♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■素直に神を覚える

2006年08月31日 | Weblog


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日は聖書の中の(旧約聖書)詩篇21篇13節から読んでみましょう。

主よ。御力のゆえに、あなたがあがめられますように。私たちは歌い、あなたの威力をほめ歌います。

 人が仕事をやめる一番大きな理由は職場の人間関係の問題です。毎日の大半を過ごす職場でなかなか人とうまくいかないというのは大変なことですね。ことにそれで自分をどんどん責め立ててしまうような人は息苦しい毎日でしょう。職場にいると劣等感ばかり感じる。少しも人と話せない。話題が貧困ですぐにことばにつまってしまう。そんな時にはどうしたらよいものでしょう。(後ろ向きじゃだめじゃないか。あまり深く考え過ぎず、もっとリラックスしてもっとみんなに飛び込んで。) ある人は自分にそう言い聞かせてみたものの、ますます人の目が気になり口もろくにきけず歩き方すらぎこちなくなってしまう辛さを味わいました。

 宗教というのは人生の究極的な問題解決手段であると言った人がいます。「苦しい時の神頼み」は嫌だと思う人は多いことでしょう。けれども人間の力には限界があることを知らなければなりません。ことに自分自身だけではなく、複雑な人間関係が絡みあった問題については何か天変地異のようなことが起こらない限り代わらないということがあるものではないでしょうか。ですから私は、そんな時にはあまりそれまで気にも留めずにいた神を素直に覚える時なのだと思うのです。

 新渡戸稲造(にとべ・いなぞう)という人は横の関係と縦の関係という言い方をしましたが、横の関係が行き詰まった時には、天におられる神を見上げる縦の関係で物事を考えることが大切です。一切を支配しておられる神がその素晴らしい威力をもってこの状況をどう動かされるのかと望みが出てくるからです。望みが出てくれば人間関係を見る目にもゆとりが生じます。

 聖書をお読みいたしましょう。

主よ。御力のゆえに、あなたがあがめられますように。私たちは歌い、あなたの威力をほめ歌います。」詩篇21篇13節。

 (PBA制作「世の光」2006.08.31放送でのお話しより)

******

さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないかなあ。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

***

このサイトは URL名として http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。





さわやか世の光・板倉邦雄ラジオ牧師さんに会える


2006年 世の光のつどい・ラジオラリー 予定

東海地方のリスナーの方々、友達を誘って気軽にでかけよう!


9月20日(水) 朝10:30 於 多治見中央キリスト教会
 〒 507-0063 岐阜県 多治見市 松坂町 1-44
 電話 0572-29-4885 牧師 山本 陽一郎


9月20日(水) 夜 7:30 於 稲沢キリスト教会
9月21日(木) 朝 10:00 於 稲沢キリスト教会  

 〒492-8143 愛知県稲沢市駅前2-8-1
 電話 0587-23-0722 宣教師 ベルンス


9月22日(金) 夜 7:00 於 揖斐キリスト教会
 〒501-0619 岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪1039-4
 電話 0585-22-0857 牧師 安西幸男


9月23日(土) 朝10:30 於 虹ヶ丘聖書教会
 〒465-0094 名古屋市名東区亀の井1-188
 電話 052-701-4177 牧師 池上 泉


9月23日(土) 夜 7:30 於 北方キリスト教会
 〒501-0425 岐阜県本巣郡北方町加茂73-4
 電話 058-324-5660 牧師 臼井信博


9月24日(日) 朝10:15 於 信愛キリスト教会
 〒442-0884 豊川市光明町2-50-1
 電話 0533-89-3295


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■圧倒的な勝利者

2006年08月30日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でしょうか。羽鳥 明です。

 聖書の中にこんなことばがあります。神様の約束のことばです。「しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。」新約聖書ローマ人への手紙8章37 節のことばです。

