銚子・角巳之・三代目

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言葉は....。

2009年08月07日 | 日記・エッセイ・コラム

013 突然ですが、幕末の鹿児島....。不平不満の溜まった旧士族が鹿児島に続々と集結。鹿児島に不穏な動きあり....。と明治新政府は神経を尖らせ、密偵を放つ....。が、その密偵...。鹿児島の血気盛んな若者に捉えられ激しい拷問を受ける....。鹿児島潜入の目的や如何に?.....。苦しさに耐えかねた密偵の口から....シ・サ・ツ.....と。シサツ? 歴史の謎となっているこの言葉。シサツとは、視察であったのか? あるいは刺殺か?血気盛んな若者は喧嘩(戦争)の口実を探している訳です。彼らにとってシサツとは刺殺....。新政府は西郷大将の命を狙い、故郷・鹿児島を破壊しようとしている。許せん....と。日本最後の内乱、西南戦争に突入して参ります。刺殺であったのか? それとも視察だったのか? 歴史にもし~は禁物と言いながら、言葉の捉え方一つで....。ということ、改めて感じます。日常生活の中でも、自分では良かれと思って発した言葉が、実は正反対の意味に捉えられていること、多々あります。相手が悪意に満ちて言葉尻を捉えようとしている場合も....。本当に言葉は難しい。日本人が日本語で話してもコミュニケーションが成り立たない場合すらある。時に通訳が必要だ。しかも日本人同士、日本語でありながら.....。突然なんで?ということでありますが、たまたま西南戦争を描いた小説・田原坂(たばるざか)を読み返していたからであります。ただそれだけ。そこに常日頃思っているコミュニケーションの難しさが相俟って、気が付くとパソコンに向かって記事を書いておりました....。余談ながら、西郷大将(隆盛)は最後の最後まで戦争に反対の姿勢を示しながら、もはやこの勢い止め難しを察するや、明治維新の矛盾をすべて抱えて死ぬことを決意。彼が新政府に向けて宣戦布告文はただ一行。"政府に尋問の筋これあり”月末にはこれからの国のありようを決める選挙があります。従来の制度疲労、パラダイムシフトを迎えている昨今。思い込みや雰囲気を超えて、真摯な姿勢で候補者の声に耳を傾けたいものです。決して無関心にならずに.....。言葉は難しいですから.....。