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「PLUTO -プルートウ-」

 

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 このところ通勤途中の車内では、ハイヴォリュームで「Joy」「Hapiness!!!」「DreamLand」の3曲を続けて何度も繰り返し聞いている。どれも今めっちゃお気に入り、イイ曲ばかりだ。「ドリームランド」は新曲で、「ハピネス」と「ジョイ」はほんのちょっと古いかもだが、3曲ともノリノリでとてもイイ曲だ。最高。「ドリームランド」のヴォーカル、ユキの声は最高に良い。張りがありしかも美しい。このヴォーカルにはワシも惚れ込んだ。前曲のヒット作、「オアシス」「サンライズ」もとても良かったが、この新作ヒット「DreamLand」がまたすごく良い。長らくコカコーラのTVコマーシャルのバックで流れていたが、その時からお気に入りであったが、なかなかリリースされなかった曲。美しいヴォーカルとチコのラップの絡ませも抜群に良いですね。ジャパンポップスでは新しいスタイルで成功している曲だと思います。ん、イイッ。

  
 同じユキさんでも、元ジュディマリのユキさんの「Joy」も、リリースは今年2月くらいでヒット時からは少し経ちますが、TVの歌番組やラジオで掛かっていたのを、ああー良い曲だなー、とか思っていましたが、こうして今、毎日車内で何度も何度も聴いていますと、改めて良い曲ですねー。前の、「プリズム」も初めて聴いた時、ああー良い曲だなー、って感動しましたが、「プリズム」も「ジョイ」も良い。木村カエラさんも新曲であるボーダフォンのCM曲の「リルラリルハ」よりも、こっちの「ハピネス」の方がずうーっと良い曲。新曲としてももうちょっと経ってしまいましたが、「リルラリルハ」も悪くないけれど、やっぱ出来は前シングル「Hapiness!!!]の方がずっと良いですね。せつせつとハイティーンの女の子の心情を、ビートの効いた曲に乗せて歌い上げている。曲調が良いです。好き。まあ、音楽なんて個々人の好みなんでしょうが。
 元ジュディマリのユキさんも、独特の声音で張りのある声量で歌い上げるし、Bennie-Kのヴォーカル、ユキの張りがありなおかつ美しい声量のある歌い上げと、やっぱ二人ともヴォーカリストとして、プロですね。すごい。しっかし、ワシはBennie-Kのユキの歌には惚れ込んでしまった。実に美しい歌声。

Photo_35  今、徐々に流行って来ているのが、米アップルコンピュータの開発したアイポッド。もう、大流行の域に来てしまったのか、ソニー等のCDやテープで聴くウォークマン等の小型携帯音楽機器に取って代わって、増えていますねー、パソコンから取り出して自分の小さな本体内に無数の曲を取り入れて蓄積する、新タイプの超小型携帯音楽機器。元祖がアップルのアイポッドミニアイポッドシャッフル等ですが、またそれを受けて各音響機器メーカーも、類似の携帯音楽プレイヤーを造り出しています。その、ごく小さな本体内に無数に取り込んで行くやり方はそれぞれいろいろあるみたいですが、機器はどんどん小型軽量化しているみたいです。ニ三年前、その当時の友人が、僕が当時聴きたがっていたアルバムを、MP3方式でCDに焼いたから、それを僕にあげようか、でもMP3で圧縮してあるから、僕の持つ普通のCDプレイヤーでは音楽は聴けないかも知れない、という事を言っていまして、その当時は僕はまだパソコンはいじっておらず、パソコン関連の事柄の知識は皆無で、MP3ったって何の事やらさっぱり解らず、結局その新しく作り出したCD盤というのは貰わずじまい。

 この「MP3」というのが音楽の圧縮録音方式で、圧縮するから一つのものにものすごくいっぱい録音できるが、聴くのに音を再現するには、解凍して、それからやっと普通に聴ける。その解凍を行える機器がいる。この解凍を即行う、携帯型MP3プレイヤーというものではRIO社が先駆で、そこからリオカーボンプレイヤーとかいう商品が出ているらしい。このMP3とはもともと映像の圧縮方式MPEG-1の音声部分の圧縮に利用される圧縮技術だったらしい。それがCD並みの音楽再現が出来るから音楽用に利用されている。
 僕もよく解らないのですけど、アップル社のアイポッドの技術というのは、どーもこのMP3とは違うものらしい。いや、そうでもないのか。アップルコンピュータ社が開発したiTunesというソフトを使って作成したAAC、MP3、waveファイル等の形式の音楽ファイルを最大1万曲以上も保存再生する事が出来る、携帯音楽プレイヤーがアイポッドという事です。すごい!今や街行く若者は誰も皆、このアイポッドミニを首にまるで緩いネックレスの如くに掛けています。大人気!。低迷気味だったアップルもこの新開発の音楽機器で巻き返しました。