 「しかし」とありますが、私たちの現実は圧倒的な勝利者とはまったく違う現実の中にあります。私たちはいろいろな試練や苦しみに押しつぶされてぺしゃんこです。落ち込んでいます。いろいろ複雑に入り組んだ思い・恐れ・疑いの中に私たちはあります。「しかし」です。主イエス・キリスト様はそんな弱く落ち込み不安で揺れ動く私たちを愛してくださった方です。今も愛していてくださるお方です。私たちを愛して私たちの罪の身代わりに死んで、裁きから死から私たちを救い出し、私たちを永遠のいのちに移してくださった方です。イエス様は今もなおいろいろな苦しみの中にいる私たちを愛して助けてくださる方です。「苦しむとき、そこにある助け。」(詩篇 46篇1 節)と聖書のことばがあります。そっぽを向かないで真直ぐ目を開いて見つめ、手を差し伸ばせばイエス様はしっかりとその手を握ってくださるのです。苦しい辛い時はおんぶしてくださいます。背負ってくださる方です。これらすべての事の中にあっても、この一つ一つの現実の中にあっても、イエス・キリストの圧倒的な愛は私たちを圧倒的な勝利者としてくださるのです。

 世人(よびと)は敵に破らるるとも 我らは常に勝利
 汚(けが)れを憎み 罪に打ち勝ち 我らは常に勝利
 我らは常に勝利勝利 我らは常に勝利
 世に勝ちませる主ともに在(ま)せば 我らは常に勝利

聖歌の516番はこのように歌うのです。

イエス・キリストは言われました。
聖書のことば。
あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」新約聖書ヨハネの福音書 16章33節のことばです。

 また聞いてください。

 ( PBA制作「世の光」2006.8.30放送でのお話しより )

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9月21日(木) 朝 10:00 於 稲沢キリスト教会  

 〒492-8143 愛知県稲沢市駅前2-8-1
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 〒465-0094 名古屋市名東区亀の井1-188
 電話 052-701-4177 牧師 池上 泉


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 〒501-0425 岐阜県本巣郡北方町加茂73-4
 電話 058-324-5660 牧師 臼井信博


9月24日(日) 朝10:15 於 信愛キリスト教会
 〒442-0884 豊川市光明町2-50-1
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■本当に信頼できる書物

2006年08月29日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日も一日さわやかに過ごしていきたいですね。

 まあ昨今はいろんな職業があるそうで、父親代理業というのもあるそうです。自分の子を「そんな事で通用すると思っているのか!」と一喝できない父親に代わって、必要に応じて家族の精神的父親の役を引き受ける職業だっていう訳ですねえ。まあ父親不在という事なんでしょうか。最近、学校ではですねえ、この親御さんがこう言うそうです。「先生、うちの子をしっかりしつけてください。」 どうも私たちは訓練されるという事が少々不足気味のようですね。

 聖書には次のように書いてあります。ヘブル人への手紙12章5節。「わが子よ。主の懲らしめを軽んじてはならない。主に責められて弱り果ててはならない。
 
 まあ子どもの成長のために親はある時には叱りますよね。それはその子の成長を考えるからです。同じように、天地を造られた神様は私たちを成長させるために時には試練を与え、時には苦難というものを与え、訓練されるというのです。でも聖書の次のことばは心にいつも留めてくださいね。第一コリント10章13節。「あなたがたのあった試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。

 イエス・キリストの十二弟子の中の一人・ペテロという人がいます。イエス様が逮捕され、大祭司の庭で尋問を受けていた時、ペテロは何と三度も「俺はイエスなんて男は知らない。」とイエス様を否定したんですね。しかしイエス様はそんなペテロを愛の眼差しで見つめ、信仰がなくならないように前もって祈っていてくださったと聖書には記されているんです(ルカの福音書22章32節参照)。

 ペテロにとってこの大きな失敗と挫折は、彼の人生に謙遜さを与える大きな訓練ともなったんです。ですからヘブル人への(手紙の)著者は「主に責められて弱り果ててはならない。」(ヘブル人への手紙12章5節)と記しています。ここで言う「責める」とは「さらけ出す」とか「誤りを認めさせる」という意味なんですね。神様が与えてくださる訓練というのは時に私たちの心が嫌と言う程ある意味では暴露され、自分の心を見つめなければならないということがあるかもしれません。でもそれは大切な明日に繋がる訓練なんですね。「試練に耐える人は幸いです。耐え抜いて良しと認められた人は、神を愛する者に約束された、いのちの冠を受けるからです。」(ヤコブの手紙1章12節) こう聖書には書かれています。
 

