銚子・角巳之・三代目

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予兆、余波...。

2019年08月16日 | 日記・エッセイ・コラム
台風一過ながら...。犬吠埼付近を通り掛かりましたら、何か気味の悪い
風景で...。気味の悪いものを見ると近付きたくなる歪んだ性格ゆえ、
下車して写真を...。写真では伝わり難いかと思いますが、この場所、
物凄い突風で、立っているのがやっと...。私、生産者の皆さん方と一緒に
行動していることが多く、自然と、この自然の営みに敏感になって来たかも。
と思っております。何事も予兆があり、予兆を察知したならすぐに行動。
船を避難させる、畑に暴風対策を施す...。予定があろうが何だろうが
これ再優先。あとは静かに嵐が過ぎ去るのを待つ。ただ待つのではなく、
今できる最善の対策を施して待つ。それでも被害に遭ってしまった場合は...。
仕方がない...。この心境、諦めるではなく、明らめる...。さらに余波...。
一番怖いのはこの余波かもしれません。嵐が去った後の心の隙間を直撃する。
かくいう私、昨日は既報のパパイヤ等の暴風対策。直撃予想地点に補強...。
プロ生産者の対策に比べれば、あまりにお粗末でしたが...。今朝出勤し、
異変のない事を確認。ああ無事これ息災...と。余波の恐れもあるので、
完全に天候が変わるまでこのままで...。予兆、余波、この一連の流れ、
何か人生訓のようです。

忠霊塔にて

2019年08月15日 | 日記・エッセイ・コラム
本日、8月15日...。銚子・忠霊塔前にて知人と一緒にささやかながら、
英霊に哀悼の意を...。以前は解放された忠霊塔内にも入ったりしており
ましたが、ここ数年はこの形で。西南戦争以降、国のために殉じた方々の
慰霊碑であり、銚子では野球場、体育館、文化会館のある敷地内にそびえ
建っております。本日はこの辺で。ただただ英霊に哀悼の意を。

新盆...。

2019年08月14日 | 日記・エッセイ・コラム
数年前、この場所(写真)で...。車の中で他愛もない会話をしていた知人の
農業者がポツリ...と。あと何回、田植え・稲刈りが出来るかな~。今年、
新盆...。朝獲れトウモロコシの店頭販売を都内・某量販店さんから依頼され、
どうしよう...と思っていたところ、協力するよ...と。早朝3時から一緒に
トウモロコシの収穫してくれた方...新盆。昨日、気が付くと、この道(写真)
を走っておりました...。新盆見舞いなど、不義理ばかりしておりますが、
自分なりの方法で、在りし日を想いながら、感謝の念を...。

サンマ船・出漁!

2019年08月13日 | 日記・エッセイ・コラム
銚子港は15日(木)までお盆休みでありますが、お盆明け17日(土)に
地元(銚子船籍)のサンマ船、北に向かって出漁すると漁師さん方に聞きました。
新聞報道でも大きく取り上げられていましたが、今年はサンマ漁が絶望的と言われ
るほど厳しい。と予想されております...。それでも、豊漁と予想されて空振りより
絶望的と予想されていた方が、祝儀相場も付くだろうから気楽なものよ...(知人談)
ただ楽観的なのではなく、漁業と言うのはそういうものだ。行ってみなければ、
分からない...と。確かに...。安定、安定と、そんな言葉をあざ笑うように...。
故に準備を怠らず、信心する...。昨日同様、バックナンバーを眺めていたら、10年
ほど前、サンマは秋口から、クリスマスあたりまで、連日1,000㌧単位の大豊漁。
その代わり、イワシはどうしてしまったんだろうというほどの不漁...。魚種交替の
タイミングだったようですね...と言えばそれまでなのですが、安定の反対側にある
この世界を深く知ることによって、安定と言う言葉の真髄を知る...。お盆が終わり、
サンマ船が出漁すると、銚子はそろそろ秋風が...。季節の変わり目であります。