 僕が面白いと思ったのは、従来の販売音楽CDからパソコンを使って同じような音質のCDを別に作り出せる事から、不正音楽CD作成販売や不正配信を防ぐために、2年位前から各レコード会社がCCCDという企画の音楽CDを発売するようになったのですが、このコピーコントロールCDというやつはパソコンで普通に録音再生が出来ない。ゆえにコピーCDの作成が出来ない。不正防止効果がある。ところがここに来て、アイポッド他の携帯音楽プレイヤーの大流行です。CCCDでは今大人気の携帯音楽プレイヤーに対応出来ない。メリットデメリットを考えると、各レコード会社もCCCD不正コピー防止機能が足かせとなるので、やむをえずこのCCCD製造を取り止めざるをえない。東芝EMIやエーベックス等に取っては皮肉な展開となった訳ですが、これも文明の進化進歩の結果ですね。いやー、こうやって経済というのは進んで行くんですねー。文化文明の発展に合わせて、こうして経済というものが進む。僕は恥ずかしながら、この歳になるまで経済というものがさっぱり解らないまま来ましたが、何か目からウロコ、みたいな感じで軽く感慨です。

 電電公社がNTTになった折、僕のその当時の友人なんかも新たなNTT株買って、僕なんかにも「買った方がいいぞ」なんて株の事なんてほとんど解らないくせに勧めたりしてましたが、実際その当時、僕は株なんて全く何も知りませんでしたし興味もありませんでした。株知識は今も同じようなものです。アメリカや韓国では、小学生の授業から株の事を学ぶそうで、現実生活に密着している教育だな、と思います。小中学の教育カリキュラムに入っていれば、嫌でも何らかの株知識は覚えている。僕みたいにイイトシして株知識は皆無なんて事にはならないし、実際、アメリカの株式会社は市民がみんな少額づつ株を持っていたりしてるんですよね。そういう仕組みは、日本とはちょっと違うのでしょうけど。日本の今の小中高校の授業では、大人の社会の事なんて全く解りませんよね。高校大学でアルバイトを始めて、まあ少しくらいなら徐々に解ってくる。何か、日本の義務教育の授業ももっと現実社会に即した授業を教えた方がいいような気がする。それこそ裏側まで。社会の仕組み、裏表、世間、世渡りまで。でないと、実社会に出て受けるショックが、けっこう大きい少年少女って多いと思う。そういう意味では学生時代のアルバイトって必要ですよね。

 漫画ですが、アイポッドの件でパソコンの事、書いたからなあ。パソコンで、コンピューター関係。十年近く前の「ゴルゴ13」のお話の中で、パソコンのソフトが、ゴルゴ13を自分の敵と思い込み、インターネットのネット網を使って、ありとあらゆる攻撃をゴルゴに仕掛けてくる、というものがありました。もうその漫画は手元にないし、細かい事は忘れたけど、何か天才プログラマーが作ったソフトが何かの偶然でゴルゴ13を勝手に敵だと思い込む。確か最後はゴルゴがこのソフトに行き着き、ゴルゴがソフトの元のパソコンデータを消去して話は終わる。そんなものでしたが、その時、僕がはたと気がついたのが、そうか電子頭脳というものは、ハード部分とソフト部分があるんだという事でした。

 「鉄腕アトム」という漫画の主人公のロボットは人間のように考えるロボットとして昔から有名ですけど、あれもよく考えると人間が作った機械としては、人間みたいな唯一の個性というより、先ずハード機械が出来て、それにフロッピーやロムに詰められたデータを入れてやると、鉄腕アトムという機械が何体も出来上がる。需要があればアイボみたいに大量生産できるし、また鉄腕アトムの性格や思考能力はデータのみとしてCDロムで売り出されるかもしれない。バージョンアップするんなら、新規改良ソフトの鉄腕アトムⅡとかⅢにアップグレード出来る。だってそれだと人間だってクローンなら同じジャン!と思うかもだけど、もし同じクローンでも人間は成長過程で個性が出来るものであるし。まあ、アトムという機械の電子頭脳に学習機能があり、いわゆる成長が出来るならまた話は別か、複雑になりますが。僕は、ロボットといえど、やはり機械であり、物だと考えるので。ロボットヒーロー漫画やアニメでは、主役ヒーローロボは必ず一体ですが、本当は機械のロボットだから大量生産出来るんですよね。アトム本体を買って来て、ウインドウズやマックOSみたく後で別売りソフトを入れてやる、というふうになる。

 

 以前からよく考えるのは、ロボット技術がものすごく発達して、人間そのものみたいなロボット=精密アンドロイドが出来上がると、例えば有名美人女優みたいな女性アンドロイドが出来て売り出されれば、男はみんな自分のいいように性格をインプットして側に置き、結婚なんてしなくなるんじゃないかな、というものです。人間の女性みたいにわがままを言わない。勿論これは女性側からもある事で、女性はみんなやっかいな人間の男なんて側に置かず、トムクルーズやジョニーデップみたいな美形男子型アンドロイドを超優しく性格インプットして、思いのままに家で飼う。こうなると子供がもっと、いよいよ少子化が進む、どころか全く出来なくなるから国家が国策として試験管ベビーから育てて行く。国の養育施設で。勿論、育てるのは保母保父ロボットです。

