♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■だれがそれに耐えられよう / 福井 誠

2014年07月31日 | Weblog
2014/7/31放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「誰がそれに耐えられよう」です。それでは黙示録6章17節から読んでみましょう。

 「御怒りの大いなる日が来たのだ。だれがそれに耐えられよう。

 前にもお話したことですが、古代イスラエルには黙示文学という一種の文学ジャンルがありました。それは簡単に言えば、例え話の一種で、印象的なイメージで思想を伝えようとする手法です。そういう意味では今日の箇所も一連のイメージをまとめてとらえることが大切です。

 イエスが巻き物を封じている七つの封印を解くたびに不思議な出来事が起こりますねえ。第一の封印を解くと白い馬が現れる。第二の封印を解くと火のように赤い馬。第三の封印では黒い馬。第四の封印では青ざめた馬。一体これは何をイメージしているのか。

 今日は読みませんでしたが、この馬には騎手が乗っていて、それぞれ象徴的な道具を持っています。そこから察すると、白い馬は勝利、黒い馬は飢饉、赤い馬は侵略と戦争、青ざめた馬は死病と疫病を意味していますね。平和な日本にいるとピンと来ない人もいるかもしれませんが、当時の世界ではよくある光景でした。侵略や内乱といった戦争があり、疫病があり、飢饉がある。この地上の騒然とした姿が描かれているのですねえ。

 そして第5の封印では殉教者の姿が描かれています。彼らはそのような不正と悪に満ちたこの世の状況に苛立って、早く神様の正しいさばきを成し遂げるように、と訴えているのです。これも人間の経験に通じることですねえ。一体いつまでこんな世の中が続くのか。悪い者がのさばり、貧しい者・弱い者が抑圧される時代はいつまでなのか。主よ、早く助けてください、という祈りが捧げられています。実にリアルに私たちの葛藤が描かれていますね。

 そして第六の封印が解かれると、世界の終わりの日の悲惨で破壊的な光景が。

 そしてすべてが絶ち切られた後に、舞台は天に移り、天での大群衆の光景が繰り広げられるという一連のイメージに繋がっていくんですね。

 大事なのは、いつまでですかという叫びに対して、もうすぐ終わりが来ますよというメッセージになっている点ですね。しかしその日は御怒りの大いなる日である、と。聖書は、世の不正が不正なままで終わることはない、と語っているのです。

 聖書が語ることばの真実さを信頼して、正しい誠実な歩みをさせていただきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2014.7.31放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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■わたしを養われた神 / 板倉邦雄

2014年07月30日 | Weblog
2014/7/30放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「私を養われた神」という題でお話ししましょう。

 孫はこの地上の生涯の中で神様が私たちに与えてくださる最後の喜びである、ということばを聞いたことがありました。今、孫たちを与えられてしみじみそのことばをかみしめています。

 さて、年老いたヤコブが病床の中でヨセフの子どもたちに祝福の祈りを捧げたのは当然のことでした。もしやこの二人は?とヤコブは気づきました。

 「そうです、お父さん。神様がエジプトで私に恵んでくださった息子です。」

 「そうかそうか、ちょうど良かった。わしのそばに連れてきなさい。祝福してやろう。」 

 父は年老いて目が見えませんでした。ヨセフが息子たちをそばに連れて行くと父は二人を抱きしめました。「わしはなあ、お前の顔を二度と見ることはあるまい、と諦めておったのじゃ。それがどうだ、こうしてかわいい孫の顔まで見られるとはなあ。」 

 ヨセフは子どもを祝福してもらうために父から見て弟エフライムを左側、長男マナセを右側にしました。

 ところが頭に手を置くとき、父ヤコブは伸ばした手をわざわざ交差させたのです。右手を弟エフライムの頭に、左手を兄マナセの頭に置いたのです。弟が兄よりも出世することを暗示していました。そして祝福の祈りを捧げました。

 「父祖アブラハム、父イサクの信じた神様。生まれてから今日まで私を養われた神様。すべての災いから私を守ってくださった神様。どうかこの子どもたちを大いに祝福してください。」(創世記 48章15節、16節 参照)

