♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して70年、
PBA『世の光』を文字で 

■北陸最初の伝道者 長尾 巻 / 岩井基雄

2021年10月09日 | Weblog

2021/4/17放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。 

 この土曜日は歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学びましょう。一月は長尾八之門について学び、三月は彼を導いた流刑にあったキリシタンの信仰を学びました。今日は長尾八之門の息子、長尾巻について学びましょう。

 1852年、嘉永五年に、加賀藩家老長尾八之門の次男として生まれた長尾巻は親孝行で、加賀藩主より褒美を受けたこともありました。彼は自分の父がキリストを信じ洗礼を受けたのなら自分も受けたいと願ったのです。

 しかし、意味もわからずに洗礼を授けられない、と言われた巻は誠実に聖書を学び、世界を創造された神を信じ、そして自分の心にある自己中心の罪を認めました。そして自分の罪の身代わりにキリストが十字架で死に、よみがえってくださったすべてのことを信じ洗礼を受けたのです。父の洗礼から二カ月後だと言われています。

 その後、巻はこの神の愛と救いを多くの人に伝えたいと自分の人生を献げ、ウィーン宣教師の宣教活動を助け、後に北陸最初の伝道者そして金沢元町教会の初代牧師ともなります。当時の北陸地方はキリスト教に対する反発が激しく、教会堂には火がつけられ、宣教師は川に突き落とされ、巻自身も石や瓦を投げつけられ動けなくなったこともあったのです。しかし巻は忍耐と祈りをもって迫害に耐え、人々に愛を注ぎ続けました。

 金沢の後、愛知県豊橋で牧師として働いていた時、当時神学生であった賀川豊彦に豊かに愛を注いだのが長尾巻家族でした。賀川豊彦は巻についてこう書いています。「彼は日常生活において神と歩く純粋なる生活をしていた。私は彼が完全なる生けるキリスト教芸術であると思っている」と。

 また作家の三浦綾子も「天の梯子」という本の中で、長尾巻について「迫害と貧しさの中にあって信仰と愛に燃えていた」と記しています。巻は愛と恵みにあふれる伝道者だったのです。

 聖書のことば

「義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。」     新約聖書 マタイの福音書5章10節

   (PBA制作「世の光」 2021.4.17放送でのお話より ) 


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