♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■逃亡者ダビデの讃美 ① / 羽鳥頼和

2024年10月31日 | Weblog

2024/07/25放送

 「世の光」の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

 今日から3回に渡って旧約聖書の詩篇から、困難の中にあっても神を信じ続けたダビデの信仰についてお話しします。

 今日は詩篇54篇からお話しします。詩篇とは神への讃美を集めた讃美歌集です。

 この詩篇は、ダビデが、自分を殺そうとするイスラエルの王サウルから逃げている時に、自分の隠れている所がサウル王に知られてしまった時に作った讃美です。

  「見よ 神は私を助ける方。主は私のいのちを支える方。」(4節)

 このようにダビデは、神が自分を助け支えて下さるお方であることを告白しています。

 そしてダビデはこのように語ります。

  「神は 私を待ち伏せる者たちに わざわいをもって報いられます。あなたの真実によって 彼らを滅ぼしてください。」(5節)

  「神は・・・報いられます」とは、その人が行ったことに対しての報いであって、ダビデが仕返しをするのではないのです。

  「彼らを滅ぼしてください」とあるのも、「あなたの真実によって」という条件が付いています。

 つまりダビデは、自分が彼らを憎んでいるかどうかには関係がなく神が正しくさばいてくださるお方であることを忘れていないのです。

 ダビデは、そのような正しいさばきを行う神を信頼して、

  「私は 心からのささげ物をもって あなたにいけにえを献げます。」(6節)
 
 と言って神を礼拝しています。

 この「ささげ物」「いけにえ」について少し説明をしなければなりません。

 もともと、「ささげ物」「いけにえ」は神が人の罪を赦すために定められたことです。

 ダビデは、自分も滅びるべき罪人であることを認めて、神が定められた「ささげ物」「いけにえ」を献げようとしているのです。

 このことは私たちにも関係あることです。聖書は、まことの「ささげ物」「いけにえ」としてすべての人のためにキリストが十字架にかかって死なれた、と教えているからです。

 人が罪を赦されて神との関係を回復されて神の救いを得るために、キリストはまことの「ささげ物」「いけにえ」として十字架にかかって死んでくださったのです。


 ( PBA制作「世の光」 2024.7.25放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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■サウル王の死 / 羽鳥頼和

2024年10月30日 | Weblog

2024/07/24放送

 「世の光」の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

 今週は、イスラエルの最初の王サウルと、そのサウル王にいのちを狙われて逃げ続けるダビデの二人について旧約聖書からお話ししています。

 昨日は、絶体絶命のピンチに陥っても信仰を失うことのなかったダビデを、神がその都度助けて下さったことをお話ししました。
 今日は、そのダビデのいのちを狙ったサウル王について聖書からお話しします。

 敵対関係にあったペリシテが再びイスラエルに戦いを挑んできました。サウルは非常にペリシテを恐れていました。

 サウル王が恐れていたのには理由がありました。ペリシテとの戦いが始まろうとしている時、神はすでに死んでいた預言者サムエルの霊を通して預言をしておられたのです。
 サムエルはサウルに言いました。「あなたが神の命令に聞き従わなわなかったので、神は、あなたからイスラエルの王位をはぎ取って、ダビデに与えた。そして、わたしはあなたと一緒にイスラエルをペリシテ人の手に渡す。」

 「与えた」とは、これが神の決定事項であることを示す表現です。神は必ずサウルから王位を剥奪し、ダビデを新しく王とする、と宣言されたのです。

 サウルは、このように神から言われていたので恐怖におののいていました。

 しかし、もうペリシテとの戦いを避けることはできません。イスラエルはペリシテと戦うことになりました。
 そしてイスラエルは、神の言われた通り、ペリシテに打ち負かされてしまいました。

 ペリシテはサウル王の息子たちを殺してサウル王に襲いかかりました。サウルはペリシテに殺されることを嫌がり、自害してしまいました。
 サウル王の遺体を見つけたペリシテの兵士たちは、サウルの武具を彼らの神殿に奉納し、サウルの遺体をさらしものにしたのでした。神が言われた通りになったのです。

