草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

反米から一転してTPPでポチになる民主党政権を嗤う!

2011年10月28日 | 政局

 TPP参加に民主党政権が積極的なのは、鳩山由紀夫、菅直人と二代に渡って続いた民主党の首相が、あまりにも反米的であったので、それの軌道修正を迫られたのだろう。さらに、野田佳彦首相を始めとする今の内閣の閣僚は、脛に傷を持つ人間ばかりで、アメリカ様に楯突くことができないのだろう。そんなことで政治をやられたのでは、国民はたまったものではない。我らが中野剛志京大准教授が、フジテレビの「とくダネ!」に出演し、そこでぶち切れたというので話題になっているが、私からすれば、怒って当然なのである。民主党政権のPR放送局よろしく、TPPによって日本のGDPが2・7兆円増加するというの持ち出したのに対して、中野が「10年間の累積ではないですか」と批判したことへの嫌がらせである。面子が丸つぶれとなったフジテレビ側が、「放送事故寸前」とか言い出したのだ。国家という枠組みを大切にしながら、外国に伍す必要があるのに、日本人の一部には「世界の人々は平和を愛する諸国民である」との勝手な思い込みがある。「各国の国民性を反映した資本主義」にこだわる中野の主張は、経済学者として的を射ているのであり、日本人が生き残るには、それしかないのである。日本を取り巻く国々が襲いかかってきているのに、身構えることもできない民主党政権は、国民のことなどどうでもいいのだろう。

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只見川などの水力発電の再活用で原発依存からの脱却を!

2011年10月28日 | 科学技術

 脱原発を実現するためにも、すぐに手を付けるべきは、水力発電の再活用ではないかと思う。西澤潤一は「横並べやめ、独創を尊べ」のなかで「現在、水力発電というのは無視されているが、水の力というものは、神様がつくってくれているものだ」と書いている。西澤の研究室には最高の直流変圧器があり、それを実用化すれば、ほとんどのエネルギーをまかなうことができるのだという。これまでの水力発電は交流送電であった。このために大量の電力を運ぶことはできるのは、せいぜい30キロ程度であった。それが直流であれば、1万キロ、2万キロも送電が可能となる。しかも、西澤が開発した半導体を使えば、電力の直流から交流への変換が、ほとんど損失ゼロでできることがわかってきた。只見川の電源開発によって、戦後の日本の経済成長が達成されたといわれる。現在でも檜枝岐村に位置する奥只見発電所、只見町の田子倉発電所は日本でベストワン、ベストツーの水力発電所である。そうした観点からすれば、去る7月の大洪水で打撃を受けた只見川流域の復興に、国は全力を傾けるべきだろう。そして、会津を始めとする福島県の再生のためにも、もう一度只見川がもたらす恩恵を再確認すべきだろう。「水力を中心に据えた展開を、これからの日本はしていかなければならないというのが私の結論だ」と西澤が述べているのに、私も諸手を挙げて賛成である。

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