♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■落ちることのない価値 / 札場 緑

2025年02月15日 | Weblog

2024/10/5放送

 「世の光」の時間です。福井県の南、敦賀(つるが)市にありますグローリーチャーチ敦賀自由キリスト教会の牧師 札場 緑(ふだば・みどり)です。
 今日は聖書の教える 人の価値 についてお話ししたいと思います。

 人は赤ちゃんから成長し、色々とできることが増えていきます。それにも関わらず多くの人が自分の価値は低いと考えているようです。いかがですか?

 私は大きく自分の価値が暴落するのを経験しました。同じような経験をされている方はたくさんいらっしゃるかもしれません。
 学生で寮生活をしていたある朝、体が熱っぽくひどい脱力感で起きることができません。周りは忙しく生活し活動していました。次の日も次の日も・・・私の中で私の価値がガラガラと音を立てて崩れました。若い頃から明るく元気に活動する自分がいました。この日、活動が止まったのと同じくして私の価値が落ちて行きました。衝撃的でした。私の価値は不安定な私の活動と元気に支えられていたのです。
 ベッドに伏せる私に聖書のことばが示されました。イザヤ書43章4節、新改訳聖書第三版でお読みします。
 「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。だから、わたしは人をあなたの代わりにし、国民(くにたみ)をあなたのいのちの代わりにするのだ。」

 このことばによって私は自分の本当の価値を知りました。高価で尊い! 
 この価値は造り主なる神様が一人ひとりに与えたものです。この落ちることのない価値が私にもあることを知り、大きな喜びと安心を得ました。この価値は私の行いや成果ではなく、神様の主権と愛によるのです。

 物価の上昇、気温の上がり下がり、世界情勢の変化、このように目まぐるしく変化する中で、あなたにも落ちることのない本当の価値を知って喜びと安心の中に生きていただきたいと思います。
 「あなたは高価で尊い! 価値がある!」と聖書は語っています。神様が私たちを愛しておられます。あなたのためにお祈りしています。


 ( PBA制作「世の光」 2024.10.5放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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■イエス・キリストだけは分かってくださる / 高橋宣広

2025年02月14日 | Weblog

2024/10/4放送

 「世の光」の時間です。福井県福井市にあります福井中央キリスト教会の牧師高橋宣広です。

 良かれと思ってやったことで周りから批判されてしまった、そんな経験があるでしょうか?

 約2000年前、イエス・キリストのそばにやって来た女性も同じような批判にさらされました。彼女は心からの感謝を表したいと、自らの意思で持っていた最高の宝物をイエス様に捧げました。今のお金に換算すると約300万円もするような高価なナルドの香油を、壺を割り、いっぺんに丸ごと、お食事をされていたイエス様の頭に注いだのです。すてきな香りがイエス様から食事会場全体に広がりました。
 しかし周りにいたイエス様の弟子たちはびっくりしました。「なんて、無駄なことをするんだ。もったいない!」 そう厳しく彼女を責め立てました。

 私はこの時の弟子たちの気持ちが良く分かります。家で子どもたちが水道を出しっぱなしにしていたり電気を無駄遣いしていると、「もったいない。止めなさい」と、叱ってしまう親です。この世のお金の価値観、損か得かで判断しやすいものです。

 みんながこの女性を批判する中にあって、ただ一人イエス様だけは彼女の真心に気付いてくださいました。聖書のマタイの福音書26章10節にはこうあります。
  「 イエスはこれを知って彼らに言われた。『なぜこの人を困らせるのですか。わたしに良いことをしてくれました。』」

 「彼女はわたしのために本当に立派なことをしてくれたんだよ!」と、イエス様だけが彼女の思いを分かってくださいました。イエス様だけが、「すごいことをしてくれたね!」と褒めてくださいました。

 彼女がイエス様にナルドの香油を捧げたこの出来事は、今、聖書の3つの箇所に記録されています。2000年経っても今も世界中の人たちに、きらきらと輝きを放っています。

 私たちも真心が伝わらないことがあるかもしれません。人から認めてもらえないことがあるかもしれません。けれどもただお一人イエス様だけはあなたの真心を分かっていてくださいます。
 そんなイエス様の素晴らしさを聖書から探してみませんか?


