ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

『一点集中力』レポ(2)

2016-10-21 | 勉強に役立つ書籍

◆◇◆『一点集中力』伊藤真〔いとう・まこと〕著(サンマーク出版)より◆◇◆

何かを成し遂げる人は、みな「一点集中力」を持っている!

はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。

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アイデアは「有効な無駄」の積み重ねの中にある

試験に関係のない「有効な無駄」も必要だ。

たとえば、司法試験の勉強をしているとき。
試験科目と関係のない本や論文を読む、好きな音楽を聴く。

狭い視野で見ると、目の前のことから逃げているとも思える。
しかし、それは後々、きっと何かの役に立つ。
そういう蓄積が、その人を作っていく。

「クリエイティブな仕事」は、いくら「一点集中」しても・・・。
それまでの「無駄の積み重ね」がないと成立しない。
集中したからといって、突然よい発想は降ってこない。

普段からの準備をして、ためておくことが大切だ。
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150215、さいたまスーパーアリーナ、DDTプロレスに参戦しました。
今、業界ではNO.2かNO.3で注目されている団体です。

DDTプロレスの公式HPは、↓をクリック。
http://www.ddtpro.com/

この興行のある試合で、「組み合わせ」に目を奪われましたよ。
その試合は・・・。
「桜庭和志〔さくらば・かずし〕VSスーパー・ササダンゴ・マシン」

ササダンゴは桜庭の前に入場すると・・・。
会場の大きいビジョンに自分のパソコンをつなぎます。

そして、自作のパワポ(Power Point)を使って・・・。
プレゼン(presentation)を始めました。

試合前に、「どうやったら私は桜庭に勝てるか」を観客にプレゼンするわけです。
「煽りパワポ」と呼ばれています。

ササダンゴの「煽りパワポ」は、↓をクリック。
https://www.youtube.com/watch?v=ROeL3lltFUk

「煽りパワポ」の内容は・・・。

● トマ・ピケティ〔Thomas Piketty〕の『21世紀の資本』
● 2014年「イグ・ノーベル賞」授賞の「バナナの皮が実際に滑りやすいという証明」

・・・などが盛り込まれていました。

ネタは難しめですが・・・。
プレゼンは、誰もがわかりやすい内容に仕上がっていましたよ。
観客(6500人=超満員札止め)の多くが爆笑でしたね♪

試合も、終盤までは「煽りパワポ」通りでした。
ササダンゴは、桜庭をバナナの皮で滑らせるなど盛り上げましたが・・・。
結局は、負けてしまいました★

でも勝敗よりも、試合前のこの「煽りパワポ」こそが・・・。
この試合、最大の見せ場だった気がしました。
「煽りパワポ」も試合も、同じくらいの時間を使っていましたから。

まず、プロレスとプレゼンという「組み合わせ」。
これが素晴らしい発見です。

DDTが、大きいメジャー団体と同じことをしていても勝てません。
ササダンゴは、それを痛いほどわかっているのでしょう。

誰もやっていない「組み合わせ」を発見して、観客を満足させること。
それがササダンゴの個性、差別化、強みになっていきますね。
私の仕事としても、とても勉強になりました。

一見、自分の仕事とは関係のないところに、学びがあるものです。
これが「有効な無駄」に近いことでしょうか☆

「一流になろうと思ったら、その道だけで努力してはいけません。いろんな勉強をすることで、本業に幅が出て、感性も豊かになります」
 (嶋村光夫〔しまむら・みつお〕 フランス料理シェフ 国内外で多くの受章・受賞歴がある)

・・・次回へ続く。

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一点集中力
伊藤 真
サンマーク出版

 

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