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○じじごろう日記。 2006-1

Photo_18 ○70年代ポップス~ミスターマンディー

ハチくん: 皆さん、おはようございます。元気でやってますか。12月に入って朝晩がめっきり冷え込んで来ましたね。風邪などをひかないように、皆、気をつけてね。怖い、インフルエンザとかにも充分気をつけて。朝晩と、外出からの帰宅時にはうがいが良いですね。健康は自分で守りましょう。

じじごろう: ふん、犬がいったい、インフルエンザに掛かるのか?おまえはフィラリアに気をつけいよ。

ハチくん: フィラリアは夏場の病気だよ。近況ですが、僕は元気です。咳一つ出ません。鼻水も出てませんが、鼻はしっとり濡れてます。この間、洋楽のCDを買いました。タイトルは「ザ・セブンティーズ3」。昔懐かしい、70年代活躍洋楽トップアーティスト達の70年代ヒット曲集の、いわゆるコンピレーションアルバム。その第3集。これでね、前々からもう一度聴きたくて仕様がなかった70年代初頭ヒット曲、カナダ出身のポップスグループ、オリジナルキャストさんの「ミスターマンディー」が聴けるの。やったーい!今までドコ探しても無かった昔の曲が、これに入ってた。ダムのカラオケにはあるのに、何故CDで探してないんだろう?って不思議に思いながらあちこち探してたしろものなんだ。「ミスターマンディー」は勿論、昔はレコードで聞いてたし、あの頃のゲームセンターのジュークボックスなんかでもよく掛かってた。

じじごろう: 犬が、ゲームセンター行って、ジュークボックス聴くかっ!全く、聞かれもせん事を、ぺらぺらよく喋りおって!この妖怪犬め。

ハチくん: あのう~、このブログの読者の皆さん、僕の画像が無いから解らないでしょうけど、自分で言うのも何なのですが、僕は可愛い犬です。あの、中型犬と小型犬の間くらいの大きさの愛くるしい犬です。名誉のため。妖怪と言うのなら、容貌ではじじごろうさんの方が、とっても妖怪だと思います。

じじごろう: ワシは今、猛烈に怒っておる。‥‥ぶるぶるっ!(怒りで身体が震えている音)。

ハチくん: じじごろうさんが木刀、持ったので、僕、逃げようかと思います。…落ち着いて、じじごろうさん。ところで、じじごろうさんの昔好きだった曲だとか、心に残る思い出の曲って何なの?聞きたいな~、じじごろうさんの青春の思い出の曲、って。

じじごろう: そうじゃなあー、ワシの若き青春の日々の熱き心に響いた、あの頃の名曲の数々。それはなあ、ボブディランにビートルズじゃよ。ローリングストーンズなども聴いたなあ。ああー、昔は良かった。昔のロックは良かったのう。「サティスファクション」のリズムに乗って、こう、踊ったもんじゃ。

ハチくん: ちょっと、ふんどし一枚の裸でタオル持って、腰をふりふり踊るの、やめてくれないっ?

じじごろう: ああ、朝の乾布摩擦の途中だったからの。おまえが悪いんじゃ、ワシの毎朝恒例健康行事の間にしゃしゃり出てくるから。

ハチくん: と言うより、今日は僕が話してて、爺さんが横から入って来たんじゃないか。12月に入ってるというのに、朝からそんなふんどし一枚の格好で出て来て、この変態ジジイ!

じじごろう: もう、終わり~だねェ♪ おのれ、妖怪犬め、昔鍛えたこの剣道の腕で、たたっ斬って退治してくれるわっ!

ハチくん: 今度はホントに逃げるっ。

ハチくん: ふうふう…。あんな木刀でアタマ割られちゃあ、かなわねえからな。え~と、逃げて来ました。それでは、僕の話の続き‥、オリジナルキャストの「ミスターマンディー」、当時のビートルズやサイモンアンドガーファンクルなんかのヒット曲抑えてトップ1にまでなった名曲です。日本のオールジャパンポップス20でだけど。1970年の洋楽ヒットチャート一位。日本でだけど。(一説には日本、年間総合7位って話もあるけども)。ああ~、良い曲だなあ。女性ボーカルのディキシーリー(ディキシーイーかも?)の張りのある歌い上げる声がホント、良くって。こんな名曲なのに、2005年8月に初CD化。僕以外にも待っていたファンは多かったでしょうね。アルバムタイトル「ベストオブオリジナルキャスト~ミスターマンディー」です。他にも68年のヒット曲「天使の兵隊」とかが入っています。僕が、30年以上の時を経て、再び、この名曲ポピュラーを堪能できたのは、アルバム「ザ・セブンティーズ3」でだけども。ふうっ、じじごろうに邪魔されずに、名曲の紹介が出来たぞ。それでは皆さん、また今度。ごきげんようです。

Photo_19 ○ミラクル・マオちゃん ~ スーパーヒロインの時代

 お正月版のTV情報誌、あの毎日のTV番組が2週間先とかまで載っておるやつじゃ、あれのお正月超特大号なるものをパラパラ見ておったら、パラパラ踊りながら見ておった訳じゃないぞ、さすがのワシも激しい踊りをしながら活字は読めんからな。お正月の映画放送のコーナーで、年末じゃが、平成ゴジラシリーズの二期目の完結編じゃろな、菊川怜の出る、「ゴジラ Final Wars」の事が小さく出とった。この実写特撮映画はSFのアイテムを全部詰め込んだような内容らしいの。主役達が特殊能力を持つミュータント兵という、超能力アイテムに、円盤に乗って飛来するⅩ星人という、侵略宇宙人アイテム、そして本当の主人公ゴジラら怪獣の、恐怖巨大生物強襲アイテム。ひとつの映画に三つも盛り込んで、物語を破綻させずに面白く無事に見事、エンドまで持って行っておるかどうか、大いに興味があって見てみたい特撮映画じゃのう。まあ、子供向けかも知れんがの。子供向けの作りだったら、ちょっとなー、SF映画ファンの観賞に耐えうるかどうか。

 最近のゴジラもの映画でワシが見たものは、ちょっと前になるが、あの釈由美子がメカゴジラに乗り込むやつ、あれじゃの。釈由美子が良かったのう。自衛隊の女隊員か?メカゴジラに乗り込んで操縦するくらいだから、自衛隊員も特殊な立場のエリート隊員じゃろうの。TVドラマシリーズ「危険なアネキ」に脇役で出てた釈由美子も良かったし、「英語で喋らナイト」の釈由美子も良かったがのう。美人のオナゴはみんなイイ。この「ゴジラ Final Wars」の記事のコメントにあのインリンの一言が載っとった。インリンオブジョイトイといえば、プロレスにもインリン女王様として出て来たり、TV料理バラエティー「愛エプ」でまずい料理で有名じゃが、年末正月特番の「愛エプ」にも出るらしい。どんな超まずい料理をゲストに食べさせるのか‥。というか、あれもやはり番組を面白くするための役回りという、いわゆる「やらせ」もあるんじゃないかのう。毎回毎回変ちくりんな料理ばかりを作っておるし‥。「M字開脚」インリン様も可愛いがのう。今流行の言い方、エロ可愛い、の本家本元じゃのう。

 国立代々木競技場で行われたフィギュアスケートグランプリ・ファイナルでは、何と、トリノ五輪金メダルに一番近いと言われるロシアの美しき強豪、スルツカヤを制して、15歳!浅田真央ちゃんが優勝金メダル。すごいぞ!ミラクル・マオちゃん。世界女王に大差じゃ、日本の15歳真央ちゃん。残念ながらミキティーは今大会は振るわなかったのう。ミキティーのトリノ五輪出場は危ういのではないかな。世界唯一の4回転ジャンプ達成者、安藤ミキティーも今回は4回転挑戦どころか調子そのものが悪かったみたいじゃの。それにしても真央ちゃんはすごいぞ、まだまだ子供っぽい顔立ちのあどけない少女も少女じゃ。それが完璧なプレイで世界の強豪達を抑えて優勝じゃから。残念な事に来年のトリノ五輪には年齢制限で出場出来んがの。ヒロインは交代するもんじゃのう。フィギュアスケートアイドルはこれはもうミキティーからミラクル・マオに交替するぞ。あの、ニイーッと口をいっぱい横に広げてのミキティースマイルをもう一度見たいもんじゃが。今の日本のフィギュアスケート界には、美しい強者がいっぱいで、リンクに氷の妖精達が、ひしめくと言う程の状態のようじゃの。美しいオナゴの好きなワシには嬉しい限りじゃ。エキシビジョンでは、ミキティー、4回転を成功したらしいの。安藤美樹ちゃん、StayGoldで頑張り続けて欲しいの。

