goo

●漫画・・ 「狼少年ケン」

Photo_126  ♪ボバンババンボン♪ブンボバンバババ♪ボバンババンボンブンバボン‥、という歌は脳味噌の隅に焼きついてしまっていて、決して離れないリズムとメロディーだ。もう一つ言うと、このボンバンのリズムの前に、ワーオ!ワーオ!ワオー!という叫びが入る。少年の素直なシャウトだ。歌詞もちゃんと憶えているが、この曲は、変なふうに憶えている。元々のきちんとした歌も憶えているのだが、小学校のワルガキ仲間たちが歌っていた、当然僕も歌っていた、替え歌の方で、よく憶えている。

 (元歌) ・・・ブンバボン..、の続き。
 ♪いつもおいらは泣かない どこまで燃えるいのち
   ガッチリ掴むぜ太陽 嵐はまた来る‥

 (替え歌)
 ♪いつもおいらは裸だ あそこだけは隠してる
   だけど女を見ると あそこも出すんだ‥

Photo_127  当時の僕は小学校低学年だ。そんな子供で、こんなストレートな猥歌(エロ歌)を口ずさんでいた。誰が作った替え歌なのか、当時の子供たちはみんな、戸外で上級生も下級生も一緒になって遊んでいたから、多分、小学生でも上級の子供が作った替え歌なのだろう。当時の子供たちは、あんまり、野球とかサッカーのような、きちんとしたゲームプレイの運動で遊んでいなかったように思う。僕が小学校上級になった頃から、放課後の運動場や休みの日の近所の空き地で、野球やサッカーなどのチームゲーム運動をやり始めた。それまでは缶蹴りだとかの鬼ごっこだ。後はメンコやビー玉、時にコマ回し。仲間何人かで遠くまで歩いて行く、探検。この探検という冒険は、当時はまだそんなに自動車が普及していない時代で、子供たちがおいそれとすいすい自動車であちこち乗せて連れて行ってもらえなかったから、自分たちの住んでいる地域の周辺、周囲を知る、貴重な遊びだった。小学校上級になると、自転車で行けるだけの遠くまで行ってましたねえ。これも仲間たちとの冒険という遊び。子供の頃の僕は、外では同級生とばかり遊び、上級生と一緒に遊ぶのはあまり得意ではなかった。僕はこの猥歌を、当時、訳も解らずに口ずさんでいたから、多分、同級生のワルガキから教わったのだろう。

Photo_132  「狼少年ケン」は1963年から65年にかけて、全86話TV放送された国産アニメだ。勿論、国産アニメの黎明期の作品でモノクロだ。多分、「鉄腕アトム」「鉄人28号」「エイトマン」に続いての4番目か5番目の国産アニメ放送だろう。NET(現・テレビ朝日)系列。キー局では月曜夕方6時15分からの30分ワクだったらしいが、僕の育った田舎の町では、放送は日曜朝の、確か9時からだった。初めは毎週欠かさず見ていたが、途中からそれ程熱心には見ていなく、もう65年くらいの放送では、ほとんど見てないんではないか、と思う。東映動画(現・東映アニメーション)の最初に手掛けた作品らしい。今もそうだが、子供の頃の僕に取っては、TVのアニメよりも、紙の印刷物の雑誌などの漫画の方が貴重なものだったから、僕には、当時の月刊漫画誌「ぼくら」誌上の漫画作品、伊東章夫氏描く連載漫画「狼少年ケン」の方が嬉しかった。それは勿論、アニメ放送先行の、アニメからのコミカライズ漫画だったろうが、当時の僕に取っては、TV放送のアニメよりも雑誌掲載の漫画の方が上位にあったのだ。まあ、当時の、コミカライズ漫画がベタに全部良かった、とも言えませんけどね。劇場映画のコミカライズには、おおまかな筋をなぞっただけの、単純な漫画も多かったし。当時の、子供向けの怪獣映画やホラー映画は、よく雑誌でコミカライズされていた。特に、月刊誌での読み切りや、増刊号のぶ厚い別冊付録で、ね。

