◆◇◆『一点集中力』伊藤真〔いとう・まこと〕著(サンマーク出版)より◆◇◆
何かを成し遂げる人は、みな「一点集中力」を持っている!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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②アイデアは「有効な無駄」の積み重ねの中にある
試験に関係のない「有効な無駄」も必要だ。
たとえば、司法試験の勉強をしているとき。
試験科目と関係のない本や論文を読む、好きな音楽を聴く。
狭い視野で見ると、目の前のことから逃げているとも思える。
しかし、それは後々、きっと何かの役に立つ。
そういう蓄積が、その人を作っていく。
「クリエイティブな仕事」は、いくら「一点集中」しても・・・。
それまでの「無駄の積み重ね」がないと成立しない。
集中したからといって、突然よい発想は降ってこない。
普段からの準備をして、ためておくことが大切だ。
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150215、さいたまスーパーアリーナ、DDTプロレスに参戦しました。
今、業界ではNO.2かNO.3で注目されている団体です。
DDTプロレスの公式HPは、↓をクリック。
http://www.ddtpro.com/
この興行のある試合で、「組み合わせ」に目を奪われましたよ。
その試合は・・・。
「桜庭和志〔さくらば・かずし〕VSスーパー・ササダンゴ・マシン」
ササダンゴは桜庭の前に入場すると・・・。
会場の大きいビジョンに自分のパソコンをつなぎます。
そして、自作のパワポ(Power Point)を使って・・・。
プレゼン(presentation)を始めました。
試合前に、「どうやったら私は桜庭に勝てるか」を観客にプレゼンするわけです。
「煽りパワポ」と呼ばれています。
ササダンゴの「煽りパワポ」は、↓をクリック。
https://www.youtube.com/watch?v=ROeL3lltFUk
「煽りパワポ」の内容は・・・。
● トマ・ピケティ〔Thomas Piketty〕の『21世紀の資本』
● 2014年「イグ・ノーベル賞」授賞の「バナナの皮が実際に滑りやすいという証明」
・・・などが盛り込まれていました。
ネタは難しめですが・・・。
プレゼンは、誰もがわかりやすい内容に仕上がっていましたよ。
観客(6500人=超満員札止め)の多くが爆笑でしたね♪
試合も、終盤までは「煽りパワポ」通りでした。
ササダンゴは、桜庭をバナナの皮で滑らせるなど盛り上げましたが・・・。
結局は、負けてしまいました★
でも勝敗よりも、試合前のこの「煽りパワポ」こそが・・・。
この試合、最大の見せ場だった気がしました。
「煽りパワポ」も試合も、同じくらいの時間を使っていましたから。
まず、プロレスとプレゼンという「組み合わせ」。
これが素晴らしい発見です。
DDTが、大きいメジャー団体と同じことをしていても勝てません。
ササダンゴは、それを痛いほどわかっているのでしょう。
誰もやっていない「組み合わせ」を発見して、観客を満足させること。
それがササダンゴの個性、差別化、強みになっていきますね。
私の仕事としても、とても勉強になりました。
一見、自分の仕事とは関係のないところに、学びがあるものです。
これが「有効な無駄」に近いことでしょうか☆
「一流になろうと思ったら、その道だけで努力してはいけません。いろんな勉強をすることで、本業に幅が出て、感性も豊かになります」
(嶋村光夫〔しまむら・みつお〕 フランス料理シェフ 国内外で多くの受章・受賞歴がある)
・・・次回へ続く。
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