 女子フィギュアスケートばかりではなく、今はスーパーヒロインの時代じゃのう。男よりも女の方が光り輝いておる。どの世界でもじゃ。日本のゴルフ界では今、人気絶頂のスーパーヒロイン、宮里藍。世界テニスではあの大きな美女、マリア・シャラポアじゃ。アメリカで演奏するジャズピアニスト、上原ひろみ。女子レスリングに女子柔道等のスポーツ界から、アーティストの世界まで、挙げだしたらきりがない程の活躍ぶりじゃ、男達を制して光輝く、各界のスーパーヒロイン達。

 実は世界政治の世界も、なんじゃ。ヨーロッパではドイツ連邦共和国の首相に、アンゲラ・メルケルさんという女性が就任しておる。ヨーロッパでは先達に「鉄の女」の呼び名で有名だった、イギリスの女性名宰相 サッチャーさんが既に存在しておったけども、今のヨーロッパでは、フィンランドやアイルランドでも女性の大統領が誕生しておる。アジア、アフリカでも女性宰相が出て来ているし、ニュージーランドの首相も女性じゃ。世界政治の世界のトップリーダーに続々と女性が登場しているんじゃな。そして、国際政治情報系の雑誌で、トップ見出しを騒がせるウワサ、あの世界の覇権国家であり、今世界唯一の超大国アメリカでも、次期大統領選には民主党からヒラリー・ロダム・クリントンが立つのではないかとの予想情報。そうなると、共和党は現国務長官である、コンドリーザ・ライスを対抗馬に送り出すのではないかとの話。勿論、共に有名な英知に長ける女性政治家じゃ。ヒラリーはクリントン元大統領の妻であり、全米トップ弁護士100にも選ばれた白人の才媛で、ライス現国務長官は何とIQが200あったという噂もある、ピアノの腕は超一流のアカデミーの才能も長ける、黒人の辣腕政治家じゃ。もし2008年の大統領選で女性大統領が誕生すればエライ事じゃぞ。もう、真実、女の時代となる。世界政治のトップスーパーヒロインが出来るんじゃからのう。正に、すごいぞ。

 今はフィクションの世界でも、女性ヒーローの活躍しておる時代じゃろ。漫画でも映画でも、RPG等のゲーム世界でも、スーパーヒロインが主人公のものが多い。本当に、女性の時代が来ておるんじゃなあ。と、納得。

Photo_20 ○ハッピー・メリー・クリスマス

ハチくん: 皆さん、メリークリスマス。

じじごろう: メリークリスマスじゃな。何か、よう、解らんけれど。

ハチくん: クリスマスはクリスマスですよ。みんなハッピーで楽しくて、良いじゃん。街には恋人達があふれてラブラブに、時をハッピーに過ごすし。

じじごろう: ふん、何を言っておるか。日本人が皆、西洋かぶれをしおって。嘆かわしいのう。日本人の魂は、いったい何処へ行ったのじゃ?

ハチくん: 知らないよ、何処行ったのかなんて。良いじゃないよ、みんなが楽しく華やかに過ごしてるんだから。街だって、どこもイルミネーションがきれいで素敵でしょ?

じじごろう: だいたいが西洋のキリスト教とかいう宗教の、外人どもの祭りじゃろうが。日本人には関係ないワイ。それに、街中で恥も外聞も無くちちくりあう恥知らずのカップルどもが、人目も気にせずイチャイチャと、街中のそこかしこにあふれかえって、目のやり場もないワイッ!

ハチくん: ああ、キリスト教のお祭りだとかは知ってるんだ?イエス・キリストの誕生祭だよ。24日はイブといって聖夜だ。

じじごろう: 聖夜?何じゃ、性夜の間違いじゃろが。そうか、性夜で、世のカップルどもが街にあふれかえり、若い男は皆、ホテルの部屋取りに躍起になるんじゃな。

ハチくん: 全然違うよ!まあ、ある意味日本じゃ、現象はそうかも知れないけど。サンタクロースなんて、知ってるの?

じじごろう: おう、知らんでか。西洋の民話じゃ。昔々、龍宮城に行ったサンタクロースという者が、土産をぎょうさんもろうて、亀に乗って帰って来たんじゃ。大きな海亀じゃ。それに乗ってサンタクロースは家々の子供達に、その土産を配ってまわった、良い人なんじゃ。それで子供達は大喜び、本当に良い話じゃ。しかし、良い事ばかりでもなくてな。何せ、大海亀に乗って空から飛来じゃろ、土産を貰う家々は大きな海亀の着地で、屋根瓦が割れてしまう。中には着地に失敗する海亀が逆さに降りて来て、もろに硬い甲羅から屋根に激突じゃ。家屋は破壊されて、些細な土産物一つもろうても割が合わんのじゃ。保険屋は大損害じゃ。だから、子供の大好きなサンタクロースも、大人はあまり好意的には思うておらん。

ハチくん: 何処の世界の話やねん。それは日本の民話の浦島太郎じゃないか。確かに、陸に帰った浦島も、サンタクロースも白髭だけど。

じじごろう: まあ、そんなこんなでクリスマスなんて皆が言う程は楽しくもめでたくもないもんなんじゃ。もっと日本人は目覚めにゃいかんな。

ジャック: 腹減ったなあー。クリスマスケーキとかないのか。俺は、あの七面鳥の肉だとか食べてみたいよ。

ハチくん: あ!ジャックじゃないか。生きてたんだ!びっくりした。

ジャック: おう、ハチくん、元気にしてたか?俺も何とか生き延びてたよ。腹減った。

ハチくん: いやあ~、めでたいなあ。クリスマスといい、実にめでたい。皆さん、ジャックは白色の秋田犬みたいな、大型の日本犬です。昔、ウチの近所の老舗の大店の呉服屋で飼われてた、お金持ちのイイトコの犬です。でも、今は何だか汚れてて毛並みにもツヤが無くて、何だか貧乏臭い風体になったなあ。昔の面影が無いよ、ジャック。

ジャック: 懐かしいよなあ~、ハチくん。あの呉服屋、潰れてなあー。大飯食らいの俺は出されちまって、今じゃ野良犬なんだよ。腹減った。え~と、皆さん、ハチくんは茶色の毛色で、ふさふさした尻尾を持ってる、中型犬と小型犬の間くらいの大きさの、どっちかっちゅーと洋犬タイプの、野良犬です。

ハチくん: 野良犬はよけいだ。しかしあんなお金持ちの家に飼われてたのに、世の中は解らないもんだねえ。しみじみ。

じじごろう: 何を小汚い野良犬同士がごちゃごちゃ言っておるんじゃ。生ゴミでもあさりに行く相談か?

ハチくん: クリスマスにゴミだとか、そんな夢の無い話は止めてよ。しかし、そうだなあー、サンタクロースがケーキだとかローストチキンだとか持って来てくれないかなあー。

じじごろう: やめとけ、家が倒壊するぞ!

ハチくん: だから違うって。サンタクロースは海亀なんかに乗って来るんじゃないよ。サンタはトナカイの引く箱ゾリに乗って飛んで来るんだよ。

じじごろう: トナカイなんぞという鹿の仲間が空が飛べるか。その点、、昔から大亀が四方から火を吹いて飛んでおったぞ。

ハチくん: それは昔の大映だか東映だかの特撮映画の怪獣、ガメラだ。数年前にリメイク映画もヒットした。だからもう、違うんだってば。サンタクロースは北極の近くのグリーンランドに住んでて、そこからクリスマスの夜に飛んで来るんだよ。子供達にプレゼント持って。元々はセント・ニコルスさんて昔の良い人が貧乏な家の靴下に金貨を投げ入れて、それが由来なんだよ。クリスマスの子供達の夢なんだよ!

ジャック: ああー、それイイな。俺の口にも肉片、投げ入れてくれねえかな。ああー、腹減った。

じじごろう: しかし、26日が楽しみじゃのう。

ハチくん: え?何で。

じじごろう: 26日には残ったケーキがどっと出るぞ。

ジャック: ああー、それイイな。腹減った。

ハチくん: いいね、それ。26日といわず、25日深夜からだな。

じじごろう: 25日の深夜はお菓子屋の裏側で待っとかないといかんな。思わず歌が口からこぼれ出るな。♪菓子屋の裏側になあーらんだ、いろーんなケーキを見ーているう‥。

ハチくん: 今から待ち遠しいね。ゴクリ、生唾が出る。

じじごろう: 早くクリスマスが終わらんかのう。

ジャック: 腹減った。待ち遠しいよ。クリスマスが終わるのが。

ハチくん: それじゃみんなでユーミンの「恋人がサンタクロース」でも歌おうか。

じじごろう: おう、良いのう、それ。あれはワシも好きな歌じゃ。♪恋人がサンタクロース、本当はどろぼう~。

ハチくん: 歌詞が違うよ。まあ、しかし、顔を半分隠して大きな袋をかるってる姿は似てるかも、だけど。

ジャック: 腹減った。

ハチくん それでは皆さん、ハッピーメリークリスマス!