 何やら、ちょっとゾッとするような未来の怪奇物語みたいになってしまいましたが、え~と漫画です。という事で、お話の流れから、今回はズバリ「鉄腕アトム」。で、往年の日本漫画文化を代表する名作「鉄腕アトム」の中でも、64年か65年頃の作品で、シリーズ中一番の人気があったお話。それは「地上最大のロボット」の巻ですが、その「地上最大のロボット」の、現在の漫画家を代表する才気あふれる俊英、浦沢直樹が描いたリメイク版「鉄腕アトム‐地上最大のロボットの巻より~」の、タイトル「プルートウ ‐Pluto‐」です。リメイクの新作は敵役の方が主題の「プルートウ」なのです。

 前々回のこれも、浦沢直樹さんの作品「モンスター」でしたが、僕、はっきり言って、浦沢直樹さんの漫画、好きです。浦沢さんは中堅どころというよりももう巨匠の域にいるのでしょうね。一番有名な作品はやっぱり、「YAWARA -やわら-」かな。浦沢さんの絵が好きですねえ。70年代終わりから80年代初め頃の作品、「パイナップルアーミー」なんて好きでしたねえ。「モンスター」の前の作品、「マスターキートン」も面白くて好きだった。浦沢さんの作品は、だいたい原作付きの漫画が多かったのですが、「ヤワラ」や「ハッピー」みたいなオリジナルストーリーのものもけっこうある。あ、そうだ、サスペンス物のヒット作、「モンスター」もオリジナルストーリーですね。

 新作になる、「プルートウ」は原作付きといえばそうかも知れないけど、その原作者はもうだいぶ前に他界されている。「原作付き」というより、やはり「リメイク」と呼ぶ方が正しい。生前、「僕の漫画は記号です」と言っていた、漫画の神様手塚先生ですが、確かにもう漫画そのものの「鉄腕アトム」等は記号的な登場人物達を動かしてストーリーを編んで行っているのでしょうが、リメイクされた浦沢さんの作品は、劇画となっており、「鉄腕アトム」に比べて「プルートウ」はもっとずうーっとリアルでシリアスで物語の雰囲気は暗く重い。「鉄腕アトム」はつい、単純なヒーロー漫画として正義のロボットが悪いロボットをやっつけて終わり図式に見てしまいがちですけど、リメイクされた「プルートウ」はやたら細かく描かれていて、確かにこれは単純なヒーロー物ではなく、悲劇なんだな、って解る。

 漫画家浦沢直樹さんも、全18巻という大長編のオリジナルのミステリサスペンス作、「モンスター」を描き抜く事によって培われた創作力が、今回の「プルートウ」を第一級のSFサスペンスに仕立て上げている、というところでしょうね。


 「ロボット」という名詞の語源は、カレルチャペックという確か東欧の何処かの国の昔の作家が、1920年に書いた戯曲「R・U・R」の中で初めて使った言葉で、奴隷の意味が入っている言葉だそうですが、「アトム」の「地上最大のロボット」の話の中でも、悪役ロボットのプルートウは、ご主人様の人間にとにかく他の強豪ロボ達と戦い抜いて世界一の強力ロボとなれ、と戦闘奴隷ロボと義務付けられます。そして、世界の強いロボット達に無理やり挑んで、相手を破壊し続ける。まあ、強者バトルの勝ち抜き戦方式の漫画ですね。このストーリーの根幹は浦沢さんの新作「プルートウ」も全く同じです。その、プルートウの各地の相手の一人に、日本のアトムが居る。これも同じ。ただ、新作の方では、アトムはもう全く日本人の普通の子供の姿で描かれている。ちゃんと服も着ているし。頭も普通に子供の髪。しぐさも普通に子供っぽい。
 元作「地上最大のロボット」の中では、プルートウ以外は、登場ロボット達は極端に奴隷としては描かれてはいません。アラブの王様みたいなご主人様の側近の科学者が、プルートウの生みの親で、実はこの人もロボットだと後で解るんだけど、奴隷といえばこの科学者も奴隷ですね。だいたい、手塚先生の「鉄腕アトム」の物語には一貫して、ロボット=奴隷、という反人種差別の思いが描かれていますね。ロボットという被差別者が民主主義を勝ち取るというものが一方のテーマとして流れている。