Photo_129  「狼少年ケン」の主題歌のメロディーとリズムが、2004年の秋頃から、サントリーの缶コーヒー、BOSSの当時の新製品、レインボーマウンテンの、TVやラジオのCMで使われ始めた。僕ら世代にはとても懐かしいリズムとメロディーで、聞いてると何だか嬉しかった。僕がblog記事書き込みを始めた頃も、まだレインボーマウンテンで、♪ボバンババンボン‥の曲は使われていたので、05年の3月か4月のこのblogの記事で、「狼少年ケン」を取り上げようと思い、その時もまだ、BOSSのCMでは、「狼少年ケン」の主題歌のメロディーとリズムを流していたので、その時、実際に記事に書こうとした文も、導入部を、サントリーBOSSレインボーマウンテンのCMで使われている、懐かしいメロディーとリズムというエピソードから、文章を始めて行っていたのだが、どういう訳か自分でも解らないのだが、結局、途中で記事書き込みを止めて、ボツ記事にしている。今回、この「狼少年ケン」をタイトルにして、改めて記事を、今度はちゃんと書こうと思って、前の書きかけを下敷きにしようかと思っていたが、いつの間にか書きかけ文章を削除してしまっていた。だから改めて今書いている「狼少年ケン」は、僕の小学校低学年当時、口ずさんでいた恥ずかしい低脳な歌のエピソードから始まってしまっていて、ここで、05年春先ボツ記事の導入部エピソードが来た。最近飲まないが、当時はよく飲んでました。サントリーBOSSのレインボーマウンテンコーヒー。

Photo_130  05年春先に、始めて間もない僕のblog記事で、「狼少年ケン」を書こうと思ったのは、調度その当時、新聞広告で、マンガショップさんの復刻版「狼少年ケン」の発売が載っていたので、値段的にはちょっと高かったが、僕の子供時代、愛読していた雑誌「ぼくら」の連載漫画、伊東章夫氏作画の「狼少年ケン」の初の単行本だったから、近くの本屋さんに取り寄せてもらって、手に入れたからだ。子供時分、毎月購読していた雑誌、「ぼくら」の誌面を思い出して、とても懐かしかった。だからその当時、初めて間もないblog記事に取り上げたのに、途中で記事書くの止めてボツにしたのは何故だろう?我ながら解らん。このボツ記事時、書こうと思っていたエピソードをそのまま表わすと、ごく個人的、子供の時の思い出になるんだけど、あの当時、僕はふだんは、通っている小学校の級友たちと戸外で遊んでいたが、夏休みや土日に、一人でバスに乗って、隣町の親戚の家へよく、泊りがけで遊びに行っていた。小学校当時の僕は、問題児として見られていたくらいの劣等生で、クラスでは勉強は出来なくてほとんど毎日宿題をして来なくて、落ち着きがなく、集中力が全然なくて、毎日のように先生から怒られて、毎日必ず2、3発は頭を殴られ、よく廊下や教室の後ろに立たされ、たまにはグランドを走らされていた。メチャクチャ運動オンチでもないが、駆けっこはひどく遅くて、そんなに運動が出来る方ではなかった。まあ、取るトコない、ダメなヤツだったのである。隣町の親戚の家では、僕よりも4つ上と1つ上の従兄が居て、一緒に遊んだ。当然、従兄の町の、地域の、学区の、子供たちと一緒に遊ぶことになる。毎日通う学校のクラスではダメ生徒の僕であったが、従兄の友達はみんな、いつもの僕のコトなんか知らないし、イトコ兄弟のこの地域での勢力的威光もあって、ここでのみんなは、当時、大人気放送されていたTVアニメ「狼少年ケン」にもちなんで、僕のコトを「ケン、ケン!」と呼んでくれていた。まあ、勿論、親戚の家では、そこの家族全員から「ケン」と呼ばれていたことが大きいんだけど。ちなみに、僕は自分の家では「ケン坊」と呼ばれていた。ふだんは戸外では同級生としか遊ばない僕も、この親戚の町では、地域の上級生から本当に小さい子供たちとまで、一緒に遊んでいて、その小さい、小学校にまだ上がらないかの子までも、僕のコトを当時、「ケン!」と呼んでいた。今思い出すと、あの頃嬉しかったよーな。ちなみに小学生の頃の僕は、大変な劣等生でしたが、いじめられっ子ではなく、どっちかっつーといじめっ子の方でしたね。

