みなさんの連休はいかがでしたか。
私は連休中に新潟県を旅行しました。日本海に面した寺泊にある息子の嫁さんの実家を訪ね、そのあと弥彦山に登り、初めて佐渡に渡りました。佐渡では両津からレンタカーを借りて相川に近い昔の金山跡を訪れました。江戸時代の金鉱跡に実物大のやけにリアルな動く人形達がいて、その時代の道具を使い金鉱探索と掘削の様子を再現しています。なかなか見応えのある金山ツアーでした。
それから佐渡の南西の突端にある港町、宿根木(しゅくねぎ)を訪れ、「鼓童」という和太鼓のパフォーマンスを見ることができました。十数名の若者が一糸乱れず太鼓を打つ、迫力満点の舞台でした。
そのそばにある郷土資料館には、江戸時代の「北前船」を実物大で忠実に再現した船が置いてあります。宿根木は江戸時代、北前船の停泊地で、海上交通の要衝だったそうです。むかし読んだ司馬遼太郎の「菜の花の沖」を思い出し、往時の繁栄を偲ぶことができました。
さて、このところ上昇著しい株式相場をレビューしておきましょう。連休明けの株式相場の強さには本当に驚かされますね。NYダウの15,000ドル乗せ、そしてそれに迫る日経平均株価の14,000円乗せ。ドルと円の違いはあれ、日経平均もいずれダウと同じ数値に迫る勢いがありそうです。
本日の日経新聞の1面トップは「日本株 海外マネー流入」とあり、「海外勢なお買い余力」と小見出しにあります。何故余力があるといえるのか、理由は書いてない、いい加減な見出しです(笑)。
ではこれまでもたびたび見てきたように、誰が買って誰が売っているかを見ておきましょう。買い越しはもちろん外人で、日本の法人と個人がその分を売り越しています。
日本勢 外人勢 単位兆円
法人 個人
12年11月―13年4月累計 △5.4 △2.9 8.4
4月単月 △1.0 △1.7 2.6
この半年で外人が8.4兆円を買い越し、日本の法人と個人が8.3兆円を売り越しています。4月単月でも同じ様な図式で、外人が2.6兆円を買い越し、その分は法人と個人が売り越しでした。(日本勢にはこのほか証券会社などもあるため、合計は一致しません。)
3月の第3週に一時的に個人が買い越し、外人が売り越した週がありましたが、それを除くと外人買い、日本人売りのトレンドが依然として継続しています。
一般的に報道では「個人が今年になって本格的に株式投資に参入し、買っている」となっています。もちろん個人は大いに買ってはいるのですが、逆に売っている人も多く、合計では売り越しています。きっと過去の高値つかみの株が、やっと手放せるレベルまで回復し、売却しているのだと思われます。
これは法人でも同様です。法人の内訳は事業法人、投信、金融法人などですが、シェアーからすると金融法人の売りが圧倒的です。
半年で8兆円を超える外人買いは、小泉政権下でも同じくらいの買いが入ったことがありますが、今回は量もスピードもそれを上回りそうです。
では次に、これまでも折に触れてチェックしてきた私が勝手に言っている『アベチャン指数』を見ておきます。解散宣言前日の11月13日を起点に、2月末、黒田新総裁政策発表前日の4月3日、そして本日5月8日を比較しています。
11月13日 2月28日 4月3日 5月8日
日経平均 8,661円 11,559円(33%) 12,362(43%) 14,285(65%)
円レート 79円 92円 (16%) 93円 (18%) 99円 (25%)
この間を見ますと、2月末までのスピードは速く、3月には株価上昇は10ポイント程度、円安も2ポイント程度でスローでしたが、4月に入って再び株価上昇と円安が加速、連休明けはさらに勢いを増しています。11月比較で株価はなんと65%の上昇、為替は25%の円安となっています。
じゃ、いったいいつまで、そしてどこまで株価は上がるのか?
