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■ルカの福音書14 -マリアの受胎告知 / 大嶋重徳

2020年07月02日 | Weblog

2020/5/7放送
  世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。

 しばらく間があきましたが、ルカ福音書を順番に読んでいます。今朝は有名なマリヤの受胎告知の箇所です。

 「さて、その六か月目に、御使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来た。
 この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリアといった。
           ルカの福音書1章26、27節 

 当時の習慣では、男性の婚約年齢は20歳前後。さらに女性はもっと若かったと言われています。これに出てくるマリヤの年齢は十代半ばの女性でした。この当時の婚約とは結婚と同じ意味を持っていました。婚約をして一年間は別居生活をし、お互いの家族の所で一緒に生活をする。マリヤはこの婚約式の後の一年間、別居しつつ結婚の準備をしている期間でした。

 マリヤの住んでいたガリラヤのナザレとは、エルサレムの北約40キロぐらいにある小さな村で、考古学の発掘で分って来たことは480名ぐらいの人が住んでいた町だったと言われています。この村で生まれ、誰もがマリヤのことを知っている環境で育ちました。マリヤという名前はユダヤ語の響きでミリアム。親も神を信じるユダヤ人の歴史の中を歩んでいたのでしょう。おそらくマリヤもまた村の会堂に通い、旧約聖書のお話を聞いて育ちました。彼女は今で言う教会学校で育った女の子の一人でした。小さな頃から全部知られている。

 この十代のマリヤの人生にこの後、とてつもないことが起こります。突然現れた天使がマリヤの妊娠を告げるのです。しかも妊娠しているのは世界を救うメシヤだと言うのです。マリヤに起こったことは彼女の人生にとって余りにも最悪の状況でした。幾ら救い主がこの地上に来る必要があったとしても、余りにも十代のマリヤが引き受けるのには荷が重く、酷な状況がマリヤを襲ったのです。マリヤは両親、更には小さな村の一人一人の顔が浮かんだでしょう。マリヤは悲鳴を上げました。「どうしてそのようなことになりえましょう。」(ルカの福音書1章34節 新改訳第三版 ) 

 人生にはどうしてこんなことがあるのかと言うことが突然に起こります。今年の初めから起こった新型コロナウイルスは余りにも突然のことでした。不安が全世界を襲ったのです。しかし私たちは知っています。歴史の中で起こった出来事の中で神様の知らないものは何一つないことを。しかし今は悲鳴をあげるしかないと言うときがあります。そして悲鳴をあげて良いのです。悲鳴をあげながら、この後、彼女は自分の身に起こったことを「おことばどおり、この身になりますように。」(ルカの福音書1章38節 )と受け止めていきます。

 一体彼女の心に何が起こったのでしょうか。ご一緒に見ていきたいと思います。

    ( PBA制作「世の光」2020.5.7放送でのお話しより )

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