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●じじごろう日記。・・ 「バレンタイン・キッス」

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じじごろう: ♪ふん、ふん、♪明日は特別スペシャルデエ~イ。

ハチくん: 何だよ、うるさいね、その浪花節は。昼寝してるんだから、うるさいよ。変なうなり声を上げないでよ、高齢爺さんの断末魔かと思うじゃないの。

じじごろう: 馬鹿者!何が高齢爺さんの断末魔じゃ。この季節に一番ピッタシ合った、ジェーイ・ポップじゃ。

ハチくん: はあ?じじぃ~ポップ?爺ィがポップコーンでも焼いてくれてるの?

じじごろう: 馬鹿者、違うわい。知らんのか?遅れた犬じゃのう。♪一年一度のチャア~ンゥ~スゥー。♪オーダーリン、シュワッシュゥ~ワ!オーダーリン、アイラビユッ。じゃよ。ほれ、この季節のお祭りテーマソングのジェーイ・ポップじゃ。

ハチくん: Jポップね。メロディーは浪花節としか聞こえないけど、何だか文句は、秋元康作詞の「バレンタイン・キッス」みたいな歌の文句(モンク)だね。

じじごろう: おう、そうじゃ、それじゃ。「バレンタイン・キッス」じゃよ。モンクとかムンクとは関係ないぞ。モンクはジャズ、ムンクはヨーロッパの画家じゃ。

ハチくん: セロニアス・モンクは40年代から60年代に、アメリカで活躍したジャズピアニストだよ。モダンジャズの神様的存在の一人だよ。ムンクは「叫び」が有名なノルウェーの画家。ムンクの「叫び」の絵の人物は、じじごろうさんの驚いた顔に似てるよね。

じじごろう: 馬鹿者。誰がムンクの「叫び」じゃ。ワシはあんな単純な顔じゃないわいっ。それよりも♪バレンタインデエェ~イキッスゥ~、じゃよ。

ハチくん: 何か、変なうなり声だなあ。うなり声かうめき声か、「デエェ~イ」なんて、柔道で投げるときの掛け声みたいじゃんか。国生さゆりの「バレンタイン・キッス」でしょ?

じじごろう: おう、そうよ。それじゃ。国生さゆりちゃんじゃ。おまえは遅れてるから知らんだろうが、国生さゆりの後に新バージョンが出たんじゃ。それはそれは可愛い、まだ年端も行かぬ女の娘たちが、とっても可愛く歌うておるんじゃ。歌って踊って、カワユクてのう。国生さゆりの後輩たちじゃ。その名も、ワタリガニ食べてしまい隊。

ハチくん: ええっ?別に、国生さゆりの後輩じゃないよ。確かにどっちも秋元康プロデュースのアイドルグループだけど、年代が違い過ぎだよ。それに何だよ、ワタリガニ食べてしまい隊って?渡り廊下走り隊でしょ。まあ、彼女たちもワタリガニくらい食べてるかも知れないけど。

じじごろう: ああ、それじゃ。渡り廊下走り隊。可愛いのう。しかし、国生さゆりが「バレンタイン・キッス」をヒットさせて、もう新バージョンが出るとはのう。やはり、バレンタインデーなどどいう国民的お祭りは違うものじゃのう。

ハチくん: バレンタインデーは別に、日本国民のお祭りじゃないよ。それに国生さんが「バレンタイン・キッス」をヒットさせたのって、もう25年も前の話だよ。確かに国生さんは2008年にもう1回、新録音で新しくCD出してるけどさ。国生さんオリジナルバージョンは「国生さゆりwithおにゃんこクラブ」名義。今回のは2011年2月2日リリースのカバー新譜で、AKB48の派生ユニット「渡り廊下走り隊」のニューバージョン「バレンタイン・キッス」。

じじごろう: 国生バージョンからもう、そんなに経つのか。あれからまだ2、3年しか経ってないような実感しかないが。しかし、今回のその、うしろ髪ひかれ隊のバージョンはなかなかアレンジが良くて、とても楽しい可愛い曲に仕上がっとるのう。

ハチくん: 何が2、3年だよ。まあ、ネアンデルタール人や北京原人みたいなじじごろうさんの時間感覚なら、25年前も2年前もあんまり変わりはないんだろうけど。それと、渡り廊下走り隊!だよ。うしろ指とかうしろ髪とかいうのは、みんな25年くらい前の話!

じじごろう: そうじゃ、ニューバージョンの「バレンタイン・キッス」の可愛い軽快な音楽に乗って、ハチよ、おまえに渡したいものがあるんじゃ。はい、チョコレート。

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ハチくん: ええっ!?チョコって‥。あのさ。別に決まりはないんんだけど、この日本の中じゃあ普通、チョコレートは女性から男の人にあげるんだよ。じじごろうさんは爺さんでしょ。僕は、まあ、雄犬だけどさ。まあ、欧米じゃ男性も女性も分け隔てなくみんな、恋人でも親しい友人・知人、誰にでも花束やケーキ、何でも贈り物をし合う日なんだけどさ。日本だけだよ、お菓子会社の戦略でチョコレートなんて渡すの。お返しの日なんていう、ホワイトデーなんてのがあるのも日本だけだし。

じじごろう: 理屈っぽく小賢しいヤツじゃのう。いちいちウンチクを述べるでない。さあさ、やるってもんは遠慮なく貰っておけ。ワシからのチョコレートじゃ。ワシの気持ちだけじゃ。

ハチくん: ええ?これ、チョコレートって、汚いビニールに入ってるの‥。何か変な形してるね。随分奇妙な形に、かたどってるねえ?