そんなことがわかったら、だれでも儲けられますよね。そのわかりっこないことに、次回は敢えて挑戦してみます。
あっ、不動産のお話も忘れていませんよ(笑)
私は連休中に新潟県を旅行しました。日本海に面した寺泊にある息子の嫁さんの実家を訪ね、そのあと弥彦山に登り、初めて佐渡に渡りました。佐渡では両津からレンタカーを借りて相川に近い昔の金山跡を訪れました。江戸時代の金鉱跡に実物大のやけにリアルな動く人形達がいて、その時代の道具を使い金鉱探索と掘削の様子を再現しています。なかなか見応えのある金山ツアーでした。
それから佐渡の南西の突端にある港町、宿根木(しゅくねぎ)を訪れ、「鼓童」という和太鼓のパフォーマンスを見ることができました。十数名の若者が一糸乱れず太鼓を打つ、迫力満点の舞台でした。
そのそばにある郷土資料館には、江戸時代の「北前船」を実物大で忠実に再現した船が置いてあります。宿根木は江戸時代、北前船の停泊地で、海上交通の要衝だったそうです。むかし読んだ司馬遼太郎の「菜の花の沖」を思い出し、往時の繁栄を偲ぶことができました。
さて、このところ上昇著しい株式相場をレビューしておきましょう。連休明けの株式相場の強さには本当に驚かされますね。NYダウの15,000ドル乗せ、そしてそれに迫る日経平均株価の14,000円乗せ。ドルと円の違いはあれ、日経平均もいずれダウと同じ数値に迫る勢いがありそうです。
本日の日経新聞の1面トップは「日本株 海外マネー流入」とあり、「海外勢なお買い余力」と小見出しにあります。何故余力があるといえるのか、理由は書いてない、いい加減な見出しです(笑)。
ではこれまでもたびたび見てきたように、誰が買って誰が売っているかを見ておきましょう。買い越しはもちろん外人で、日本の法人と個人がその分を売り越しています。
日本勢 外人勢 単位兆円
法人 個人
12年11月―13年4月累計 △5.4 △2.9 8.4
4月単月 △1.0 △1.7 2.6
この半年で外人が8.4兆円を買い越し、日本の法人と個人が8.3兆円を売り越しています。4月単月でも同じ様な図式で、外人が2.6兆円を買い越し、その分は法人と個人が売り越しでした。(日本勢にはこのほか証券会社などもあるため、合計は一致しません。)
3月の第3週に一時的に個人が買い越し、外人が売り越した週がありましたが、それを除くと外人買い、日本人売りのトレンドが依然として継続しています。
一般的に報道では「個人が今年になって本格的に株式投資に参入し、買っている」となっています。もちろん個人は大いに買ってはいるのですが、逆に売っている人も多く、合計では売り越しています。きっと過去の高値つかみの株が、やっと手放せるレベルまで回復し、売却しているのだと思われます。
これは法人でも同様です。法人の内訳は事業法人、投信、金融法人などですが、シェアーからすると金融法人の売りが圧倒的です。
半年で8兆円を超える外人買いは、小泉政権下でも同じくらいの買いが入ったことがありますが、今回は量もスピードもそれを上回りそうです。
では次に、これまでも折に触れてチェックしてきた私が勝手に言っている『アベチャン指数』を見ておきます。解散宣言前日の11月13日を起点に、2月末、黒田新総裁政策発表前日の4月3日、そして本日5月8日を比較しています。
11月13日 2月28日 4月3日 5月8日
日経平均 8,661円 11,559円(33%) 12,362(43%) 14,285(65%)
円レート 79円 92円 (16%) 93円 (18%) 99円 (25%)
この間を見ますと、2月末までのスピードは速く、3月には株価上昇は10ポイント程度、円安も2ポイント程度でスローでしたが、4月に入って再び株価上昇と円安が加速、連休明けはさらに勢いを増しています。11月比較で株価はなんと65%の上昇、為替は25%の円安となっています。
じゃ、いったいいつまで、そしてどこまで株価は上がるのか?
そんなことがわかったら、だれでも儲けられますよね。そのわかりっこないことに、次回は敢えて挑戦してみます。
あっ、不動産のお話も忘れていませんよ(笑)