お盆...。

2019年08月12日 | 日記・エッセイ・コラム
お盆...。ブログ開始以来、何度このタイトルで掲載したことでしょう...。
(途中、長期のサボり期間もありましたが...)。14年ほど時間が経過して
このタイトルに再び遭遇、今まで自分なりの形でお盆を過ごして参りました。
やはり人間それぞれ、自らの立ち位置によって見える風景が違う...。これ
再認識...。見えている風景が違っているのに、何故見えないんですか...と
初期の頃はそんな感覚、バックナンバー見ながら苦笑しております...。
年に一回、お客様として行く場であるか、迎える側か...。故郷が非日常の
世界になっているか、日常なのか、本当に立ち位置によって様々です。
私は故ありまして、この場(銚子・円福寺の観音様)を定期的に訪れており
ます。本日も行って参りましたが、道中、迎える側と迎えられる側の双方に会い、
それぞれに会話聞きながら、また苦笑しきりです...。これまた双方の感覚を知った
ものの所以である...と。お盆と言う話題を持ち出すことだけで尊いのかもしれません。
目に見えないものに対する畏れを明確に認識するので...。
とにもかくにも令和元年、お盆であります。

刺身&洗い

2019年08月11日 | 銚子のうまいもの
写真上、カツオの刺身。下はヒラメの洗い...。食事しながら、刺身と洗いの違いは
何ですか?と問われ...。活き締め、あるいは死んでしまっている魚を捌き、生の
まま食べやすい大きさに切ったものが刺身。さっきまで生きていた魚を活き締めにし、
氷などで〆たものが洗い...。そんな感じでしょうか。刺身が味なら、洗いは食感。
故に洗いは、さっきまで生きていた魚でなければならない...。コリコリとした食感は
死後硬直との関連もあったかと思います。理屈は抜きで、夏の(白身魚の)洗い...、
非常に美味しいです。銚子で一般的なのはスズキ、ヒラメ、マコガレイ、コチあたり...。
実はサメの洗いも大変美味で、以前乗せて頂いた船の甲板で、ホシザメとカスザメの
洗いを...。身だけ出されて、これ何か当ててみな...ということだったのですが、
誰もサメである事分かりませんでした...。写真上のカツオ、今年もまだあの問題
(アニサキス)が尾を引いているようで...。最高に旨いのにな~と。

リベラルアーツ

2019年08月10日 | 日記・エッセイ・コラム
突然ですが、リベラルアーツ...。広義では教養と訳されることが多いようです...。
厳密には古代ギリシャ時代にその概念が生まれた、人が自由になる手段...。
曰く、文法、修辞、論理、算術、幾何、天文、音楽の7分野を指しているようで...。
正解を出す力などもはや価値がない...。そんな本を読みましてね...という会話の
中で、リベラルアーツと言う概念、士業の皆さん方から出て参りました。弁護士、
会計士...、利害が相反し、唯一絶対の正解もない状況下で、落としどころ。を
見付けるプロの方々...。知識量の多さが教養の高さと思いきや、リベラルアーツ
という概念、どうもそうではないらしい...。正解に早く辿り着く能力でもなく、
むしろその逆、問いを立てる力...。そもそも正解がない。あるいは多数あるから
利害が相反する訳で...。上記7分野、奴隷ではなく人間として自由に生きる術、
自由7科と呼ばれているそうで...。古代ギリシャで確立した領域が、時を経て
現代に...。最近、確かにリベラルアーツと言う言葉、良く聞こえて参ります...。
広義で教養と捉えた時、然らば教養とは何か?と問われれば、曰く、人間が財産、
地位、名誉...すべて失った後に唯一残るもの...だそうです。私には難しい領域
ながら、何故か強く心に残っているので掲載しました...。写真は過日、銚子から
東庄方面に向かう道すがら...。この空、綺麗か?気味悪いか?あるいは...。
まさにこの表現、リベラルアーツの領域か...と。