Photo_21 ○謹賀新年。

じじごろう: 皆さん、明けましておめどとうございます。じゃ。

ハチくん: 皆さん、2006年です!明けましておめでとうございます。2006年が皆さんに取って良い年でありますように。今年2006年もよろしくねっ。僕も皆さんにいろいろとお喋りして行くよっ!

じじごろう: 何じゃ?こやつがまたいっぱい話しておるな。犬畜生の分際でベラベラと、年の初めから目立って喋りおって。

ハチくん: いいじゃないよ、あいさつだよ、年の始めの。お年賀だよ。僕のがていねいなだけだ、皆さんへのご挨拶が。それだけ。

じじごろう: ふんっ。まあ、皆さん、今年もこの野良犬がでしゃばって出て来るかも知れませんがな、まあ、勘弁してやってください。目立ちたいような年頃なのじゃろう。

ハチくん: 何言ってんだろうね、この爺さんは。僕とじじごろうさんはもう、何十年と言うつきあいなんだよ。お正月くらい、仲良くして、僕を何かおいしいものでも食べに連れてってよ!

ジャック: それ、賛成だな。…腹、減った。

ハチくん: ああ、ジャック。君も皆さんにご挨拶しなよ。

ジャック: 皆さん、今年も何か、おいしいもの、お恵みを。腹減りました。

ハチくん: もう、駄目だよ、ジャック。年の初めから、そんな事、言ったら。皆さん、今年も愛犬の僕とジャックをよろしくね。

じじごろう: 情けないのう。初春からものもらいの物乞いとはのう。これじゃから野良犬は嫌なんじゃよ。

ハチくん: 何言ってんだよ、じじごろうさんは昔は僕の飼い主じゃないか。正月だもの、オセチとは言わないから、雑煮くらい食わせろっ!

ジャック: 何でもいい、腹減った。

じじごろう: う~む、初のゴミ出し日は確か4日‥。コンビニの裏にでも行ってみるか。最近は正月でも開けておるスーパーも多いしな。

ハチくん: 行こう、行こう。オセチセットの残ったのとかあるかも。

ジャック: 腹減った。急ごう。

じじごろう: う~む、これはクリスマスの時と同じ展開じゃな。2006年、始まってすぐにこれではいかんのう。まあ、しかし、腹が減っては戦が出来ぬ、とも言うし、今年もこのじじごろう、老体に鞭打ち、頑張りますぞいっ。皆さん、よろしくな。

Shaariizu ○ シャーリーズ・セロンで決まり!

皆さん、ご機嫌は如何ですかな。じじごろうじゃ。毎日を元気に過ごされてますかな。何にせよ、元気が一番!元気があれば何でも出来る…。おっとこれはあの人のセリフじゃな。あの元プロレスラーのカリスマ、あの男の真似になってはいかんな。しかし、あのカリスマ男の作ったプロレス団体も大変なようじゃな。今は社長も会長も退いておるんじゃろうが、まだ関係は持っておるんじゃろうからの。時代の流れの中にあるんじゃろうが、潰れねばいいがの。今、ちょっぴり話題の、あの「ハッスル」とかは新日とは関係はないんかの?小川直也はそもそも猪木がやっておった「UFO」とかいう団体所属だったしのう。今はまた、プロレス界も全日、新日とぶっつぶれ状況の中で、そこから飛び出したレスラー個人達が、いわゆるインディー団体を立ち上げとる状況かの?かっての「FMW」や「みちのく」「大日本」なんぞがニョキニョキ出来た時代の繰り返しかの。80年代末頃の。格闘技はプロレス人気はもう下火になりっ放しじゃな。既存団体飛び出した個人レスラーが、小団体立ち上げても駄目なんじゃないかな、今のプロレスは。今はもう、格闘技は真剣味一番格闘技の時代だからの。リアル勝負の時代じゃ。プロレスはもうショーとしてしか見られておらんし、日本人のセンスはショーを楽しむ感覚ではないからな。日本人には真剣味が大切なんじゃ。まあ、いいわい。ワシもプロレス界の構図がどうなっておるのかよく知らんし、プロレスと格闘技は兄弟みたいなものじゃろうし、会社組織同士のつながりも人脈もあろうしな。例の元レスラーのカリスマが盛り上げ役に両方のリングを行き来するのもそうだしじゃな。あのカリスマ猪木の現役全盛時代、ファンはプロレス試合のリアル味を楽しみ、闘魂というものをファンも分けてもろうてた状況だったんじゃ。あの時代のプロレスは、ファンに熱いものと励ましをくれていたもんじゃ。完璧、ショーになってしまうと、ファンもそういうものを貰うという事は無くなってしまい、只の娯楽だけになるからの。だから今はもう、ファンに元気を与えるのは、PLIDEのミルコクロコップの試合とかになってしまうんじゃ。

 ワシは何もプロレスの事を喋るつもりはなかったが、何か雑誌の記事とかでチラリ見て、プロレスメジャーの老舗、新日本が危ない、という事を知ってついこういう話を、な。そうじゃな、今、世間を騒がせとるニュースはまだまだ昨年からの、建造ビルディング耐震偽装事件が、ヒューザー社長の証人喚問のあいまいさ等等と引き続いておるし、今年初めの電撃ショックニュースのライブドア事件も、まだまだ真っ最中の状況じゃな。経済界の風雲児の如く呼ばれ、メディアの人気者となっていたライブドア社長、堀江の逮捕、堀江の社長、役員からの退任、組織幹部の入れ替え等じゃ。証券取引法違反、本社粉飾決算等の罪状じゃな。まあ、こういう事も毎日のメディアのニュースで騒がれとるし、評論家なんぞがあれこれ言うとるし、各ブログ記事でも話題持ちきりじゃから、ワシが今さら意見を言う事もなかろう。まあ、いろいろあろうが、犯罪は犯罪じゃからな。特に耐震偽装事件の方は当局は、徹底的にやってもらわんと、これはとんでもない悪質事件じゃからのう。

 さて今回はワシは映画の話じゃ。あの、ひととき世界一の美女とまで呼ばれた、シャーリーズ・セロン、う~む、べっぴんさんじゃのう。ため息が出る美しさじゃわい。そのシャーリーズ・セロンの新作映画は何とSFもので、あの美女が真っ黒いセクシーコスプレでSFアクションヒロインを演じる、アメリカ活劇特撮映画じゃ。日本公開は今年3月らしいの。もーう、楽しみじゃのう。あの超美女が飛んで跳ねて銃撃ちまくって大活躍じゃからのう。ああ~見たいわい。映画タイトル「イーオンフラックス」。シャーリーズ・セロンは南アフリカ出身で、75年生まれ、「マイティージョー」等の特撮映画でも有名じゃが、もうたくさんのヒット作を持つキャリア10年以上の、初のアフリカ出身のオスカー女優じゃ。プロポーション、身長177cmに90‐60‐90の見事な肢体の美女じゃな、ウハウハ。ワシの好きなSF映画じゃし、今から楽しみじゃのう。ちなみにこの「イーオンフラックス」の原作はアニメ映画のようじゃな。もともとは洋コミックのスーパーヒロインが原作になるのかの?そこんとこはワシも知らんのじゃけど…。

Img211 ○レジェンドオブゾロ ~ 怪傑ゾロ

皆さん、今晩はじゃ。今夜のTV放送番組の中で、現在の一方のカリスマ、人気占い師の細木数子さんメインのレギュラー番組で、ハリウッド大物美人女優のキャサリン・ゼタ・ジョーンズが放送に出ていた。カリスマ占い師細木さんの毎回恒例人気タレント占い鑑定のスペシャル版じゃ。細木数子はたいしたもんじゃわい。堂々として卒がなく、初対面の大物外人女優に臆さず、ちゃんとコミュニュケーションを取って会話を行い、お近づきにまでなっている。まあ、間に通訳は入っておるがの。それにしても、キャサリン・ゼタ・ジョーンズは美人じゃのう。やっぱり白人の美人女優はきれいじゃわい。チャン・ツィーも良いが。つい最近日本で絶賛公開中となった映画「レジェンドオブゾロ」のキャンペーンで来日したものらしいが、ハリウッド人気女優でも、女は女、占いには興味があるものと見えて、細木数子の番組でスペシャルゲストで、ホテル録画じゃが出演していた。キャサリンさんは、知的でユーモアがありフランクで、なかなか良い人に見えた。まあ、見えたんじゃけど。日本の今のカリスマ占い師、細木数子の名前は、外国にも知れ渡っておるのかのう?たいしたもんじゃな。まあ、細木数子さんのキャラクターを好まないTV視聴者はたくさん居ようが。メイン出演者が嫌いでも視聴率が高いところが占い番組というもんじゃろう。態度が尊大に見えようとも、民放レギュラー2番組の高視聴率、何本もあった正月特番と今はメディアの上では女王クラスじゃからのう。TV局だって何も言えんじゃろう。

