写真は、211204、中3北辰テスト対策講座(理社)です。
211205の北辰テスト、第7回、レベル別の受験となります。
学力検査問題タイプと学校選択問題タイプに分かれますね。
カンタンにいうと、学力検査は標準レベル、学校選択は発展レベルです。
埼玉県、白岡市立・篠津中の中3生の受験会場は・・・。
どちらのタイプも、花咲徳栄高校です。
2019年度(2年前)、第7回は、本当にキツかったですよね~。
受験者全員が、学力検査問題タイプ5科を受験して・・・。
学力検査問題タイプのみ受験なら、終了で帰宅となるのですが。
学校選択問題タイプを受ける中3生だけが昼食を食べると。
そして、学校選択問題タイプの数学・英語を追加受験しました。
学校選択問題タイプを受ける中3生の負担が大きいですね(受験料も)。
5教科終わったあとに、さらに難しい問題を2教科なんて・・・★
5教科終わった時点で、もう疲れていたと思いますが。
まったく「中3受験生ファースト」になっていないというか。
2020年度(昨年度)、そして2021年度(今年度)は・・・。
初めからタイプが分かれていてよかった♪
学校選択問題レベルの問題に当たれる貴重なテストとなります。
埼玉県公立高校入試本番で、学校選択問題の受験を予定している中3生は・・・。
迷わず行けよ、行けばわかるさ!
学校選択問題タイプを選ぶといいかと思いますよ。
写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前日211204の土曜日で2教科です。
北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
https://www.hokushin-t.jp/
理科の問題を見てみましょう。
大問5 問5
(1)抵抗の大きさが6.0Ωの電熱線bと抵抗の大きさがわからない電熱線cを用意した。
(2)電熱線b、cを図2のように直列につなぎ、電源の電圧を6.0Vにして電流を流したときの電熱線bに加わる電圧と電熱線bに流れる電流を測定した。
(3)電熱線b、cを図3のように並列につなぎ、電源の電圧を6.0Vにして電流を流したときの電熱線bに加わる電圧と電熱線bに流れる電流を測定した。
「図2の電熱線bで消費される電力が、図3の電熱線bで消費される電力の0.36倍であるとき、図2の電熱線cで消費される電力は、図3の電熱線cで消費される電力の何倍か求めなさい」
「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。
問題文が長くて難しいですが★
基本、わかるところから計算して出していけばいいかなと。
あとは、覚えておくことは3つ。
● 直列回路と並列回路、「電流・電圧・抵抗」のルール
● オームの法則
● 電力の公式
もう12月なので、できていますよね?
それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。
----------------------------------------------------------------------
図3の電熱線bの電流は?
→ 6V÷6Ω=1(A)
図3の電熱線bの電力は?
→ 1A×6V=6(W)
図2の電熱線bの電流をx(A)とすると、電圧は?
→ x(A)×6Ω=6x(V)
図2の電熱線bの電力は?
→ x(A)×6x(V)=6x2乗(W)
図2は図3の0.36倍の電力なので・・・。
→ 6W×0.36=6x2乗
6x2乗=2.16
x2乗=0.36
x=0.6(A)
図2の電熱線cの電圧は?
→ 6V-6x(V)
=6-6×0.6
=6-3.6
=2.4(V)
図2の電熱線cの電力は?
→ 0.6A×2.4V=1.44(W)
図2の電熱線cの抵抗は?(図3の電熱線cも同じ)
→ 2.4V÷0.6A=4(Ω)
図3の電熱線cの電流は?
→ 6V÷4Ω=1.5(A)
図3の電熱線cの電力は?
→ 1.5A×6A=9(W)
図2の電熱線cは、1.44W
図3の電熱線cは、9W
ラスト、図2の電熱線cの電力は、図3の電熱線cの電力の何倍?
→ 1.44W÷9W=0.16(倍)
答えは、「答えは、0.16倍」です。
----------------------------------------------------------------------
この書き方そのものでなくても大丈夫です。
詳しい説明の入ったプリントを配布しているので・・・。
W・ボードには、カンタン目に書いてありますよ。
↑確認してみてくださいね。
各問題で、正答率(正解)と通過率(部分点も含む)が出ています。
● 学力検査問題タイプを解いた中3生の通過率は0.7%
● 学校選択問題タイプを解いた中3生の通過率は6.9%
何かしら書いて、途中まででも正解していれば部分点が出ますよ。
ただ、「x(A)とする」など、普段よりも難しいと思います。
しかも、長~い★
さて、埼玉県の私立高校では・・・。
コースごとに北辰の偏差値基準を設定しているところが多いです。
「このコースだったら、偏差値○○が必要」ということ。
だから、多くの私立高校で、北辰の偏差値を見られることになります。
埼玉県では、学校とご家庭の個別相談という場で・・・。
合否の可能性を探ります。
私立高校は・・・。
「7月(9月)以降の北辰偏差値で、よいところ2回の平均」
・・・それを基準に、合否の可能性を言ってくれることが多いですね。
第7回の北辰テストは、私立高校に見せられる最後の回です。
まだ志望校の偏差値基準に足りていない中3生は・・・。
今回で、自己最高の偏差値を叩き出してほしいと思っています。
すでに、私立高校の合格基準の偏差値を取っている中3生・・・。
そして、個別相談で「合格の可能性が高い」と言われている中3生。
でも、私立高校は併願で、本命は公立高校の中3生。
この中3生は、どうするか?
モチロン、第7回とラストの第8回、最後まで受験してください。
目標がないと、勉強に身が入らないものです。
「あ~、もう北辰受けなくていいんだ、ラクだな~♪」
そんなふう気を抜いて、勉強に対する意識が下がらないように。
また、北辰テストの第8回(1月に受験)では・・・。
すでに、受験生の公立高校の第一志望が固まっています。
第一志望の中での順位が出るので、それが使えるデータとなります。
そのデータと、実際に願書が出たあとの人数を比べれば・・・。
自分が実際何番目くらいで合格するのか、もしくは不合格か?
そこまで、計算して予測することができます。
その予測を見て・・・。
● 「半分くらいのところにいるので、このまま勉強を続ければ大丈夫」
● 「募集定員に入っていない順位なので、志望校を見直すか・・・」
・・・背中を押されるか、もしくは軌道修正が必要になるかもしれません。
次回、第8回にて、公立高校の第一志望、合否の可能性が見えてきます☆
↑第7回も、期待しています☆
----------------------------------------------------------------------