 サウル王は困難の時に、結局は自分の判断と自分の力でことを解決しようとして、自滅してしまいました。

 しかしダビデは違いました。彼は試練にあっても神に信頼し続けたのです。

 明日から、そんなダビデの信仰を聖書からお話ししたいと思います。


 ( PBA制作「世の光」 2024.7.24放送でのお話しより )


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■困難の中にあるダビデの信仰 ② / 羽鳥頼和

2024年10月29日 | Weblog

2024/07/23放送

 「世の光」の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

 昨日は、ダビデという人物について旧約聖書からお話ししました。今日はその続きです。

 イスラエルの王サウルは羊飼いであったダビデのことを気に入って、自分のところに召し抱えました。

 ところが、ダビデが敵のペリシテ人の勇者・巨人ゴリヤテを倒すと、サウル王は、人気者になったダビデを妬み、ダビデを殺そうとしたのです。

 ダビデは王から逃げて敵のペリシテの都市ガテの王のアキシュの所に行き、イスラエルから寝返ったふりをしてアキシュを騙してペリシテ人の地に一年四か月隠れたのでした。

 そんな中で、またペリシテとイスラエルが戦うことになります。ダビデは愛する母国イスラエルと戦わなければならない状況に置かれてしまったのです。ダビデにはどうすることもできませんでした。

 いよいよダビデがペリシテの陣営に入った時です。ペリシテの首長たちがダビデのことに気づいて言いました。「イスラエルとの戦いの最中に、こいつが寝返ってわれわれに敵対するといけない。こいつを戦いに行かせないでくれ。」

 結局ダビデは自分の住んでいたペリシテの町に戻ることになりました。こうしてダビデは何とかイスラエルと戦わずに済みました。神がダビデを助けて下さったのです。

 翌朝早く、ダビデはペリシテにある自分の住まいに向かいました。

 ところがそこでダビデに災難が降りかかります。何とダビデが住んでいた町がアマレク人に襲われて家族たちが皆連れ去られてしまっていたのです。一難去ってまた一難です。

 この時、ダビデは神に祈ってアマレクを追いかけました。
 ダビデはアマレクを追いかけて、家族と略奪されたものをすべて取り返すことができました。

 ダビデは二つの大きな困難にあっても神を信頼していました。

 イスラエルと戦わなければならない時には神にすべてを委ね、アマレクの略奪においては神に祈り、御心(みこころ)を求めたのでした。

 このダビデの信仰については、あさって以降も聖書からお話ししたいと思います。

 明日は、ダビデを殺そうとしていたサウル王のその後についてお話ししたいと思います。


 ( PBA制作「世の光」 2024.7.23放送でのお話しより )


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■困難の中にあるダビデの信仰 ① / 羽鳥頼和

2024年10月28日 | Weblog

2024/07/22放送

 「世の光」の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

 人はこの世で生きていくために、誰もが嘘をついたり、人をだましたりしてしまいます。
 この世で清く正しく生きることは難しい。いや、そもそもそのように生きるのは無理なのかもしれません。

 今日は、この世で人をだまさなければならなかったダビデと、不信仰に陥ってしまったサウルについて旧約聖書からお話しします。

 サウルは神に選ばれてイスラエルの最初の王となりました。サウル王は、羊飼いであったダビデのことを気に入って、自分のところに召し抱えました。

 その頃、敵対関係にあったペリシテがイスラエルと戦おうと出てきました。ダビデは、ペリシテ人の勇者・巨人ゴリヤテとの一騎打ちでゴリヤテを倒したのでした。それでダビデは勇者として大人気となりました。

 それを知ったサウル王はダビデをねたんで、ダビデを殺そうとしたのでした。この頃サウルは自分の王としての権力を誇って、神への信仰を失ってきていたのです。

 こうしてダビデは逃亡生活をすることになります。イスラエル国内にいては殺されてしまうと考えたダビデは、敵のペリシテの都市ガテの王のアキシュのところに行き、イスラエルからペリシテに寝返ったふりをします。ダビデはアキシュを騙(だま)して、ペリシテ人の地で一年四ヶ月隠れていました。

 そんな中で、再びペリシテとイスラエルが戦うことになりました。アキシュ王はダビデを連れてペリシテの陣営に入ります。ダビデは愛する母国であるイスラエルと戦わなければならない状況に置かれてしまったのです。

