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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■明日のことは明日が心配します /福井 誠

2025年08月04日 | Weblog

2025/5/5放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。しばらくぶりですが、リスナーの皆様お変わりございませんか? 今週一週間は私が担当しますので、新約聖書のマタイの福音書から共に読んでまいりましょう。聖書を読むことが楽しくなることを願っています。
 今日は「明日のことは明日が心配します」と題して、新約聖書マタイの福音書6章34節からお話をいたします。
 6章34節
 「ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。」

 最近、キリスト教会でも「マインドフルネス」ということばがよく聞かれるようになりました。マインドフルネスは、仏教・禅の修行がルーツで、今この瞬間に集中することを大事にします。最近ではビジネスの世界で集中力や作業効率を上げる能力開発に応用されています。医療の世界でも、ストレスを下げたり回復力をアップさせたりする治療目的で応用されるようになりました。

 マインドフルネスが注目される背景は様々ですが、その一つに現代の情報過多社会があります。
 皆さんもスマートフォンを使っていて思うことがあるでしょう。スマートフォンは仕事を効率化し、私たちの暮らしを飛躍的に便利にしました。しかしその反面、家に帰った後も仕事のメールを受け、自分の時間が失われるストレスがあります。隙間時間いわばボーっとしている時間すら奪って脳を疲れさせているとも言われます。こうしていつも何かが気になって心が落ち着かない人に、今ここに集中するマインドフルネスの手法は有効だと言います。

 イエスは「明日のことは明日が心配します」と言いました。それは言い換えれば、「今日一日のことに集中せよ」です。まさにマインドフルネスの手法と同じです。心配してもどうにもならないことはあるものです。過剰な心配は身の毒です。心配事は一つずつ片づける他ありません。今日できることに集中しましょう。


 ( PBA制作「世の光」 2025.5.5放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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