草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

財政再建派一色の日本の大新聞を嗤う!

2013年10月02日 | 経済

 安倍首相が決断したことで、消費税が来年4月から8%になることが決定した。これに対する各新聞社の今日の社説を比較すると、右も左も一蓮托生なのには嗤ってしまった。朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日経新聞はそろって大賛成である。朝日は「消費増税はやむをえないと考える」、毎日は「首相の判断は妥当と考える」、産経は「確かな一歩を踏み出した意義は大きい」、日経は「次の世代に過大な借金を負わせ続けるわけにはいかない」と理解を示している。これに対して読売新聞は「デフレからの脱却を最優先し、来春の増税を先送りすべきであるが、首相が自らの責任で決断した以上、これを受け止めるしかあるまい」と述べるにとどまり、どことなく腰が引けている。反対しているのは北海道新聞で「暮らしの破壊許されぬ」と噛みついている。しかし、その道新にしても、スタンス的には財政再建派に近い。経済対策の5兆円が足を引っ張るというのだ。論理の一貫性がない。朝日も同じである。経済対策としての公共事業を槍玉に挙げている。「公共事業が足もとの景気を支える効果に飛び付き、『金額ありき』で上積みする姿勢がありありだ」と批判している。そんな議論しか新聞はできないわけだから、これでは国民からソッポを向かれて当然だ。残念ながら安倍首相が決めてしまったわけだから、デフレから脱却するためには、朝日、毎日、道新が嫌がる経済対策を、さらに上積みする必要があると思う。その決断自体は撤回できないとしても、やるべきことをやるしかないのである。

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安倍首相は経済対策でアクセルを目一杯踏むべきだ!

2013年10月02日 | 政局

 もはや安倍晋三首相は消費増税を決断したわけだから、経済対策でアクセルを目一杯ふかすしかないだろう。ブレーキとアクセルを同時に踏むのは軽業みたいなもので、ハンドル操作を誤ればひっくり返る危険性があるが。それでもやらないよりは、やった方がましなのである。大筋の方向性は定まってしまったが、できるだけのことはすべきだろう。これからが安倍首相にとって、本当の意味での茨の道である。解せないのは、安倍首相をカリスマ的な指導者と勘違いしている人たちがいることだ。民主党政権を倒すにあたって、それらしき役割を担ったのは確かであるが、実際に政権を担当するようになれば、全幅の信頼を置くのではなく、是々非々で臨むべきだろう。政治家も人間であり、絶対であるわけはない。過ちや失敗をしてあたりまえなのである。私たちは安倍首相を叱咤激励すべきなのである。今回の消費増税においては、悲しいかな、日本の国益よりも、外国勢力の干渉に屈せざるを得なかった。それはTPP交渉参加のときと似ている。アメリカや中共、韓国などは、日本がデフレから脱却しては困るのである。それを一番痛感しているのは安倍首相であろう。内心は切歯扼腕しているはずだ。それだけに、ここまで追いつめられれば、限られた選択肢とはいえ、最善を尽くしてもらうしかない。まだやれることはあるし、それを実行に移さなくてはならない。奈落の底に落ちる一歩手前で踏みとどまるためにも。

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