草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

風見鶏政治家に励まされてご満悦の野田首相を嗤う!

2011年10月13日 | 政局

 中曽根詣でをしてまで、政権を維持しようとする野田佳彦首相には、もはや語るべき言葉がない。昨日二人が会談し、野田首相は中曽根康弘元首相から励まされたという。風見鶏と評され、田中角栄のおかげで権力を手にした中曽根元首相は、昭和57年の政権発足時には、田中曽根内閣誕生とまで揶揄されたものだった。そこまで軽蔑されながらも長期政権を維持できたのは、絶妙のバランス感覚があったからだろうが、私は中曽根という政治家が嫌いだ。昭和45年11月25日の三島由紀夫と森田必勝の義挙に対して、防衛庁長官として語った言葉を、私は絶対に忘れない。「常軌を逸した行動と言うほかなく、せっかく日本国民が築きあげてきた民主的な秩序を崩すもので、世の中にとってまったく迷惑だ」とコメントしたからだ。中曽根元首相が政治家になった目的は憲法改正であったはずだ。憲法改正の歌までつくったのは、どこの誰だったのだろう。それを後回しにした結果、現在も占領憲法のままなのを、どう弁解するのだろう。三島と森田の思いに心寄せることなく、冷笑するとは、あまりにも情けないではないか。そして、野田首相もまた、中曽根元首相と同じ歩みをしたいのだろう。主義主張を捨てた政治家は、軽蔑の意味で政治屋と呼ばれるのに。

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世田谷のホットスポット騒動で見えてきた福島県の深刻さ

2011年10月13日 | 災害

 自分たちの尻に火が付いて、ことの深刻さにようやく気づいたのではないか。東京都世田谷の区道で、1時間あたり2・70マイクロシーベルトの放射線量が検出された。あくまでもホットスポットのようだが、マスコミの騒ぎ方は異常である。世田谷区が基準としている1時間あたり0・23から0・25マイクロシーベルトの10倍にあたるからからとはいえ、そこまで大々的に報道するのならば、どうして福島県民のことにもっと目を向けないのだろう。福島市や郡山市は、そんなものではないのである。県庁所在地である福島市の大波・渡利地区は高い線量が出ているにもかかわらず、特定避難勧奨地点に指定するかどうかの決定を、国はズルズル先延ばししている。住民の健康よりも、県都を守ることの方が優先されているからだろう。世田谷の住宅街となれば大騒ぎするが、福島県民のことなどは、眼中にないのだろう。しかし、世田谷のホットスポット騒動によって、福島県民も勉強になったのではないか。ほとんどの福島県民は、世田谷区が基準としている数字を上回るところに住んでいるのであり、それで安全だと思い込んでいたのである。どうして避難しなければならないかを理解できなかったはずだ。今からでも遅くはない。行政の対応を待っているのではなく、それぞれが自主的に判断するときなのである。

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