写真は、埼玉県、大宮ソニックシティです。
200114、大学入試最新情報セミナーに出席しました。
タイトルは・・・。
「大学入試改革―結局どこに着地したのか、何をもたらすのか―」
会場は、埼玉県・さいたま市、大宮ソニックシティ。
旺文社の教育情報センターの方が講演者でした。
旺文社の公式HPは、↓をクリック。
https://www.obunsha.co.jp/
気になったところを紹介しますね。
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● 入試改革の目的は、「学力の3要素」(「知識・技能」「思考力、判断力、表現力」「主体性」)&「英語4技能」を定着させたいこと。これまでのセンター試験は、「知識」が中心。
● 入試改革のために何をするのか? ①大学入学共通テストにする ②思考力を問う問題を全科目で出題 ③大学入学共通テストで記述式問題を出題、国語と数学にて ④英語は外部検定を利用、さらに成績提供システムを稼働させる ⑤主体性は、調査書等で評価
● 予定していたことが2つ見送りになった。①成績提供システム ②大学入学共通テストで記述式問題
● 大学入学共通テストの英語が変わる。①文法、発音よりもReadingで思考力を問う問題へ ②センター試験では、「Reading 200点+Listening 50点」だったが、大学入学共通テストでは、「Reading 100点+Listening 100点」となる。ただし、比率を変える大学もあり ③リスニングの問題は、1回しか読まないこともあり
● 191101に文部科学大臣から発表になったのは、成績提供システムの見送り。英語の外部検定利用入試が見送りになったわけではない。大学によって独自に英語の外部検定利用入試をすることは残る。全体としての人数は少ないが、英語の外部検定入試を利用する大学数が増えている。
● 英検は、新方式を含めると、4方式ある。高校生が選択するのは、「従来型」「S-CBT」が中心。「従来型」は、Speakingが対面の面接方式なのが特徴。「S-CBT」は、実施日が毎週土日(原則)にあるのが特徴。
● 2020年度、大学入試は「超絶安全志向」となる。要因は、浪人したら新入試用に勉強し直さないといけないから。大学合格者の定員超過率の厳格化のため。
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私もわかっていたはずなのに、忘れていたのは・・・。
文部科学大臣が見送りの発表をしたものについて。
それは、「外部検定利用入試」ではなく、「成績提供システム」です。
成績提供システムとは何か?
それは、受験生が取得している外部検定を登録しておいて・・・。
まとめて大学に送るようなシステムです。
認定された外部検定のみ、時期と回数、共通ID・・・。
・・・などが面倒そうでしたが★
英語の外部検定利用入試は、各大学で自由に決められています。
あまり人数は多くないようですが・・・。
利用する大学・学部は増えているようです。
利用方法は、「出願資格」「加点」「得点換算」が主流。
なんにしても、検定を取得していれば有利だということです。
さて、大学入試センター試験が、200118&200119に迫りましたね。
大学入試センターの公式HPは、↓をクリック。
https://www.dnc.ac.jp/about/index.html
2020年度入試が、最後のセンター試験となります。
上にもありますが、「超絶安全志向」になりそうですね。
たとえば、一般入試を回避して、推薦入試やAO入試にするとか。
たとえば、GMARCH受験を回避して、日東駒専を受験するとか。
もし浪人になると・・・。
新入試である、大学入学共通テスト用の勉強が待っています★
「新しいことを勉強するのは大変だ」と思うのでしょう。
2020年1月、現在、アビット新白岡校を卒塾したS君が高校3年生です。
S君は、篠津中時代に1回だけ定期テストの学年順位が1位だったのです☆
志望校の合格、期待しています。
セミナーが終わると、個別に質問の時間がありましたよ。
5人くらいの塾の人間が列を作っていましたが・・・。
私も、その中のひとりでした。
私が講演者の先生に質問したのは、以下の3点です。
● 現行のマーク式センター試験と、国公立の記述式二次試験でいいのでは?
● センター試験はマーク式なのに、なぜ次の日などに結果が出ないのか?
● 中3で英検準2級を取得していれば、大学入試のときに見てくれるのか?
さて、講演者の先生の答えは・・・?
・・・それは、次回ラストで☆
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