福島県人の一人として、枝野幸男経産相のパフォーマンスには、腹が立ってならない。一度や二度、経済産業省の食堂で、福島産の米を食べたところで、それで安全が保証されるわけではあるまい。そんなことをするよりは、血も涙もなく民主党政権が解除した、緊急時避難準備区域に、家族して住めばいいのである。安全だから戻らせようとしているのだろうから、健康に害はないはずだ。確か枝野経産相の子供は双子だったと聞いているから、さぞかし友達がいっぱいできて、人気者になるに違いない。福島県のほとんどの地域で除染が必要といわれているのに、その現実を否定するかのようなことを、平気でできるのが枝野経産相の人間性なのだろう。しかし、そんないい加減なことをやっているから、SPに守られなければ、国民の前に立てなくなるのである。細野豪志原発担当相などは、いつもSPが4人ピッタリと寄り添っている。その点では、佐藤雄平福島県知事は丸裸状態で、誰も守ってくれる者もいない。民主党政権の大臣ともなると待遇がまったく別なようだ。原発事故の目に見える健康被害は、3年後あたりから出てくるとみられている。そのときに私たちは、枝野経産相がどんな発言をし、何をしたかを問題にすることになるだろう。それを承知でパフォーマンスをしているとしたらば、いい度胸ではないか。
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