 新作映画「レジェンドオブゾロ」は98年の前作、「マスクオブゾロ」の続編ですな。98年の第一作ではアンソニー・パーキンス扮する初代ゾロの意志を継いで、虐げられた民衆のために、アントニオ・バンデラスの2代目ゾロが立ち上がり、師匠の初代ゾロの仇を取る。そして魅惑のヒロイン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズのゾロの実娘と結ばれる。前作第1作では、映画ラストで主演二人の間に子供を設けていたが、それからどうなったのか…?続編ですな。予告場面フラッシュでは、ヒロイン、キャサリンのすごいカッコイイ、フェンシングの戦闘シーンがあったけど、活劇場面は盛り沢山で、ゾロが乗馬したままで走る列車の屋根に飛び乗るシーンとか、すごい場面たっぷり。是非見たい映画じゃね。

 フェンシングといえば、ワシは昔から、日本の伝統武術である剣道の達人と、西洋の歴史的武術であるフェンシングとはどっちが強いのじゃろ?と思うとった。いったいどっちかの?そりゃあ日本男子であるワシは勿論、剣道だとは思うとるけれどじゃな、一度同クラスの技量の達人同士の試合を見てみたいもんじゃ。何処かの武闘映画でそういうのやってみた映画作品でもあるのか知らん?例えば香港映画とか。怪しげな娯楽映画でありそうじゃの。それは作りものになるが。
 まあ、フェンシングはいいんじゃが。しかし、徒手空拳の格闘技どおしの、異種格闘技戦なるものが盛んに行われている昨今、武器術どおしの異種武術戦を見てみたいもんじゃ。日本剣道対フェンシングはもとより、琉球古武術からサイ術、そして中国拳法の三節棍、等等いろいろな世界各地の伝統武器術。西洋の拳銃は無しじゃ。銃火器は無し。弓も駄目じゃな。それから槍も危険。勿論、剣道は真剣日本刀はノーエントリー。極力危険を抑えて行う、世界武器術の異種格闘技戦。見てみたいのう。

 ええと、何の話じゃったかのう、細木数子か。いいや、キャサリンさんか。いいや、ゾロじゃな。義賊、怪傑ゾロ様じゃ。しかし、細木数子じゃが、昨年の年末特番で、ゲストのホリエモンと対談をしていて、「あんた、来年は長い一年になるよ」と言っていたとか。それが、ホリエモンの今回の事件を予言していたのだと、何か週刊誌の見出しにあった。記事の内容を読んだ訳ではないので、詳しくは知らんが、運命鑑定による予言だったのかのう?細木数子さんも数々の当たった予言もあるようじゃが、当たらなかったものもある。いくら名占い師といっても、百発百中で未来予知出来る訳ではなかろうからの。SF小説の世界の超能力者じゃないんだし。細木さんも、ゲストに呼んだ政治家等ともきちんと話しておるし、態度が尊大に見えようが、知性と高い見識を持っておって、ゆるぎない自分の考え方で、うまく会話をリードして進めて行く。占いの予知度の高さもあろうが、知性に支えられた、人間も時代も、巧みに読み込める術じゃな。 うん、正しくこれじゃ。

 高視聴率女王の現在の一方のカリスマじゃが、番組がいつまで続くか。大衆とは薄情なもの、やがて飽きるし。達観の域にもありそうな人のようだから、それも解って今の座に今は居るんじゃろうが。

 「怪傑ゾロ」じゃった。細木数子の六星占術の話ではないのじゃ。ワシにとって「ゾロ」といえば、70年代の「アランドロンのゾロ」じゃな。これもなかなかのヒット映画じゃったな。ストーリー性の凝り具合は、今回の「マスクオブゾロ」の方に軍配が上がろうが、アランドロンはカッコ良かったのう。何しろ世紀の美男子が扮するヒーローじゃからな。今回のラテン系ハンサム、アントニオ・バンデラスもイイがの。
 もともとの、ワシの記憶にもある大元は、60年代初め頃のモノクロTVのアメリカ輸入(西部劇)番組の「怪傑ゾロ」じゃの。裏番組はアメリカ輸入アニメ、「ポパイ」じゃった。古い古い昔の話じゃ。この頃はまだまだTV黎明期で、優れた娯楽ドラマはアメリカ輸入ものが多かった。世界的にも本当に初期アニメとなる「ポパイ」。少し大きくなった子供達はカッコイイ無敵のヒーローもの「怪傑ゾロ」を見たがり、弟妹になる幼児期の子供は「ポパイ」の方を見たがって、一家に一台あれば良い方の時代のTVチャンネルを争ったものじゃな。古き良き、昭和30年代じゃ。

 既婚で母親ではあるが、魅惑のヒロイン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズもイイし、大活劇たっぷりも楽しいし、見たいのう「レジェンドオブゾロ」。絶賛公開中じゃ。ワシはキャサリンゼタジョーンズというと思い出すのは、タイトルは忘れてしもうたが90年代後半公開のホラー映画のヒロイン役を思い出すのう。ハウスものホラー映画じゃ。確か70年代ホラーヒット作のリメイクじゃ。最後のたっぷりCG使った終わり方は興ざめしたが。あれは前半、怖かった映画じゃった。ホラー映画の王道はやはりハウスものじゃのう。って、「ゾロ」の締め括りになってないのう。それじゃ、また。

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「のだめカンタービレ」 ・・・ ①②

 講談社の青年漫画誌「モーニング」連載の、安野モヨコさんの意欲作、「働きマン」第一巻を買って来て、最初の方、Vol.2まで読みました。僕は、この漫画が雑誌編集部舞台の作品だと知っていましたが、漫画誌の編集者を描いたものだと思っていました。巻頭読んで、雑誌は雑誌でも、情報週刊誌が舞台でちょっと驚きました。安野モヨコさんが漫画家なので、自分の職業関連の世界を題材に取ったと思い込んでいたのですね。情報週刊誌と言っても、パパラッチ、スクープ写真でよくお騒がせになる、写真週刊誌ではなくて、昔からあるいわゆる週刊誌、大人向けの「週刊現代」とか「週刊ポスト」のような雑誌の編集部の人達を描いた、この世界の仕事ぶりと群像劇、みたいですね。第2話までしか読んでないけど面白いです。週刊誌編集部職場群像。主人公の女性編集員の如き、熱血タイプが居て、世渡り上手、生き方上手の美味しいところを持って行く人、仕事とプライベートをきっちり分けて、自分の時間を大切にしている人、会社で仕事で謝ってばかりいる人、やる気が満々なのに報われない新人、等等と、各話のタイトルに、人物のタイプをマン付けで表わし、第一話は熱血主人公の「女の働きマン」。まだ二話目までしか読んでいないけど、後いろいろとマン付けタイトルが並んでいます。一概に主人公の居る編集部の人を描いてばかりでもなくて、主人公が常に仕事を第一に取ってしまう為に、なかなかデートも出来ない、主人公の恋人の男性の仕事ぶりのことなどもエピソードの一つにあります。この群像劇のVol.7「お姫さマン」というのもまだ読んでいないけれど、何となく解るような気もする。これは100%仕事を描いているんですね。各キャラクターの仕事に対する姿勢、困惑、悩み、スタンス、世渡り、やりがい、達成感、とかを描く現代社会の会社組織仕事群像劇。少女漫画で恋愛を描いて来た、というかもっと若い世代の恋愛も含む、日常生活のことごとと熱意を描いて来た安野モヨコさんの、別の青年誌に連載される「さくらん」と並ぶ、新境地意欲作ですね。この先も面白そう。主人公の女性編集者が仕事に最高発奮、アドレナリン全開か、さあ今から燃焼!という時の、TV特撮番組の仮面スーパーヒーローの変身シーンの如き、「仕事モードオン!男スイッチ入ります。働きマン!」のセリフと共に片腕を天に突き出すシーンがイイ!ですね。