Photo_136  いじめ関連の話になりましたが、今さっき、フジ系列の22時ワクのドラマ「私たちの教科書」第10回を見たばかりで、この番組は学校が舞台でイジメがテーマなもんで、ついついイジメについてまた語りたくなりましたが、これは今回、漫画作品「狼少年ケン」を書いているんだから、イジメ問題についての何がしかを書くのは、やっぱり止めておこう。書きたい気もしてるけど‥。「私たちの教科書」はヒロイン級の出演者と思われた子役、志田未来ちゃんが第1回から、いじめ原因だと思われる謎の転落死を遂げるところが、話の発端となる。主人公は、死んでしまった、志田未来ちゃん扮する孤児中学生・藍沢明日香の元継母にあたる弁護士、菅野美穂扮する積木珠子。この女弁護士が、全体的な学校イジメを告発して奮闘する、法廷での戦う場面の多い、人間ドラマ。今回のお題は「狼少年ケン」なので、ドラマ「私たちの教科書」について詳しく書き込むのは止めておきますが、「私たちの教科書」は、初め頃はあんましノリ気でなく見ていて、毎週見ている訳でもなく、よく報道ステーションのニュースの方を見ていましたが、ドラマを続けて見ていると、けっこう面白く、このところ毎週木曜22時は、報道ステーションとチャンネルを変えつつ見ています。そういえば、第十話の中で、以前、藍沢明日香を中心的にいじめていた優等生の子が、証人で出廷した法廷で、ウソの証言をするシーンがありますが、今回、「狼少年ケン」を書いておりますが、普通一般に使われる「狼少年」て、ウソつきの子供のコトですよね。何だか駄洒落みたいになっちゃったなあ。「私たちの教科書」も、1クール終了して、もうすぐ終わりですね。主役級の伊藤淳史扮する中学教師・加地耕平役も、今までの電車男や猪八戒とは全然違う、シリアスな役作りを持ち味を活かしながら、うまくこなしていてイイですね。伊藤淳史って、案外ウマイですよ、この役者さん。

 「私たちの教科書」は、少年少女のイジメ問題をテーマに、ターゲットを学校の子供たちではなく教師と学校の体質に持って来ていて、法廷シーン満載のドラマとしてはけっこう面白いし、また話題にもなり、ネットのブログ記事なんかでも波紋を呼んでますよね。全国には一生懸命、子供のコトに取り組んでいる教師もまた多いでしょうから、このドラマの中のように一方的に、教師を、やる気がなくて、ただ授業のカリキュラムだけを黙々とこなして行くだけの先生と描くのは、そう描いて告発するようなドラマ作りをするのは、教師が可哀相ですよね。勿論、物語は、学校の体質そのものをも告発しているんですけど。現在の子供たちのイジメ問題は単純ではなく、非常に複雑で構造的なようです。それは勿論、少年少女時代、青春時代は悩みも多いんですけど、希望を持って元気に生きて行って欲しいですよね。済みません。イジメ問題を考えだすとまた長くなるもので‥。

 

Photo_133  いや、ホント済みません、今回はカテゴリ分け「60年代漫画」で、「狼少年ケン」です。「狼少年ケン」のストーリーの中には、いじめテーマはありません。「狼少年ケン」のドラマは、一言でいえば、少年版ターザンですね。設定がムチャクチャといえば、まあ、そうなんですが、多分、アフリカのサバンナやジャングルを思わせる舞台の中で、狼の一族に育てられた、人間の子供、多分日本人の少年のケンが、擬人化された動物たちと生活し、ジャングルの騒動の中で、ジャングルの平和のために戦う、愉快な冒険ストーリーですね。まあ、シリアスではない、昔ながらのマンガの世界で、コメディタッチです。この世界のジャングルには、狼が居て、ライオンと虎とヒグマとゴリラや、その他もろもろの動物、全部が共存しています。犬猫や家畜は居ないけど。いわゆるアフリカの土人、と昔呼んだような、真っ黒に描かれて腰蓑一つの裸で槍を持った、未開の土俗民族のような、集団の人たちが出てきます。この時代はまだまだ暗黒大陸アフリカのイメージがあり、まだメディアにも差別意識がなく、差別倫理の規範が整備されてなくて、世間一般的にもうるさくはなかった。今回の「狼少年ケン」の復刻出版もよく、スムースに運びましたよね。一応、巻末に断り書きはありますけどね。これは、戦後の絵物語や漫画の歴史の上では、山川惣治氏の「少年王者」や「少年ケニヤ」、石川球太氏の「ザンバ」などの世界を踏襲して、それをユーモラスに描いた冒険少年漫画ですね。「冒険ダン吉」や「ジャングル大帝」も、一つのルーツといっていいのかも知れない。