 聖書はこの世が、信仰を持って生きるのがとても難しいことを語っています。その世の中で、人は人をだましたり、神への信仰を失ってしまったりするのです。

 しかし聖書は、そんな世で信仰を失わずに生きることを教えようとしているのです。

 ダビデは、神が正しいお方なので自分も神にさばかれることを覚悟していました。

 ダビデの信仰については明日以降、聖書からお話しします。明日以降もぜひお聴きください。


 ( PBA制作「世の光」 2024.7.22放送でのお話しより )


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■成熟したクリスチャンの生き方 / 南 鎭秀

2024年10月26日 | Weblog

2024/07/20放送

 「世の光」の時間です。岩手県奥州市にある水沢聖書バプテスト教会の牧師ナム・ジンスウです。

 新約聖書コリント人への手紙第一10章13節に

 「神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます」

 と書いてあります。実際、こういう聖書のことばが信じられますか? 実に私たちは耐えられない試練に出遭うことがあるのではないでしょうか。

 人生が毎日順風満帆に進んだらどれほど良いでしょうか。しかし人生は風が吹き続き、静まる時がないほど嵐がやって来ます。
 でも人生を振り返ったら、自分が出会った試練によって人生が成熟したと気付くときはないでしょうか。

 今はなかなか前に進まないと感じることがあるかも知れません。しかし神様はとこしえまで変わらない誠実なお方です。

 私たちは誰かが自分と自分のやり方を批判すると、その人を敵と見なしてしまうと思います。
 でも聖書では、「自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」(マタイ5:44)と教えています。

 どうやってそれができるでしょうか。イエス・キリストにその答えがあります。

 イエス様と出会う前にキリスト教会の迫害者であったパウロという人物は、クリスチャンになってからその行動が180度変わりました。今まで誇って来た自分のすべての学問と経歴また輝かしい将来を捨てて、イエス様だけを伝える苦難の道を選びました。
 そして彼は成熟したクリスチャンの生き方について、
 「貧しいようでも、多くの人を富ませ、何も持っていないようでも、すべてのものを持っています。」
 と表現しました。(コリントⅡ6:10)

 皆さん、諦めたいと思った瞬間、遠い所に逃げたいと思ったとき、もう少し忍耐してイエス様を見上げてください。落胆せずに祈ると、神様が自分のために備えられた祝福を受け取れます。

 ぜひお近くの教会へいらしてください。神様の大いなる祝福が皆さんを待っています。


 ( PBA制作「世の光」 2024.7.20放送でのお話しより )


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■イエス・キリストの教会 / 南 鎭秀

2024年10月25日 | Weblog

2024/07/19放送

 「世の光」の時間です。岩手県奥州市にある水沢聖書バプテスト教会の牧師ナム・ジンスウです。

 日曜日になるとクリスチャンはキリスト教会に集まり、礼拝を守っています。何かやりがいがあるからストレスの解消ができるからそうしているでしょうか? いいえ、神の国を求めているからだと思います。

 では神の国とはどういう所でしょうか。神の国はある特定の場所ではなく、神様が支配している王国を意味しています。ですから神の国は、イエス様を信じる人々が行く天国だけでなく、この地上でも十分に味わう所です。

 私は神学校3年生の時、同期生と一緒にアパートの広間で新しい教会を始め、「命の教会」と名付けました。でも自分の心の中ではいつも、「会堂もなく教会員もないこの弱い教会、自力で生き残るかなあ」と疑いました。
 でもその時与えられた聖書のことばはイザヤ書55章8節でした。「わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、あなたがたの道は、わたしの道と異なるからだ。」と言われたのです。

 一年半経ったらこの「命の教会」の人数が15名くらいになって、アパートが狭くなりました。その時、商店街で英語の塾を運営している知人から、「日曜日は塾の定休日なので教室を使ってもいい。」と言われて、僅かなお金で広い塾の教室を借りて教会として使いました。

 それからこの教会で私は次々と不思議な出来事に出会いました。長い間、夢遊病にかかっていた婦人の精神病が治ったり、学校の不良グループに入ってしまった中学校2年生の女の子がそこから離れることができたり、3年間全身アトピーを患っていた赤ちゃんが癒されたりすることもありました。
 その間、教会の人数もだんだん増え、70名まで成長してから新しい会堂を購入し、私の家族はこの「命の教会」から日本へ派遣されるようになりました。

