も希望もなく虚無的に生きていた。学校のクラスの中では友達に対して明るく陽気そうにふるまってはいたけれど、本当は中身は何か真っ暗だったなぁ。

 僕の当時通っていた公立高校の普通科は、先生が「公立高校としては最低ラインぎりぎりのレベルしかない」と嘆いていた。僕の通ってた高校の普通科の偏差値は昔は52くらいだったらしいが、僕の通ってた当時は偏差値47だった。先生によるとこの偏差値47が当時の公立高校最低線ぎりぎりのレベルだったらしい。

 この頃はYouTube動画ばっかり見て過ごしてるが、ある動画の中で偏差値50が偏差値のど真ん中で偏差値50の子が一番多いらしい。偏差値50は子供の頭の良さの平均値なのだ。頭の良い悪いを学業成績だけでおおざっぱにバッサリ割ると、僕の通ってた高校の偏差値47は頭の悪い方に入ってしまう。

 「スキップとローファー」の主人公、岩倉美津未ちゃんの通う有名進学校は多分、高校の偏差値が65以上は間違いない学校ですね。ひょっとしたら偏差値70くらいある高校かも知れない。

 知能指数=IQ で考えると、IQ 100 が、まぁ、平均値でIQ 100 の人間が一番多い。もの凄くおおざっぱにバッサリ分けると、IQ 100 以上が頭が良い人でIQ 100 以下が頭の悪い人ということになる。偏差値も同じことで偏差値50の生徒の数が一番多くて、偏差値50以上が頭の良い子供、偏差値50以下が頭の悪い子供ということになる。

 ひょっとしたら、知能指数=IQ や偏差値に関しての僕の認識は間違っているのかも知れません。ちゃんと調べてなくてごめんなさい。

 まぁ、頭の良い悪いもいろいろな方向性がありますからね。学校で習う勉強の偏差値的な頭の良い人、一流のシェフやパテシィエの腕前、昔々から日本が誇る職人たちの繊細な腕、抜群な運動神経を使いこなす一流スポーツ選手、画家、ミュージシャン、お笑い芸人、営業セールスマンとして一流の人とか、もうさまざまな世界に達人が存在して、それは別に学校の勉強がどれくらいできたか、とは関係ないですからね。しかもどのジャンルの達人もやはり脳を使ってる訳だし。そのジャンルに特化した素晴らしい脳ミソを持っている。

 2015年頃、話題になった、ミリオン越えのベストセラー·ノンフィクション書籍「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」は、映画にもなってヒットしました。この本と映画の略称「ビリギャル」は当時、流行語のように有名になりました。あの主人公の女の子は確か、最初は偏差値30だったんですよね。それが勉強次第で偏差値70近い慶應大学の学部に受かる。勉強のやり方と努力でしょうが。

 僕が偏差値47の公立高校普通科に通ってたのは、何十年も前の昔の昭和の時代でまだまだ子供の数も多かったから、高校進学を目指しても公立高校の受験でふるい落とされる子供もいっぱいいた。その子たちは私立高校に入学した。高校受験も運·不運もあればそのときの状況もあるしね(家庭の事情が受験勉強できる状況じゃなかったとかイロイロ)。子供の数が多いから、あの時代は私立高校ってけっこういっぱいあったなぁ。

 学校の勉強の試験で良い点数取る頭の良さと、社会に出て仕事で活躍する頭はまた別ものだしね。

 80年代以降、年追うごとに少子化が進んで行って、今なんて超少子化時代でしょ。高校受験したい子は全入でもいいくらいの状況になってるんじゃないかな。だから何十年も昔の僕らの頃のように、公立高校の試験に落ちて私立高校に進学するんじゃなくて、公立高校の定員イコール受験生人数くらいのことになってるから(定員割れする公立高校も統合された公立高校も多いと思う)、低偏差値の私立高校って非常に少なくなってるんでしょ。今の私立高校は逆に偏差値的には公立高校よりもレベルが高い。

 まぁ、超少子化は今の日本社会の一番の大問題だなぁ。

  女性アイドルグループ·日向坂46のメンバー、2001年生まれ、2023年1月現在21歳、影山優佳ちゃんは、まだ大学進学してなくて筑波大学付属高校の出身だけど、筑波大学付属高校の偏差値が78もあるんですね。ムチャクチャ高偏差値の学校ですね。架空の高校だけど、岩倉美津未ちゃんの通うつばめ西高校も偏差値70以上くらいあるのかなぁ?どうだろう、偏差値70はありそうな名門進学校みたいだな。多分、毎年東大に何人も合格者を送り込んでる態の高校なんでしょう。

 2022FIFAワールドカップ·カタールでは、実況中継番組の日本スタジオMC陣スタッフで、影山優佳さんはプロのサッカー専門スポーツ評論家顔負けの解説をやってのけて、番組スタッフや視聴者·サッカーファンを驚かせて見せたほどの、メチャ凄いサッカー通でしたが、僕は見たことないけど、テレビのクイズ番組でも大活躍らしいですね。

