草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

福島県に隣接する那須でも放射性物質の汚染は深刻だ!

2011年10月09日 | 災害

 今日、家族で栃木県の那須に出かけてビックリしたのは、その放射線量の高さであった。駐車場に止めてウトウトしていたらば、突然線量計の音が鳴り出した。ウクライナ製で1時間あたり0・3マイクロシーベルトを超えると鳴るが、いくら福島県の会津地方だって、そこまでの経験はない。セシウム134やセシウム137で汚染された地図を見たことがあり、那須まで影響が及んでいるのは知っていたが、それほどまでとは思わなかった。福島県以外でも、福島第一原発による被害は出ても不思議ではないが、風評被害を恐れるあまり、国も地元もそれを隠そうとしているのではないだろうか。那須からの帰りは、私が住んでいる喜多方市までチェックした。走行中の車内で計測したもので、いずれも1時間あたり。那須では0・26マイクロシーベルト。塩原温泉では0・14マイクロシーベルト。尾頭トンネルを抜けた上三依では0・11マイクロシーベルト。県境を越えて山王トンネルを抜けた南会津町では0・09マイクロシーベルト。それは会津若松市大戸町まで同じであった。ただ、会津盆地に入れば入るほど数値は高くなり、湯川村で0・16マイクロシーベルトに達した。那須が深刻であるのは、郡山市や白河市方面から放射性物質が流れてきたからだろう。ほとんどが0・09マイクロシーベルトである下郷町でも、一部それよりも高い場所があったが、それは白河市と結ぶ道路に面していた。

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海外メディアのジャーナリズム精神に日本のマスコミは学べ

2011年10月09日 | マスコミ評

 日本のマスコミと比べると、海外メディアは真実を伝えようと必死に取材をしてくれている。ドイツの公共第二テレビZDFの報道番組「フロンタール21」で流された、福島第一原発の下請け作業員の実態を暴露した番組が、ブログ「日々雑感」で紹介されていた。そこで唖然としたのは、外部に機密が漏れることを恐れて、管理が徹底して行われていることだ。そのための雇用契約書すら存在するのである。人命に関わるような被曝をしたとしても、子供騙しのような金で作業員を黙らせておくには、内部告発されるのが一番困るのだろう。しかし、許せないのは、民主党政権や東京電力がそれを放置していることだ。その番組のスタッフが東京電力に取材をしても、「知りませんから」という素っ気ない対応であった。これでは日本が海外でどう思われているか、心配でならない。指導すべき国が非人間的なことを容認し、マスコミはマスコミで、国民に知らせる使命を放棄している。まるで北朝鮮や中共と大差がないのである。海外メディアと比べると、日本のマスコミは、今もって大本営発表の域を出ていない。その番組では、以前にも、放射性物質で汚染された食べ物が出回っていることも報じていた。何が問題であるかを取り上げることで、ジャーナリズムとしての責任を果たそうとしているのだろう。

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