 新作「プルートウ」は、通常版のコミックスの他に、豪華愛蔵版が出ていて、これがカラーページがふんだんなB5版特大サイズ、1964年のアトムシールを完全復刻して新たな浦沢直樹描き下ろしのプルートウシールと合わせて、当時の明治製菓マーブルチョコレートの紙包みケースの中に納められ、これが特別付録として付いている。このおまけのシール欲しさにわざわざ高い漫画本買う、レトロマニアってやっぱけっこう多いんだろうなあ。僕は確かにレトロ漫画は読みたくてたまりませんが、シールやオモチャなんてものにはあんまし興味はないなあ。  

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「鉄腕バーディー」 ・・・第9集

 birdy
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 じゃーん、バーディー第9巻です。今回の展開は、宇宙警察の婦警さん、バーディーが追って来た宇宙の凶悪犯クリステラ・レビの片腕だという、最難敵ゴメスにスポットライトが当たる感じ。というか、物語の流れで必然的にゴメスの存在がクローズアップされて来る。これまでに、ちょくちょく顔を出すスーツ姿で長身、恰幅のいいナイスミドルの、謎のおじさんゴメスの事がじわじわ明らかになって来る。つまり、宇宙人らしくて、地球では白人の姿態で東京に小さな会社を構えて社長に納まり、横須賀線沿線の何処か海辺の郊外に閑静な一軒家の邸宅を持ち、日本人妻との間に病気がちな、中学生くらいの女の子が一人居る、というような事から、本当はものすごい強さを誇るという事まで、だんだんクリステラレビ関連の地球で進行しつつある凶悪犯罪の、この重要人物の正体が解ってきつつあるという展開。「ものすごい強さ」は、ゴメスが片腕一本で軽くバーディーの攻撃を一蹴する。鉄腕バーディーの実力ではとても相手にならない強さが証明される。という事で面白くなって来ました、第9集。

 文頭、バーディーを宇宙警察の婦警さんと呼びましたが、「鉄腕バーディー」を一度も読んだ事のない方、婦警から、交通取締りのあのミニパトに乗った婦警さんを想像してはいけません。遠くから、あのコスプレ姿もりりしく、なかなかいいな、とか鼻の下伸ばして見ていても、いざ自分が駐禁で捕まって、うむを言わさず切符を切られる時の、あの憎らしさ、とかつい考えがちですが、バーディーは宇宙連邦の連邦警察の特別捜査官で、黒色の婦警さんの制服とか着ていません。半裸コスチュームでナイスバディーの大柄で格好良い美人のお姉さんです。以前のこのブログで、「鉄人28号」も「仮面ライダー」も武器を持っていないと書きましたが、バーディーも武器は持ちません。正に女子プロレスの強さです。今回もレビ組織の作る獣人の失敗作をしとめるのに、反転パワーボムを使っています。

 何か、どーも、宇宙の凶悪犯クリステラ・レビの地球でやってる凶悪犯罪って、最強超人兵団を作るために、人間の獣人化実験を繰り返してるみたい。その部下が幹部ゴメスの他、いっぱい居る。ゴメスの操る、ものすごく強い「人形」と呼ばれるロボット兵士みたいな、地球人姿形の奴ら。今回は、宇宙の連邦からバーディーの元へ助っ人が送られて来る。何と見てびっくりな連中。でも一応バーディーの上官。追跡捜査専門の人たち(?)でした。彼らの描かれ方って、どーも、小さくていっぱい居るけれど、たくさんの小さな個体で脳味噌は一つ、みたいな連中かな、という感じです。つまり、個体数はいっぱいだが情報はお互いに即座に共有出来る、だから全体としての情報をまとめ上げた知性は一つ、みたいなタイプの知的生物。そんな感じの宇宙人かな?って。読んでみないと解らないでしょう。

 今回第九集の、腰巻オビに、推理作家森博嗣さんの推薦文が三行あります。「少年SF漫画の王道」とある。だから僕が熱烈なファンになって、こんなイイトシこいて毎巻面白く愛読するんですね。僕が少年時代に熱狂したあの味わいを、今になって再び呼び覚ませてくれるから。
 この森博嗣さんですが、僕はひと頃この作家の書く推理小説のファンで、デビューからしばらくは講談社ノベルスを毎巻買って来て愛読していました。森博嗣さんは当時国立名大の工学部の助教授で、その書く小説は「理系ミステリ」と呼ばれていました。「理系ミステリ」というと、何だか「SF」を「理科系の文学」と呼ぶみたいですが、「理系ミステリ」といわれる訳は、主人公の探偵役が大学の理工学部の助教授とその弟子の理工学部大学院生、そして舞台も理工学部系のキャンパス内や登場人物も理科系の博士や学生だったりする事。またトリックや物語の重要なポイントのアイテムが理科系の物象だったりする。そんな事から、「理系ミステリ」と呼ばれたんですね。

