環境省が1988年に巨樹・巨木林調査を行うにあたり、「地上から1.3mの位置で幹の円周が3m以上ある樹を対象とする」と定めたことで、現在ではこれが巨樹の一般的な定義となっているそうだ(高さは関係ない)。
調査によると巨樹は約6万8千本見つかっているようだ。けっこうある。
それはともかく、巨樹になるまでには長~い年数を経ているわけで、超長寿命の樹には“何か”があると思っている。
そこで、巨樹を見たり触れたり祈願したりして巨樹の生命力(?)にすがりたい病にかかった私は、8月の6日・7日で4か所、帰省時にたまたま1か所、8月28日に3か所の巨樹を見てきた。
◆龍山院のムクロジ(市指定天然記念物:埼玉県上尾市)
・幹回り3.6m
・樹高 14m
・樹齢 推定300年
◆与野の大カヤ(国指定天然記念物:埼玉県さいたま市)
・樹高 21.5m
・根回り周囲 13.5m
・目通り周囲 7.3m
・推定樹齢 約1000年
◆大久保の大ケヤキ(埼玉県指定天然記念物:埼玉県さいたま市)
・根回り周囲 14m
・目通り周囲 9.4m
・樹高 約20m
・枝張り径 約25m
◆八枝神社のケヤキ・エノキ群(上尾市指定天然記念物:埼玉県上尾市)
境内には8本の巨樹がある。
・高さは一部を除き20mを超える
・幹回りは平均して3.5m
・推定樹齢 400年~500年
◆八海神社参道杉並木(県指定文化財天然記念物:新潟県南魚沼市)
・参道約 440メートル
・総本数 256本
・樹 齢 300年~450年(神社の案内より)
・幹周り 6.2メートル(もしくは6.4メートル)が最大
◆椚平の『姥樫』(町指定天然記念物:埼玉県ときがわ町)
・幹周り 6.58メートル
・樹高、樹齢など不明
◆萩日吉神社の『児持杉』(町or県指定天然記念物:埼玉県ときがわ町)
・根回り 男杉:6.47メートル、女杉:8.89メートル
・樹 高 約40メートル
・樹 齢 約800年
◆西平の大カヤ(埼玉県指定天然記念物:埼玉県ときがわ町)
・周 囲 6.6メートル
・樹 高 16.0メートル
・枝 張 東西25メートル、南北26メートル
・樹 齢 1000年
どの巨樹にも圧倒された。それぞれ個性・特徴がある。巨樹は本当に凄いです。
柵があり触れない樹もあったが、手と手を合わせて・・・。
今後も時々訪れたいと思っている。