カソリックの頂点に君臨するのがローマ法王庁ですが、キリスト教が生まれるずっと昔にも宗教はありました。古代エジプトでは数々の宗教が生まれ、多くの神々が祭られ神殿が作られました。また、ファラオはその神々の神権を持つものとして権力を持っていました。エジプトのピラミッドは、かつてはファラオの墳墓という説が有力ですが、現在では諸説があり、中には、宇宙人が作ったという説まで飛び出しているようです。今回は、カイロ郊外のギーザの三大ピラミッド周辺を紹介します。今回も3度目の紹介で、22年も前の訪問でしたが、写真を増やし、消えそうな記憶をたどっての紹介です。
ギザの三大ピラミッドは、カイロの中心街から西南西に13kmほど、ギザの市街地が砂漠に変わる所に建っています。スカイツリーや東京タワーが東京のどこからも見えるように、ピラミッドはカイロに市内からもカイロのビル群の上ににょっきりと顔を出しています。ただ、高さは140mほどなので、東京タワーと比べても半分以下なのですが。逆に、ピラミッドのそばからは、砂漠の端の向こうにカイロのビル群が林立しています。東京駅を起点で考えると、羽田空港あたりにピラミッドがある感じにで、意外と近くに巨大な石の塊があるんです。
これだけ町並みに近いピラミッドですから、ピラミッドの近くにもホテルがあって、窓からピラミッドが見える客室もあって、これが売りのところもあるようです。当然これらの客室は、裏側より高く設定されていると思います。パッケージ旅行であった筆者は、運が無くって裏側でした。一方に廊下を寄せて、全部ピラミッドオ・フロントにできないのでしょうか。カナダのナイアガラでは、パッケージではないせいもあって、一流のホテルではありませんでしたが、全室がフォール・フロントで、部屋から滝のライトアップが楽しめました。
このピラミッドの中でクフ王のものが最大で、中に入ることもできます。筆者の頃は人数制限はありませんでしたが、現在は午前と午後とで百数十人という制限らしいです。人の呼気でカビが発生するのを防止するそうですが、人数のカウントはかなり、いい加減とのことです。この内部空間は、背の低い(中腰でないと歩けない)トンネルが、かなりの傾斜で続き、かなり辛い上りです。そして、上りきっても何も無く、行った!ということだけです。閉所恐怖症や、腰痛のある方にはお勧めできません。内部に入るには別料金が必要なので、なんとはなしにボッタクリの感があります。
三大ピラミッドには大スフィンクスがつきもので、観光写真にはピラミッドの前景にスフィンクスが写っています。このスフィンクス全長は70m以上、幅が6mで高さが20mある一枚岩から掘り出された彫像としては世界最大の像ですが、頭だけは別の場所から運ばれてきた石灰岩なのだそうです。石灰岩の丘を掘り下げて作られたために、像の周りは堀のような窪地が取り囲んでいます。このような地形のせいか、20世紀初頭までは首から下が砂に埋もれていたそうで、幕末にヨーロッパに行った遣欧使節団が立ち寄った時の写真でも侍たちはスフィンクスの胸あたりに並んで立っています。実は、この写真、TVの何かの番組で放映され、これが筆者のエジプト行のきっかけでした。
クフ王のピラミッドは、底辺が260m、高さが140mほどで、質量は600~700万トンと推定されています。ニュートンの万有引力の理論に従えば、2つの物体の間の引力は、それぞれの質量をかけたものを物体間の距離で割ったものです。地球の質量は5.972 × 1024kg、半径は6千kmと推定されていますから、ごく大雑把に見積もってピラミッドのそばでは、地球の引力の1/(10の11乗)程度の横向きの力が働いていることになります。ただ、この程度の力では最新のIT技術を駆使しても測定は難しいんでしょうね。
ギザの三大ピラミッドは、カイロの中心街から西南西に13kmほど、ギザの市街地が砂漠に変わる所に建っています。スカイツリーや東京タワーが東京のどこからも見えるように、ピラミッドはカイロに市内からもカイロのビル群の上ににょっきりと顔を出しています。ただ、高さは140mほどなので、東京タワーと比べても半分以下なのですが。逆に、ピラミッドのそばからは、砂漠の端の向こうにカイロのビル群が林立しています。東京駅を起点で考えると、羽田空港あたりにピラミッドがある感じにで、意外と近くに巨大な石の塊があるんです。
これだけ町並みに近いピラミッドですから、ピラミッドの近くにもホテルがあって、窓からピラミッドが見える客室もあって、これが売りのところもあるようです。当然これらの客室は、裏側より高く設定されていると思います。パッケージ旅行であった筆者は、運が無くって裏側でした。一方に廊下を寄せて、全部ピラミッドオ・フロントにできないのでしょうか。カナダのナイアガラでは、パッケージではないせいもあって、一流のホテルではありませんでしたが、全室がフォール・フロントで、部屋から滝のライトアップが楽しめました。
このピラミッドの中でクフ王のものが最大で、中に入ることもできます。筆者の頃は人数制限はありませんでしたが、現在は午前と午後とで百数十人という制限らしいです。人の呼気でカビが発生するのを防止するそうですが、人数のカウントはかなり、いい加減とのことです。この内部空間は、背の低い(中腰でないと歩けない)トンネルが、かなりの傾斜で続き、かなり辛い上りです。そして、上りきっても何も無く、行った!ということだけです。閉所恐怖症や、腰痛のある方にはお勧めできません。内部に入るには別料金が必要なので、なんとはなしにボッタクリの感があります。
三大ピラミッドには大スフィンクスがつきもので、観光写真にはピラミッドの前景にスフィンクスが写っています。このスフィンクス全長は70m以上、幅が6mで高さが20mある一枚岩から掘り出された彫像としては世界最大の像ですが、頭だけは別の場所から運ばれてきた石灰岩なのだそうです。石灰岩の丘を掘り下げて作られたために、像の周りは堀のような窪地が取り囲んでいます。このような地形のせいか、20世紀初頭までは首から下が砂に埋もれていたそうで、幕末にヨーロッパに行った遣欧使節団が立ち寄った時の写真でも侍たちはスフィンクスの胸あたりに並んで立っています。実は、この写真、TVの何かの番組で放映され、これが筆者のエジプト行のきっかけでした。
クフ王のピラミッドは、底辺が260m、高さが140mほどで、質量は600~700万トンと推定されています。ニュートンの万有引力の理論に従えば、2つの物体の間の引力は、それぞれの質量をかけたものを物体間の距離で割ったものです。地球の質量は5.972 × 1024kg、半径は6千kmと推定されていますから、ごく大雑把に見積もってピラミッドのそばでは、地球の引力の1/(10の11乗)程度の横向きの力が働いていることになります。ただ、この程度の力では最新のIT技術を駆使しても測定は難しいんでしょうね。