 主人公の名探偵役が、犀川さんという大学工学部の助教授で、物語の進行役がヒロイン、西野園萌恵(西之園萌絵)ちゃんです。萌恵ちゃんは国立N大建築学科大学院生にして、キュートで可愛くて茶目っ気ありで、今風の若者アソビもよく解する好奇心旺盛な才媛で、恋心は犀川助教授一筋の健気な女の子。幼くして両親を目の前の事故で亡くしており、心の陰の部分には実は暗く重たいものもどっと抱えている。僕はもう、この萌恵ちゃんが大好きになり、西野園萌恵ファンとして、萌恵ちゃん会いたさに毎回新刊発行と共に手に入れて読んでいたくらいで、関わって行く事件も、十代終わりから二十代前半頃の登場人物たちの絡まる事柄のものが多く、少女漫画家の疾走事件があったり、アマチュア漫画家たちの同人誌の大会で、女子ヒーロー物のコスプレ姿の萌恵ちゃん登場だったり、あるいは近未来のコンピューター施設や未来のコンピューター装置等のSF的アイテム、そして物語の重要な役割の科学者達の登場人物と、もうお話は若者向けな事柄でいっぱいですね。作者が大学に勤めており、キャンパスで若者に囲まれているからでしょう。舞台もたいていキャンパスだし。

 犀川助教授と萌恵ちゃんのコンビ物が十巻くらい続いたのかな、それが終了して、新たなキャラクターのシリーズになってから僕は、森博嗣さんの小説を読むのをやめました。というか読んでいません。特別、ヒロイン西野園萌恵ちゃんが出て来ないからという訳ではなくて、何か区切りになっちゃって。森さんの小説は今でも大人気新刊続々発刊中でしょうが、西野園萌恵ちゃんが活躍する物語も新たに書かれたりもしていますが、僕はもうここ何年も森さんの推理文学は読んでないですね。大学の理系学部で教授職の仕事をこなして、ものすごいスピードで大衆文学を続々発刊する才能というのはすごいですね。森博嗣さんは、僕よりちょっと年下くらいのだいたい同世代の方ですね。脳味噌の出来は全然違うけど、何か趣味傾向が似ている感じがあって好感を持ち、最初の頃、僕はこの方の著作を何冊も続けて読んだみたいです。
 しかし、西野園萌恵ちゃんの一挙手一投足の活躍場面や、若者の服装、特にコスプレ姿なぞ、活字で細かに書き込まれたものから、自分の頭の中に描いたイメージ像に憧れる、なぞというのは、他人から見ればちょっと気持ち悪い、異常なものに見えるかも知れませんね。人気アニメのヒロインのコスプレ姿の可愛い女の子の姿を、頭の中のイメージで作り上げて喜んでるなんてのは。まあ、作者も自分の作ったヒロインに趣味でそんな格好させてるんだしな。

 赤川次郎さんの学園物他青春世代の推理小説というものを僕はまだ一冊も読んだ事がありませんが、この森さんの推理小説も広い意味での青春小説といえますね。赤川さんのものとは探偵小説としての傾向は全然違うでしょうが。赤川次郎さんの作る物語はTVドラマでは見た事あるけど、小説は何か食指が湧いて来ないなあ。多分これからも読まないだろうなあ。あれだけの量の作品を次々と作り上げ続けた才能はすごいものだと思いますが。青春ミステリでも、かなり昔読んだ、もうだいぶ前にお亡くなりになった小峰元さんという作家の、高校学園舞台ミステリの小説は面白かった。あれは何冊か続けて読みました。当時。TVドラマ化された作品もあるけれどお話の内容はほとんど憶えてません。

 今はブログ大流行で、TVの深夜番組でも取り上げられていました。というのか、巷で大流行のブログをTVのバラエティーでパロって、芸人等タレントが各ブログお題に沿ってコントをやる、という趣向のもの。面白かったけど、ブログサービス利用者の、ブログで自分の日記を毎回更新している若者達を、ちょっと馬鹿にしている。ブログは簡易ホームページであり、料金もちゃんとしたホームページ開設運営に比べると、格段に安価、料金の掛からないものだってある。ホームページほどの機能は待たないが、日記等に適している。2004年あたりから若者女性を中心に利用者が増加して行き、今も簡単な日記等を開設更新して行く人がどんどん増え続けている。お互いにリンクし合える機能やお互いにコメントし合える機能など、ちょっとした公開交換日記のような事も楽しめて、ネット上の「ともだち」も出来る。
 このブログ大流行に企業が目を付けない訳がなく、2004年度のブログ関連市場は34億円でしたが、06年度には1377億円に上る急成長が予想される見通しだとか。それだけブログ利用者も増え続け、その周辺商売でもいろいろなアイデアを考え出して、大きな市場へと発展していくという事なんでしょうか。確かアメリカでもブログはものすごい盛況みたいだし、確か議員が辞職に追い込まれるような事件がなかったっけか。違ったか。アメリカブログ界の話題の盛り上がりから。詳しい事は覚えてないけど。中国にも、アメリカマイクロソフト社がネット産業に参入して、社会主義国中国政府の規制を受けながらも中国でブログ利用者が増え続け、現在の中国でもネット利用者は多く、その数何と9千万人強。日本の人口全部と同じ数のネット利用者数では、社会主義国中国の検閲もとても十分には行える筈も無いとか。