Photo_134  漫画版「狼少年ケン」はTV放送に遅れること半年で、月刊雑誌「ぼくら」に連載されました。連載期間は1964年6月号から65年9月号まで、全16回です。元々はTVアニメの企画で、TV放送先行ですが、漫画のお話は、多分、作者の伊東章夫氏のオリジナルストーリーではないかと思います。漫画版のお話の中には、(ジャングルに)原始時代の原人や剣歯虎が出て来て、太古の恐竜が暴れるものもあり、もっとSF的な、巨大ロボット象やロボットリスを操る、悪のキチガイ博士の暗躍するお話もあります。アニメ放送の「狼少年ケン」の方は、毎週30分ワクの一話完結でした。これが全83話ですから、ジャングル・サバンナを舞台にした愉快なターザン話を、よくそんなにエピソードを作りましたよね。ターザン話といっても、擬人化された動物たちは、狼はもとより、象から熊からシマウマ、リス、小鳥に至るまで言葉を喋って会話し合うんですから、昔ながらのデフォルメされた、もろマンガの世界でした。TV放送分を編集しなおして、何度か劇場版映画として公開してます。僕は、今でも、「トーテムポールの怪人」の巻を、当時、近所の映画館に見に行ったことを憶えてます。ストーリーの仔細は忘れてますけど。当時は、電力会社が全国の電信柱を片っ端から、木製からコンクリート製に変換していったから、撤去された木製電柱がトーテムポールに作り変えられ、全国の小学校に寄贈された。この時代は、何処の小学校の校庭にも、1、2本はトーテムポールがありました。黒いベタ塗りに原色で描かれた、恐い顔が並ぶトーテムポールは、未開の暗黒大陸の、ジャングルの魔神のお話には、ピッタリの素材でした。

Photo_135  マンガショップ刊復刻版「狼少年ケン」の、本のいわゆる腰巻、オビですね、オビの裏側に作家・村上龍の代表作の一つ、小説「69」の中の一節が引用されています。-「僕の名前は矢崎剣介。みんなからは、ケンスケとかケンとかケンちゃんとかケンやんとかケンボーとかケンケンとか呼ばれていたが、ケンと呼ばれるのが好きで、親しくなったヤツにはなるだけケンと呼んで貰うようにしていた。狼少年ケンという漫画が好きだったからだ」-というものですが、おお、僕の子供の頃のエピソードとかなり似ているではないか。僕は自分の家では、家族にケンボーと呼ばれ、父母の友人たちからは、ケンちゃんかケンボちゃんで、通っている学校では苗字かそれにちなんだ呼び名だったが、親戚の従兄エリアでは「ケン!」でした。「69」の主人公・矢崎剣介氏は「狼少年ケン」が、かなり好きだったらしいが、僕は、この頃はどっちかっつーとSF漫画ファンだったから、雑誌「ぼくら」の漫画とTV放映の「狼少年ケン」はよく見ていたが、それ程、熱狂的なファンではなかったかな。やっぱこの時代の僕は、手塚治虫、横山光輝、桑田次郎、久松文雄なんかのSF漫画ですよ。作家・村上龍氏は、僕らよりも年上になるが、だいたい同世代なので、「狼少年ケン」にも思い出深いのだろう。僕は、三年近くも長期に渡って放送されたアニメ「狼少年ケン」も初めの一年は毎週見てるだろうが、後半はあまり熱心には見てないんじゃないかな(上記で同じコト書いてた)。

 ♪ワーオ!ワーオ!ワオー!
  ボバンババンボン ブンボバンバババ ボバンババンボンブンバ
  ボン
  いつもおいらは泣かない どこまで燃えるいのち
  ガッチリ掴むぜ太陽 嵐はまたくる
  歌えよ ケン! 叫べよ ケン! 太陽にとどくまで
  泳げよ ケン! ジャンプだ ケン! 走れ 狼少年ケン