 ( PBA制作「世の光」2006.8.29放送でのお話しより )

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■この道を踏みしめて

2006年08月28日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道です。

 えー、私は雪国で育ったんですけれど、あのー朝起きてですね、雪が積もってて道が全然こう見えなくなっているような時、またはどこかに行こうとする時にですね、あのう、最初にそこを歩いていく人がまずこう足で踏んでですね、そして道をつけていくという、または、あっ、この道は誰かが通った所だなというんでその跡を踏んでいけば間違いなく目的地に着くとかですね、そういうふうなことを経験した訳なんですけれども。

 あのう、「わたしが道だ」(ヨハネの福音書14章6節)というふうにキリストがおっしゃった、この「道」ということばですね、これが当時のユダヤ人たちが使っていたことばで「デレク」と言いまして、その「道」と訳されていることばのもともとの意味は、「踏み付ける」ということばから来ているんですね。考えてみると道というのは誰かが歩いて踏み付けて、踏み付けられて道というものが出来ていったんだ、いくんだというふうに言えるんじゃないかと思うんですねえ。今はまあ人の足でというよりも、アスファルトかなんかでも、大きな重たいそれこそローラーのようなものでぐうーっと踏んでですね、そして道を造っているのが分りますよね。要するに道っていうのは踏み付けられて出来ていくもの、という意味でイエス・キリストが「わたしが道だ」っておっしゃって、この道を通っていくならば父のもとに、--あなたが求めている幸せの根源に--、辿りつくことができる、天に通ずるこれは道なんだ、そして天国に入ることができる道なんだというふうにおっしゃった時、ただイエス・キリストがこれがそうなんだよというふうに道を指差しただけではなくって、御自分がその道そのものとなって下さったということなんですね。

 ということは、わたしの上を踏み付けて行きなさいとまさにおっしゃるようにイエス・キリストが十字架について死んでくださったということは、私たちの罪の身代わりとしてイエス・キリストは死んでくださった。まさにイエス・キリストというその十字架の上を踏んで初めて私たちは罪赦されてそして神様の前に出ることができる子とされていく、という意味で、あの十字架は私たちが神のもとに行くことができる、天国に行くことができる、その道となって踏み付けられてくださった姿なんだということを知っていただけたらなあと思うんですね。そういう意味で、十字架というのは、天国に通ずる道そのものとキリストは踏み付けられてなってなってくださったということなんですねえ。
 
 
 ( PBA制作「世の光」2006.08.28放送でのお話しより)


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■主が家を建てるのでなければ

2006年08月26日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でしょうか。羽鳥 明です。さあ今日の世の光は皆様からお寄せいただく「心に残る聖書のことば」の御紹介です。徳島県脇町にお住まいの山田さんは旧約聖書詩篇127篇1節(をお寄せくださいました。)「主が家を建てられるのでなければ、建てる者の勤労はむなしい。主が町を守られるのでなければ、守る者のさめているのはむなしい。」(口語訳聖書)

 私は大阪で生まれ大阪で育った浪速っ子でしたが、今は徳島県脇町に移り住んで2年めになります。本当の神様を知るまでは紆余曲折の日々が多く、空しい生活を送っていました。タバコは止めたくてもなかなか止められないヘビースモーカーで、お酒も底なしの酒豪でした。いろいろな所を通って来ました。そのような時に一人の女性と知り合い、文通・交際するようになりました。彼女はクリスチャンで脇町教会員でした。牧師の岩井きょうぞう先生の紹介と彼女の勧めで大阪日本橋キリスト教会に行くようになり、神様のことを学び、イエス様が、自分のために尊い血潮を流して罪の身代わりになり、死んでくださったことを知りました。受洗の恵みに与ったのは昭和38年のクリスマス、非常に寒い日でしたが、心は熱く喜びと感激で一杯でした。生活態度も変り、酒やタバコの奴隷から解放され、感謝の日々です。私は彼女と日本橋キリスト教会で結婚式を挙げることができました。その時、岩井きょうぞう牧師より与えられた御言葉がこの詩篇の127篇1節のことばでした。この聖書のことばに支えられて今日まで生かされてまいりました。神を知るまでは人のために祈るとか、人のために自分の不利益になることなど決してしませんでしたのに、イエス様に従っていくようになって、そんなことができるようになりました。

