草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

国民を守るために日本は強い国家を目指すべきだ

2023年10月09日 | 安全保障
 ハマスの残酷な仕打ちがネット上に氾濫しています。裸にした女性を車に乗せて連れ去るという光景が、動画で流れています。もう死んでいるのでしょうが、あまりにも惨いことです。イスラエルによるカザ地区への報復爆撃も深刻です。
 もはや戦場では、戦闘員以外であろうとも無差別に殺戮するのが許される時代になってしまったのです。カール・シュミットによれば、それが顕著になったのは、第二次大戦になってからです。
 そうした人権侵害に対しては国際的な共同体の制裁や干渉によって、それを阻止しなくてはなりませんが、国連安保理がその役割を果たしていない現状では、絵に描いた餅でしかありません。
 自由民主主義国家に属する我が国としては、アメリカに期待するのが筋です。しかし、そのアメリカが今ウクライナで行っていることは、あくまでも自分たちは直接手を出さず、ロシアに消耗させていくという「管理された戦争」です。核戦争になることを極度に恐れているからです。
 そんなことでは国民を守ることはできません。人権侵害を阻止するには、日本が強い国家になるしかないのです。本来であれば何が人権侵害であるかについて、国連安保理などの議論に委ねるべきですが、それは甘い幻想に過ぎません。主権国家としての我が国に求められているのは、人権侵害を許さない断固たる力なのです。
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