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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

原発事故で国土の3パーセントは安心して住めない地帯に!

2011年10月11日 | 災害

 朝日新聞が今日、東日本の空間線量の汚染地図を公表した。航空機の測定にもとづくもので、環境省の資料から作成した。これによって年間1ミリシーベルトを越える地域が、どこまで広がっているかが手に取るようにわかる。実にその面積は、8都県の1万3千平方キロに達し、日本の国土の3パーセントにあたるという。福島県に限ってみると、県土の半分近くがそれに該当する。とくに、浜通りや中通りについては、年間5ミリシーベルトを超える地域もかなりある。民主党政権は、国土の3パーセントというのを、一体どう考えているのだろう。残りの97パーセントをどうして活用しないのだろう。もはや優柔不断な政治に期待するのではなく、自主的な判断によって、そこから一刻も早く避難することを提案したい。危険な場所にとどまっているれば、後悔するのは自分たちなのである。さらに、福島県が生き残ろうとするならば、県レベルで会津地方への集団移転を検討すべきだろう。その地図に救いがあるとすれば、どこまで信頼できるかは別にして、会津地方には、年間1ミリシーベルト未満の、それほど汚染されていない地域がまだ存在するということだ。ただ、驚いてしまうのは、栃木、群馬両県の内陸部についてである。いずれも会津以上にひどい可能性がある。

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できもしないことを題目のように唱える民主党政権の言霊信仰

2011年10月11日 | 政局

 コンバインを運転している野田佳彦首相の写真が目に飛び込んできた。群馬県に出かけてのパフォーマンスであったので、てっきり米の安全性でもPRするのかと思いきや、TPPの議論を前にしての農業視察であった。福島県民の一人としては、福島県でそれをやって欲しかったが、後になって健康被害が出た場合には取り返しがつかないから、わざわざ避けたのだろう。しかし、民主党政権というのは、思わせぶりなところはあるが、何をやろうとするのかサッパリ見当がつかない。それでいて理解に苦しむのは、言霊信仰への異常な執着である。原発事故が収束していないにもかかわらず、「収束に向かっています」という希望的な観測を述べると、本当にそうなると思い込んでいる。このため、できもしないことでも、平気で次々と並べ立てるのである。環境省が福島第一原発から出た放射性物質の除染について、2014年3月末までに完了することを明らかにした。それだってお題目のように唱えていると、それが実現するという信仰でもあるのだろう。実際は年間20ミリシーベルトの地域を、その半分以下にする目標年度を明示しただけであるのに、テレビや新聞で報道されると、除染が全て終わるかのような印象操作が行われ、民主党政権得意の言霊信仰の出番となるのである。

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