今回は、「はやぶさ」の軌跡を振り返りましょう。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)公式HPは、↓をクリック。
http://www.jaxa.jp/projects/sat/muses_c/index_j.html
「はやぶさ」は・・・。
太陽電池パネルを広げた全長は、約6m。
重量は、約500kg。
NASAの惑星探査機(数トン)と比べると、極めて小型で計量です。
● 030509 「はやぶさ」打ち上げ
目的地は、小惑星イトカワです。
目的は、着陸して表面の砂を回収し、持ち帰ることです。
● 051120 「はやぶさ」小惑星イトカワに到着
小惑星イトカワの地表の砂を採取します。
ただし、この時点では採取が成功したとは確定できていません。
そして再び飛び立ち、地球への帰還を始めますが・・・。
● 051209 「はやぶさ」音信不通に
原因は、姿勢制御装置の故障です。
太陽電池パネルが太陽のほうを向かなくなり、きりもみ状態に。
電力がなくなり、迷子になってしまいました。
● 音信不通から46日目、「はやぶさ」通信復活
スタッフは毎日、「はやぶさ」に信号を送り続けました。
遂に、通信が復活です。
1年以上の復旧作業のあと、地球への帰還を始めます。
● 091104 「はやぶさ」イオンエンジンの停止
最大のトラブル発生。
4つのイオンエンジンが、どれも故障してしまいました。
「はやぶさ」、満身創痍です★
機転を利かして、2つのエンジンの生きている部分をつないで・・・。
なんとか1つのエンジンとして、再出発です。
科学者・技術者スタッフの仕事っぷりは、想像以上ですよね☆
遠隔操作で、そんなことまでできるなんて・・・。
● 100613 「はやぶさ」帰還、カプセル切り離し
「はやぶさ」本体は、大気圏の高熱に包まれて燃え尽きました・・・。
自分は犠牲になりながらも、任務だけはキッチリ遂行しました。
カプセルは、オーストラリアの砂漠で回収されました。
● 101116 カプセルから約1500個の微粒子が発見
カプセルの中身は、小惑星イトカワの地表の砂などでした。
この微粒子から、太陽系や地球の成り立ち方がわかるかも?
このように、「はやぶさ」7年間の旅は終わりました。
・・・さて、次回です。
110324に、JAXA、川口淳一郎教授が・・・。
『カンブリア宮殿』に出演したときのことを見ていきましょう。
川口教授は、「はやぶさ」プロジェクトマネージャーですよ☆
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