  ワーオ!・・・
  ボバンバ・・・
  いつも元気におおしく 強いおいらはくじけない
  ガッチリ離すなあの星 嵐はまたくる
  歌えよ ケン! 叫べよ ケン! 太陽にとどくまで 
  泳げよ ケン! ジャンプだ ケン! 走れ 狼少年ケン

 ♪ワーオ!ワーオ!ワオー!
  ボバンババンボン ブンボバンバババ ボバンババンボンブンバ
  ボン
  いつもおいらは裸だ あそこだけは隠してる
  だけど女を見ると あそこも出すんだ・・・ (こんな3番があるかい
  っ!)

Photo_137  「狼少年ケン」の、当時歌っていた猥歌(エロ歌)の続きは忘れています。多分、サビ部に卑猥な言葉が並ぶんだと思います。当時は僕もいろんなエッチな替え歌を歌っていました。勿論、僕が作った替え歌もいっぱいあったと思います。作ったっていっても、当時の幼いエロ知識で宛てた替え詩ですけど(詩なんて呼べるか!)。当時の思い出としてよく憶えているのは、もう小学校上級に入っていましたが、遠足の時、担任の女の先生が、みんな歌を歌いながら歩いて行きなさい、と言ったので、僕だけ、当時流行っていた加山雄三の歌を、卑猥な言葉を並べてエロ歌に替えて歌っていたら、女先生に聞こえたらしく、そんな歌は歌うな!と大きな声で怒られました。遠足の他の思い出は忘れてしまってるけど、これは何か憶えてるなあ。当時の僕はね、本当はウブな子供だったんですよ。だけど、卑猥な言葉を喋ったり、エロいことを真似ると、周囲の子供たちが笑うんで、アホーな僕はウケたい一心で、そういう幼いエロを行っていましたねえ。当時、ワルガキの友から教わった、以前よくタモリが安産のお守りだと描いていた、フジTVのマークにも似た、便所のラクガキの、Hなマーク、あれをチョークで廊下に大きく描いて、僕が上に乗っかる格好でうつ伏せに寝て、「フン、フン、フン」て腰を動かしていたら、まだ小三くらいだったんですけど、担任の男の先生に見つかって、有無を言わさず殴られ、職員室に連れて行かれてエライ怒られました。本当はウブな僕は、訳も解らずに、友達を笑わせてウケたい一心でやっていたのに。僕は訳解らずに、幼少時からシモネタだったんですね。あの頃、他のクラスでスカートめくりが流行り、女子児童のスカートをめくっただけでなく、下のパンツまで引き降ろした男の子が、先生からバシバシ殴られて、相当キツク怒られてたことがありましたが、本当はウブで恥ずかしがり屋の僕は、そういう実際行為はしませんでした。だいたい、僕はその後、少年から青年になっていっても、ウブで恥ずかしがりの奥手で、しかし、三つ子の魂百まで、といいますが、それからも今に至るまでずうっと、シモネタでした。僕が30歳くらいになって、ウチの母親が、僕が子供の頃よく家に遊びに来ていた近所のオバチャンに、久々に会って、「ケンちゃんはもう、チン○、○メコとかは、言ってはいないかね?」と訊いたので、母親が「いや、まだ言っている」と話したら、驚き呆れながらも大笑いしたとのコトでした。う~ん、我ながら、雀百まで踊り忘れず、三つ子の魂百まで。ああ、恥ずかしい‥。

Photo_138  今回、「狼少年ケン」の解説の筈が、僕自身の子供時代の、とんだ恥さらしの恥ずかしい話になってしまいましたが、しかし、僕の子供の頃のマイフェバリットは「鉄人28号」「鉄腕アトム」「エイトマン」等等、SF少年冒険探偵漫画が多いんですけど、この「狼少年ケン」も、TVアニメも連載漫画も、子供時代の思い出深い作品です。あの、はるか遠い時代が懐かしいですね。

  

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

○じじごろう日記。 2007-6

Photo_15 ○負けないで ~ ZARD

ジャック: この間、ゴミを漁ってて、生ゴミの中に食べれそうな肉があると思ったら、人間の赤ちゃんだったぞ。

ハチくん: ええっ!本当かいっ?