 ( PBA制作「世の光」 2024.10.4放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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■神に用いられる貧しき者の幸い / 平良憲誠

2025年02月13日 | Weblog

2024/10/3放送

 「世の光」の時間です。福井市にある日本バプテスト連盟福井キリスト教会の牧師平良憲誠(たいら・けんせい)です。

 1月の能登半島地震で被災され福井市内の病院に転院された、輪島のある教会の信徒Aさんのことで知人から連絡があり、この方の力になって欲しいとのことでした。
 Aさんは末期がんで緩和病棟に入っておられました。面会はできませんでしたが、奥様のお話では、1月中旬頃との余命宣告を前の病院で受けたとのことでした。携帯電話で見せていただいたお姿はげっそりと痩せておられました。
 しかし緩和病棟のケアを受けられ、少しずつ元気になっていかれました。Aさんは、神様の憐みです、と繰り返されました。病院食の他、温泉卵だったら食べられるとのことで、妻が奥様からの依頼を受けて、Aさんのもとへ届けることもありました。次第にAさんは顔色もよくなり、体重も増えていきました。そして、「あなたの回復は奇跡です」とまで医師に言われ、5月中旬に退院されました。
 AさんはQコードという楽器を奏でることが出来ますが、入院されている他の患者さんに聴かせてあげたい、との病院の依頼を受け、現在緩和病棟で讃美歌を演奏されています。アイリッシュハープを奏でる奥様とのハーモニーを聴いておりますと、たいへん癒され、深い平安に包まれるのです。
 私たちの教会は、このお二人との出会いにより、3月から能登半島地震の被災地で炊き出しとカフェの活動をすることとなりました。

 聖書に預言者エリヤという人物が登場しますが、神様はこのエリヤを匿(かくま)い養うために一人の貧しいやもめを用いられました。養ってもらうように神様から告げられたエリヤが、やもめに会ったときには、彼女は一人息子とその夜のパンを食べ終わったら死ぬのを待つばかりでした。それは最後に一人になっても礼拝を守り続けた私たちの教会の姿に似ています。それでも持てる物を捧げよ、そうすれば、小さなあなたの教会もまた、いのちをつなぐことができる、それが神様のお心でした。神様は神様の愛する者のために貧しき者を用いられ、それで貧しい者もまたいのちを得られるのです。

 最後に聖書をお読みいたします。ルカの福音書9章13節の前半
 「すると、イエスは彼らに言われた。『あなたがたが、あの人たちに食べる物をあげなさい。』」

 あなたも、お近くの教会にいらしてみませんか?


 ( PBA制作「世の光」 2024.10.3放送でのお話しより )


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■突然のトラブル / 菅原純次

2025年02月12日 | Weblog

2024/10/2放送

 「世の光」の時間です。福井県あわら市にあります金津(かなづ)福音キリスト教会の牧師菅原純次です。
ヨハネの福音書2章2節、3節を新改訳第3版の聖書でお読みいたします。

 「イエスも、また弟子たちも、その婚礼に招かれた。ぶどう酒がなくなったとき、母がイエスに向かって『ぶどう酒がありません』と言った。」

 イエス様とその弟子たちは、ガリラヤ地方にあるカナという場所での婚礼に招かれました。当時のユダヤ人の結婚式は盛大で、その祝宴は一週間にも及ぶものでした。
 その最中、招待客にお出しするぶどう酒がなくなってしまったのです。主催者としては大きなトラブルです。また一大事です。人生の門出を祝う時だからこそ危機的状況です。
 
 私たちの人生には突然起こる危機が何度でも訪れます。
 大学を卒業して数ヶ月しかたたないのに、入った会社に希望を見出せなくなったとき、この人と生涯をともに暮らすんだと心に誓い告白したのに、別れの宣告をされたとき、最愛の人が事故や病気などでお別れしなければならないときなど、もう希望も夢も一瞬にして吹っ飛んでしまいますよね。

 私たちの人生は往々にして突然のトラブルに襲われやすいものです。

 イエスの母は突然ぶどう酒がなくなった時に、息子イエス様に向かって、「ぶどう酒がありません」と言いました。そして、イエス・キリストはその後、水をぶどう酒に変える奇跡を行いました。
 同じようにイエス様はあなたの失望を希望に変えることのできるお方です。あなたの失ってしまった夢や希望を、イエス様は回復させてくださる方です。イエス様はあなたの人生が壊れてもそのままにはしません。あなたなりの良い人生を造り上げてくださるお方です。あなたが突然のトラブルに襲われたとき、信じてイエス・キリストの名を呼んでみませんか?