 このブログ利用の一つの方法として、日産が行ったのが、日産発売の新車を、釣り好き社員の一人が日頃乗り回して、アウトドアや通勤などでの乗り心地使い心地を、毎日ブログで日記として書き込んで行った。趣味の中で生きる愛車の能力を、自分の余暇の事を書く日記の中で、さりげなく書き込んで行く。この宣伝方法は受けたらしいですねえ、生の生活感の中に生きる愛車として。いろいろ利用方法を考えますねえ。「社長ブログ」というのも多いですね。主にネット関連の企業の社長がやっているのが多いけど、これは社長自ら生活感あふれる日記を書き込んで、その会社を大衆に身近に感じさせる効果でもあるのでしょうか。いろいろな事業所も、そこの社員が交代でブログに、毎日の起こった事柄(特にまあ良い事柄とかを選んで、ちょっとした感動的な事なども入れてみて)などを、日記形式に書き込んで行けば、大衆に親しみを持たせて、企業のイメージアップの効果もあるのではないでしょうか。とも思いますが。芸能タレントはもうみんな自分のブログを持っているし、新曲新ドラマ等の時はそれだけの期間限定ブログを張っている。今は、だいたい主に宣伝効果を見込んだものが多いようですね。ブログ記事に上がった商品を即購入出来るように、ネット商店街に向けてリンクを張る。そしてブログ開設者に紹介料%バックするものもある。

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 この間、雑誌を見ていたら、モデルの海老原友里さんが大写しで載っていて、「エビちゃんはもう始めた!」と広告がありました。その商品名は「アイピ」。何の事だろう?と会社のNEXONにアクセスしたら、商品のAipiが出て来ました。ズバリ、はっきりいうと、「アイピ」なるものは仮想空間を売っているんですね。「アイピ」もブログの一種でした。ただこっちはターゲットを若い女性にしぼっている。多分、利用者はハイティーンから20代前半の女の子が圧倒的に多いと思います。なかなかこった作りです。先ず利用者のハウスが現れる。利用者の好みの物がいろいろ置いてある。広告塔になるタレントの利用者もいますが、例えばミュージシャンの娘だったらハウスの中に家具と一緒にギターとか譜面台がある。上からの見取り図も見れる。前庭も作ってあり、愛車がある。他の場面も現す事が出来る。全てCGで作ったアニメ絵。利用者のキャラクターも個々にある。自分の写真も公開出来るが、加工をほどこしたものが多い。個々のBGMが流せる。普通のホームページみたいにいろいろなページに開ける。その中に日記があり、意味マークと共に、絵文字入りでごく簡単なコメント記事が書いてある。同じ「アイピ」利用者と「ともだち」になれて自由に相互リンク出来る。これはまあ、ケイタイメール世代の、一種の、ちょっとしたアイデェンティティーを持つ場所ですね。若者達の。その象徴が、可愛い絵で描かれた、個々の自分自身の家の中の部屋。Aipiという商品はその場を提供している。まあ、ありていにいえば、うるさい親父のいやみみたいですが、おままごとの延長。でも、この仮想空間の場も若者には売れる。今のケイタイがこんなにも若者に遊び道具の一つとしてウケルとは、ケイタイが開発され始めた当初、考えも及ばなかったそうですが。何か、ケイタイの延長のような感じもしなくもない。まあ、このアイピもブログはブログの一種でしょうけどねえ、より簡易に文章を少なくして、絵でメッセージを表わせている。今の若者達は、ちょっとした意味マークの絵や絵文字で伝えたい事を敏感に感じ取るのでしょうね。当然、深い論理のメッセージなぞは無理でしょうが。

 ああ~、長かったが、よく考えたらこれもブログなんですね。僕の書いてるのも。ここまで長々書き込むともうどどーっと疲れちゃいます。眠たい。文章書くのは好きですが、長過ぎかなあ。ブログでこんなに長々書き込んでる人は滅多に居ません。簡単なものが多い。写真とかを入れて。僕もたまに他人のブログを覗きますが、長々と文章が続いているのは、うひゃーっ!と思って避けたりします。だから他の人たちも多分、この文章群ばかりが延々続くのを一目見て何処かへ行っちゃうでしょう。僕のブログを全部読んでいる人なんて居るんだろうか?