 天の神様に祝福された者だけが子どもや孫たちを祝福することができるのではないでしょうか? ヤコブは自分が羊のように迷う弱い者であることを自覚していました。そのような私を生まれてから今日まで養われた神様の祝福を忘れることができませんでした。また様々な人生の節目において、神様が私を守り助けてくださった祝福を思い出したのです。ですから、残されてゆく息子のヨセフとその二人の息子たちをこの祝福してくださる神様にお委ねしたのです。

 私たちも自分がどんなに罪深く不忠実な者であるかを知った時初めて、その私を赦し愛してくださった恵み深い主なる神様を見上げることができるのです。その時、天から祝福が下るのです。

 (PBA制作「世の光」2014.7.30放送でのお話より )

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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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■渇くことのない水 4 / 大嶋重徳

2014年07月29日 | Weblog
2014/7/29放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
 ヨハネの福音書4章には かつて5人の夫がいて今も一人の男性との生活を続けている女性が出てきます。イエス・キリストが井戸のそばで彼女にこう突然おっしゃいました。「行って、あなたの夫をここに呼んで来なさい。」(ヨハネ 4章16節)

  このイエス様のことばは彼女が他人に一番知られたくない部分、自分でも目を背けている、自分で見たくない部分に、いきなり心臓に刃を突き刺す鋭い響きを持っていました。ここでイエス様は彼女の罪を暴露しようとされたのではありません。この時、周りに誰もいない時間に、イエス様の弟子たちも食事を買いに行っていない二人きりの時間に、彼女を苦しみている一番深い罪の場所に語りかけられるのです。

 時折、神が愛だったら罪とかそういうことは言わずにすべての人を救ったらいいじゃないかと言われることがあります。しかし私たちを苦しめている私たちの根っこのこの罪という問題に何もできず、あなたはそのまま救われているよ、と言う神が神であるならば、わたしはそんな神を信じることができません。ありのままのあなたは素晴らしい、と言うブームが私は少し苦手です。なぜなら、ありのままの私は罪人だからです。 その自分の罪をなかったようにされても、私の人生は救われません。

 しかし聖書の語る神様は人間のこの罪の闇の部分を曖昧にすることはありません。今日イエス様が明らかにしようとされているあなたの罪は一体何でしょうか。イエス様はラジオの前で私たちに一人きりのこの時間で訊(き)いてこられるのです。 「あなたの夫をここに呼んで来なさい。」 それはあなたに恥をかかそうとされているのでもなく、あなたを本当に罪赦された喜びの中に招こうとされているのです。聖書の神様は、あなたが悔いてきた人生をなかったように見過ごす神ではありません。むしろあなたの人生を悔いながら歩んでく人生から解き放つためにあなたの罪を問われるのです。この神様の前で罪を告白する祈りを捧げていくとき、私たちはこの赦された喜びの中を生きることができるです。

  ( PBA制作「世の光」2014.7.29放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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■心の拠り所 / 関根弘興

2014年07月28日 | Weblog
2014/7/28放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。旧約聖書の伝道者の書1章の2節と3節のことばをお読みします。

 「空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益になろう。

 この伝道者の書はですねえ伝統的にはイスラエルの国のソロモンという王様が記したと言われます。ソロモン王と言えば素晴らしい知恵の持ち主ですし、そして莫大な財産を築き、その名は当時の世界に広く知れ渡った人物です。でも彼は「空の空。すべては空。」つまり、すべてはむなしい、というふうに書いたんですねえ。ソロモン王は人から見ればうらやましいほどの成功者です。しかし彼は自分の人生を振り返りながら、むなしい、と言ってるんですねえ。つまり人生を突き詰めて考えていくと、いつかは消え去り失われてしまうものは人間にとって最終的なよりどころにはならないんだ、ということを教えている訳です。

 そしてこの書にはこのようなことばも書かれています。

 「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。」(3章11節)