ジャック: ははは。冗談。

ハチくん: ふうーっ。おどかすなよ、ジャック。

ジャック: しかし、今は高校生が、母親の生首をカバンに入れて持ち歩く時代だからな。人間の最近の流行か?

ハチくん: ああ、そういう事件があったな。福島の会津若松だっけか、アパートで自活する進学校の男子高校生が、面倒見に来る母親の首を切り取ったっていう、猟奇事件。人間の流行じゃないけど、確かに最近は、子供が親などの肉親を殺害する事件が多いよね。恐い時代だ。さっきのは、燃えるゴミ出し日のゴミ集積所に、嬰児が捨ててあったというニュースだね。嫌な話だ。人間たちはどうかしている。ジャックは最近のニュースに詳しいね。

ジャック: TVとかで見るんだよ。毎日毎日、いろんなことが起きてるな。

ハチくん: そうだね。毎日、殺人事件が起きてるし、凶悪な事件が多いよね。

ジャック: じじごろうの変態なんて可愛いもんだ。俺は、じじごろうが心配で毎日、新聞を見てるんだ。痴漢でじじごろうが捕まってるんじゃないかって。

ハチくん: ジャックは口は悪いけど、優しいね。多分、大丈夫だろう、じじごろうさんは。変態歴何十年の筋金入りの痴漢だから。それに最近はやってもせいぜい、公然ワイセツで女の人の前で局部を見せておどかすくらいだし‥。

ジャック: ついこの頃のニュースでは、女性歌手の変死もあったぞ。

ハチくん: 変死‥。ってZARDの坂井泉水の転落死のことかい?あれは、目撃者が誰もいないんで自殺の疑いも出てたけど、一応、事故死で落ち着いてるよね。病院の避難用スロープの手すり越しに、3メートル下に転落したんだ。癌で闘病生活をしていたらしい。40歳は若くて惜しい死だよね。ZARDの坂井泉水さんは、90年代にいくつもの大ヒットを飛ばした実力派シンガーだったね。まだまだこれからだったのに‥。

ジャック: 「負けないで」とか良い歌があったな。

ハチくん: おっ、ジャック、よく知ってるね。90年代のヒット曲には、心に残るような名曲がいっぱいあるよね。「君がいない」「揺れる想い」「マイフレンド」‥。日本の歌謡史に残りそうな良い曲ばかりだ。

ジャック: 俺も、「負けないで」という歌には、呉服屋を追い出されて野良犬になってしまったときに、励まされたもんだ。

ハチくん: えっ?ジャックが呉服屋を出されたのは、もっとずっとずっと前だろ?

ジャック: そうだったかな‥。まあ、とにかく、「負けないで」は俺が困ったり迷ったり、悩んでるときに励ましてくれた俺の応援歌だったんだ。

ハチくん: それは良かったね、ジャック。「負けないで」も良い歌だけど、ZARDには、他にも良い曲はいっぱいあるよ。「心を開いて」だとか癒されるし。癒し系の歌が多いよね。

ジャック: ああ、そうだ。死んじゃったのは悲しいな。きれいな人だったのに。

ハチくん: イメージどおりの控え目でおとなしい人だったらしい。孤高のシンガー、って呼んでたけど、謎の多いシンガーは謎のまま死んじゃった感じ。ZARD=坂井泉水さん、天国で安らかにおやすみください。ご冥福をお祈りします。

Photo_16 ○にせドラえもん

じじごろう: 漫画の「ドラえもん」の最終話があるそうじゃの。

ハチくん: ああ、そういえばニュースになってたね。アマチュアの漫画家が勝手に、「ドラえもん」の最終話を描いて本にして売ってて、著作権侵害になったってことで、著作権を持っている小学館と藤子プロダクションが訴えていたんだ。この贋作漫画家は本を1冊500円程度で、1万3千部くらい売ったらしい。既に、小学館などに謝罪して二度と同じような贋作作りをしないことを誓約して、不当な利益を得たとして、売り上げの一部を支払ったそうだ。

じじごろう: おまえは細かいことまでよく知っとるのう。最終話は、藤子F不二雄さんの作品じゃないんじゃな?

