銚子・角巳之・三代目

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64年...。

2009年08月16日 | 日記・エッセイ・コラム

002 戦うも亡国、戦わざるも亡国、なれど戦わずして敗れるようなことがあれば、それは民族の魂まで消滅させる真の亡国である.....。あれもしてみたい、これもしてみたい、将来は~になりたい...。そんな将来への無限の可能性も持つ世代が、他に選択の余地を与えられず、この言葉に魂を奮い立たせるしか自らの生きた証を残せなかった世代....。ご健在の方々もすでに80歳以上。時々、戦争に参加した方々とお話させて頂く機会を得ますが、この方々に比べたら....。苦しいの、辛いの....というのが恥ずかしくなって参ります。さて昨日8月15日。終戦(あえて敗戦と言えという方も)から64年目の8・15でありました。銚子忠霊塔でも恒例の慰霊祭が行われました。このブログを書き始めてから3年、毎年記事にしていますが、本当に年を追うごとに参加者が減り、今年は人もまばら....。お盆中でもあり、墓参りにも行っていた訳ですが、市内の雰囲気を見ると、先週の花火大会のほうが人が多く出ていたように思います。お盆とか、節目とかそういうものはどんどん軽視されていくように感じる昨今であります。むろん、それらを大切にしている方々も多数。今週は至るところでOB会や同窓会が開催されていたようです。仕事や家族の都合で、生まれ故郷から離れたとしても、なにかの節目にはビシッと集まる。そこにずっと住んでいようがいまいが、原点を大切にする姿勢は大切だと....。来週、旭の小学生が、田んぼの生き物調査をしている、いつもの場所で、電気もガスもない状況でキャンプするんだそうです。周囲の大人が万全の準備をしております。来週、その方々とお会いする機会がありますので詳細報告いたします。電気もガスも“ある”ことが普通の時代に、それが“ない”状況を経験する。子供がではなくて、大人も経験する。一緒に学ぶ....。戦後世代がほとんどの現代、小さな、かつ純粋な感受性はそれをどのように受け止めるのでしょうか?