Present_ph001  サイト巡りをしていたら何故か、キグナス石油のオフィシャルサイトに行き当たり、そこに2005年キグナスイメージガール若槻千夏の壁紙ダウンロードサービスがあって、これの2006年1~3月のモデルカレンダー壁紙をデスクトップ背景にダウンロードしました。他のサービス3枚のも保存したけど、実は今気が付いたんだけど、これ全部2005年のカレンダーなんですね。2006年のここのイメージガールは若槻千夏じゃないのかな?若槻千夏さんはグラビアアイドル出身のはきはきした気の強そうな、今TVで大人気のアイドルタレントですね。昔で言ったらバラドルという立場に近いアイドルかな。一昔前になるか、井森美幸、森口博子だとか、山瀬まみだとかもそうだったのかな、あの立場のアイドルに近い存在か。ちょっと前のバラエティー番組で、一般アンケート調査の確か、頭の悪そうなタレントランクとかで(そういうのだったように思う)、第二位か第三位に選ばれていたと思いますが、それが女性部門だったのか何だったのかはっきり覚えていませんけど、TVでよくやっているクイズバラエティー番組中の彼女は、確かにあんまし解答出来なくて、珍答してしまうキャラのようです。これが番組を面白くするために振られている役まわりなのか、それともクイズは実際苦手なのか解りませんけど、TVを見ているだけのイメージでは、才気あふれる鋭い頭脳の持ち主とか博学知識を備える才媛には、どうしても見えない。でもこういうバラエティー娯楽番組には絶対に必要なキャラクターでしょう。頭の良さそうな人ばかりが即答正解回答ばかりでは、番組が全然面白くない。若槻千夏さんはコスプレ姿はセクシーだし可愛いけど、別に僕は特別ファンという訳ではありません。キャラ的には言いたい事をはっきりと言い、行動的で気が強そうなタイプですね。見る限りでは。昨年の人気TV学園ドラマ「ごくせん」で一度ゲスト出演していましたが、あの役回りのキャラの女の子は僕個人的には好きではないですけど。まあ、TVドラマの役キャラですからね。デスクトップ壁紙だってモチ、飽きたらまた変えるけど。

 という事で、頭の良い悪いですが、頭が良いったって人それぞれですからね。僕は昔からそう思っていた。運動神経が良いというのも、頭が良い事のひとつでしょうし。だって、身体各部の動き全部を司るのは脳味噌だし、スポーツのプレイの複雑な動きを瞬間的に判断決定して、それが自分や自分のチームを勝利に導くプレイに繋がる動きならば、やはり頭脳そのものが良いんですよね。頭が良いのも、記憶力が良い人もいれば、アイデア力抜群の人、デスクワークの無駄なく卒なくこなせる人、段取りが速やかに要領良く行える人、等等から、人間関係を滑らかに行っていける人もそうだと思うし、各面、人の取る行動は全てが脳味噌の司令と判断決定で行っているのだから、得手不得手各面全部に頭が良い悪いがあるのだと言えると思う。だから普通は多分、一概には本当は頭が良いとか悪いとかは簡単には決められはしない。と思っていました。「好きこそものの上手なれ」はもう絶対ありますね。天才とは、その才能発揮の分野での努力が全く苦にならない人の事だと思う。イチローは多分、少年時代から野球が大好きだっただろうし、各スポーツの一流選手というものは皆、練習が苦にならなかったろうしその運動をする事がむしろ大好きだったのに違いないと思う。エジソンだって発明のための研究時間はもう夢中だっただろうし、発明完成時の達成感のエクスタシーは最高だったでしょうからね。勉強の天才的な秀才は勉強そのものが楽しいんじゃないですか。僕も少年時代、学業成績は本当に悪かったんですけどね、中二の頃の歴史だけは面白くて、特に西洋史のルネサンス期を含む中世史はもう面白くて楽しかった。だから並ぶ学業の成績はことごとくひどかったのに、この時の社会科だけ、もうそれだけはトップクラスでしたよ。田舎のガッコだけんども。

  

20050826221254593_2_06sa0707gb9990101  16日の夕方から、東京地検特捜部がライブドアに強制捜査に入りました。ライブドア本社と関連会社、また堀江社長の自宅等を捜査した模様。理由は子会社の虚偽発表と利益水増しの疑いの為だそうです。堀江社長は昨年は常に話題の人でした。TVの番組にはよく出ていた。というかいつもTV画面で顔を見ていたように思う程。TVバラエティー番組でも一社員の広報担当女性と一緒に出演したりしていた。最近のTV番組出演頻度はもうタレントばり。僕は経済というものはもうさっぱり解らないのですけど、今回の事件で、新聞でその仕組みを読んでもよく解らなかったのが、17日は一日、このニュースで持ちきりだったので何本かのニュース番組で解説を見て、この事件の仕組みと犯罪性が何となく解ったような気になった。株式とかは僕はもう全く解らないのですけど、株には業績でなくて話題性で株価が上がる面もあるらしい。この事件のキーワードの一つ、風説の流布とも関係すると思う。堀江さんがいつもTVに出て、常に話題の人であったのは、この人が自己顕示欲の強い出たがりなだけだと思っていたけれど、つまりはこれも金儲けに繋がっていたんだ。堀江流錬金術などとも言われているが、評論家の言うが如く、ライブドアはIT関連企業と呼ばれるが、虚業であり、実態はただの投資ファンドなのだ、という事です。でも福岡出身で東大中退の堀江貴文さんは確かに頭が良いのには違いない。自分の才に溺れたか。証取法違反容疑が決定し、犯罪となってしまうか。どう出るホリエモン?

Pt_nakata  というところですが、ちょっと前のTV番組の情報バラエティーで、頭が良いとはどういう事か?というのをやっていて堀江社長のIQを検査したら、確か122くらいだった。IQはだいたい一番多い普通人が90から120ですから、一般人でも頭の優秀な方ですね。だいたい東大生とか東大卒の人で120前後の数字なのだそうです。まあ、IQだけで頭の良し悪しを決めるのは不十分だという事ですけど。このTV番組では結局、頭が良いという事は、例えばサッカーで言えばミッドフィルダーの中田英寿選手のように全体のプレイの司令塔の如く、脳細胞の各コロニーが動作するひとつひとつの動きの全部を統括する司令塔のような、新皮質前頭葉の一つの場所が優れている事、なのだと結論付けていました。成程と言われてみれば、頷けるような気がする。僕等の脳味噌も各分野で身体全ての動きから考え判断決定までいろいろと分割担当している。それの全部の動きを統括する、いわばリーダーみたいな部分が一番大事なトコのようには思えるわな。

 

 という訳で漫画です。と言っても、とりとめのないような話が続いて来て、ここから何かの漫画作品に行くのは、ちょっとどうかですけど、中田英寿の名前も出したし、サッカー漫画とかもいいんですが、僕は最近のはサッカーものはもう全く読んだ事ありません。「キャプテン翼」も読んだ事ありませんです。僕の読んだ事ある漫画で、サッカーものはもうとても古くて60年代末頃の「赤き血のイレブン」だとか「サッカー番長」だとか。まだまだ日本サッカーの知名度なんて全然なかった頃。Jリーグの前身、実業団サッカーで唯一、釜本選手だとかが名前が知れていた頃、ですね。だからサッカーではやりません。頭が良いという事を書いて来たから、日本を代表する頭の良い人で、歴史的文豪、明治の夏目漱石。その大文豪漱石のお孫さんにあたるという、元々は漫画家で、今は評論の仕事の多い、作家、夏目房之介さんの著書の漫画評論でベタホメだった作品。今期講談社漫画賞受賞、二ノ宮知子さんの「のだめカンタービレ」、これ行こう。まあ、漫画紹介はこの今回の文、文頭で、「働きマン」で既にやってはいるんですけどね。

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 上記でも書いた通り、夏目房之介さんの漫画評論で、とにかく面白いとベタホメしていたので、僕は元々、少女漫画は全くといっていい程、読まないのですけど、題材がクラシック音楽の世界とあって興味を持ち、1、2巻の二冊を読んでみました。僕はポピュラー、ロック、歌謡曲は昔から好きで聴いて来たけれど、クラシックはまるで駄目でした。でもクラシック題材のしかもコメディーで、主人公が個性的で楽しそうだから、一読、読んでみる事に。で二冊、読みました。面白いです。笑える。実に楽しい漫画です。僕も昔みたいに漫画本読んで爆笑や笑い転げはもうしませんが、にやにやとずっと笑い続けで読んで行けます。僕よりも幾つか年長の夏目さんが面白いと薦める漫画だけはあります。楽しいし、面白い。だらしない、のだめ、のキャラがイイ!真面目几帳面秀才肌の千秋とのコントラストがイイ。個性的な仲間達登場人物がおりなす学園コメディー青春群像劇。天才肌のピアノの腕はあるがだらしなくて抜けていておっとり構えで可愛さもある、爆笑ヒロインのだめ、に乾杯!というところですかな。二巻までしか読んでないけども、面白いです、「のだめカンタービレ」。二巻途中からバンドを組む、のだめ達個性的駄目奴らに参加指導する(正統派)天才肌ピアニスト千秋、という展開に僕はちょっとワクワクとしました。講談社の漫画誌KISSにて好評連載中。もう連載は4年近くなるんじゃないのか。コミックスは既刊13巻。確か「のだめカンタービレ」関連のCDアルバムも発売されてるんだよな。

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「富 江」

Island3

 