海岸線...。

2019年08月09日 | 日記・エッセイ・コラム

連日暑く、海水浴に...という季節で...。今まであまり気にしておりませんでしたが、
海岸線で写真撮っているとよく見る看板...。遊泳禁止、ここで遊んではいけません...。
銚子は三方を海に囲まれてはおりますが、海水浴が出来るところはごく僅か...。
ああそういえば、少ないな~と。写真下の海鹿島(あしかじま)、長崎、犬若...、数えるくらい。
泳げるところは少ないですが、視点を変えれば、それでも海水浴場はあり、その価値、貴重。
一面砂浜の海水浴場は気持ちの良いものですが、これまた視点を変えれば、泳げるところから見る
泳げないところの風景は絶景であります。何かの理由があっての遊泳禁止...。波が強い、岩が多い
要するに風景に起伏があって、得も言われぬ風景を作る...。先日、東京から来た知人のお子さん方...。
海水浴に来たのに、海に入ろうとせず、砂浜をずっと駆け回っておりました。日が沈んで行くに
従って変わる風景を眺めながら、ご両親にもう帰るよ..と叱られてもその場を離れようとしない...。
これ、感動力の蓄積ですね?...。最終的にそのご両親もその場を離れることが出来なくなり...。
銚子の海岸線...。何か不思議な魅力があります....。

とんび岩&美加保丸

2019年08月08日 | 日記・エッセイ・コラム
所用ありまして、銚子市内、誰しも知っている魚料理店さんへ...。待ち合わせまで少々時間が
ありましたので、周囲を散策...。久しぶりに、とんび岩と、美加保丸遭難碑を...。
恐竜時代(白亜紀)の地層の一部と言われる、とんび岩...。幕末に、榎本艦隊(咸臨丸等)と
共に函館に向かい、犬吠埼沖で嵐に遭遇、この地に流れ着き座礁、沈没した美香保丸...。
数千万年前から数百年前の歴史...。誰もその当時のことを見た訳ではないけれど、人それぞれ
思いを馳せる...。これ歴史の醍醐味...。幕末に触れると、止まらなくなるので本日はこの辺で...。
故ありまして、銚子の観音様を定期的に参拝させて頂いているのですが、この風景(美香保丸碑)
を見た翌日(本日ですが)、観音様に行きましたら、この美香保丸の船首にあったと思われる
女神像が引き上げられ、修復された後、観音様がある銚子・円福寺に龍神像として祀られている...と。
ああ昨日見たあの風景が...と。残念ながら本日、拝見することは出来ませんでしたが、次回は是非に。


暑中見舞いを...。

2019年08月07日 | 日記・エッセイ・コラム
暑いです...。まずは暑中見舞い申し上げます...。それにしても暑いです...。
銚子は関東他所に比べ、計測値で2℃ほど、体感温度は5℃くらい低いと
思われます...。結構、風もあるし...。そんな最中、昨日は農場視察で、
千葉県内各所(香取~茂原~千葉...)を回っておりました。銚子より更に
暑い場所...。そんな炎天下の中で、農業者の皆さん畑の手入れや家畜の
世話をしておられました...。さすがに、頭の下がる思いで、いつもの枕詞、
暑いですね...。恥ずかしくて封印した...と言う次第であります。他所に
比べ涼しい銚子に過剰適合すると、周囲が見えなくなる...。何事も....。
週末は台風が接近するようで...。炎天下での通常作業に加えて、台風への
備え...。農業、畜産業、漁業もそうですが、やはり大変な仕事です...。
暑いですね...ではなく、有難うございます。だな~と。

感動力!

2019年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム
写真、花火の最後に怒涛の如く打ち上げられた、フィナーレの模様...。
昨日、一緒に見ていた訳ではありませんが、別の場所で同じもの見ていた学校の
先生方とお話する機会がありまして...。結論、感動した...。ということなの
ですが...。学校現場においては、基礎学力の向上に専念すべきで、美術、音楽、
体育等、進学のための受験に関係ない分野を軽んじるような風潮も一部であるよう
で...。そういえば会社においても目の前の売上・利益等、手っ取り早く自らの評価
になるもの以外は避けて通りたい...。自らも含めて、人間誰しもそんな気持ちに
なったりする...。でも、避けられるうちは良いですが、避けられなくなったらどう
しよう...。そんな時、自らの行動を決するものは何だろう...という事になりまして...。
曰く、今まで経験してきた感動の量ではないか...と。基礎学力や目の前の売上・利益
を決して否定するものではありませんが、感動力とでもいうべきこの領域、定量的な
測定は不可能ながら、美術、音楽、スポーツ...等、それぞれの心の中に蓄積して行き、
人生そのものの原動力、生きる力となるのです...。先生方のこの言葉、上手く表現
出来ませんが、写真の花火見ながら、妙に腑に落ちた...と言う次第であります。