 私たちが生きていく上で大切なこととして心に留めておくべきことは、神様の時・タイミングがちゃんとあるんだということなんです。私たちは何かを期待し何かを行おうとする時に、一分1秒でも早く、と考えたり焦ったり、お祈りしてもすぐに答えが無いと、神様はいるんだろうか、とすぐに疑ってしまような弱い者です。いつも自分が考えたスケジュール、自分の時の中で生きて行こうとします。そして神様は私の時間に合わせてくれるのが当たり前だとこう考えてしまうわけですね。

 私のことになりますが、私はもう30年以上前に神奈川県の小田原で教会を始める働きをしました。でも自分で描いたタイムスケジュールがあった訳ですけれど、全く思い通りにはいかないわけですよ。1年後、2年後、3年後、一つも思い描いたようには進んでいきませんでした。でもそうした葛藤した状況の中で、自分が想い描いた時と神様の時・タイミングは違うんだ、ということを知ったんです。何せあの頃の私はですねえ、俺はもう何をやっても成功者だ、と自負していたような高慢な者でしたからね。神様は関根弘興の力のなさをまずは知らせる数年を設けてくださったんです。

 聖書は、「神のなさることは、・・・時にかなって美しい」とあるんです。いろんな不安や心配が人生に襲います。失敗や挫折もあります。でもその時に、愛と愛に満ちている神様の時の中で生かされているのだという自覚を持つこと、これが大切なんですね。

 (PBA制作「世の光」2014.7.28放送でのお話しより)

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■ダビデの大失敗 / 羽鳥頼和

2014年07月26日 | Weblog
2014/7/26放送

 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。今日は大きな罪を犯してしまったダビデ王のことをお話しします。

 ダビデは自分の権力を利用して不倫を行い、自分の罪を偽装するために不倫相手の夫を激戦地に送って殺してしまいました。しかし神様は、このダビデの罪を見過ごす事はありませんでした。神様は、預言者を遣わしてダビデの罪を厳しく断罪させたのです。自分の罪をことごとく語る預言者のことばを聞き、ダビデは自分の罪を全部認めました。そして何の弁明もせずに黙って神様からの裁きを受け入れたのです。不倫相手との間に生まれた赤ちゃんが生まれて間もなく死んでしまったのです。しかしその後、神様はダビデに跡継ぎを与えてくださいました。この時のダビデの心からの告白が詩篇51篇に綴られています。
 まことに私は自分のその木の罪をしています。わたしは神様新たにただあなたに罪お菓子神様の雄目に悪であることを行いました。それゆえ神様が宣告される時神様正しく裁かれる時神様記憶あられます。

 「まことに、私は自分のそむきの罪を知っています。・・・私はあなた(神様)に、ただあなたに、罪を犯し、あなたの御目に悪であることを行ないました。それゆえ、あなたが宣告されるとき、あなたは正しく、さばかれるとき、あなたはきよくあられます。」 51篇3節、4節

 当時、罪を犯した者は神様にいけにえを捧げることによって罪を赦していただいていたのですが、そのいけにえを捧げる時の悔い改めの心が大切であることをダビデははっきりと告白してこう言っています。

 「たとい私がささげても、まことに、あなた(神様)はいけにえを喜ばれません。・・・神へのいけにえは、・・・砕かれた、悔いた心。神よ。あなたは、それをさげすまれません。」 51篇16節、4節

 ダビデはひどい罪を犯してしまいました。しかしダビデはそれらの罪をすべて認め、心から悔い改めたのです。それで神様はダビデを赦されました。悔い改めるとは、自分の犯した罪を認め、その罪を心から悲しみ、その罪をもうしないと決心することです。そして悔い改めるとは、神様に背を向けていた自分に気づいて神様の方に向きを変えることでもあります。このように悔い改める心でいけにえをささげるなら、必ず神様はその罪を赦し救ってくださるのです。