 僕はラジオのFM放送のパーソナリティーやっている七尾藍佳さんのファンですが、彼女のブログを見ると時々長々続いているものもある。長いのは、才媛らしくちょっと難しそうな記事が多そう。
 僕の場合、ブログの書き込みは、ちょっとしたアイデェンティティーを持とうとしているというよりも、何か、吐き出しですね。溜まったものの吐き出し。もしも全部読んでいる方が居たら、そんなもの読ませていてどうも済みません。です。はい。何か僕もちょっとした漫画絵なんか入れて簡単なものもやってみたいですねえ。二コマ漫画くらいの入れて。でも漫画絵描き込むとなると毎回大変だろうなあ。それにしても今回は想像以上に長くなって疲れきってしまった。寝ます。

 

※(2005-12/18)「鉄腕バーディー」第11集
※(2007-1/31)「鉄腕バーディー」第13集14集
※(2005-3/14)「鉄腕バーディー」⑧
※(2005-9/19)「鉄腕バーディー」第10集
※(2005-2/13)「鉄腕バーディー」
※(2006-5/1)「鉄腕バーディー」第12集
※(2005-06/19)「鉄腕バーディー」第9集

 

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「MONSTER -モンスター-」 ・・・(2)

200507151
monster
 トムクルーズの映画「ラストサムライ」でハリウッドに評価されて、今回悪役として主演クラスの役をやっている日本人俳優、渡辺謙の出演代表作の一つとなるであろう、マーベルコミック原作のヒーローもの、皆さんご存知、正義の人バットマンの活躍最新作、「バットマンビギンズ」が今週くらいから日本公開されますね。ビギンズってくらいだから、バットマンエピソードの最初の方。富豪ブルースウエインが育ち現在も住む街、ゴッサムシティを守る正義の人、バットマンはいかに誕生したか、というバットマンサーガの一番初めのお話です。だからあのシュワルツェネッガーやユマサーマンが悪役やったお話の、ロビン少年やバットガールといったファミリーは勿論影すら出て来ない、初期も初期の頃のお話です。「バットマン」のシリーズは80年代後半から4作作られていると思うけど、僕はまだロビン少年も出て来ない「1」や「2」の映画の雰囲気が好きでしたね。何か雰囲気的に暗く重くて。同じくコミックからのヒーロー映画「デェアデビル」の暗い雰囲気にちょっと似ている。何か、1や2に比べると、三作四作目はいやに明るくなった。主演俳優自身の持つ雰囲気もあるのでしょうけど。
 シバレン原作の「御家人斬九郎」をTVでやっていた渡辺謙さん、悪役でもいいからこれだけでなく、これからどんどんハリウッド映画に出演して欲しいですね。日本を代表する俳優として、世界でも有名になって欲しい。

 8日の日に日本のサッカー代表チームが、世界でいち早く、来年のワールドカップのドイツ大会参戦が決まりましたが、翌日の新聞に記事として、作家村上龍さんのコメントが載っていました。観戦記なんですが、文中に、自分の前に「タイの警察が整列している」とか、「胸に金日成バッジを付けVIPというIDパスを握った一団がまわりに座った」とか書いていますが、無観客試合の筈ですが、どこで観戦していたんだろうか?それとも作家村上龍を含んでごく一部VIPは、試合場内で観戦が許されたのか?よく知りませんが、最近「半島を出よ」という小説を書いた本人として、まわりを北朝鮮VIPに囲まれて座っていたのは緊張したそうです。「まさか解る筈もないが‥」と書いていますが、日本国内にも北のスパイなんてうじゃうじゃいるでしょうし、北にイージィーに繋がってる組織もあるだろうから、この人が、北朝鮮の反乱コマンドが博多を占領する小説を最近書いた作家だ、なんて事はすぐに解る事なんじゃないかな。まあ、近未来を想定した架空の小説だから、あんまり気にはしていないのか。

 「半島を出よ」は上下巻に及ぶ長編小説で、今現在、書店の文芸部門ではベストセラーに入っているんじゃあないかな。あらすじを読むと、先ず福岡ドームが北朝鮮の空軍機に占拠され、北朝鮮の正規軍が上陸して福岡を占領する話らしい。面白そうだから僕も読んでみたいですが、上下巻二冊は長そう。読み上げるのが大変そうですね。僕も寄る年並みで、もともとひどい近眼がよくかすむし、すぐにピントが合わなくなって読み辛くなるし、目が疲れて寝てしまうし。「村上龍さん観戦記」では、北の反乱コマンドとありますが、経済的に追い詰められた北が国家的に日本に戦争を、奇襲で仕掛けてきたのではないのですかね?読んでいないから解らないけれど。もう、東ドイツやソ連の社会主義体制が崩壊して十年以上になりますが、北の社会主義体制もそう長くはもたないだろう、と言われ続けていますけど、それを踏まえた村上龍さんの、経済的破綻後の予測しうるのではないかという想像のドラマなのではないか、と思いますけど、ひょっとしたら違うストーリーなのかもしれない。反乱コマンドだというから、中央政府に反旗を上げて、軍の一部が勝手に出た単独行動なのかも知れないが、でもその後大軍を上げて上陸してくる訳だしな。やっぱよく解りません。小説そのもの読むのは、さっきもいうとおり大変だからまた何か書評でも捜して、確かなあらすじを捉えるとするかな。それにしても北朝鮮政府は、アメリカ映画「007ダイアナザーディ」でも腹を立てたろうが、今回のこういうエンタティンメント小説にもやっぱり怒るんだろうな。もしも自分が作家でこういうものを出すとなるとやはり緊張するけど、作家というものもこういう作品を刊行するのは度胸がいるよな。
 楡周平さんの小説でも、主人公がCIAに脅迫されて日本国内の北朝鮮コマンドを密殺するというお話を書いていますが、日本にとって今一番脅威となる外国は、先ずは北朝鮮でその次が中国でしょうから、北朝鮮主題のクライムノベルというのは、日本の作家にとって今おいしいテーマでしょうからね。楡さんのはもう何年か前の作品ですが。

