毎週土曜日夕方5時半から放映している「ウルトラマンメビウス」。この時間帯は忘れやすい。困ったものだ。
さて、メビウスでしばしば出てくる「ウルトラ5つの誓い」。前にもあったよな~と思っている方も多いのでは。
これは、元々「帰ってきたウルトラマン」の最終回(昭和47年)で、郷秀樹=ウルトラマン(写真)が地球を去るときに次郎が放った言葉です。 それは、
・天気のいい日はふとんを干すこと
・腹ペコのまま学校に行かぬこと
・道を歩くときは車に気をつけること
・他人の力に頼らないこと
・はだしで走り回って遊ぶこと
素晴らしい誓いですよね。
今は自分で布団を干す、裸足で走り回る子供はほとんどいないでしょう。それなのに、あえて現代のウルトラマンで伝えていることに驚きと感謝です。
また、当時でもこの誓いは論議のものだったそうです。多くは「あまりにも日常的な内容じゃない」とか、「僕は強くなって地球を守る」という内容方が…等等批判もあったようです。
しかし、ここには、大きなテーマがあったのです・・・。
以下は、コチラを参考にしました。
http://www.web-reigo.com/ultraman-mebius/mystery.html
この最終回当時、ベトナム戦争が激化していました。脚本家は沖縄、演出家は招集という想いがあり、それがここの背景にあります。
そのため、このウルトラ5つの誓いは、戦いを思わせるものではなく、極めて日常的な、しかし、大切な「約束」を語ったものであり、そういう小さなことから平和が来る、という意味合いではないかと思われます。
「平和」は、大上段に理屈を語るのではなく、身近な、小さなことから始まる…それが、21世紀になっても、戦争の続いている~ウルトラマンマックスは、バルタンに、戦争ばかりしている人間になぜ手助けすると詰め寄られた~時代に、このウルトラ5つの誓いが新たな生命を得た背景とも思います。
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