2020/7/30放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
ルカ福音書を順番に読んでいます。羊飼いがマリヤとヨセフの夫婦の所にやってきて、天使が野原で自分たちに告げたことを伝えました。するとマリヤは、これらの事をすべて心に納めて思いを巡らしていた、とあります。マリヤにとって想像もしなかった出来事が余りのスピードで彼女の人生に押し寄せてきたからです。
ここで思い出すのは、「おことばどおりこの身になりますように」というマリヤの一年前のことばです。神のことばが自分の身になる・・・まさに神のことばと現実の生活をつなぎ合わせることで彼女の人生は支えられていったのです。ああそうだ、私はあなたの前で「おことばどおりこの身になりますように」と言ったな、と。そうでなければ自分の人生に起こった出来事を受けとめきれないような人生となったでしょう。
信仰とは、神様のことばを聞きながら私たちの日常でバラバラに分かれているものを一つにつなぎ合わせていくんです。信仰とは、魂・心の内側のことだけではありません。日曜日の礼拝では、本来私たちがすべきこと、それは過ぎ去った一週間をきちんと思い巡らすことです。月曜日から順々に自分に起こった出来事を思い起こし、一つのこととしてつなぎ合わせることが大切なのです。
今週、皆さんの生活で何が起こりましたか? 何にもないように見える毎日の中で、実はそこで起こっている出来事の意味を思い巡らすことが大切なのです。
実は一日として同じ一日などありません。今あなたの心にかかっている出来事は何でしょうか。それがあなたの人生にとってどんな意味があるでしょうか。そこに神のことばがどのように語りかけられ、あなたはその決断をするように神に促されていることがある。
皆さんの通り過ぎていった人生の出来事あるいは心の深くに押し込んでしまって、そこに神様から自分がどのように取り扱われたのかを深く考えないままで通り過ぎてしまった出来事がきっとあるでしょう。
今日私たちは忙しく歩いているところから立ち止まりたいと思います。意味を問わずに、神のことばとつなぎ合わせることをしないまま過ごしたこと、なすべき決断があると知りながらもなお先送りしようとしていたことに、立ち止まり考える時を持つのです。そのとき私たちはなすべき決断をふさわしくすることができるようになります。
( PBA制作「世の光」2020.7.30放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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