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中1数学 篠津中、第1回定期テスト対策 正負の数の平均

2019-06-25 | 本日の授業

写真は、190620、中1数学の授業です。

埼玉県白岡市・篠津中、第1回定期テストが迫りましたね。
190624&190625です。
2週間前からテスト範囲に戻って勉強しています。

過去問より、正負の数の平均の問題を解説しています。

問題「<表>は、ある月の気温を前日と比べて何℃高いかを示したものである。各問いに答えなさい」

<表>

● 日  温度(℃)
● 1日 不明
● 2日 -3
● 3日 +2
● 4日 +3
● 5日 -1
● 6日 +3

6日間で気温が最も高かった日はいつか答えなさい。

2日の気温が18℃のとき、6日間の気温の平均は何℃になるか答えなさい。

「正負の数」、ラストのほうの平均の求め方です。
平均は、小5のときに勉強しました。
その「正負の数」版ですね。

「正負の数」平均の問題は、よく出題さるのが2パターンあります。

ある基準の温度があって、それのプラスかマイナスかの表

ある基準の温度がなくて、前日のプラスかマイナスかの表

この2つ、どちらも勉強しましたよね。

過去問のパターンは、②となります。
あわてて、プラスとマイナスを足して5や6で割っても解けませんよ★
①か②、冷静に読み取りましょう。

それでは、答え方を一緒に見ていきましょう。

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6日間で気温が最も高かった日はいつか答えなさい。

先に②の問題まで読むと、「2日の気温が18℃」と書いてあります。
せっかくなので、これを使いましょう♪

● 日  温度(℃) 実際の温度
● 2日 -3 → 18℃
● 3日 +2 → 18+2=20℃
● 4日 +3 → 20+3=23℃
● 5日 -1 → 23-1=22℃
● 6日 +3 → 22+3=25℃

あとは、「不明」の1日の実際の温度です。
1日から「-3℃」なので、2日が「18℃」になっているわけですよね。
だから、1日の実際の温度は「18+3=21℃」となります。

答えは、「6日」です。

2日の気温が18℃のとき、6日間の気温の平均は何℃になるか答えなさい。

小5のように、6日間の「実際の気温」を足して、6日で割ってもいいですが・・・。
せっかく中1で「正負の数」を勉強したので、それはしません。
カンタンな「正負の数」の平均のやり方で解いてみましょう。

私は、「何℃を基準にする?」と子どもに聞きましたよ。
子どもは、「20℃」ということで、それで解いてみましょう。
「20℃」は、けっこううまい基準でした♪

まず、20℃とのプラス・マイナスを出します。

● 日 実際の温度 プラス・マイナス
● 1日 21℃ → +1
● 2日 18℃ → -2
● 3日 20℃ → 0
● 4日 23℃ → +3
● 5日 22℃ → +2
● 6日 25℃ → +5

出てきたプラス・マイナスを足し、6日で割ります。

→ (1-2+0+3+2+5)÷6  
  =9÷6  
  =1.5

これは、「平均が基準の20℃よりも+1.5℃だ」ということです。

ラストの式は・・・。

→ 20+1.5=21.5

答えは、「21.5℃」となります。
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この解き方でなくてもかまいません。
考え方を記述する問題ではないので、答えだけで点数になります。

↑確認してみてくださいね。

今回使用した過去問ですが・・・。
とてもバランスのよい作りになっていますね。

● 「知識・理解」が、26点分
● 「技能」(計算)が、48点分
● 「見方・考え方」が、26点分

「見方・考え方」は、文章問題、魔法陣、平均の問題など・・・。
「正負の数」の応用系の問題です。
応用系の色々なネタが、ほとんど盛り込まれています。

それでいて、「100点阻止問題」のような難問は入っていません。
教科書レベルを逸脱していないということです。
テスト中、「こんなの見たことな~い」と焦らないで済みます。

これだと、「生徒は、授業や学校ワークの内容ができるのか?」。
これを、テスト作成者の先生のほうが確認できます。
「ああ、この問題の解き方は、生徒にうまく伝わっていなかったなあ」とか。

多くの生徒ができていなければ・・・。
先生が授業や出題を改良するきっかけになるかもしれません。
「この問題の解き方は、もっとわかりやすく説明しておこう」とか。

平均点を見ると、「72.3点」と少し高めですが・・・。
これは、「正負の数」「文字と式(の最初のほう)」ということで。
内容そのものがカンタン目なので、いいかなと。

この先生の第2回、第3回、第4回の定期テストの平均点は・・・。
すべて、60点台でしたよ。
定期テストとして、上手な作りだと思いました。

学校の成績、5段階を決めるのは・・・。
定期テストの点数だけではありません。
でも、平均点が60点台なら、うまく5段階の差がつけられるのでは。

2019年度、数学の定期テスト、作りはどのような感じでしょうか?
2019年度の先生は、今回の過去問を作った先生とは違います。
何にせよ、高得点を期待しています☆

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