 キリスト教会はイエス様ご自身のいのちを払って建てられた神の国です。

 ぜひ、お気軽に近所の教会にお越しください。


 ( PBA制作「世の光」 2024.7.19放送でのお話しより )


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■救いの訪れ / 南 鎭秀

2024年10月24日 | Weblog

2024/07/18放送

 「世の光」の時間です。岩手県奥州市にある水沢聖書バプテスト教会の牧師・南 鎭秀(ナム・ジンスウ)です。
 今日は、救いとは何かについて学ばせていただきたいと思います。

 聖書で分かりやすく救いについて説明している箇所があります。新約聖書エペソ人への手紙2章8節を見ると、
 「あなたがたは信仰によって救われたのです。それはあなたがたから出たことではなく、神の賜物です」
 と書いてあります。

 救いとは、神様から一方的に与えられる恵みのプレゼントです。

 私の家族が韓国でキリスト教の宣教師として日本に行こうと決めた時、一番心の重荷になったことは独り暮らしのお母さんでした。私たちの家族が日本に来てからも母は元気に電話で話ができましたが、亡くなる2年程前に初期の認知症を患っていました。

 母の看病のために妻は一週間程帰国して母と共に過ごしました。いよいよ日本に戻る日になった時、母は「飛行機の切符を変えてもう一日一緒にいて欲しい。もう二度と会えないと思うから」と小さい子どものようにしきりにねだりました。
 妻はその時、「お母さん、一日で大丈夫ですか? 私たちの家族は永遠の所に行けるんですよ。お母さんも別の所に行ってはいけません。」と言うと、母は、「いや、私もあなたたちと一緒に暮らしたい。私は今どうしたらいいの?」と答えました。
「お母さん! 地上でも引っ越したら住民票も移しますよ。これから天国の住民票をつくりましょう。」
 すると母は、「言う通りにするから」と妻の祈りについて祈っている途中、大声で泣きました。それから不思議に安心した顔をして、「もう私は大丈夫! 日本へ戻ってもいいよ。」とまるで別人になったように平気で別れを告げることができました。

 今は母の名を呼んでもあの懐かしい声を二度と聞くことはできませんが、聖書の約束通り、いつか天国の再会を期待しながら、その日を待ち望んでいます。

 皆さんぜひお近くの教会へいらしてください。必ずイエス様のお導きを体験できると思います。


 ( PBA制作「世の光」 2024.7.18放送でのお話しより )


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■実を結ぶ秘訣 / 水田賢次

2024年10月23日 | Weblog

2024/07/17放送

 「世の光」の時間です。岩手県矢巾町にある盛岡チャペルの牧師・水田賢次です。

 今日の聖書はヨハネの福音書15章5節です。新改訳第三版でお読みします。

 「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。」

 「実を結ぶ秘訣」と題してお話しします。

 岩手県もぶどうの産地で、美味しい物が沢山採れ、収穫の時が楽しみです。種類もどんどん新しい品種が生み出されています。その方法は、ご存じかもしれませんが「接ぎ木」をすることです。

 ぶどうの木は「イエス・キリスト」で、私たちは「枝」という関係です。

 私たちはとかく実のみに関心を向けがちかもしれませんが、実は結果であって大切なのは繋がっていることではないでしょうか?
 例えばですねぇ、テレビは電源に差し込んでスイッチを入れてはじめて見ることができるようにです。

 天地を造られ、私たちを愛をもって造られた神様が二千年以上前、イエス・キリストをこの世に遣わしてくださいました。

 私たちが神様を求めるより先に、御子イエス・キリストが父なる神様から遣わされてこの世に来て、私たちに近づいてくださったのです。
 そしてキリストは十字架にかけられ、墓に葬られ、三日目に復活なさいました。
 それは、ぶどうの幹から離れてしまった枝のような私たちを、いのちの源である神様と結びつけるためでした。

 今日も私たちはこのお方を信じるときに、ぶどうの幹に繋がり実を結ぶことができるようになるのです。

 これは私たちの力によるのではありません。ぶどうの幹から流れ出るいのちを受け入れ続けることが秘訣です。

 そのときに、愛、喜びなど多くの実を結ぶことができるようになります。

 どうぞ続けて「世の光」の放送を聴いてください。


 ( PBA制作「世の光」 2024.7.17放送でのお話しより )