ハチくん: 藤子F不二雄先生は96年に亡くなってるもんね。藤子先生は代表作の「ドラえもん」を、もう、ずっとずっと続けて行くつもりでいたんだよ。藤子先生は「ドラえもん」の新作を執筆中に倒れて、そのまま病院で亡くなられているんだから。だから当時、先生は最終回の構想すらしてなかったらしい。

じじごろう: 成程なあ。藤子F不二雄といえば、伝説のトキワ荘出身の大巨匠じゃからなあ。藤子さんが亡くなった時、元相方だった藤子不二雄Aが言ったコメントが、「僕なんか彼がいなければ漫画家にはなれなかった。彼は大変な天才でした」という、印象的なもんじゃったので、ワシは今でも憶えておる。たくさんのSF等の名作があるが、その中でもやはり「ドラえもん」が代表作であろうのう。ワシは、藤子F不二雄の、あまたあるSF短編が好きじゃッたがのう。あの短くも鋭い奇抜なストーリーを、数限りなく作り上げる、アイデアの才能は最高のものじゃのう。

ハチくん: じじごろうさんもよく知ってるじゃん。「ドラえもん」といえば、小学館の各雑誌で1969年から連載が続いて、コミックスで全45巻、お話は全部で1345話もあり、売り上げ部数は日本を含む全世界で1億7千万部という、ギネス級の驚異的な部数なんだ。すごいね。勿論、アニメも、「ドラえもん」は世界的に有名だしね。

じじごろう: そうじゃな。日本の漫画とアニメというオタク文化は、日本が発進して世界を席巻した、ジャパン文化じゃな。あと、ゲーム文化も日本はすごいみたいじゃしのう。ところで、にせドラえもんの話じゃが‥。

ハチくん: ああ、その「ドラえもん最終話」という贋作なんだけどね、元々、NETのチェーンメールでファンたちが、いろいろな「ドラえもん」最終話を考案しては、文章で流していたんだ。いわば都市伝説の世界だね。98年頃から流れている、その内のよくできた話を、あるアマチュア漫画家が、実際に漫画にして印刷物発行までしたというのが、この騒動だね。この「ドラえもん最終話」の本、20ページくらいで薄っぺらいんだけど、NETオークションで、5000円くらいの高取り引きになっているらしいよ。すごいね。人気漫画の改変というのは、アマチュアの同人誌ではよく行われていることなんだけど、このニセ作品はあまりに売れ過ぎちゃったんだね。

Photo_17 ※NISEドラえもんの「最終話」。

じじごろう: 「ドラえもん」とはすごいものじゃのう。もう世界的に有名なキャラクターじゃな。

ハチくん: そうだね、藤子F不二雄先生もまさか、こんな世界的にすごいことになるなんて思わなかったろうなあ。何しろ、何十年も前、原稿の締め切りぎりぎりで苦しみ抜いた末に、ドラ猫とおきあがりこぼしから思いついたキャラクターらしいから。

じじごろう: ワシだって、昔は「ドロえもん」と呼ばれておったのじゃ。

ハチくん: ええっ!じじごろうさんはドラえもんと呼ばれてたの?う~ん、今の体型は、お腹だけボコンと出ている以外は痩せて見えるし、ドラえもんというよりは、見た目はアフリカの困窮国家の抱える難民だね。餓死寸前でお腹にガスが溜まって、お腹だけ膨れている動けない難民、あれに近いよ。

じじごろう: 馬鹿者!失礼なことを言うな!「ドラえもん」ではないわいっ。「ドロえもん」じゃ。

ハチくん: えっ!「ドロえもん」なの?何、それ?

じじごろう: もう随分昔の話じゃが、ワシも長い人生をやっておると、本当に金に困ってどうしようもない時期もあっての。いけないことじゃったのじゃが、ついつい、やっておったんじゃ。けっこう仕事はうまくいっておって、その手際のあざやかさに、世間ではワシはこう呼ばれてたんじゃ、「ドロえもん」と。

ハチくん: ええっ!泥棒の「ドロえもん」なの?ひどいっ!そんなの、まだ、アフリカの難民の方が救われるよ。

じじごろう: まあ、そう言うな。人は長い人生を生きて行く内には、いろいろとあるもんじゃ。 

ハチくん: 最低だね。あの、ついこの頃のニュースで、千葉県鴨川のホテルの、目玉商品だった黄金風呂が盗まれたってあったけど、あの、1億2千万の総18金浴槽の盗難事件って、じじごろうさんがやったんじゃないの!?