 今の私たちはどのようにいけにえをささげたらよいのでしょうか。もう大丈夫です。イエス・キリストがいけにえとなって十字架で死んでくださったのです。既に完全ないけにえがささげられています。今私たちは悔い改めて十字架にかかってくださったイエス様を救い主と信じてばよいのです。

 明日は日曜日です。悔い改めの心をもって、ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2014.7.26放送でのお話より )
 
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■ザビエルの通訳者アンジロウの悔い改め / 岩井基雄

2014年07月25日 | Weblog
2014/7/25放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。先月は盲目の琵琶法師ロレンソ了斎の信仰について学んだのですが、今日は更にさかのぼってザビエルの通訳者として用いられ、ロレンソ了斎にも影響を与えたアンジロウと呼ばれたヤジロウの信仰について学んでみましょう。

 イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルは1542年、インドのゴアに到着し、数年そこを拠点として南インドの宣教を進め、1547年にマラッカの諸島を巡回していました。一方、アンジロウは今で言う鹿児島の出身です。残された文献によると、彼は若い頃に人を殺し、ちょうど来航していたポルトガル船に乗ってマラッカに逃げてきていたのです。1547年12月、ザビエルとアンジロウは不思議な導きで出会います。そしてアンジロウばザビエルを通して神の愛に触れ、自分の大きな罪を告白し、救い主イエス・キリストを信じる決心をするのです。どこに逃れようと彼は自分の罪の大きさに悩んでいたのでしょうね。罪を認め、神からの赦しを受けた彼の人生は大きく変わっていきます。

 ザビエルによってインドのゴアに遣わされたアンジロウは1548年、オンジェス教会で日本人として初めてキリスト教の洗礼を受けました。そして同地の神学校で聖書の学びを進めていったのです。それがこの後の日本での宣教活動に大きな鍵となっていきます。このアンジロウの人柄と彼が語った日本の様子を聞いて、ザビウルは日本での宣教活動を決意しました。そして1549年8月15日、ザビエルとアンジロウは鹿児島に上陸。ここに日本におけるキリスト教宣教の第一歩が始まったのです。アンジロウはザビエルの通訳をすると共に、学んできた聖書の知識を通して大くの日本人に神の愛を届けていったのです。

 聖書のことば

 「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」 新約聖書 ヨハネ第一の手紙一章9節

 あなたにも罪赦されて、変えられ続け、きよめられ続けていく人生が開かれています。あなたも神の前に出て、自分の罪を告白し、赦しを受け取り、人生の再出発を始めませんか? 
 
 (PBA制作「世の光」2014.7.25放送でのお話しより)

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■ダビデの根が勝利を得た / 福井 誠

2014年07月24日 | Weblog
2014/7/24放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「ダビデの根が勝利を得た」です。それでは黙示録5章5節から読んでみましょう。

 「すると、長老のひとりが、私に言った。「泣いてはいけない。見なさい。ユダ族から出たしし、ダビデの根が勝利を得たので、その巻き物を開いて、七つの封印を解くことができます。

 ヨハネの幻が続きます。それは天上の礼拝をビジュアルに描くものでした。

 さて、その礼拝の中心にいる神様の右の手に巻きものがありました。その巻物は封印されていて開くことができませんでした。ヨハネはそれをとても残念に思って泣いていた、とあります。そこに長老が現れてヨハネに語りかける訳です。「大丈夫です。泣かないでください。ユダ族から出た獅子、ダビデの根が勝利を得たので、封印を解いて読むことができます。」と言うのですねえ。

 ユダ族から出た獅子・ダビデの根はイエス・キリストのことですね。イエス様がその封印を解かれる、そしてイエス様万歳と言わんばかりに5章の後半はイエス様を賛美し礼拝する光景が描かれています。こうして読むとこの5章は4章の続きで、天上の礼拝の光景が描かれているのですが、中心は天の父なる神様から子なる神様イエス・キリストに移っていますね。イエス様が勝利を得た方として描かれ、そのイエス様に賛美と誉れと栄光を帰している情景が描かれています。