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 何となく、ぶらりと寄ったレンタルビデオ屋で、前々から見たい見たいと思っていた米SF映画「アイランド」のDVDがあったので、余程借りようかと思ったが、明日は勤めで会社だし、新作だからせいぜい2泊だし、見切れないだろうと思ってレンタルはよした。その気になれば見れない事もないけれど、あせって見るより余裕のありそうな次回に回す事にした。で、この「アイランド」という映画は未来を描いたSFサスペンスで、活劇映画でもある。未来も多分、近未来だ。これは怖いお話だ。題名の「アイランド」とは地上の楽園の事で、まあ、言ってみれば天国である。そしてそのものずばり天国の事なのだ。とある施設に収容される人間達は毎回定期的に何人かの選ばれた者が、地上の楽園、アイランドへと送り出される。それは素晴らしいところだと、選ばれた者達は祝福され、本人達も喜んで、アイランドへと旅立つ。ここからはネタバレになってしまうのだが、アイランドは本当に天国の事だった。現実にある地上の楽園のような素晴らしい世界ではなく、あるのは実は死である。恐ろしい映画です。収容されている、何も変わらない普通の人間達は実は全員がクローン体である。クローン体が必要となった時、そこの人達は臓器を抜き取られるために、ありもしないアイランドへと送られる。アイランドの場所をもしここだと言うならば、それは臓器摘出の手術室の事になるだろう。これを、自分は普通の一個の人格、人間と思っている方のサイドから描いている。だからメチャ怖いのだ。

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 ちょっと以前の事になるけれど、何か、とある雑誌の特集で、素晴らしい未来の技術というのをやっていて、色々な想像される、あるいは現在研究中の、各分野の未来技術をひとつひとつ挙げて紹介していたが、その中の医療の面で、クローン技術による、将来何処かの器官が悪くなった時の臓器入れ替え医療について、こんな素晴らしい事が出来る、というふうに書いてあった。つまり自分のクローン体をあらかじめ作っておき、冷凍技術等で眠らせておけば、将来病気になった時に臓器移植を全く抵抗無しで行えると、実に呑気に書いてあったのだ。僕はこれを読んだ時に、いやに楽観的に書いてあるから、へえ~、臓器一つ一つづつのクローン体が作れるんだ、と思っていた。この時の僕のイメージは試験管の中で育つ心臓一個とか、肺臓一個とかの画像だった。でも、この「アイランド」の映画を知ったときに気付いた。やはりそんな事が出来る訳が無い。クローンは全体としてしか作れない。ちゃんと脳を持つ完全な人間を、眠らせてであれ、一個の人格の人間を育て、やがて目的の為に殺すのだ。もともとのオリジナル体の一個の人間を救うために。この雑誌の特集記事には脳天気に書かれていたが、これは実は殺人を含む恐ろしい事柄だ。つまりそれを描いてみせたのが米映画「アイランド」なのだ。興行的には成功したとは言えない映画らしいけど、これは今研究開発されているある種の未来技術に警鐘を鳴らしている映画なのだ。実に問題作だと思います。

 クローン羊のドリーが誕生して久しい。もう何年もなる。無論あの時、ドリーの命は短かったが、研究開発は各国で続けられてるだろうし、一説にはクローン牛やクローン犬も既に作られているとの話も聞く。クローン人間だって時間の問題だろう。今でも世界の中では人身売買は行われている。僕の読んだ、船戸与一さんや楡周平さんの書いた人身売買がテーマのフィクション小説の舞台は実在する東南アジアの国々だったが、これら小説の内容は全くの想像だけの産物ではないだろう。臓器売買が行われているとの話も聞いた事があるし、これは単にエンタティンメントのSF映画だけでは済まされない、けっこう重大な問題作だという気がしている。だから大まかなあらすじは知っていても、見たいですね。お話をどうやってエンディングに持ち込むのかしらん(?)。主人公達はもう、最初から救いの無い存在ですよね。
(※作家、楡周平さんの小説、『マリアプロジェクト』は人身売買を扱った小説というよりも、誘拐して来た少女に受精卵を殖え付け、何度も出産させて、代替母胎として使うという、人工授精代替出産ブラックビジネスを題材にしたミステリです。映画『アイランド』の中でもクローン人間の女性に受精卵を殖え付け、子供の出来ないセレブ夫婦の為に代替出産させて身代わり母胎を始末する、エピソードがあります。どっちも怖い話です。)

Abj03  この映画のタイトルを知った時から、僕の頭の中に流れ続けていた曲は、もう昔懐かしい歌で、サビ部のフレーズばかりが延々回り続けて、♪ナツナツナツナツ、ココオーナッツ、アイアイアイアイ、アイランドオーッ、とやっておりました。ご存知の方も多いかと思いますが、二十年ちょっと前の大ヒット曲、チャゲと石川優子のデュオ曲「二人のアイランド」で御座いました。山下達郎の「ラブランドアイランド」という曲もあるが、何故かこっちの方は頭の中、流れて来なかった。好きな曲なんだけども。しかし映画の方の内容はこんな脳天気な楽しい歌とはイメージ、雰囲気は全然違い、もっと深刻な憂える未来の一側面のデストピア像を描いたものでした。クローン科学というのはよく考えると恐ろしい、未来のもうすぐそこにある技術ですね。ユートピアの反対がデストピアですけど、米SF映画にはこのデストピアもの映画は多いですね。怖い未来SFもの。例えば大ヒット映画「ターミネーター」シリーズの未来世界観もそうですよね。「マトリックス」もそう。機械支配のデストピアもの。古くは「猿の惑星」だってそうです。退化した人類と、台頭し支配階級となった別種動物。この「アイランド」も怖いデストピア未来映画のひとつです。「未来惑星ザルドス」だとか「未来世界2300年」といった70年代末制作の米SF映画を思い出させます。特に「未来世界2300年」は、ちょっとある種、シチュエーションが似ている。こっちの方は、第三次世界大戦後の核汚染された地上から逃れて、地下の核シェルターに生き残るごく少数の人類をコンピューター制御で、限られたシェルター施設内で一定数の人類を生かし続けているという設定。限られたスペース内だから、抱えられる人間数は少数で、その為に変則的な間引き状況というか、22歳とか23歳くらいに寿命が限られている。ここんとこが新作の「アイランド」と似てますね。選ばれて祝福されてアイランドへと行ける、実は死。「2300年」の方も23歳になったら祝福されて素晴らしい場所へと旅立つと教えられていて、実は死。どちらも生きている場所は未来世界の施設内。いや、全く、そのもののシチュエーションは違いますけどね。ちょっと一面、似てるかな、と。この「未来世界2300年」という映画は昔、まだテアトル東京があった頃、その劇場で見ました。シネラマとかいってスクリーンがせりあがってた。スクリーン近くの席が上り坂状態で、スクリーン自体半円状にまあるくなっていて。懐かしいなあ、地下はテアトル銀座。相当昔ですねえ。あそこは京橋?銀座1丁目?忘れた。テアトル東京で「スターウォーズ」の初作品を見たし、テアトル銀座で、ダスティンホフマンの「卒業」を見た。今はあのあたりはどうなっているのか、全然知らん。東京離れてからもう長いしねえ。だいたい「未来世界2300年」というタイトルだって記憶はあやしい。

C0074001_23251628  映画「アイランド」を見ました。娯楽アクション大作にして、SF問題作。素晴らしいです。きれいで、イイっ。金髪ヒロインが。美人女優のねえーちゃんがイイですねえ。これだからアメリカアクション映画は嬉しい。活劇シーンがすごいです。CG特撮もいっぱい使った未来世界の都市カーチェイスなど、乗り物からビルから次から次の爆破に炎上、はらはらどきどきのスピード感あふれるSF活劇。しびれますよ!空中電車が走り、ジェットバイクが飛ぶ未来のロス。この映画の設定は2019年という近未来SF映画。イイなあ、金髪美人女優のスカーレット・ヨハンソン。
 主人公の若者は施設内で生きるクローン人間。ここで使われているクローン人間たちは、クローン技術が進化して、クローンの成育年数を自由に操作出来るようになっている。主人公は生まれて3年で成人の若者の姿になっていて、美貌のヒロインの方は生誕4年目で震えつきたい程の大人の美女になっている。他にも生誕数年なのに、熟年のオヤジになっているクローン人間もいる。勿論、現実の実際の技術ではそんな事は出来はしないでしょう。あくまでお話の中でのクローン技術で、これはつまり平たく言うと、植物の促成栽培のような技術ですよね。植物だってここまで顕著にスピード成育は出来ないし、自由に成育年数を操る事は出来ないでしょう。あくまでこのお話世界でのクローン人間は、物であり、ビジネスの商品、製品なのです。だからお話が怖い。世界中のセレブ達が自分の身体の保険のために、莫大な料金を出して自分のクローンを作ってもらっている。万一、不慮の事故や病気で自分の身体が損傷した時、この会社は客の生命を守るべく、助けるべく、保存してある(施設内で生かしてある)、クローン体を切り刻んで本体人間の損傷部分を健全な部分と取り替える。考えただけでもゾッとするお話です。