 影山優佳さんはこの度MENSA=メンサの会員になったんだとか。ということは人類の知能の一番高いところ、上位2%の高知能の人たちの集まりらしいですけど、そこの試験に合格してメンサ会員と承認された訳ですね。つまり、影山さんあなたは天才です、と証明されたようなもんですね。

 タレントだとお笑い芸人のクイズ王、ロザン·宇治原史規さんとかメンサ会員らしいですね。あとは東大卒の学者で、茂木健一郎さん·中野信子さんとか。他にもけっこういっぱいいるんでしょうけど。単純に計算すると、上位2%って100人に2人でしょ。日本人1億人だと200万人もいることになる。

 メンサ会員はIQだと145以上だっけ?135以上だっけ?何かそのくらいの高知能の人になるんですよね。IQ判断だと天才の域。ギフトって呼ばれる人たちはだいたいIQ140以上くらいありますよね。高い人だと160とか180とか聞きますけど。影山優佳はメンサの試験受けて、IQはいくつって出たんだろう?

 「スキップとローファー」の主人公、岩倉美津未ちゃんも幼い頃から神童と呼ばれ、東京都内の屈指の進学校に主席で入るくらいだから、多分、かなり高いIQの持ち主の筈ですね。美津未と友達になるクラスメートの1人、村重結月も、確か帰国子女じゃなかったかな?家が資産家の美少女だけど、彼女もIQ高そう。まぁ、創作物の世界だけど。

 岩倉美津未は石川県の過疎化が進む田舎の小さな町で育ったから、小·中学校も多分、このご時世、分校みたいな極端に生徒の少ない学校通ってたんだろうけど、上京するときや夏休みに田舎に帰郷するときに友達と触れ合うけど、自分だけ飛び抜けて頭が良いのに、さまざまな友達と普通に仲良くやってますね。そこが良いんだけど。

 美津未ちゃんは素直で純粋だから天然扱いされることが多い。どんな人とも別け隔てなく人付き合いするし。ほとんど下衆の勘繰りみたいな真似はしないし、相手~他人の気持ちを考えて行動し話すし、それで悩んだりもする。スーパー秀才なのに集団の中の人付き合いが偉い。自分の細かな損得勘定で人付き合いしないところも偉い。

 よくテレビ番組の特集でギフトの子供や青年を扱って、ギフトの当人たちがあまりにも知能が高過ぎて、周囲の平凡な子供たち~人たちと合わせてうまく人付き合いするのが難しく、当人たちが困惑し悩んで生き辛くなってるというのを、問題視して番組放送してるじゃないですか。ギフトを扱った映画もそう。

 知能が高過ぎると盆百の人々と人間関係をうまくやって行くのが大変で日々戸惑い人疲れしてしまうと。

 僕のような平均よりも劣るかも知れないようなチンパンジー的人間からすると羨ましい限りの悩みだけど。実際、本人は平均よりも劣っている実感があるんだけど。憧れるなぁ、ギフトに。ギフトになってギフトの知能~思考で世の中を見て人生を歩んでみたいよ。こればっかりは馬鹿レベル人間にはさっぱり解らないもんなぁ。

 「スキップとローファー」の岩倉美津未は漫画読んでると、その生活の送り方がギフトっぽくないなぁ。もう全然フツーの女の子ですね。ガリ勉秀才かな?でもガリ勉秀才で都内屈指の進学高校に主席で入学できないよなぁ。かなり知能自体高くないと。まぁ、物語の世界だけど。

 日向坂46在籍の、秀才というか天才、影山優佳さんはどうなんだろう?人付き合いで苦労はしてないのかな?学校のクラスでもアイドルグループ内でも集団の中で浮いた存在にならなかったのか?見るからにフツーに若者生活送ってる感じだけど。

 まぁ、頭良い人は自分の内面は見せないで社会で集団にみんなに状況に合わせて演じてうまくやってくんだろうし。

 高松美咲さん作画の明朗学園漫画「スキップとローファー」は、講談社の月刊アフタヌーンの2018年10月号から連載が始まり、僕の読んだコミックス第3巻の発売が2020年2月です。「スキップとローファー」は2023年1月現在、コミックス第8巻まで出てて、連載はまだ続いてますから、僕のブログのカテゴリ分け、「2020年代漫画作品」でもいいのですが、僕が読んだのがまだコミックス3巻までで、コミックス3巻掲載分が描かれたのが2010年代中になるから、ブログのカテゴリ分け、「2010年代漫画作品」としました。

スキップとローファー(1) (アフタヌーンKC)

スキップとローファー(2) (アフタヌーンKC)

スキップとローファー(3) (アフタヌーンKC)

 

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