♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■お心一つで / 山本陽一郎

2025年02月17日 | Weblog

2024/10/7放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。

 今から約二千年前、イエス・キリストの前に一人の病気の人がやって来ます。

 ルカの福音書5章12節、13節
 「さて、イエスがある町におられたとき、見よ、全身ツァラアトに冒された人がいた。その人はイエスを見ると、ひれ伏してお願いした。『主よ、お心一つで私をきよくすることがおできになります。』イエスは手を伸ばして彼にさわり、『わたしの心だ。きよくなれ』と言われた。すると、すぐにツァラアトが消えた。」

 「ツァラアト」・・・ 初めて聞いたという人もいるかもしれません。聖書に出てくる皮膚の病気で、この人のように全身に広がる場合もあったようです。肉体的な辛さはもちろんなのですが、当時は社会的・宗教的にも穢れていると考えられていました。
 ですから、この病気を患った人は社会から追放され、町の人々から隔離され、家族とも大切な人とも引き離されたのでした。この人の抱えていた大きな苦しみは想像もできないほどです。

 そのような人がイエス様に会うために出てきました。注目したいのは「主よ、お心一つで私をきよくすることがおできになります」ということば。実はとっても強い言い方なのですね。意味は「イエス様! あなたが治したいと思いさえすれば私を治せるはずです!」という感じです。

 もう遠慮なんかしない。簡単には諦めない。なりふり構わず、神が祈りに応えてくださると本気で信じて向かっていった心が表れています。なぜならこの人にとってイエス様は最後の希望だったからです。

 私は考えさせられます。自分自身の神に対する姿勢はどうか?と。確かに祈ります。けれども私たちは時として神の前でさえもどこか格好をつけていることがあります。また、自分の中で信じ切っていない弱さがあります。神を信頼するより前に諦めようとしてしまうのです。

 イエス様はどうされたでしょうか。この人に応えて、なんと手を伸ばしてさわってくださったのです。そして言われました。「わたしの心だ、きよくなれ」

 神様は私たちにも、「もっと祈ってほしい」「わたしに求めてほしい」と願っておられるのではないでしょうか?


 ( PBA制作「世の光」 2024.10.7放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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