シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

初めての「大宮公園」(2)

2009-11-23 | お出かけ

ボート池沿いにトボトボ歩くと、「埼玉百年の森」にたどりつく。何故「百年の森」というのか由来は分からないが、
樹齢100年を超えていそうなアカマツ林が広がっていた。森の一角には数本のクスノキがあった。こちらも立派な樹だった。

森の隣には「埼玉県立歴史と民俗の博物館」があったが、門は閉まっていた。敷地内に縄文時代の住居が見え隠れし、ちょっと興味をひいた。
池沿いをカモ達と一緒に進むと、ほぼ池を一周し、大きな広場(という名の桜と赤松の林)の端に着く。すると、大きな看板が、

これによると・・・この地のソメイヨシノは「日本のさくら100選」にも選ばれていて、立派な古木が何本もあるのだが、昭和60年ごろから樹勢の衰えが問題となってきた。

その大きな原因は、新しいサクラでも40年以上経過し、樹木が大きくなり込み合ってきたことによる。風通しや日当たりが悪くなり、病虫害の発生も多くなってきた。
そこで、
過密な桜の間伐と剪定、土壌改良を行い、元気なサクラに戻し、「ソメイヨシノとアカマツの風景」の回復に取り組んでいるという。

見回すと確かに、目立たないように伐採された、サクラの切り株があちらこちらに点在していた。土壌改良した場所は、ロープが張られて、根元を傷めないようになっている。古木も喜んでいる事だろう。


サクラとアカマツの中に、一風変わった樹形の木があった。立て札の説明によると「アカシデ」という木で、樹齢は優に百年を超えているという。見ての通り、木肌が・・・。

  

何故、このような(ちょっと気持ち悪い?ウルトラマンの「シーボーズ」?)姿になるかというと、「アカシデの幹は、肥大成長が均等に行われないため凸凹ができ、老木になると太い脈状の出入りが多くなります。」とのこと。

不思議なものだ。成長が均等に行われない…それがアカシデにどんなメリットをもたらしているのか、全く分からないけど、1884年(明治17年)に誕生したこの公園の歴史を見守りながら、凸凹や脈状を増やしてきたわけで、歴史を感じますね。

ちなみに、名前の由来は、新芽が赤く、花穂の垂れ下がる様子が、注連縄に垂れ下がる紙(しで)に似ているから。残念ながら、この季節では分かりません。

公園散歩は1時間強かかった。公園マップをみると、私が歩いたのは公園の北西側の半分で、前述の博物館の他、水泳場、弓道場、体育館がある。
公園の南西側は、サッカー場(アルディージャホーム)や硬式野球場、陸上競技場、大宮双輪場(競輪場)に、小動物園、児童遊園地がある。

さらに、近くには大宮第二公園と大宮第三公園があり、テニスコート、軟式野球場、茶室、幾つかの広場、調整池などがある。
大宮公園は、県営公園の中では最も長い歴史を持つ公園だが、広さも施設もそこそこありますね。ただ、駅に近いせいか、道路もそこそこ混んでいた。

コメント (2)
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