 山田さんの心に残る聖書のことば。
 「主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしい。」(新改訳聖書) 旧約聖書詩篇127篇1節のことばです。

 それではまた聞いてください。

 ( PBA制作「世の光」06.08.26放送のお話しより)


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■心の優しさの大切さ

2006年08月25日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。

 今日は、「心の優しさの大切さ」ということについてお話しします。

 最近、こんな経験をしました。私の友人の牧師の4人めの里子にユウちゃんという2歳の女の子がいます。かわいいんですけれど、ダウン症の障害を持っています。ま、ダウン症って優しいって聞いておりましたけど、この前一緒に旅行する機会がありました。ユウちゃんの育てのお父さんは、青森県八戸市で牧師をしています。私がお邪魔して、十和田湖巡りで五所川原まで送ってもらったんです。その間中、ずうっと一人で後部のチャイルド・シートにおとなしく座っているんです。途中で温泉に入ったりして一緒に楽しい時を過ごしました。そして時々美しいおいらせ街道を走っておりますから、滝を見ようと私たち二人でしばらく車を離れるんです。そして帰ってくると、一人でじいっと待っていたユウちゃんは、ニコニコ手を振って喜ぶんですねえ。驚きました。全然ぐずらないんです。私はそのかわいらしさ・優しさ、一週間経っても時々思い出すんです。この優しさってどんなものなのか、どこかで読んだなあって思い出しました。それは旧約聖書の中にあるイエス・キリスト、メシヤ・平和の神がやがて来られる、その時はこういう風になるって描かれた箇所なんです。イザヤ書の11章の6節という所ですが、「狼は子羊とともに宿り、ひょうは子やぎとともに伏し、子牛、若獅子、肥えた家畜が共にいて、小さい子どもがこれを追っていく。」って言うんです。救い主・平和の君と呼ばれたキリストが心の中に与える平和・優しさのことをこんな風に描いているんです。猛獣と子ども、そして弱い子山羊や子羊が一緒に遊んでいる。そんな優しさ、平和。私はこの障害、ダウン症という障害を持っているユウちゃんの心の中にこんな優しさ、平安を見るような気がいたしました。そしてこんな優しさ、平和をずうっとイエス・キリストにある者として持っていきたいなと思いました。

  (PBA制作「世の光」2006.08.25放送でのお話しより )


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■後ろめたさから解放される

2006年08月24日 | Weblog


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日は聖書の中の第一ペテロの手紙から読んでみましょう。
キリストも一度罪のために死なれました。正しい方が悪い人々の身代わりとなったのです。」 第一ペテロ3章18節
 
 父親に激しい憎しみを抱いている青年がいました。自分が社会でやっていけないのは父親のせい。親の育て方が悪かったんだ。絶対許せないという訳です。私はその青年の話を聞きながら、そのように責めたてられる親の気持ちを考えました。子育ての経験のある人なら、たとえ子どもが問題を起こさずに育ってくれたとしても自分に十分な子育てなどできなかったという事が分ります。親として未熟で、不合理さと矛盾の多い子育てがあった時代は忘れないのです。そこでもし、そういう子育ての責任を問われて、それを徹底的に償い、人生を丸ごと返せ
などと責め寄られたら、立つ瀬が無くなることでしょう。

 人間には失敗はつきものです。問題はそこで後ろめたい思いを処理できないと、物事をどんどん消極的に考えてしまうことです。疑心暗鬼になって変な所で甘くなってしまいます。後ろめたい思いを引きずった人生は混乱するばかりで逃げ道がありません。どこかで罪意識がきれいに解消されることが大切です。

