草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

見通しのない除染に福島や郡山の住民の怒りは爆発寸前だ!

2011年10月22日 | 災害

 かけ声だけは勇ましいが、除染で本当に福島市や郡山市は住めるようになるのだろうか。懐疑的な声があちこちで聞こえ始めている。福島市が今考えているのは、放射性物質による汚染が深刻な屋根だけを取り替えるということだ。それ以外のところは、ボランティアに頼って、水で洗浄するとか、土を剥ぐとかいう原始的なことで、すませようとしているのである。しかし、それだって、一軒20万として10万以上の全戸数をやろうとすれば、それだけで200億円かかる。一軒の家を丸ごと除染しようと思えば、500万ともいわれており、同じく10万以上の全戸数をやろうとすれば、5000億円もかかる。しかも、それはあくまでも住宅地についてでしかない。山や水田などは含まれていないのである。できもしない除染に踊らされたというので、福島市や郡山市の住民の不満は爆発寸前になっている。自治体の首長や議員を見かけたら、剣幕で怒鳴りつけかねない不穏な情勢である。民主党政権やマスコミに騙されたというやり場のない怒りが、日に日に高まってきているからだ。このままでは騒ぎが起きるのを防ぎようがない。日本人ほど冷静に対処する国民はないというので、諸外国から高い評価を浮けてきたが、それはあくまでも昨日、今日までのことなのである。

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外来種同様に外国勢力の跳梁跋扈を危惧していた三島由紀夫

2011年10月22日 | 思想家

 編集の仕事を手伝っているせいもあって、最近も八戸や京都に出かけたりで、東奔西走の日が続いているが、どこに行っても、あの黄色のセイタカアワダチソウが目に飛び込んでくるのにはゲンナリした。ススキを根絶やしにするのでは、と危惧されたアメリカからやってきた雑草である。『川端康成・三島由紀夫往復書簡』では、佐伯彰一が解説のなかで、自決した昭和45年の春、三島さんがセイタカアワダチソウが東京にはびこっていることを話題にして、憮然とした表情で「佐伯君、近頃、東京もひどいことになったよ」と語ったことに言及していた。あの当時から嫌われていたのであり、三島さんのような愛国者からすれば、見捨てては置けなかったのだろう。しかし、平成の世になってから、セイタカアワダチソウの派手な繁殖にストップがかかりつつあるという。そして、一部ではススキが勢いを盛り返してきている。それはまさしく、日本の保守民族運動と同じではなかろうか。外国の勢力に蹂躙されていた、日本という国家が、ようやく再生に向けて国民がまとまろうとしているからだ。三島さんの憂いを引き継ぐ人たちが、次々と現れているのは心強い限りだ。民主党政権が誕生したことで、かえって日本人の間に危機感が高まってきたのではないだろうか。外来種がはびこるのではなく、日本の復権こそが、今の日本人に課せられた使命ではないかと私は思う。

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