2023/3/6放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井誠です。「継続は力なり」 日々、聖書を手に取り、心の糧とするなら自然に養われてくるものがあるものです。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は「正しい人と悪しき人」と題してメッセージをいたします。
箴言11章8節から
「正しい人は苦しみから救い出され、彼に代わって悪しき者がそれに陥る」
箴言の11章もヘブル語の詩文に特徴的な二行詩です。しかも一行目と二行目が、対比された言い方になっていて、人間には二種類の生き方があることを教えようとしています。
たとえば、今日読んだ8節では、「正しい人は苦しみから救い出され、彼に代わって悪しき者がそれに陥る」とあり、正しい人と悪しき者、それぞれの運命が対比されています。
このほか、どんなことが描かれているのか、少し拾い読みしてみましょう。
「どんなに富を増し加えても、ごまかしによって得た財産は、神の御怒りによって滅ぼされるが、汗水たらして誠実に働く人の歩みは躓きがない。」とあります。これは、ほぼ繰り返しの内容です。
しかし、こうもあります。
「神を覚えて歩む正しい人は、身近な人々によい影響を与え、町を栄えさせる、しかし、神を恐れない悪い人々によって、町の道徳は腐敗し衰えていく」とあります。
正しい人、悪しき者の存在は、具体的にその人の人生の行く末のみならず、その人が住んでいる地域や町に、今、影響を与えていると言うわけです。
さらに大切なのは、正しい人、悪しき者では、日々の心の内面のあり様(よう)も異なるということです。
たとえば、「誠実に生きれば結果がどうであれ、気持ちはすっきりしているが、思いやりのない生き方をしていれば、心が荒むだけだ」
また、「正しいことをして得た報酬には満足が伴うが、悪いことをしてお金を手にしても平安はない」 と言います。
大切なのは、人間の幸せや満足、一日の充実感というものは、物がある無しによらず、その人の人生の姿勢、あり様によるものなのだというわけです。賢い人生の選択をしたいところです。
では、今日もよき一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2023.3.6放送でのお話しより )
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