 聖書は言います。「キリストも一度罪のために死なれました。正しい方が悪い人々の身代わりとなったのです。」もしあなたが責めを受ける必要があるとしたら、キリストがその責めを負ってくださいました。もしあなたが死ななければならないとしたなら、キリストがその死を身代わりに負ってくださいました。あなたの罪は「償われなければならない」ではなくて、「償われた」と聖書は断言するのです。

 教会へ行ってこのキリストにある罪の赦しの恵みについて更に聞いていただきたいと思います。

 聖書をお読みしましょう。
キリストも一度罪のために死なれました。正しい方が悪い人々の身代わりとなったのです。」 (第一ペテロ3章18節)

 (PBA制作「世の光」2006.08.24放送でのお話しより)

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■主の御名を呼び求める者は誰でも救われる

2006年08月23日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でしょうか。羽鳥 明です。

 新約聖書ローマ人への手紙10章13節にこんなことばがあります。
 「主の御名を呼び求める者は、だれでも救われる。」のです。

 私が16歳の時に、今から70年前の4月の晩、群馬県前橋の畳敷きの教会で、バーネット先生というおばあさんの宣教師が私に読み聞かせた聖書のことばです。これは旧約聖書ヨエル書2章32節で言われたことばの引用です。

 「だれでも」と言っていますね。本当に誰でもです。何も知らない、何も分かっていない人でもです。きたない心を持った人、いろいろ罪を犯した人もです。私は聖書を持っていず、聖書のことばは初めてでした。教会も初めてで、讃美歌も祈りも初めて。何も知らない、良く分かっていない、そういう人間でした。その晩の説教を聞いて自分が心の真っ黒な罪人、何一つ良いことをしたことがないと初めて知りました。バーネット先生は、「誰でも救われる」と言われました。「羽鳥さん、あなたもです。主とは、あなたの罪の身代わりに死んでくださったキリスト様のことです。キリスト様信じます、救ってください、と祈りさえすればいいのです。」ふと目を上げてバーネット先生を見上げると、その大きな眼(まなこ)からポタリポタリと涙がこぼれ落ちていました。私はびっくりしてドカンと心を打たれました。バーネット先生に頼んで祈りを教えていただきました。口移しに私は祈って主の御名を呼び求めたのです。バーネット先生はしっかり私の手を握って、「羽鳥さん、あなたは救われました。今からは神の子です。これから教会に来て、しっかり聖書を読み、みなさんと祈ってください。そうしたら分るようになりますよ。」その晩、家に帰る時に私は大きな声で習いたての讃美歌を歌っていました。「神様、キリスト様、これからはあなたのために生きればいいのですね。」と言っていました。それから70年、救われっぱなしで来ました。

 聖書のことば。
 「主の御名を呼び求める者は、だれでも救われる。」のです。
 新約聖書ローマ人への手紙10章13節のことばです。

 それではまた聞いてください。

 ( PBA制作「世の光」2006.8.23放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないかなあ。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。











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■旅人? 放浪?

2006年08月22日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日も一日さわやかに過ごしていきたいですね。

 イエス様はある時に羊飼いの話をなさいました。まあ羊飼いなんてというと何かのんびりしたイメージがありますよねえ。でもなかなかその仕事は大変なものです。新約聖書の舞台になったパレスチナ地方は狭い耕地もたくさんありました。また岩のゴツゴツした荒れ野も続いています。ですから緑がいっぱいある野原を捜すことはとても難しいんですね。そして羊が荒地に迷い込んだら大変な危険がありました。又、野生の動物やそしてまた強盗が羊を狙っていましたから、常に敵に備えて見張りをしていなければなりません。羊飼いは羊が襲われた時には、羊を守って戦わなければならなかったんたです。羊がそして休む場所・羊舎はただ柵に囲まれただけのもので、入り口には戸もついていません。しかし羊飼いが夜になるとその入り口に寝そべって羊が外に出ないようにし、また外敵が侵入しないように守るのだそうです。ある意味では、羊飼いが門となってくれるというんですねえ。ですから羊飼いは羊を愛し、忍耐強く羊を導き、外敵から羊を守る存在でした。そして一匹一匹の羊をよく知っています。羊という家畜は羊飼いがいなければ歴史上はるか昔に絶滅していただろうと言われるくらいです。そんな弱い弱い羊に人間が例えられているんですね。

