世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
今週はイエス・キリストが十字架につけられ三日目に復活されたその事の意味を考え、イエス様の復活の目撃者たちのことを聖書から見ていきたいと思います。
イエス・キリストが十字架につけられ墓に葬られ、三日目になった時です。その朝、女たちは墓に出かけました。何とそこにイエス様の身体はありませんでした。そして御使いが現れ、こう告げるのです。「あなたがたは、どうして生きている方を死人の中に捜すのですか。ここにはおられません。前から言っておられたとおり、よみがえられたのです。」 この御使いのことばを聞くと女たちは急いで仲間たちに報告しました。しかしある者たちは、いやそれはもうたわごとのように思えましたし、彼女たちのことばをなかなか信じることができなかったのです。しかしペテロはこの報告を受けた時、すぐに立ち上がり、走って墓に行き、かがんで覗き込むと、亜麻布だけが残っているのを見たのです。
ご承知の通り、イエス・キリストの筆頭弟子であったペテロは、イエス様が逮捕される前、「あなたのためなら死さえ覚悟しています。私はあなたを知らないなどと決して言いません。」と言っていた弟子ですよね。しかしペテロはいとも簡単に、イエス様を三度も、「知らない」と否定してしまいました。彼の心には後悔と惨めな自分の姿そして虚無感が覆っていたはずです。イエス・キリストは十字架につけられてしまった。ああこれで夢も希望もない、と思っていたかもしれません。しかしイエス様はご自分で何度も、復活されるということを弟子たちに告げていました。しかし彼らの心には目の前の十字架のイエス様の死つまり絶望にしか見えていませんでした。しかし三日目にイエス・キリストは復活されたのです。ペテロはいてもたってもいられませんでした。すぐに墓に行って確かめたいと思ったのです。そしてその墓は空っぽだったのですね。そしてその後、復活されたイエス様は弟子たちの前に現れてくださいました。
イエス・キリストはよみがえられたという事実は、そのあとの彼らの人生を180度変えていきました。そして十字架につけられる前に言われたイエス様のことばが約束が次々と思い出されていったのです。イエス様の復活は死を打ち破るいのちがあることを保証します。そしてイエス・キリストを信じる一人ひとりがこのいのちに生きることができることを約束するのです。主はよはよみがえられた、という事実はあなたの人生をも180度変える出来事なのです。
(PBA制作「世の光」2019.4.26放送でのお話しより)
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