草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

東アジアでの戦争に備えて日本国民は結束すべきだ

2023年10月08日 | 祖国日本を救う運動
 ウクライナやイスラエルをどう考えるかで、岩盤保守も混乱しています。それは仕方がないことだと思います。戦後の日本が対米重視を国是として、そこでしか物を考えることができなくなってしまったからです。しかし、我が国を敵視して、隙あらば沖縄に攻め込もうとしている国家に対しては、日本国民が結束してあたらなければなりません。
 今回のハマスによるイスラエルへの攻撃は、局地的な戦争にとどまらず、それと連動して、米軍が二方面作戦に気を取られて手薄になっている東アジアで、近日中にかの国が事を構えてくるように思えてなりません。
 もし台湾が占領されるようなことになれば、シーレーンが封鎖されることになり、日本への石油の輸入は途絶えてしまいます。停止中の原発をフル稼働しなくてはなりませんが、すぐには無理です。再エネだけでは日本中で電気が使えなくなってしまいます。
 何としてでも台湾防衛に日本は協力しなければなりませんが、そこでネックになるのは、我が国が核を保有していないということです。核で恫喝された場合には、日本はお手上げです。米国との核の共有がなされなかったばかりに、膝を屈するしかなくなります。
 それ以前に、破壊工作員が数百名武装して暴れまわっただけで、東京の首都中枢は大混乱になるでしょう。日本国民が自衛のために武装することもできない現状では、警察だけでは治安の維持は困難です。三島由紀夫が祖国防衛隊としての「楯の会」を結成した意味を、ようやく私たちは分かりかけてきたのではないでしょうか。
 皇紀貳阡六百八拾参年の我が国にとって未曽有の危機です。岩盤保守ばかりでなく、いざとなったら祖国日本のために、党派を超えて結集しなくてはなりません。かつての日本民族の先人がそうであったように。
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イスラエルへのハマスの攻撃はパルチザン理論の実践だ

2023年10月08日 | 国際問題
 もはや戦争の形態が変わってしまったのだ。ハマスのイスラエルへの攻撃は、パルチザンの理論にもとづくものである。宣戦布告もなく奇襲攻撃を加えた。罪もない者たちをも対象にし、殺戮にとどまらず、人道に反する行為を公然と行った。
 これからイスラエル軍がどのように動くかだが、ハマスが行ったことは、カザ地区へのイスラエル軍の反撃を誘発し、そこでもまた罪もない者たちの命を奪うことになるだろう。その意味でも断じて許すことができない暴挙なのである。
 不正規戦の敵と戦うことはかなり困難である。いくら有能な軍隊であろうとも、今回のこの戦争でイスラエルは、かなりの犠牲者を出すことになるだろう。正規軍と呼べないパルチザンであっても、手軽に携帯できる武器によって、最新鋭の戦車や戦闘機を撃墜できる時代が到来してしまったのである。
 カール・シュミットが書いていたように、パルチザンの戦い方とは「公然でない正規でない戦争が90%、公然の軍事戦争が10パーセントという割合」(『パルチザンの理論』新田邦夫訳)なのである。戦争が政治の延長であることは確かであるが、それが極限化されることで、国際法が無視され、敵と認定した者たちには、何をしてもよいという考え方がまかり通ってしまうのである。
 この数日でイスラエル軍がどこまで立ち直れるかが見ものである。満州国が崩壊したような事態にまではならないと思うが、制圧にどれだけの時間がかかるかであり、その報復戦がどれだけの規模になるかなのである。世界は未だに血なまぐさい只中にあるのだ。
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