2022/4/29放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」 聖書を日々読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は士師記4章14節から「立ち上がりなさい」と題してメッセージをお伝えいたします。
デボラはバラクに言った。「立ち上がりなさい。今日、主があなたの手にシセラを渡される。主があなたに先立って出ていかれるではありませんか。」
昨日は、神とともに生き戦う人生の素晴らしさがある、というお話しをいたしました。しかし、この士師記に描かれた出来事、そもそも本当のことなのだろうか、『日本昔ばなし』みたいなものではないか、と思われる人もいることでしょう。
しかし、旧約聖書の世界については、様々に緻密な考古学的発掘調査が行われてきました。それらを記録した書籍を読むと、ここに記されたこともほぼ史実と考えてよい、と私は思っています。
ともあれ、イスラエル人にとって最新鋭の戦車を900台も揃えた敵軍をどのように撃退するのか、そして自分たちの国の自治を取り戻すのか、実に深刻な問題がここで生じていました。
そこに女預言者デボラが登場し、バラクと言う人物を呼び寄せ、神のことばを伝えるのです。「立ち上がりなさい。主があなたに先立って出ていかれるではありませんか。」 まさに、神とともに生き戦う人生、神の助けを信頼しながら、自分の全力を尽くす人生へと、彼女は招き入れているのです。
皆さんでしたらどうされるでしょうか。神とともに生き戦う人生、そこに懸ける。そのように腹を決めることができるでしょうか。バラクは、デボラのことばに励まされて立ち上がり、戦いに出ていくのです。そして「神が彼を助けバラクは勝利した」とあります。
実際には、この時に季節的な暴風雨が起こり、キション川が氾濫し、そこを渡ろうとした900台の戦車が水で押し流されたのではないかと考えられていますが、神が女預言者デボラを通して約束した通りのことが起こりました。
大切なのは、この戦いがバラクの信仰による応答をもって機能したことです。信じて踏み出していく、それが信仰です。
では、今日もよき一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2022.4.29放送でのお話しより )
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