 ( PBA制作「世の光」 2024.10.2放送でのお話しより )


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■あなたは立ち直れる / 佐藤誠司

2025年02月11日 | Weblog

2022/10/1放送

 「世の光」の時間です。福井市にある福井神明(しんめい)教会の牧師佐藤誠司(せいじ)です。

 ルカによる福音書22章31から32節を新共同訳の聖書でお読みします。

 「シモン、シモン、サタンはあなたがたを、小麦のようにふるいにかけることを神に願って聞き入れられた。しかし、わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」

 もう40年も前のことですが、私は大阪の教会で牧師になる決心をして、聖書を学ぶための学校に進みました。
 ところがどうしたことかその志が萎えてしまった。もう自分は牧師にはならないだろうなと思っていました。しかし教会から奨学金をいただいていたこともあって、それを言い出すことが出来ない。そういうどん底の時にこのことばに出会いました。

 「しかし、わたしはあなたのために、信仰がなくならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」

 主イエスがペトロに言われたことばです。この時、すでに主イエスはペトロがご自分を否認し、倒れてしまうことを見抜いておられました。イエス様というお方は、倒れる人に向かって「あなたは倒れるよ」とはおっしゃらない。そうではなくて、「あなたは立ち直ったら」と言われる。なぜなんでしょうか。
 実はこのことばの背後には、「わたしが立ち直らせてあげよう」という約束が秘められているのです。

 この約束を私も聞きました。その時の感動はとてもことばでは言い表せません。牧師が語る説教という枠を通り越して、イエス様ご自身が私に向かって語りかけておられる。ああ、これが聖書のことばの力なのだと思ったことでした。

 主イエスは命令だけを下すお方ではありません。命令とともに、そこに必ず約束が秘められている。この約束を聞き取ることが大事です。

 皆さんもこの約束のことばを教会の礼拝でお聞きになりませんか? 


    ( PBA制作「世の光」 2022.10.1放送でのお話しより )


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■いつも喜んでいなさい / 後藤真英

2025年02月10日 | Weblog

2022/9/30放送

 「世の光」の時間です。今週は福井県のキリスト教会の牧師たちがこの時間、担当します。本日は福井県越前市にある日本基督教団武生(たけふ)教会牧師後藤真英(まさひで)がお届けします。

 テサロニケの信徒への手紙第一 5章16節を新共同訳の聖書でお読みします。

  「いつも喜んでいなさい」

 突然ですが、皆さんはいつも喜んで過ごしていますか? 笑顔でいますか? 
 私は2024年、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」の聖書のことばが与えられました。その初めのことば、「いつも喜んでいなさい」という神様のことばをご一緒に聞いていきたいと思います。

 私に2024年の初め、この聖書のことばが与えられましたが、私自身、表情がよく分かりづらいと言われるので、人と会う時いつも笑顔で、いつも喜んで歩んでいくことを大切にしたいと思わされました。
 
 そんなある時、「真英は真英なのだから。飾らない自然なあなたのままで良い」と、色々な方に言われました。私自身、装っているつもりはなかったのですが、このように言われたことで、どこか壁を作ってしまっていたのかも、装いがあったのかもしれない、と悩み祈っていました。
 そんな時、改めて「いつも喜んでいなさい」という聖書のことばが頭をよぎりました。

 「いつも喜んでいなさい」とは、無理した笑顔、仮面を被った顔、作った笑顔を求めているのではありません。何も力を張っていない笑顔。つまり心からの自然な笑顔、喜んでいる顔を神様は喜ばれています。

 しかし、いつも自然の笑顔、いつも喜んでいることが出来ないときもあります。人間の感情には喜怒哀楽があります。
 でも大丈夫です。どんな状況でもイエス・キリストはあなたを愛してくださっています。そして、支えて共にいて歩んでくださっています。どんなときでも一人ではありません。

 その神様がいつも共にいてくれると感じるのが「世の光」の時間であります。また、キリスト教会での礼拝です。是非お近くの教会にお越しください。


    ( PBA制作「世の光」 2022.9.30放送でのお話しより )