 当時のクリスチャンたちはローマ皇帝の激しい迫害にさらされて苦しみの中にありました。彼らは迫害され痛めつけられ、このまま自分たちの人生は終わるのかという絶望的な状況にありました。そんな彼らがこの手紙を読み教えられたであろうことは、地上のローマ帝国に勝るもう一つの王国、神の御国があることでしょう。そして迫害され十字架の苦しみと死を通り抜けられたイエスが、今や勝利者として天に迎えられており、天の御座にあって礼拝されていることです。苦しみを耐え抜くことで勝利と御座を勝ち取ったイエスの幻に当時のクリスチャンたちは励ましを得たことでしょう。

 あなたにも天上の勝利は備えられています。そればかりか苦難に勝利されたイエスが今あなたと共におられます。あなたは一人ではありません。あなたを勝利に導いてくださる主イエス様を信じましょう。

(PBA制作「世の光」2014.7.24放送でのお話より )

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■父を見舞いに / 板倉邦雄

2014年07月23日 | Weblog
2014/7/23放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「父を見舞いに」という題でお話ししましょう。

 いつの日か地上の父や母と別れる時がやってきます。ヨセフもその日がやってきたのです。

 さて、いよいよ死期が迫った時、ヤコブは息子のヨセフを呼んで言いました。「最後の願いだ。いいな、決してわしをエジプトに葬ってはならんぞ。わしが死んだらエジプトから運び出し、ご先祖の傍らに葬ってくれ。」 ヨセフは「約束します。」と答えました。ヤコブはそのまま病床につく身となりました。

 そんなある日、父親の容態が悪化したという知らせが届いたのです。ヨセフは息子のマナセとエフライムを連れて父を見舞いました。ヨセフが来たとあっては寝てはいられません。ヤコブは力を振り絞って起き上がり彼を迎えました。

 床の上に座ったヤコブはヨセフに言いました。「先に全能の神がカナンの地でわしに現れてわしを祝福して言われたのじゃ。『わたしはお前に多くの子どもたちを与え、お前を増やし、多くの民としよう。またこの地をお前の子孫に与える。』とな。そこでなあ、わしが来る前にエジプトで生まれたお前の息子らのことだが、エフライムとマナセ、あの二人をわしの養子にしようと思う。ルベンやシメオンと同じようにあの二人にもわしの遺産を相続させたくってなあ。お前の母さんのラケルはなあ、パダン・アラムから帰る途中、エフラテ近くで死んだ。それではわしは泣く泣くベツレヘムへ行く道の傍らに葬ったのじゃ。」

 死期の近くなった私の父親を見舞いに言った時のことを私は忘れません。父は84才になっていて入院していました。意識ははっきりしていましたが、床に伏していました。帰り際に「祈っていいか?」と言うと、「いい」と言いました。祈りが終わって帰ろうとすると、父は起き上がろうと上半身を立てたのです。「お父さん、どうしたの?」と言うと、「お前を送りにゆく。」と言ったのです。父は私が実家に帰ると帰りにはいつも玄関まで見送りに来ていました。帰りの道で思わず父の愛を思い出し、涙したものです。そこで一句
  親思う子の心に勝る父の愛 

 (PBA制作「世の光」2014.7.23放送でのお話より )

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■渇くことのない水 3 / 大嶋重徳

2014年07月22日 | Weblog
2014/7/22放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。

 ヨハネの福音書4章には、かつて5人の夫がいて今も一人の男性との生活を続けている女性が出てきます。そんな彼女が隠れるようにして暑い昼間に水を汲みに来た時に、井戸のそばで座って休んでおられたイエス・キリストに出会いました。すると彼女にイエス様は話し掛けられました。「わたしに水を飲ませてください。」 彼女は変な人だなと思いつつ答えます。「あなたはユダヤ人なのに、どうしてサマリアの女の私に飲み水をお求めになるのですか?」 ユダヤ人はサマリア人とつき合いをしなかったからである。

