♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して70年、
PBA『世の光』を文字で 

■正しい人と悪しき人 / 福井 誠

2023年05月29日 | Weblog

2023/3/6放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井誠です。「継続は力なり」 日々、聖書を手に取り、心の糧とするなら自然に養われてくるものがあるものです。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は「正しい人と悪しき人」と題してメッセージをいたします。

 箴言11章8節から 
 「正しい人は苦しみから救い出され、彼に代わって悪しき者がそれに陥る」

 箴言の11章もヘブル語の詩文に特徴的な二行詩です。しかも一行目と二行目が、対比された言い方になっていて、人間には二種類の生き方があることを教えようとしています。
 たとえば、今日読んだ8節では、「正しい人は苦しみから救い出され、彼に代わって悪しき者がそれに陥る」とあり、正しい人と悪しき者、それぞれの運命が対比されています。

 このほか、どんなことが描かれているのか、少し拾い読みしてみましょう。

 「どんなに富を増し加えても、ごまかしによって得た財産は、神の御怒りによって滅ぼされるが、汗水たらして誠実に働く人の歩みは躓きがない。」とあります。これは、ほぼ繰り返しの内容です。

 しかし、こうもあります。
 「神を覚えて歩む正しい人は、身近な人々によい影響を与え、町を栄えさせる、しかし、神を恐れない悪い人々によって、町の道徳は腐敗し衰えていく」とあります。
 正しい人、悪しき者の存在は、具体的にその人の人生の行く末のみならず、その人が住んでいる地域や町に、今、影響を与えていると言うわけです。

 さらに大切なのは、正しい人、悪しき者では、日々の心の内面のあり様(よう)も異なるということです。
 たとえば、「誠実に生きれば結果がどうであれ、気持ちはすっきりしているが、思いやりのない生き方をしていれば、心が荒むだけだ」
 また、「正しいことをして得た報酬には満足が伴うが、悪いことをしてお金を手にしても平安はない」 と言います。

 大切なのは、人間の幸せや満足、一日の充実感というものは、物がある無しによらず、その人の人生の姿勢、あり様によるものなのだというわけです。賢い人生の選択をしたいところです。

 では、今日もよき一日となるように祈ります。


 ( PBA制作「世の光」 2023.3.6放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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