 でもまあ、長時間書物が読めなくなって、寄る年並みには勝てぬ、以上に目が弱くなっていて、漫画のコミックスも一巻をごく短い時間で一気に読み上げていたのが、それも出来なくなり情けない事この上ありませんな。若い頃には実際に海外のいろいろな場所に行ってみたいとの希望もありましたが、病気で足腰を悪くして以来、一応たしなんでいた護身術も満足に使えず、歩き回るのも大変だから、海外の何処かに行ってみたいなぞという気持ちは、今となってはほとんどありません。皆さん、冒険するなら若い頃です。何でも見てやろう、やってやろうは若い頃ですぞ。

 ちなみに村上龍さんというのは、芥川賞受賞出身で、文芸書評欄でも一応純文学の方で語られる事が多いと思うのですが、村上春樹さんの方は常に娯楽というより純文学の範疇に、明らかに入っているのですけど、実際に村上春樹さんの方はもう日本の現代文学を代表する作家と見られていると思いますが、村上龍さんは芥川賞受賞後の「海の向こうで戦争が始まる」とか「コインロッカーベイビーズ」くらいまでは純文学の範疇に入りそうに思えるんですけど、その後は現在までどちらかというと大衆小説に近い作風になっているんじゃないかという気がします。どっちかというとエンタティンメントと呼ばれる領域ではないかという…。まあ、別に文学の区分けなぞ僕にはどうでもいい事ではあるのですが。はい。

 「漫画読み日記」の漫画の事を書かなくてはいけない。今回は前回の続きで、タイトルは「Monster」でした。「モンスター」第二回。え~と、TVの洋画劇場でリメイク作の「サイコ」を見ました。「サイコ」といえば、もともとは1960年公開のヒッチコック監督の名作で、サイコキラー作品の草分けですね。元祖狂える殺人鬼もの、といっていいものです。精神的に異常な殺人鬼。そこから発展拡大していろいろな嗜好殺人狂が誕生する。ゲテモノの方に行っちゃったのが、ジェイソンとかブギーマンとかまあ、フレディとかでしょうね。リメイク「サイコ」も、殺人狂としての規模はこじんまりしていて小さく、ジェイソンやブギーマンみたく何人も殺戮してまわる訳ではないが、サスペンスとしてはなかなか面白い映画でした。恐怖モノとしてはシリアスでいいんじゃないですかね。

 シリアルキラー物語のはしり、映画「サイコ」の、90年代末リメイク版でしたが、で、そこで、今回のタイトル「モンスター」という漫画ですが、厳密には、リアルホラー物の、シリアルキラーが殺しまわるという話とはちょっと違います。まあ、物語の中心は冷酷殺人鬼なのですが、これのエピソードがちょっと深い。いろいろ複雑なんですよね。
 主人公はドイツの有名大病院に勤める天才外科医の日本人Dr.テンマ。このテンマが命を救った幼い双子の片方が、後に天才的頭脳を持つ冷酷な殺人鬼となる。この殺人鬼の一件の殺しの無実の罪を被せられて、警察に追われるはめに陥るテンマは、この、幼い頃に助けた殺人鬼を殺す事を決意、天才殺人鬼を追うテンマ、テンマを執拗に追い続ける鬼刑事、それにまつわる多彩な登場人物、といったところが、ざっとのお話の一本の縦の幹線ですね。
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 「MONSTER -モンスター-」はコミックスで多分全18巻。大長編です。何かの雑誌に女優の菅野美穂さんも熱烈なファンであった、との記事が載っていました。ちょっと前の雑誌に。三年位前かな。もっと前か?長いですけど、面白い作品です。是非読んでみてください。って僕は実は全部読んでないんだけれど。最後がどうなったか知りたいな。天才殺人鬼の双子の片方は美少女の妹なんですが、これが善良で優しい可愛い娘なんですが、恐怖の殺人鬼である兄の始末を決意する。ああ~、やっぱし、続きがどうなったのか知りたいな。ではまた。
 

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