日本の安全保障にとって韓国は重大な影響がある。相手が敵対するのであればそれ相応の覚悟をするしかないのである。その韓国と歩調を合わせるかのように、北京の抗日戦争勝利記念行事に国連の潘基文事務総長が出席することになった。中国共産党の一党独裁を容認し、侵略の意図を隠さない国家を擁護する韓国の行動に対しては、日本ばかりでなく欧米も反発している。潘基文事務総長を含めてそこまで韓国が反日に徹するのは異常である。我が国がすぐに懸念を表明したことは当然であり、法の支配を認めないような国家を国連が後押しすることが許されていいはずがない。昭和47年の日中国交回復以来、日本は中共をパートナーとすべく努力してきた。中曽根元首相などは「中国といかに安定した関係を築いていくかが、日本外交の最大の課題となろう」(「日本のあるべき外交」)とまで書いていた。しかし、本当にそれでよいのだろうか。情勢は大きく変わってきている。中共や韓国との関係を強化することは、かえってアジア全体から日本が孤立することになりかねない。覇権国家としての中共に存在に、今アジアの国々の多くは神経を尖らせているからだ。今の安倍首相のように毅然とした態度を取った方が日本の国益にかなう。中共自体が今後どうなるかが見当が付かないのである。そこにノコノコ付いていこうとしている韓国は、もはや同盟国ではあり得ない。日本人は現実的な物の見方に徹するべきだろう。反日国家には身構えるべきであり、中共や韓国に淡い幻想を抱くべきではないのである。
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