宴の後...。

2019年08月05日 | 日記・エッセイ・コラム

先週土曜日に賑やかな花火大会があった場所...。写真上は花火大会終了後1時間くらい
のもの(人が出て来るのも早かったですが、引くのも早かった...)。下は本日夕刻...。
賑やかであればあるほど、その後の風景、何故かもの悲しく映るものです...。まさしく
宴の後の風景であります...。感傷に浸る間なく、また日常がやって参りました...。
お盆前後にまた人が増え、お盆が過ぎる頃、今度は秋風と共に、また季節が変わって参ります...。

花火大会②

2019年08月04日 | 日記・エッセイ・コラム


写真の配置が悪く恐縮です...。圧倒的な数の花火を、これでもか...、と迫力満点に
打ち上げる花火も壮観ですが、一発、一発の間隔は空いているけれど、その合間に
余韻が生まれ、他愛ない会話も何故か弾む...。これまた一興であります...。
しばし余韻に浸りながらも、明日からまたいつもの日常に...。ただ、余韻が醒めて、
日常に戻る時、今年は何か感じることが多いだろう..と。感じるだけで、今は上手く
表現できませんが、何か浮かんできましたら、またいつもの気まぐれで掲載させて
頂きます。

花火大会①

2019年08月03日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子・花火大会...。先ほど終了致しました...。年々打ち上げ数が減り、本年は
5,000発ほど...と聞いておりますが、やはり花火は打上“数”を競うものではない。
これ実感であります...。米国の大学スポーツの応援歌に、one shining moment
(一瞬の輝き)なる曲があり、スポーツ専門チャンネルなどで時々流れているのを
聞きますが、まさにそれ、一瞬の輝き...。財政難の折、綺麗なのは一瞬で、あとは
煙になってしまうだけ...。そんなものにお金を掛けなくたって...という人もいれば、
その一瞬に活力を得て、明日への原動力に。決して無駄ではない..と言う人も。
本日、目の前で見た人は、私を含めてみな後者であろうと思いますが...。理屈抜きで
感動した...。見たのは一瞬であっても、打ち上げ数は大幅に減っても、その前(準備、
期待感、ワクワク感...)、その後(満足感、余韻...)、宴会後の後始末を含めて、
非常に楽しい時間でありました。写真がまだ残っているので明日もまた、この話題で。



断髪(茎)式...。

2019年08月02日 | 日記・エッセイ・コラム
先日、無事にカサブランカの断髪(茎)式を終えました...。特に難しいことは
なく、支えていた支柱を外し、茎を根元からバサリ...と。感謝を込めて...。
で、良く見たら雑草のようなものが繁っており、抜いてみたら根っこのところに
白くて丸い、小さな塊が...。知人に尋ねたら、それもしかしたらカサブランカの脇芽、
分球かもしれない...と。カサブランカは地下茎で、自らの分身を宿していたのかもしれ
ません...。これまた放置になるのですが、もしこれが分球だったとしたら、2年後
くらいにまた花を咲かせる...かも...と。小学校の理科で習った内容、50にして
感じること、植物のしくみ...だけではなく、その死生観...。自ら絶頂に咲き誇りながら、
見えないところでちゃんと次世代へのバトンタッチを...。折しも、訪ねて来られたお客様
と話していた内容、事業承継...。曰く、誇りを持って脇に退くこと...。話が逸れました...。
そういえば、カサブランカの花粉...、一度付いてしまうと、なかなか落ちない。花は
非常に良い香りがして、虫たちが引き寄せられて...。これまた生きる知恵かと。実に様々な
感想に至る、2019年、カサブランカ狂想曲でありました...。