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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■思うようにならない人生こそ

2010年06月11日 | Weblog
2010/6/11放送

 世の光の時間です。 お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 あなたは人生思うようにならないなあ、と感じることがないでしょうか。 すでに天に帰られましたが、キリスト者内村鑑三を通してクリスチャンとなった法学者 三谷隆正(みたにたかまさ)さんという方がいました。 彼は長女と妻を病のためにあいついで失い、また様々な人生の悲しみを経験しました。 その中で三谷さんはこんな文章を残しています。

 「世の人はしばしば嘆じていう、世の中のことは思うようにならないものだと。しかし私は思うようにならないが故に感謝したく思う。私は私の本当の幸福、本当の歓喜が思わざる難儀、願わざる悲しみのうちから生まれ出たものであることを知っている。そして思うことの思うようになった時、かえって不満があり、倦怠があり、空虚のあったことを知っている。私は自分のために何を祈るべきかも知らない。もし自分の一生の計画を自分の考えだけで定めることを要求せられたら、途方にくれてしまうだろうと思う。私は私の一生が、私の定めるものでなくして、神が定めたもうたものである故に、世の中のことが、私の思うようにはならずして、神の思いたもうが如くになるが故に、かく信ずるが故に、安んじて活き、勇躍して跳り出ることができる。」

 思うようにならない人生でこそ本当の幸福、本当の歓喜に出会える、というのですねえ。 それはすべてを創造し、すべてのことをその御手の中に治めておられる神様に信頼する人生を意味しています。 

 聖書はこう語っています。 
 「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」 ローマ人への手紙 8章28節

 聖書が語る神様は悲しみも苦しみも、どのようなことがらをもすべてのことを働かせて益としてくださるお方です。 ですからこの神様に信頼して歩む人生は、三谷さんが語るように、思うようにならないが故に感謝したいという人生、主権者なる神様にゆだねきった平安な人生を歩むことができるのです。 
 
 それではまた聴いてください。 
 
  (PBA制作「世の光」2010.6.11放送でのお話しより)



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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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