2025/3/11放送
「世の光」の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
今週は新約聖書のルカの福音書からお話ししています。今日は、「みことばを聞いて守る人」と題してルカの福音書の11章からお話しします。
「みことば」とは「神のことば」すなわち聖書であり、イエスの語ることばです。
さて、イエスの話しを聞いていた女の人が感動してイエスに言いました。
「あなたを産んだお母様は、何と幸いなことでしょう。」
同じ女性として誇らしく思い、イエスの母親のことをほめ称えたのでしょう。
しかしイエスは言われました。
「幸いなのは、むしろ神のことばを聞いてそれを守る人たちです。」
神のことばを聞いてそれを守ることがなぜ幸いなのでしょう。
「幸い」ということばには「神から恵みが与えられる」という意味があります。
人が神のことばを聞いてその通りに行うことはとても難しいことです。
例えば、「互いに愛し合いなさい」と言われても、敵対する人、憎んでいる人を愛することはできません。仲の悪い人、気の合わない人を愛することは簡単ではありません。
でも、もしそんな人を愛することができたら、それは本当に幸いなことです。恵み深い神は、人が神のことばを守り行うことができるようにしてくださるのです。
さらにイエスは、神のことばを行うことは明かりが部屋全体を照らすのと同じように、その人を明るくするけれど、神のことばを聞いてもそれを行わないなら、それは明かりをテーブルの下に置いているようなものだ、と教えられました。
人が神に信頼して神のことばを行おうとするなら、神が必ずそれを助けてくださいます。そして、その人の人生は明るくなるのです。
イエスは私たちにも、「幸いなのは、神のことばを聞いてそれを守る人たちです」と言われています。
神のことばは聖書に記されています。ご自分で聖書を読むこともできますが、ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。
( PBA制作「世の光」 2025.3.11放送でのお話しより )
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