世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
今日は、心の支えとしての宗教についてお話しします。
日本人の宗教意識を調査したデータがNHK出版の『救いの構造』という本にまとめられ、また報告されています。その本の冒頭に、こんなふうに書いてあります。「宗教というものをキリスト教やイスラム教徒のように真面目に考えるなら、それは私たちが日々生きる上での心の支えになり、死ぬ時には覚悟を与えてくれるものでなければならないのである。神なる者とは、日夜祈ることによって出会っていなければならない。」 ま、「そのように私たちの魂に深く浸み入り、心の糧となっている教えとして日本人の宗教はあるのだろうか」と。ま、「その答えは、全体としては殆どの人はないと答えざるを得ない」と言っています。確かにそうでしょうねえ。
ま、ここで興味深いのは、本当の宗教というのは日々の生活の心の支えとなるものであるっていうのです。そして、死への覚悟を与えるもの。また神様というのは、日夜祈ることによって出会うことができるそういう存在、そしてまた心の糧を与えてくださる方だって言うんです。そういう神様を知り体験すること、大切ですよね。
聖書の中の旧約聖書 詩篇の23篇という所では、ダビデ王が自らを、迷いやすい羊にたとえ、主なる神様を力強い羊飼いにたとえて、こんなふうに歌っています。
「主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。」
生活と心の支え、死に直面しても共にいてくださる神。そして日々祈る時に、交わることが出来る。生きる力を与えてくださる神様。その神様を心に信じて体験している歌です。
あなたもこんな体験をしてみてください。
(PBA制作「世の光」2007.11.30放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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