赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

▼昨夜見た口裂け老婆の夢物語

2012年03月27日 | ■日常的なあまりに日常的な弁証法

2012.03.26 川崎市

 

 

 


 

 

 



 自室においてある円筒形のゴミ箱に、二三日まえから、濃いブルーのビニール袋で内側を覆っておいた。上の写真は、その底に出来た光の紋様が作り出した拡大写真である。老婆の身長は、三センチというところであったが、このたまたまの光の造作物が口の裂けた老婆に見えたのは、わたしばかりではない証拠を残しておこうとカメラを向けたのである。夢かうつつか、見ればみるほど老婆は生きているようだった。着物姿、頭巾のようなものをかぶっていた。時刻は、すでに誰もかれもが寝静まった丑三つ時だった。
 朝方、夢を見た。ゴミ箱の底にいた老婆が、今度は電動モーター付のママチャリにのって街路の中空を駆け回っていた。理由は分からないのだが、わたしを追いかけてくるのである。その様が、いかにも恐ろしげで、このままでは殺されるかと思い、夢中でわたしは逃げるに逃げたのであったのであったのだった。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ▼フェンスの向こう側 | トップ | ▼国家の幸福 国民の幸福 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■日常的なあまりに日常的な弁証法」カテゴリの最新記事