シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

地図記号

2009-11-30 | 豆知識的な…

<地図の続きです。そうなんだ~!と思ったので。。>
「田んぼ」は、“1作物1記号”として、地図に記されている。日本の重要な農作物だし、耕作面積にしてもかなりの割合を占めると思う。

ところが、「桑畑」や「茶畑」も1作物1記号となっている。その昔、新潟産の私としては、何でだろう?と思ったものだが、「桑」は日本の花形産業だった生糸や絹織物の生産には欠かせないし、「茶」も日本人の生活にはなくてはならない作物だったので、それなりの扱いが必要だったのだろう。

その他は、「果樹園」「畑」「その他の樹木畑」の記号に集約される・・・と思いきや、2万5千分の1地形図に使われている地図記号には、他にも“1作物1記号”の作物がある。

それは・・・スイカ、メロン、キャベツ、イチゴではなく「パイナップル畑」だ。パイナップル畑の記号は、沖縄が本土復帰となった1972年(昭和47年)に誕生した。つまり、沖縄からの、パイナップル畑の記号の追加要望が通ったわけだ。地域的特徴により生かされた。

ちなみに、欧米諸国では、日本と同じような植生記号はほとんど見当たらない
。その代わり、ドイツでは「ポップ畑」と「ブドウ畑」の記号がある。理由は…言うまでもないか。
同じように、フランスやスペイン、オーストリア、アメリカなど、ワイン産地の国には「ブドウ畑」の記号がある。


ところで、2002年と2006年に新たに地図記号として追加された記号があるという。
2002年は「博物館」と「図書館」。
2006年は「老人ホーム」と「風力発電用風車」。
日常的に使われるようになった施設が、時代の要請によって新たに付け加えられている。

これらの記号については、全く知らなかったけど、記号を見ると誰もが解る形状だ。ちなみに、2006年の2つは一般募集から決まったもの。中学生と小学生だという。エライもんだね。

コメント
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