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■バビロンについての宣告② / 羽鳥頼和

2025年02月08日 | Weblog

2022/9/28放送

「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今日は旧約聖書イザヤ書14章からお話しします。
 
 14章は、バビロンについての神の宣告が語られています。
 バビロンとは、世界史では「新バビロニア」と言われている国のことです。実はイザヤ書の14章が語られる頃、イザヤ書を書いたイザヤは、バビロンのことをほとんど知らなかったはずです。
 ですから14章で語られていることは、神がイザヤに教えられたことなのです。神はイザヤに、アッシリアに続いてバビロンが強大になることを教えられました。

 実際にバビロンは強くなり、アッシリアを滅ぼし、南王国ユダをも滅ぼします。バビロンの王はそのユダの人々をバビロンに捕え移します。これがバビロン捕囚です。

 14章で語られていることは、そのバビロン捕囚後、バビロンが滅ぼされた時のことです。神はイスラエルの民を解放し、彼らを祖国ユダの地に帰らせてくださいます。

 実際に、バビロンはペルシャという国に滅ぼされ、ユダの人々はペルシャの王によって国を再建することを許可されるのです。

 それだけでなく、14章ではこの世の終わり、終末の時代に起こることも教えられています。

 その出来事とは、平和な神の国が建つという「神の国の福音」が世界中のすべての人々に語られてからキリストが再び来られて、平和な神の国が実現する、ということです。

 このようにイザヤ書で、これから起こる出来事をあらかじめ教えられた神は、このように語っておられます。
 「必ず、わたしの考えたとおりに事は成り、わたしの図ったとおりに成就する。」

 世界史をみると、神が語られた通りにバビロン捕囚とバビロンの滅亡とイスラエルの帰還と再建は本当に起こったことが分かります。
 ですから、これから起こると教えられている神の国は必ず建てられるのです。

 明日は日曜日です。必ずその通りになる神のことばを聞くために、ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。


    ( PBA制作「世の光」 2022.9.28放送でのお話しより )


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■バビロンについての宣告① / 羽鳥頼和

2025年02月07日 | Weblog

2022/9/27放送

 「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。

 今日は旧約聖書イザヤ書の13章からお話しします。13章には、バビロンへの神のさばきが語られています。

 バビロンとは、世界史では「新バビロニア」といわれている国のことです。実はイザヤ書を書いたイザヤはバビロンのことをほとんど知らなかったかもしれません。

 13章で語られていることは、神がイザヤに教えられたことなのです。神はイザヤに、アッシリアに続いて強大になるバビロンの行く末を教えられました。

 実際の歴史では、バビロンはアッシリアを滅ぼし、その後南王国ユダも滅ぼしてしまいます。そしてユダの人々はバビロンに捕え移されてしまいます。これがバビロン捕囚です。そしてイザヤ書13章では、そのバビロンも神の厳しいさばきによって滅ぼされることが預言されています。

「バビロン」という名称は聖書では、神に敵対して世界を支配する国家を指して用いられています。ですから13章では、バビロンが滅ぼされることだけでなく、「全世界を滅ぼす」といい、この世の終わりである終末に神がなさる最後の審判についても語られているのです。

 しかしそれだけではありません。神のさばきが語られた後に、「わたしは人を純金よりも尊くする」と神の救いが語られているのです。
 このことばは神の真意を表しています。神は人を滅ぼしたいのではありません。神が人を懲らしめるのは、その人に罪を教え、悔い改めさせ、何とか救いたいと思っておられるからなのです。

 イザヤ書43章で、神は同じことをこのようにも言われています。「恐れるな。わたしがあなたを贖ったのだ。」そう語ってから、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」とおっしゃっているのです。

 ここで言われている「贖い」とは、キリストの十字架によって成し遂げられました。キリストが人の罪をすべて負って死んでくださり贖いをしてくださったのです。

 ですから、私たちがどんなに罪に穢れていても、キリストの十字架による贖いを信じるなら、神は、「わたしの目には、あなたは高価で尊い」「愛している」とおっしゃってくださるのです。


    ( PBA制作「世の光」 2022.9.27放送でのお話しより )