 イエス様はある時、こんな喩えを話されました。百匹の羊がいて、その一匹が迷い出てしまったんです。羊飼いはその一匹を懸命に捜し出すんですねえ。(谷底に落ちてはいないだろうか。狼に傷つけられてはいないだろうか。怪我をしてはいないだろうか。) そして、ついにいなくなった羊を見つけると、その羊を抱き抱え、「みんな。いなくなった羊が見つかったぞー!」と言って一緒に喜ぴ合ったんです。この羊飼いこそイエス・キリスト御自身の姿なんだと聖書は教えているんです。この羊飼いは羊のために命を捨てるほどのお方。あの迷子になった羊を懸命に捜し出す羊飼いこそイエス・キリストの姿なんですねえ。

 あなたは今日、迷っていませんか? 道を見失っていませんか? どう進んでいったらよいか分らずにいませんか? イエス様は、「失われた人を捜して救うために来た」(ルカの福音書19章10節)と言われる方なんです。

 聖書のことばをお聞きください。
わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます。」(ヨハネの福音書 10章11節)
 

 ( PBA制作「世の光」2006.8.22放送でのお話しより )

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■この道をゆけば

2006年08月21日 | Weblog

 おはようございます。世の光の時間です。お元気でしょうか。(村上宣道です。)

 えー、私が、大分前になりますけれども、アメリカのサンフランシスコの近くに住んでいた時のことですが、ま、留学生でですね、ポンコツのやっと走るような車に乗っていた訳なんですけれども、ロサンゼルスの方まで行かなきゃならないって時に、「ああ、この車では無理だ」というので、ある社長さんが、「私の車、3台あるからどれでも好きなのに乗りなさい」って言ってくださって、その中にベンツがあったんですよ。ベンツでもいろいろありますけど、最高級のベンツでですね、もう、「これに乗っていいんですかあ?!」ってなことで、その車に乗ってですね、向こうの道路は広くて快適なんですよ。そして本当に、大体この時期だったんですけれども、青空がどこまでも広がっていく、そういう中で、(こんな気持ちいい車ってあるんだろうか)と思うようにまあドライブして楽しんでいた訳なんですけれども、ロサンゼルスの近くになりましたらですね、そのハイウェイがまるでその網の目のように入り組んでいるんですねえ。日本でしたら殆どまっすぐで迷うってことない訳ですけれど、英語のそのいろんな標識が出てくる訳でけれども、それをこう走りながら読むのは難しくって、そしてどういうふうに行ったらいいか分かんなくなって、でも止まる訳にはいきませんので、何でもいいからエエイ!って当てずっぽうに入っていった訳なんですけれども、一旦その道に入ったらもう今度はどこまでもどこまでも出ることができない。出ても今度はどこに自分がいるのか分らないっていうふうなですね。どんな素晴らしいその車に乗っていても、えー、青空のもとで広い道路であっても、(この道大丈夫なんだろうか、この道どこへ行くんだろうか)って、その事について確信のないまま走っているっていうのは何とも不安なものだと言うことですねえ。

 あのー、日本の中でも、「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」っていう標語が一時ありましたけれども、みんな一生懸命働いて、一生懸命勉強して走っているんだけど、(一体自分はこれでいいんだろうか、この道はどこに行くんだろうなあ、どこに向かってるんだろうか)ということが確信のないまま走っているとしたら、これはやっぱり不安ですよね。

 イエス・キリストは「わたしが道だ」(ヨハネの福音書14章6節)とおっしゃった時に、この道を行ったらちゃんと行く所へ行くよという、着くよという、はっきりその方向を明示してくださっているという意味がそこにはある訳ですねえ。「わたしを通して行けば必ず父のもとへ、天の神のもとへ着くことができるんだよ、天国にこの道は繋がっているんだよ」というふうにはっきりと指して下さる。そういう意味において「わたしが道だ」とおっしゃるんですねえ。いかがでしょうか。この道であるイエス・キリストを知ることによって確信のある生き方をしていただければなと思うんです。
 
 ( PBA制作「世の光」2006.08.21放送でのお話しより)


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