じじごろう: 馬鹿者!ワシがあんな、80キロもある浴槽を一人で盗めるかっ。いくらなんでもこの年寄りが、そんなたいそうなものを盗みに旅館に忍び込むか!「ドロえもん」は、もう、とっくのとっくの、はるか昔に足を洗った話じゃわい。

ハチくん: そうなのか。いや、じじごろうさん、よく、もう公園の噴水池の水浴び行水は飽きた、自分専用の風呂が欲しい、って言ってたじゃないの?

じじごろう: まあ、そんなことも言っておったが、泥棒なぞと悪いことをするかっ。今のワシは正義の味方じゃ。藤子F不二雄の作品でいえば、「ドラえもん」というよりも「パーマン」の世界じゃな。ワシは、パーマンよりも頼りになる正義の味方じゃがの。

ハチくん: まあー、じじごろうさんに似合うのは、黄金風呂じゃなくて、空のドラム缶風呂だね。ガソリンスタンドなんかから、ドラム缶盗んで来ないようにね。

じじごろう: 馬鹿者っ!

Photo_18 ○愛しのナポリタン

ハチくん: ねえ、ねえ、トリオ・ザ・シャキーンって知ってる?前の少年隊のヒガシだとか、V6の森田だとかが居る‥。

じじごろう: 何?トリオ・ザ・しゃっきん?トリオ・ザ・借金、って、ワシらのことか?ええい、面倒じゃの。ちゃんと普通に借金トリオと言え。ワシとおまえとジャックの3人じゃろうが。誰が、そんなふうに呼んどるんじゃ!?そいつを連れて来いっ!

ハチくん: 違うよ。借金トリオなんかじゃないよ。それに、僕もジャックも借金なんか無いよ。失礼だな。借金があるのは、じじごろうさんだけだよ。それも人間のくせにドラ猫なんかに借金をして‥。

じじごろう: ん‥?まあ、そう言うな。いろいろと事情があってな。いやはや、この世知辛い世の中は生きて行くのは大変じゃて。ところで、トリオ・ザ・借金、でなければ、何じゃ?

ハチくん: トリオ・ザ・シャキーンだよ。日本テレビのドラマ「喰いタン2」から生まれた、期間限定の企画ユニットだよ。「愛しのナポリタン」というタイトルの、ドラマ「喰いタン2」の主題歌を歌っているんだ。ドラマの主な登場人物、東山紀之40歳、森田剛28歳、須賀健太12歳の3人で歌うユニットさ。30日に発売されて現在ヒット中。ちょっとベタなラテン調の曲で、ポップでノリが良いエンタティンメント歌謡だね。なかなか良いよ。

じじごろう: なんじゃ、そんなもの。若いもんの今風なはやり歌なんぞ、聞きとうはないわい。それよか、タイトルが良いのう。ナポリタンがどうじゃらと‥。ナポリタンが食べたい。

ハチくん: 「愛しのナポリタン」という曲のタイトルだよ。「喰いタン2」の主題歌。あのね、「喰いタン2」というのはね、先ず、「喰いタン」の最初のが2006年の1月から3月まであって、それから9月に1回きりのスペシャルがあって、今回はその続編2が放送されてるんだよ。喰いタン2

じじごろう: 「喰いタン」なぞと、けったいな名前じゃのう。

ハチくん: くいしんぼう探偵、の略なんだ。略して喰いタン。元々はコミックで、講談社の漫画誌「イブニング」の連載漫画が原作なんだよ。漫画「喰いタン」は「ミスター味っ子」という漫画を描いてた寺沢大介という人の作品で、まあ、グルメ関連で事件を説き明かす、推理コメディーみたいなものかな。

じじごろう: ふ~ん、そうか。知らん。しかし、まあ、ラテンのリズムに乗って踊るのは楽しいな。こうか。

ハチくん: ええっ、やめてよう。裸で、変に腰ふるのはあ~。ああっ、フンドシが外れたじゃないっ!汚ねえなあ、もう‥。もう、踊って浮かれたりしてないで、早く借金返すこと、考えなよ~。

じじごろう: はい、はい。しかし、フンドシ買い換える金も無いしな‥。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする