夏でも雪が残る高原から一気にフィヨルドの奥まで断崖を下っていく列車がフロム鉄道でした。フロム鉄道のように断崖は下りませんが、町の後方の断崖の上に城跡があって、フィヨルドではなく大西洋に面した美しいビーチがあるのがイギリスのヘイスティングです。ロンドンっ子の日帰り旅行地として人気の町を紹介します。
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ヘイスティングスは、ロンドンのヴィクトリア駅かチャーリングクロス駅から列車で南に2時間くらい、進行方向が南から東に向いて海岸と平行になったあたりがヘイスティングです。ヘイスティングには4つの駅があって筆者が訪れた時にはヘイスティング駅の手前のセント・ウォリア・スクエア駅で、レンガ色のかわいらしい駅舎ですが、グーグルで見ると中央駅のヘイスティング駅舎は何処にでもあるようなビルのようです。駅舎は素っ気ないのですが、駅駅前の様子はセント・ウォリア・スクエア駅と同様に、落ち着いた感じの町並みが続いているようです。
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ヘイスティング城跡などの見どころは、駅の東に広がる丘陵地帯で、海に向かって延びてきた丘がすとんと切り取られたような所です。これらの丘は歩いてでも登れますが、短いケーブルカー(イギリスではリフトと呼んでますが)があって、日本のケーヅルカーのように単線で行き違い部分だけ複線という構造ではなく、全線複線になってます。筆者はイースト・ヒル・リフトに乗りましたが、あっという間に頂上駅です。
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一方の、ウェスト・ヒル・リフトで上った高台には、ヘイスティング城跡で石造りの廃墟が丘の上に散らばっています。海岸線の防備のために作られた砦とのことですが、さすがに眺めが良くって、西には市街地が、南には大西洋が、東にはウェスト・ヒルの向こうにイースト・ヒルが望めます。
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城跡からイーストヒルまでは下りたり登ったりのハイキングコースで、この坂道も感じの良い場所が沢山あります。ヘイシティングスがロンドン子に人気なのはこのような町並みななのかもしれません。特に、イーストヒルの手前には、オールド・セイントゥ通りが南北に通っていて、この通りを中心に、古い街並みが広がっています。緩やかな坂に石畳の道、石壁の家など安野光雅の絵本に出てきそうな風景が広がっています。町並み散歩に疲れたら、すぐ近くにある浜辺に出ると、イギリス料理で唯一おいしいとされているフィッシュ・アンド・チップスが売れれていて、新鮮な魚のフライが食べられます。
単線のケーブルカーが、行き違いをする複線区間で車両ごとに決まった側を通るのですが、この仕組みをご存知でしょうか。通常の鉄道では、ポイントがあって切り替えているのですが、ケーブルカーの仕組みではポイントはありません。車両についている車輪のうち、片側のものはフランジが両方に付き、他方にはフランジがありません。2台の車両の舎利ンおフランジのある側は、一方は左、他方は右で、複線部分のレールに誘引されて、それぞれが右左に分かれます。ポイントという可動部もなく、実に自然でスマートなやり方です。新幹線などの高速列車は、コンピュータによる複雑な列車制御システムで安全に運行され、このシステムの優秀さが日本技術の売りになっていますが、ケーブルカーのシステムはシンプルの極致と言えるかもしれません。
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ヘイスティングスは、ロンドンのヴィクトリア駅かチャーリングクロス駅から列車で南に2時間くらい、進行方向が南から東に向いて海岸と平行になったあたりがヘイスティングです。ヘイスティングには4つの駅があって筆者が訪れた時にはヘイスティング駅の手前のセント・ウォリア・スクエア駅で、レンガ色のかわいらしい駅舎ですが、グーグルで見ると中央駅のヘイスティング駅舎は何処にでもあるようなビルのようです。駅舎は素っ気ないのですが、駅駅前の様子はセント・ウォリア・スクエア駅と同様に、落ち着いた感じの町並みが続いているようです。
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ヘイスティング城跡などの見どころは、駅の東に広がる丘陵地帯で、海に向かって延びてきた丘がすとんと切り取られたような所です。これらの丘は歩いてでも登れますが、短いケーブルカー(イギリスではリフトと呼んでますが)があって、日本のケーヅルカーのように単線で行き違い部分だけ複線という構造ではなく、全線複線になってます。筆者はイースト・ヒル・リフトに乗りましたが、あっという間に頂上駅です。
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一方の、ウェスト・ヒル・リフトで上った高台には、ヘイスティング城跡で石造りの廃墟が丘の上に散らばっています。海岸線の防備のために作られた砦とのことですが、さすがに眺めが良くって、西には市街地が、南には大西洋が、東にはウェスト・ヒルの向こうにイースト・ヒルが望めます。
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単線のケーブルカーが、行き違いをする複線区間で車両ごとに決まった側を通るのですが、この仕組みをご存知でしょうか。通常の鉄道では、ポイントがあって切り替えているのですが、ケーブルカーの仕組みではポイントはありません。車両についている車輪のうち、片側のものはフランジが両方に付き、他方にはフランジがありません。2台の車両の舎利ンおフランジのある側は、一方は左、他方は右で、複線部分のレールに誘引されて、それぞれが右左に分かれます。ポイントという可動部もなく、実に自然でスマートなやり方です。新幹線などの高速列車は、コンピュータによる複雑な列車制御システムで安全に運行され、このシステムの優秀さが日本技術の売りになっていますが、ケーブルカーのシステムはシンプルの極致と言えるかもしれません。