赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

▼ヴォーカル大好き<池田理代子さん>

2018年11月14日 | ■芸能的なあまりに芸能的な弁証法

 

池田さんは昭和23年生まれで、わたしに同年であるからして、昔っから、かねがね気になっていた。上の本を読んだのは十年ほどまえのこと。もう一度読んでみたいと押入れの中を探ってみたのだが、いっこうに出てこなかった。上の写真はネットからのコピーである。そこで、うろ覚えなのだが文中、今でも覚えている至言をふたつだけ掲げておこう。

 

●わたし(池田)は、幼い頃より、歩いているときも、勉強しているときも、それこそ、なにをやっているときも歌を歌っていた。

●老いて目が悪くなっても耳が遠くなっても、喉だけは、ただ一つ歌を歌うための喉だけは生理的に老いることがないのは不思議だ。

 

以上、わたしの自己満足をさらにうべなってくれていると喜ぶ内心。

池田さんは、当時すでに「ベルサイユのばら」という長編漫画で一世を風靡していた。ようするに押しも押されもせぬ漫画家であったのだったが47歳にして仕事を捨てて、幼い頃より夢見ていた音楽のそれも声楽の道に入ろうと志した。たしか東京音楽大学声楽科に入学を果たしたのだった。 その間の自伝的物語が上の本である。

 

 

 

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