 この「つき合いをしない」というのは、同じ食器を使わないという意味があるほどで、この当時ユダヤ人は、サマリア人というのはユダヤ人とカナン人の混血で自分たちの民族の誇りを売ったようなやつらだ、と見下していたのです。そしてユダヤからガリラヤは直線上でいくとサクリヤを通るのが近道にもかかわらず、サマリヤを毛嫌いするユダヤ人たちはガリラヤに行くとき、サマリヤを避けて遠回りしたのです。

 しかしイエス様は4節、「しかしサマリヤを通っていかなければならなかった。」とあります。サマリヤを通らねばならなかった理由、それは彼女と会わなければならなかったのです。イエス様は一般的なユダヤ人がどう考えるか、などは関係がありませんでした。隠れた生活を持って苦しんでいる彼女。愛されることを求めている彼女に、「今日、わたしはサマリヤを通らなければならない」と。「会わなければならない。」とイエス様は考えられたのです。

 今朝ラジオをお聴きの皆さんにもイエス様は、サマリヤを通らなければならないだけの理由をあなたに持っておられます。「あなたが隠れた生活をそのままにしておいてはいけない。」と、イエス様はラジオの前の皆さんの前に立って語りかけておられます。その意味では、私たちもまたこのラジオを聞かなければならなかった、という思いで神様のことばを受けとめたいと思います。世の光のラジオで多くの方がイエス・キリストに出会い、クリスチャンになられました。今日、あなたと会わないといけない、と思っておられるイエス・キリストにお会いになるためにも、今週、お近くの教会に行ってみていただきたいと思います。

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■見ずに信ずる者の幸い / 関根弘興

2014年07月21日 | Weblog
2014/7/21放送

世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 イエス・キリストは十字架につけられ葬られ復活されたということ、これは聖書の中心です。しかしイエス様の弟子の一人であったトマスという人は最初、イエス様が復活されたことを信じことができませんでした。でもそんなトマスの前にイエス様は現れてくださったんです。そしてイエス様はこう言われました。「あなたはわたしを見たから信じたのですか? 見ずに信じる者は幸いです。」 このように言われたんですねえ。

 実はこのことばはよく誤解されます。それはトマスはイエス様の姿を見せてもらってやっと信じることができた。しかしそんな疑い深い態度じゃなくて、見ないでも信じることができる素直な人にならなくてはならない、そういう意味だ、というふうに受け取られることがよくあります。でもそれは誤解なんですね。

 イエス様はここで、見て信じる者と見ないで信じる者では見ないで信じる者の方がもっと幸いですよ、と比較して語っておられる訳ではないんです。トマスは確かに「自分の目で見て触るまで信じない」と言いましたが、他の弟子たちも復活したイエス様の姿を見て信じたんですね。トマスだけが特に疑い深かかった訳ではありませんでした。

 ではイエス様はどのような意味で語ったんでしょうか。今でもイエス様の復活の話をすると、「復活したイエス様の姿をこの目で見ることができれば信じましょう。」、こういう人が結構いますよね。でも考えてみてください。もしここにイエス様が現れて、「こんにちは。私がイエスです。」と言われても、私たちはそれが本当にイエス様かどうかというのはどのようにしたら分るでしょうか。本当にイエス様だと確認するためには、イエス様のことを最もよく知っていた弟子たちの証言を聞く必要があるわけですよ。つまり、聖書の証言を聞いて信じることができなければ、実際の目で見ても信じないということなんですね。

 第一ペテロの1章8節(、9節)にはこういうことばがでてきます。
 「あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、いま見てはいないけれども信じており、ことばに尽くすことのできない、栄えに満ちた喜びにおどっています。これは、信仰の結果である、たましいの救いを得ているからです。」 

 わたしは今イエス様を私のこの肉眼で見ることはできません。でも見ることができなくても見たと同じような感動を持って生きることができる、と聖書は教えるんです。見たと同じように喜びをもって生きることができる、と教えるんですね。イエス様は今も生きておられて、そして私たちはこの方に人生の重荷を委ねて歩むことができるんですね。

 (PBA制作「世の光」2014.7.21放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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