10002065950  でも近未来世界の高速道路のカーチェイスアクション、なかなか良かったです。スカーレット・ヨハンソンもきれいで良かったし。お薦め映画ですねえ、「アイランド」。という訳で漫画です。今回はクローン人間の事を書いてきたので、クローンつながり漫画。う~ん、クローン扱った漫画って思いつかねえなあ。多分、あるんだろうけど、僕は読んでない。あの、藤子不二雄の「パーマン」だっけ?主人公の子供が、パーマンやってる時に家で代わり、してくれてるヤツ、あれ。ああ、あれはロボットなのか。コピーロボット。じゃ、駄目ですね。生身のクローンではないから。コピーロボットだから。僕は子供の時から、ずっと漫画「パーマン」の設定に憧れていた。あれって、ある日突然、宇宙人のスーパーマンが現れて、超能力セットの仮面とかマントとか貰うんですよね主人公の子供は。子供の頃、夜一人で、自分ん家の屋根に登って、宇宙人が舞い降りて来るのを実際に待った、阿呆な時期の過去を持つ身としては、漫画「パーマン」の意味は大きい。僕は後に、この設定でオリジナル鉛筆描き漫画を描き、またその後に小説で書いてます。けど、どっちも途中で飽きて未完もいいとこ、ナゲてます。まあ、そんなコトはいいんだが、お題「パーマン」駄目。

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 「富江」とは何者なんだろうなあ?デビュー作は、はっきり言ってヘタなんだけど、これでは高校のクラスメイトの一人。二作三作と回を増す毎に見る見る絵がうまくなる。「富江」の妖怪ぶりもはっきりして来る。怪奇短編連作「富江」。富江という美少女は魔女の如き、悪女です。その美貌で数々の男どもを狂わせる。男達を悲惨な世界へと引き擦り込んでしまう。殺し合い、死。美少女「富江」は狂気の極限世界へと誘う、恐怖の装置、ですね。富江は死にません。最下等微生物の如き分裂増殖。狂気に堕ちた男が恐怖絶叫の、刃物や斧での切断、切り刻みを行うと、美少女はその肉の断片からまた生き返っていく。しかも肉片一つ一つから成長、成体へとなって行く。恐怖の妖怪美少女は増え続ける。妖怪富江は別に何ら攻撃武器を持つ訳ではない。ただ、男を狂わすヴァンプの如き魔女ですね。短編作品のいろいろなシチュエーションで、狂気の世界へと読者を誘い続けます。ホラー漫画「富江」は何度も映画化されています。僕は最初の、女優の菅野美穂さんが妖怪美少女富江に扮する映画作品だけ、見ています。けっこう怖かったです。いろんな役がこなせる菅野美穂さん、うまいですね。

Tomie_rebirth  伊藤潤二さんの漫画は全集ものが出ていて、「伊藤潤二恐怖博物館」や「伊藤潤二恐怖コレクション」でユニークなアイデアの怖い漫画の短編がたっぷり堪能出来ます。もともとは雑誌ハロウィンに短編を発表し続けていましたが、小学館系のメジャー誌でも連載等を描き続け、全集の他にもコミックスは多数出ています。短編、イイです。面白いです。是非。


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(※伊藤潤二さんのデビューは88年です。87年の、月刊ハロウィン主催の楳図賞第1回にて、佳作入選。朝日ソノラマの月刊漫画誌ハロウィンやネムキに作品を発表し続け、99年に代表作『富江』が初の映画化。ホラー少女漫画ファンの人気支持を得て、90年代前半くらいからの、じわじわブレイクですね。98年、小学館ビグコミスピリッツにて、長編『うずまき』を連載。今や、現在の怪奇漫画の第一人者の一人です。)

 

※参考‥ ES細胞&iPS細胞 -2007-01/31の記事末尾

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月刊少年漫画誌「冒険王」新年特大号

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 元日、フォーッ!という事でして、2006年となりまして、皆様、新年明けましておめでとうございます、フォーッ!年末年始、レーザーラモンHGは出ずっぱりですね。年末年始のTV特番。皆さん、初夢とか見ましたか?一説には1月1日の夜寝た時に見る夢が初夢だという説がありますけど、私メは31日大晦日の夜は、「紅白」と「プライド男祭り」と「K-1ダイナマイト」と「たけしの恐怖の大予言SP」を忙しくTVのチャンネルを切り替えながら、片時もリモコン手放さず、ちょこっとずつ4番組あちこち見て、気が付けば6時から元日となる01時までTVを実に7時間、見っ放し、目が疲れきって、眠って、午前4時にむっくり起きて、06年初放送の「朝まで生テレビ」やってるの見て、番組に辻本清美議員が復活議論参戦していて、何やら小泉首相の靖国神社参拝問題と日本のアジア外交の議論が白熱論戦中で、政治家と評論家達の論客のワイワイガヤガヤを見て聞いてたら、何時の間にかまた眠ってしまい、元旦朝8時前に目が覚めました。その時に「あ、今夢見てた」と思っていたのが実は悪夢で、まだ朧には憶えてますけど、この内容はここでは書きませんが、自分としてはちょっと不快で嫌な夢ではありました。その後うつらうつらで8時過ぎに本格的に起きるのですが、その間うつらうつらから確かに眠っていて、時間で30分くらいですが、これの目覚めに見てたなと覚えている夢は、だだっ広い広場で、猫の群れに囲まれている夢。僕は広い草むらに寝転がっていて、その周囲を猫の大群に丸く囲まれていたところが印象深い、その場面に至るその前の話を全然憶えていない夢。目覚めて考えるに、今年は確か戌年なのに、どうして猫の群れに囲まれるんだ!?と奇異に思いました。そして朝からまた雑煮を食いながらフジ系の「爆笑ヒットパレード」とかを見続けて、何時の間にかまた眠り、ここでもまた夢を見たのですが、これが初夢かなあ?しかし、フジの女子アナ、アヤパンは年末年始出ずっぱりだよなあ。売れっ子お笑い芸人ばりにTVに出てる。ってフジの社員だからフジの番組だけにだけど。きっと今や人気NO.1女子アナは高嶋あやなんだろうなあー。僕はどっちかっつーと、ナカミーの方が好きかも。内田恭子は最近あんましなあー。昨夜のプライドで参戦した俳優金子賢の試合の時、内田アナ、心配そうな顔でリングを見てたなあー。それにしても、去年の年末年始出ずっぱりだったハタヨウクは今年は見なくなってるなあー。怖いなあ、芸能界。 

11777  で、僕が思うに、僕の2006年の初夢は今から寝て見る夢ではなくて、元日昼寝の時に見た夢だと思います。これは気色悪い夢といえばそうなんですけど、サスペンスタッチの夢で、二件続きの平屋長屋の社宅で、同僚と二人二人各室に住んでいて、その中で一人の同僚が殺されたという。当然のように残る三人に容疑が掛けられて、僕は全く自分は潔白だと知っていたので安心していたら、刑事に呼ばれて尋問を受ける事になった。僕は必死で、自分のアリバイを証明しようとしている…。という何か誰も書かないような安っぽい三文推理小説ネタみたいな内容の夢でした。何か夢の内容が殺人事件とかだから気味悪いような嫌な夢っぽいですけど、「夢事典」的には自殺や他殺の夢は開運的には悪い夢ではなくて、実は良い夢になるんですね。詳しくは書きませんが、まあ、これが吉夢だという事で、従って僕の2006年の初夢はこれです。はい。ちなみに猫の夢は西洋的には吉夢で、東洋的にはあんまし良くない。まあ、皆さんにはどうでもいい事柄でしょうけど。どうぞいよいよ突入した2006年の一年が良い年でありますように、皆様の幸運をお祈りいたしております。はい。

 はい、で、お正月です。僕に限っては近頃はもう何か、お正月といっても、あまり感じる事がなくなっていて、新年とかお正月というとTVの年末年始の特番放送くらいしか感じるものがない、ような状況でいかんのですが、その、季節の風物詩みたいなものを僕が全然感じないというか、僕の肌の感じる部分が相当鈍くなっている、というのか、駄目ですねえ、特別、お正月、新年に対する思い入れがない。歳を喰い過ぎちまって何もかにも鈍く鈍くなり過ぎみたいな、身体の表面も感性も分厚い脂肪をまとい過ぎ、メチャ脂肪付き過ぎ、みたいな重たい感じ。それに比べるとン十年前の若かりし少年時代、あの、少年の頃、感性は鋭く、感受性強く傷つきやすく、内面の思いは激しく、もう肌でビンビンといろいろ感じていました。その季節季節もビンビン感じて、感受性豊かに四季の中に居た。で、お正月も新年も感じてましたねえ。昔は。僕の子供の頃は外に出れば、広っぱでみんな凧揚げしてたし、コマを回して遊んでた。羽根突きやってるお姉さん達とかも居た。着物着てる人もいっぱい居て季節感がバンバンあった。敏感な少年期が過ぎても、僕も青年期くらいまでは毎年、季節感を感じてましたねえ、お正月。何だか今の僕は感性は脂肪の塊の、でかいボールみたい。正月も寝てるかTVの馬鹿番組見っ放しかだし。以前、足腰が丈夫な頃は、大晦日から新年に掛けて一人、誰も居ない深夜のグランドで、行く年トレーニング来る年トレーニングというのを孤独に、メチャ寒い中ふうふう言って何がしか運動をやっておりました。あの頃も僕はアホだったなあ。