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■神の国の讃美 / 羽鳥頼和

2025年02月06日 | Weblog

2022/9/26放送 

 「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今日は旧約聖書イザヤ書12章からお話します。

 12章には、神の国を建て上げてくださる神への感謝の賛美が語られています。この賛美は、実は私たちも賛美することができるのです。その理由をまずお話しします。

 イザヤ書に出てくる救い主であるメシアとはイエス・キリストのことです。そのキリストが治める国が神の国です。イエス・キリストは、神の国が建てられるという神の国の福音を人々に語られました。
 キリストは、戦争に勝利することによってではなく、ご自分が十字架につけられて罪人の代わりに死なれることによって、神の国に入ることができる道を備えて下さいました。
 ですから私たちもイザヤ書の12章の賛美をささげることができるのです。

 イザヤ書の賛美の内容はこのようなものです。
 「主よ、感謝します。あなたは私に怒られたのに、あなたの怒りは去り、私を慰めてくださったからです。」

 人の罪を怒られる正しい神は、キリストの十字架によって怒ることをやめて下さいました。それで、人は神の民とされて神の国に生きることができるのです。

 さらに賛美は
 「主に感謝せよ。その御名を呼び求めよ。そのみわざを、もろもろの民の中に知らせよ。」
 と歌います。

「そのみわざ」とは、救い主であるイエス・キリストによってなされる神の救いのことです。
「もろもろの民の中に知らせよ」とは、イスラエル以外の諸外国の人々にも神の国の福音を告げ知らせるようにということです。

 神はすべての国の人々にも救いを与え、ともに神の国に生きる者としようとされているのです。これが神の救いのみわざです。

「神の国は近づいた」と言われたイエス・キリストは、「神の国はあなた方のただ中にあります」とも言っておられます。
 ですから、キリストによって救われている者は、神の国に生きる者としてこの賛美を神にささげることができるのです。

「主よ、感謝します。あなたは私に怒られたのに、あなたの怒りは去り、私を慰めてくださったからです」(イザヤ12章1節)

「主をほめ歌え。主はすばらしいことをされた。これを全地に知らせよ」(イザヤ12章5節)

 

    ( PBA制作「世の光」 2022.9.26放送でのお話しより )


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■神の国の預言 / 羽鳥頼和

2025年02月05日 | Weblog

2022/9/25放送

 「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今日は旧約聖書イザヤ書の11章からお話しします。

 南北に分かれてしまったイスラエルは神の教えを守らず、自分勝手な礼拝をし、本当の神ではない外国の神々を拝む偶像礼拝も盛んに行っていました。

 この当時、アッシリアという国が勢力を伸ばし、そのイスラエルを滅ぼそうとしていました。

 イザヤ書はイスラエルを木々に例えて、イスラエルが滅ぼされることを「神が切り倒される」と語っています。

 そして11章では、神に切り倒された木の切り株の一部から新しい芽が出て、枝が生え、実を結ぶ、と語られています。
 この実を結ぶ「新しい芽」とは、イザヤ書9章で預言されていた「平和の君」と呼ばれる救い主メシアのことです。この救い主とは平和を実現する平和の王のことです。

 11章では、この平和の王である救い主がどんなお方であるか語っています。救い主には神の霊がとどまっています。そして、その霊によって救い主には、知恵と悟り、思慮と力があります。そうして救い主は、弱い者、貧しい者のために正義と公正を行うのです。

 次に、その救い主によって支配される国の様子が語られています。

「オオカミと子羊はともに寝そべり、ヒョウと子ヤギは一緒に遊ぶ。子牛と家畜はライオンとともにいて、そこに子どもたちが遊びに来る。熊もライオンも草やわらを食べる。子どもは平気でまむしの穴に手を入れる。」
 もう弱肉強食はなくなり、すべての生き物が仲良くでき、安心安全、平和がずっと続くというのです。

 さらにその国では、「主を知ることが、海をおおう水のように地に満ちる」というのです。

 この「主を知る」というのは、神がどんなお方であるかわかるということだけでなく、神と信頼関係をもつことができることを意味しています。

 11章で語られている救い主とはイエス・キリストのことであり、救い主の支配する国は「神の国」のことです。

 イエス・キリストを信じる人は、必ずこの神の国に生きることができるのです。


    ( PBA制作「世の光」 2022.9.25放送でのお話しより )


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