写真は、210424、中3北辰テスト対策講座(理社)です。
210424の新聞記事に「緊急事態 3度目宣言」がありました。
東京、大阪、京都、兵庫の4都府県、210425~210511の17日間。
緊急事態宣言、1回目、2回目は延長した記憶がありますが・・・。
オリンピックも開催するとなると、なんとしてもその前にと。
そして、3回目は、効果があまりなくても延長しないかも・・・?
サスガに緊急事態宣言でオリンピックとは言っていられないと思うので★
17日間で、効果あるといいのですが。
写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前日210424の土曜日で2教科です。
北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
https://www.hokushin-t.jp/
理科の問題を見てみましょう。
大問5の問5「電流を流し始めてからしばらくしてスイッチ1を切ると同時にスイッチ2を入れると、電流を流し始めてから10分後の水の上昇温度が12.6℃になりました。スイッチ1を切って、スイッチ2を入れたのは、電流を流し始めてから何分何秒後か求めなさい。また、計算の過程や考え方も書きなさい。ただし、スイッチ1を切って、スイッチ2を入れても全体の電圧は6.0Vで変わらないものとします」
「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。
そして、すぐにわかりましたよ。
これは、埼玉県公立高校入試、平成27年度の問題と、ほとんど同じです。
かなり難しい問題でしたよ★
北辰の中に、埼玉県公立高校入試と同じような問題を入れてくれるのは・・・。
よいやり方だと思います。
「これ、何年か前に入試に出たよ」というと、やる気も上がりますから。
前提としては、実験1の表というものがあって・・・。
電圧が4.0V、電流が1.0Aのとき、水の上昇温度は2.8℃です。
これを使うと、問5も解けます。
それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。
----------------------------------------------------------------------
実験1の表より
2.8℃上昇させるために必要な熱量は?
→ 4V×1A×300秒=1200(J)
12.6℃上昇させるために必要な熱量は?
→ 2.8℃:1200J=12.6℃:xJ
x=5400(J)
スイッチを切り替える前の電流は?
→ 6V÷8Ω=0.75(A)
このときの1秒あたりの熱量は?
→ 6V×0.75A×1秒=4.5(J)
スイッチを切り替えた後の電流は?
→ 6V÷2Ω=3(A)
このときの1秒あたりの熱量は?
→ 6V×3A×1秒=18(J)
電流を流し始めてからt秒後にスイッチを切り替えたとすると
10分は600秒だから、熱量の方程式を立てる
→ 4.5t+18(600-t)=5400
t=400(秒)
ラスト、400秒は何分何秒か?
→ 400秒÷60秒=6分 あまり40秒
答えは、「6分40秒」です。
----------------------------------------------------------------------
この書き方そのものでなくても大丈夫です。
私は説明するので、人に伝わりやすい書き方になっています。
↑序盤から中盤、確認してみてくださいね。
↑終盤、確認してみてくださいね。
教室では、式を書き込むだけのプリントを配布しています。
だから、W・ボードには式だけが書いてありますよ。
すべて書いていくと、時間がかかり過ぎるので。
各問題で、正答率(正解)と通過率(部分点も含む)が出ています。
この問題、全体からの通過率は、1.2%です★
今回は、偏差値【SS 70】以上の割合が、2.9%です。
その【SS 70】以上でも、ほぼ部分点すらもらえていないですよ★
大多数の子どもは、気にしなくていい問題といえるでしょう。
北辰テストは、中3の1学期のほうが、高い【SS】が出やすい気がします。
今回の理科は100点満点中、42点で【SS 50】が取れます。
北辰のほうで設定(調節)しているようです、今回は、ゆるめですね。
ということは、少しでも高い得点を取れば、【SS】も高くなります。
私立高校入試は、北辰の【SS】から決まってくることが多いです。
1学期の【SS】から見てくれる私立高校もあるので、チャンスですよ。
今回の理科の過去問、Yさんは【SS 71.5】が出ました♪
今回だけ・・・?
いやいや、これが続くといいですね~。
でも、2学期からは、その子ども相応の【SS】になる気がします。
つまり、あまりゆるくない設定になるのですね。
なぜかというと、理由のひとつは、部活を引退した中3生です。
目標が定まると熱心に勉強する子どももいます。
その子どもが、全体の点数を上げてくるからだと思います。
特に部活で、やる気があり、頑張ってきて、よい成果を出した子ども。
これは、やる気があるし、頑張れるし、結果を出せる子どもなのです。
その子どもが、部活に使っていた力を勉強に向けることになります。
だから、その子どもが、自分の学力より高い志望校を見つけたとします。
そして、「この高校に入りたい!」と、勉強に力を入れ始めたら・・・。
その子どもにある程度の土台があれば、伸びることになるでしょう♪
2学期から、熱心に勉強する子どもが点数を上げれば・・・。
原則、同じ点数を取っているだけでは、【SS】は下がることになります★
「42点で【SS 50】」というのは、2学期ではないかもしれませんよ。
また、小学生、中1、中2で勉強してこなかった子どもがいます。
土台や勉強習慣のない子どもが・・・。
「中3の2学期から頑張る!」では、もう挽回できない可能性があります。
理社は、中3の2学期からでも挽回しようがあると思っていますが・・・。
国数英の3教科は、難しいことが多いですね★
中1、中2の数学ができなかったと。
でも、中3の数学だけ熱心に勉強して、中3の数学はできるようになったと。
そういう話は、ほとんど聞かないです。
当たり前ですが、中3の数学のほうが難しいからですね。
できれば小学校高学年から・・・。
普段の勉強こそ、しっかりやっておくことです☆
----------------------------------------------------------------------