Boukenou3610furoku  で、漫画です。僕の少年時代の漫画。また、古い漫画かよ!と言われそうですが、そう、メチャ古い漫画です。僕の子供時代の漫画雑誌。僕のこのブログもまあ半分は思い出ひたり、ですからね。僕の子供の頃の少年漫画誌は「マガジン」「サンデー」のような週刊誌よりも、月刊誌の方がメインの座に居た。「少年マガジン」の100万部突破という歴史的快挙は60年代後半も70年近くの出来事で、それまでは少年誌の王座は月刊誌の「少年画報」であり「少年」だった。漫画少年だった僕の子供時代の思い出といってすぐに心に染み出て来るイメージは、60年代の月刊誌。今でいうペーパークラフトみたいな組み立て付録や紙製ゲーム、そして合計すると本誌より厚くなる、小型本の別冊付録。このB6版別冊付録は当時の漫画誌には全部付いていて、だいたい4冊から6冊くらい付いていた。50年代末頃には別冊付録ブームで、9冊10冊付いた時もあった。何しろ、週間(週刊)少年マガジンだって創刊頃は別冊付録が付いてた事もあったんですから。

Akaoni_2  僕が物心着いて字が読めるようになって最初に買って来た雑誌が月刊誌「ぼくら」だったと思う。その前にまだ字が読めない頃に月刊誌を買って来たが読む事は出来なかった。それは集英社が出す月刊誌「日の丸」で、漫画の布陣は横山光輝「少年ロケット部隊」、手塚治虫「ナンバー7」、他には松本零士の「ララミー牧場」とかが載っていた。でも読んでいない。保育園幼稚園に行かず、小学校も行くの嫌がっていた僕は字が読めるようになるのが少し遅かったのだ。まあ、僕は幼年期の登校拒否児だったんですねえ。で、読めた初めての漫画誌、講談社の「ぼくら」で巻頭は確か白土三平の「死神少年キム」だったと思う、ひょっとしたら同作者の「狼小僧」だったかも知れない。そして巻頭から二番目か三番目の漫画「よたろうくん」で大爆笑する。これは幼少時の事でもよく覚えている。確かにこれを読んで小さな僕は笑い転げていた。山根赤鬼の「よたろうくん」。当時はまだギャグ漫画という言葉がなくてこういうのを愉快漫画と呼んでいた。僕は愉快漫画「よたろうくん」がおかしくておかしくて爆笑して、この漫画が大好きになった。「よたろうくん」はかなりの長期連載をしてますねえ、講談社の雑誌で、「少年クラブ」から「ぼくら」へと引き続き、十年以上。僕も大好きだったけど、ギャグ部門で長く人気を保持していたんでしょうねえ。漫画史的には、僕に言わせればギャグ部門の歴史的名作です。

Yuyakec05  で、話は続きます。思いでひたり。当時はまだまだ貸本屋なるものが存在していて、当時の貸本屋は貸本向け劇画単行本の他に、毎月の月刊少年漫画誌も置いていました。少年時代の僕が購読していたのは、その当時の月刊誌6誌の中で、時期時期により、1冊、子供の頃の毎月の小遣いで買うのだからせいぜい月刊誌1冊くらい、最初「まんが王」、そして「少年」、最後が「ぼくら」を毎月近所の本屋から買って来て読んでいました。最後の「ぼくら」購読が小五から中一ですね。「少年マガジン」は小四か小五くらいから高一くらいまで買って来て読んでましたね。だから、他の月刊誌5誌は貸本屋さんで借りて読んでいた。あ、思い出した、「夕やけ番長」「虹を呼ぶ拳」が連載されてた頃の「冒険王」は購読していたぞ。小六から中一、中二頃まで。もしかしたら中三までも。ちなみに高校生の頃は、当時の同級生が発売と同時に買ってすぐ読んだ「マガジン」「サンデー」二冊を、二冊百円で売ってもらってた。僕は漫画は手元に置くのが趣味だったから、ほとんど新刊の週刊誌を二冊百円で手に入れる事が出来、これは当時の僕としては良かった。

H04  さて、「冒険王」ですねー。月刊少年漫画誌「冒険王」は多分、1940年代末頃に創刊されていて、僕が親しんだのは、初めて読んだのが多分63年で、その後、前出の「夕やけ番長」が連載されていた70年くらいまで、飛び飛びも含めて、愛読させてもらっている。特に僕が親しんだ時期は、貸本屋さんで毎月、例月号を借りて来て読んでいた64年~66年くらいですね。今回の記事の画像にある別冊付録陣は、ぼくの愛読時期よりちょっと前になり、この頃では僕はまだ漫画本は読んでいない。てか幼くて読めなかった時期。この画像、別冊付録陣中で、63年当時まで残っていたのは「ゼロ戦レッド」と「じゃじゃ馬くん」くらい。(済みません、ムロタニツネゾウ氏作「ピカドンくん」も終了間際頃を読んでいる記憶があります)。僕の愛読当時の漫画布陣では、もう手塚治虫の「魔神ガロン」も終了しており、森田拳次の「ズーズーC」とか、さいとうたかを「ワンサイド特急」「0011ナポレオンソロ」、つのだじろう「ライバル左腕」、赤塚不二夫「メチャクチャNO.1」、石森章太郎「アンドロイドV」、バトンタッチ連作「忍法十番勝負」などなど。小沢さとるの「冒険日本号」は漫画(まんが)王の方だったかなあ?どっちだったろうか?同じ秋田書店が同時期に出版していた同じタイプの月刊誌「まんが王」と連載作品の記憶が、どうしても混同してしまうところがあるな。何しろ随分昔の話だからなあ。64年、65年頃の「まんが王」には、昔、冒険王で連載されていた人気漫画をリヴァイバル掲載していた事などもあった。「砂漠の魔王」や「魔神ガロン」や読み切り短編などを。僕が一生懸命思い出せば、雑誌「まんが王」の方が連載作品は出て来ると思う。やっぱり、「まんが王」は64年当時は毎号購読していたから。

Boukenou401_1  今回はタイトルを「冒険王新年特大号」と持って来たのは、正月時期に掛けてのしゃれがあって、そうしましたが画像で冒険王新年号(1月号)が用意出来ませんでした。(済みません、ここに上げてる画像は65年1月号のものでした)。この当時の月刊漫画誌には付録がたくさん付いていたと先に書きましたが、特にこの新年特大号なる1月号は普段の倍以上に付録が付いていた。だいたい例月号、組み立て付録と別冊付録で、5つからせいぜい7つが、1月号は何と10大付録から15大付録という豪華付録陣となる。お正月向けに豪華にしていたのでしょうが、でもこの1月号の書店販売はだいたい12月の5日から8日くらいでした。だいたい月刊誌は月号ナンバーのヒト月前の発売ですからね。そして2月号は1月の6日頃の発売でたいてい第二新年号と銘うち、ちょっと豪華版にしていた。そして12月の半ば頃に、お正月増刊号というのが出ていた。冒険王お正月増刊号とか。そうだなあ、12月の半ば頃の発売だと思っていたけど、1月入ってすぐだったかも知れない。子供のお年玉用に出る増刊で。この月刊誌の増刊号は付録はせいぜい3つくらいで、別冊も1~2冊程度。全部短編読みきり。たいてい季節感を入れて冬場の物語でしたね。だいたいこの当時の少年漫画には必ずといっていいくらいに季節感が入っていて、夏場は舞台が海辺だったり、12月号1月号2月号は雪の中で主人公が活躍する事が多かった。いやあ~、懐かしいですなあ、冒険王新年特大号。昔々のお話でした。今回も大きな、僕の、ああんノスタルジー、思い出ひたりでした。

 この僕の趣味でやっている漫画作品メインのブログ記事も、アクセス数はけっこうそれなりにあるようで、僕のつたない稚拙な文章で綴るしようもない記事の文章群を読んでくださった皆様、2005年中はどうもありがとうございました。アクセス数はあっても、うわーっ何だこれは!と読みはしなかった方も勿論多いでしょうから一概には言えないんですけど、無理して読んで下さった方、ありがとうです。2005年中のご愛読をセツに感謝いたしております。一度ならず、諸般の事情都合で閉じようかとも思いもしたこの愚エッセイ「Kenの漫画読み日記。」ですが、2006年入ってもしょうこりもなく新年第1回から続けております。どうぞお暇な方は私メのへたくそな文章群の漫画趣味メインの雑感エッセイにお付き合いください。お忙しい方はイイです。暇な方。2006年もよろしくどうぞ。

 

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