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■喜びの秘訣 / 水田賢次

2024年10月22日 | Weblog

2024/07/16放送

 「世の光」の時間です。岩手県矢巾町にある盛岡チャペルの牧師・水田賢次です。

 今日の聖書はピリピ人への手紙4章4節、5節です。新改訳第三版でお読みします。

 「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。
  あなたがたの寛容な心を、すべての人に知らせなさい。主は近いのです。」

 「喜びの秘訣」と題してお話します。


 ことわざに「笑う門に、福来る。」とありますねぇ。私たちが笑うとナチュラルキラー細胞が出て、多くのがん細胞を殺してくれるそうですよ。なんと健康な人でも1日4000位のがん細胞があると言われています。笑いは神様が私たちに与えて下さった「抗がん剤」かも知れません。

 現代医学が伝える前に、2000年前に書かれた聖書は「喜びなさい」と伝えています。

 この手紙を書いたのは、パウロというキリストの弟子でした。それもローマの牢獄の中で書いています。今日か明日か、いつ殺されるか分らない状況の時だったのです。

 なぜ喜ぶことができたのでしょう? その秘訣は何でしょうか。

 「主にあって喜ぶ」ことです。つまり、イエス・キリストを信じ、心の中にイエス・キリストをお迎えして受け入れることです。

 昨日の「世の光」のラジオ放送でお話ししましたが、サンドイッチを食べる喜びは食べた人にしか分かりませんねぇ。
 イエス・キリストは、「天から下って来た『いのちのパン』です。」と言われました。
 食べるとその人の内に入り、力を与え、いのちとなります。

 愛する人がいつも共にいてくださる。これほど幸いなことはありません。

 今日の聖書は、「主は近い」とあります。どれほど近いのでしょう。心の内にいてくださる。これほど近い存在はありません。

 パウロの内によみがえりのイエス様が内におられ、この方を味わっていたのです。

 今日も私たちと共にいてくださるイエス様を信じ、平安の中を歩みましょう。

 どうぞお近くのキリスト教会へお越しください。


 ( PBA制作「世の光」 2024.7.16放送でのお話しより )


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■みことばサンド / 水田賢次

2024年10月21日 | Weblog

2024/07/15放送

 「世の光」の時間です。岩手県矢巾(やはば)町にある盛岡チャペルの牧師・水田賢次です。

 今朝は朝食を召し上がられましたか? 私事で恐縮ですが、我が家はサンドイッチが定番です。今日は「みことばサンド」と題してお話しします。

 今日の聖書、テサロニケ人への手紙第一 5章16から18節を新改訳第3版でお読みします。

 「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。
  すべての事について、感謝しなさい。
  これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」

 私たち夫婦に三人の女の子が与えられました。末の子が与えられた時、父親として三人目は男の子を期待していた自分がいましたねえ。しかし、期待とは逆の結果でした。私の母に報告しますと、「残念だったねぇ・・・」 私の心を見透かしたような反応でした。更に心は落ち込みました。

 そのあとに恩師に報告しました。すると、「第三王女の誕生、おめでとう!」と祝福してくださったのです。私はその瞬間に悔い改め、「神様、申し訳ございませんでした。」 妻に、そして子どもにお詫びの思いで一杯になりました。

 その私の思いを見透かすかのように、義理の母が「この子は喜びの子だよ。『喜子』」と名づけてくれたのでした。「よしこ」の「よし」は「喜び」という字です。

 生きていて自分の思うようにならない出来事が沢山ありますよね。
 しかし今日の聖書は、「いつも喜びなさい。すべてに感謝しなさい」と言っています。

 難しいでしょう。喜ぶ、感謝する。
 しかし、サンドイッチはパンに挟まれた中身が一番おいしいように、今日の聖書の真ん中は「絶えず祈りなさい」と励ましています。

 私たちを造られた神様に心を向けて、「主イエス様、助けてください」、祈りましょう。状況は変わらなくても私たちの思いが変えられ、自己中心から神様中心に変えられ、平安が与えられるでしょう。

 あなたも聖書を読んでみませんか? 


 ( PBA制作「世の光」 2024.7.15放送でのお話しより )


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