銚子・角巳之・三代目

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適正価格①

2009年07月10日 | 日記・エッセイ・コラム

008 最近、すっかり行動がパターン化されて参りました。週の半ばから週末の準備、週末は売り場にいて、終了後はそのままお江戸か、周辺地域へ....。で、ないものねだりではなく、あるもの探しすると、まあ出てくる出てくる。本当にいろんなものが....。さて先週末、ある生産者の方を迎え、楽しく談笑のはず....が、激論になり、最後は罵り合いへと....。事の発端はこうでありました。この方、有機栽培にこだわり野菜を生産しているのですが、今まで労多くしてなかなか期待する成果(報酬ということです)が得られない。それが最近、国産志向の高まりなのでしょうか、その生産者の野菜を”高く”買ってくれる人が増えてきた....。(実際は中国野菜問題などどこへやら、一円でも安くの傾向に拍車が掛かっているようなのですが....)で、一般消費者(あまり好きな言葉ではありませんが)の方が、"高く””高く”って、それじゃ貧乏人は死ねということですか? 残業代は減って、諸手当も大幅カット、ローン残高、教育費.....、一円でも安くと願うのは当然のことじゃないですか....。それに対して生産者から、"高く”じゃないんです。それが”適正価格”なんです。今までが安すぎただけ。この議論、甚だ不埒ながら傍観者として眺めながら、実は物事の本質、非常に大きな問題を内包していると感じた次第であります。それでは"適正”とは何なのか?という議論....。1反(300坪)の畑から産出される野菜の”適正”価格と、1町歩(3000坪)からの"適正"価格は同じなのか?という議論に行き着き、最終的にそれはコスト問題を伴って、大規模化が解決策の一助であると言われ続けたけれど、決して大規模化だけでは問題が解決しなかった訳であります。農業に関する偏ったイメージ(かっこ悪い、稼げない...)はたまた、あいつら儲かってなくとも補助金をいっぱい貰ってるでしょ....。補助金問題に関しても、何も知らない輩が、聞きかじりで言うものですから、議論はいつもかみ合わない....。でも人間は一日3回は腹が減って、何か食べている訳であります。長くなりそうなので続きは次回に。