じじごろう: そうじゃ。ワシの形にかたどって、そこに溶かしたアツアツのチョコを流し込んで作って、ワシの手作りじゃ。有り難がれよ、ワシの特製チョコじゃからのう。

ハチくん: ええ~、何?ビニールから出したけど、この変な形のチョコに何か、白い糸が着いてるよ。何だ、こりゃ?

じじごろう: 大丈夫じゃ、ワシの気持ちじゃ、思い切りパクッと食べてくれ。

ハチくん: ああ~っ!もしかして‥?これはじじごろうさんの白髪になったアソコの毛じゃないの!?何か見たことある形だと思ったら、これは人間のチン×の形だ!チン×からキン×マの形だね、これは!じじごろうさんの形にかたどった、ってそういうことなのか!ゲエエーッ、汚ねえなあ。

じじごろう: 何が汚いじゃ、馬鹿者。ワシの気持ちが込められているチョコだということが解らぬのか!?この大馬鹿者め。ふんっ、やっぱり犬畜生じゃな。

ハチくん: 何が犬畜生だよ。こんな汚いもの、野良犬だろうとドラ猫だろうとカワウソだろうと、食べるもんか。どうして、普通にチョコレートくれなかったんだよ。溶かす前の原型のチョコの方がどれだけ嬉しいか。

じじごろう: 馬鹿者。ワシがおまえたちに愛情込めて作ったセント・バレンタインの聖なるチョコレートじゃ。もっと有り難がらんか。ジャックは喜んで食べておったぞ。

ハチくん: うわあ~、ジャックにもあげたんだ!ジャックは食べちゃったの?大変だ。知らなかったんだよ、このチョコがそんな汚いものだって。それにしても、乞食のじじごろうさんに、原型チョコがよく手に入ったね?まさか、お菓子屋さんで盗んだんじゃないの?

じじごろう: 人聞きの悪いことを言うな。菓子工場の脇に捨てられておったのじゃ。配分の間違いとか形が崩れたものとか、出来損ないを拾って来たのじゃ。こら、そんなことまで聞いてワシに恥を掻かせて、せっかくのワシの気持ちを台無しにするでないぞ。

ハチくん: 何言ってんだろうねえ、この爺さんは。僕もジャックも原型のチョコで良かったんだよ。勿体ないなあ、せっかくの甘いお菓子が。気持ちよりもチョコが台無しだ。

じじごろう: まあ、そう言うな。それよりも、うしろ髪ひかれ隊じゃなかった、渡り鳥鉄砲撃ち隊でもなかった、渡り廊下走り隊の“まゆゆ”は可愛いぞォ~!実に可愛い、オジサンは大好きじゃ。渡り廊下走り隊セブンのセンターで歌っておる、お下げの可愛い娘じゃ。

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ハチくん: オジサンは大好きだ、って、じじごろうさんはネアンデルタール人かジャワ原人とどっこいの超時代もの爺ィじゃないか。あーんな少女を好きになって、どうしようもないロリコン変態爺さんだね!

じじごろう: 馬鹿者!ワシが爺さんじゃろうが何じゃろうが、誰を好きになってもワシの勝手じゃ。知っとるか?“まゆゆ”はな、本名は渡辺麻友といって、埼玉出身の16歳なんじゃ。漫画やアニメが大好きなんじゃぞ。デビューは2007年というから、何と13歳がデビューになる計算じゃな。びっくりじゃが、カワユイのう。

ハチくん: こうなるともうキチガ×爺さんだね。ロリコン系変態ボケ老人、って呼ばれるよ。

じじごろう: 何を言っとるか、馬鹿者めーいっ。AKB48のファンには30代や中年の男性もいっぱい居るんじゃ。AKBの握手会には、メンバー少女たちのお父さんよりも年配のファンがごろごろ来てるんじゃぞ。

ハチくん: あんまり自慢げに言わないでよ。そう言えば、お笑いの南海キャンデーズの山チャンが“まゆゆ”の大ファンだって話は有名だよね。山チャンは33歳らしいね。もっとも、AKBの一般ファンたちからは非難的に疎まれ嫌われ、ブログ炎上や殺害予告、3000人帰れコールまで出る始末らしいけど。いやはや、ファンってのはすごいね。

じじごろう: まあ、同じ芸能界特権などを使えば、それはファンは大ブーイングするじゃろうて。

ハチくん: よしなよ、じじごろうさん。贔屓目に人間で見ても、じじごろうさんは人間の老人でも見た目、どう見ても90歳以上100歳くらいには見えるよ。あんな少女たちに入れ上げるのは、恥ずかしいよ。

じじごろう: 馬鹿者。このワシの不死身の元気良さを見よ。筋肉隆々、精力満々、溢れる元気は、枯れることなぞ考えられぬ、湧き出続ける不滅の泉じゃ。このワシのイチモツだって、まだまだ超元気元気、怒張すれば東京スカイツリーじゃ、底無しの精力じゃぞ。現にワシがプレゼントしたそのバレンタインチョコの、大きさ立派さを見てみいっ!

ハチくん: うへえ~。ああ、そうだ、これ、このバッチィの、早く廃棄処分しなきゃ。

☆バレンタイン・キッス ☆渡り廊下走り隊 ☆廊下は走るな!

  

※関連記事‥じじごろう日記。2006-7,スカートひらり

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