シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

帰ってきた「ウルトラ5つの誓い」

2006-10-03 | 映画・TV・ヒーロー

毎週土曜日夕方5時半から放映している「ウルトラマンメビウス」。この時間帯は忘れやすい。困ったものだ。

さて、メビウスでしばしば出てくる「ウルトラ5つの誓い」。前にもあったよな~と思っている方も多いのでは。
これは、元々「帰ってきたウルトラマン」の最終回(昭和47年)で、郷秀樹=ウルトラマン(写真)が地球を去るときに次郎が放った言葉です。 それは、

・天気のいい日はふとんを干すこと

・腹ペコのまま学校に行かぬこと

・道を歩くときは車に気をつけること

・他人の力に頼らないこと

・はだしで走り回って遊ぶこと

素晴らしい誓いですよね。
今は自分で布団を干す、裸足で走り回る子供はほとんどいないでしょう。それなのに、あえて現代のウルトラマンで伝えていることに驚きと感謝です。

また、当時でもこの誓いは論議のものだったそうです。多くは「あまりにも日常的な内容じゃない」とか、「僕は強くなって地球を守る」という内容方が…等等批判もあったようです。

しかし、ここには、大きなテーマがあったのです・・・。
 以下は、コチラを参考にしました。
 http://www.web-reigo.com/ultraman-mebius/mystery.html

この最終回当時、ベトナム戦争が激化していました。脚本家は沖縄、演出家は招集という想いがあり、それがここの背景にあります。

そのため、このウルトラ5つの誓いは、戦いを思わせるものではなく、極めて日常的な、しかし、大切な「約束」を語ったものであり、そういう小さなことから平和が来る、という意味合いではないかと思われます。

「平和」は、大上段に理屈を語るのではなく、身近な、小さなことから始まる…それが、21世紀になっても、戦争の続いている~ウルトラマンマックスは、バルタンに、戦争ばかりしている人間になぜ手助けすると詰め寄られた~時代に、このウルトラ5つの誓いが新たな生命を得た背景とも思います。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« K-1 WORLD GP 開幕戦と食事! | トップ | 「アンフェア」のスペシャル... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画・TV・ヒーロー」カテゴリの最新記事