シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

大衆魚の由縁

2007-07-26 | 豆知識的な…

昨日は大衆魚の事を調べるためカチャカチャしていたら、読み応え十分のコラムを見つけた。一部しか読んでいないが興味深く読ませていただいた。
せっかくなので、大衆魚が何故「大衆魚」なのか…、簡単(?)に紹介しましょう。

魚は何故回遊する?
高緯度の海では、海の中が動く。例えば、冬になると上下で水温が逆転する。すると、海底の沈殿物や栄養素が上昇する→それを浮遊生物である植物性ランクトンが餌にする→それを餌に動物性プランクトンが繁殖する→それを小魚(大衆魚も)が狙って集まり→それを餌にする魚食性のカツオもよってくる。

低緯度の海は、海の中が動かない。これは産卵場に良い。
魚の卵は一般に浮性卵といって海面に浮くからだ。北の海ならグルグルまわってしまうだろう。
つまり、産卵場に適した海と、餌が豊富にある海とが離れて存在するために起こるのが回遊という生態。
そのため、産卵場付近で一生を暮らしている不精者の魚より、回遊という性質を獲得した魚類のほうが、資源量をより大きく増やすことができるのだ。

一生仲間と暮らす
魚は大群をなして回遊する。親子親戚や派閥ではない、同じ年生まれの群である。人間でいえば一生「同級会」を開いているようなものだ。
何故・・・魚類は多産性であると共に体外受精の動物。集団として繁殖行為を行った方が効率的だ。産卵時には魚達は群でいた方がよい。
ところが、一生を産卵場近くで過ごす魚ならよいが、回遊魚だったら遠くまで行って帰って、また集まって同級会を開催しなければならない。時期も場所も…そんなにうまくいくはずがない。
それなら成熟年齢になる3~4年を一緒にいたほうがよほど有利である。豊富な餌にありつけて、集団で子孫繁栄にせいをだす…大衆魚ってスゴイ。

カツオが大衆魚になれないのは?
海の中の食物連鎖では、魚食性の魚が三角形のいちばん項点つまり資源的には一番少ない部分に位置する。餌より捕食者が多い分けが無い。
大衆魚はそのプランクトン食性魚の中の代表選手。
主要な餌としてプランクトンを摂ることが、もう一つ大衆魚になり得る資格だったのである。その点ではカツオは残念!

・・・このような話が載っている。知らないこともあり、面白い。
他にもまだまだあるので、機会をみて日記に書こ~っと!
あっ!そうそう、この為になるサイトは「真由の船釣り」のコラムです。

コメント (3)
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